防犯カメラの種類完全ガイド|目的別の選び方と設置のポイント

防犯カメラ

更新日:

防犯カメラの種類やタイプが多すぎて、店舗やマンション、工事現場などにどの防犯カメラが合うかわからないと悩んでいませんか?防犯カメラは種類別の特徴を理解することで、選びやすくなります。

この記事では、防犯カメラを選ぶための4つの視点と、防犯カメラ選びの3ステップを解説します。自分の選ぶべき防犯カメラがわかるフローチャートも活用し、最適な防犯カメラと設置ポイントを学びましょう。

選ぶべき1台がわかる『防犯カメラの選び方ガイド』無料配布中>>

防犯カメラの種類を理解する4つの視点

図表【防犯カメラの種類を理解する4つの視点】

多種多様な防犯カメラの中から最適な1台を選ぶためには、以下の4つの視点からチェックしましょう。

  • 設置環境(屋内・屋外)
  • 形状・外観による分類
  • 録画の方式による分類
  • 機能面による分類

各視点については後の章で詳しく解説しますが、これら4つの視点から考えると、選ぶべき防犯カメラの特徴や性質を整理しやすくなります。

【設置環境で選ぶ】防犯カメラの種類

防犯カメラを屋内と屋外のどちらに設置するのかで、選ぶべき防犯カメラの性能は変化します。それぞれの設置環境に適したカメラの特徴を見ていきましょう。

屋内向け

オフィス内の写真

屋内の設置場所は、自宅や店舗、マンション、工場、学校などさまざまです。設置場所の具体例とカメラ位置は、以下が挙げられます。

設置場所
自宅玄関、勝手口、窓、リビングルーム
店舗・事務所出入口、レジ周り、キッチン、商品の陳列棚、倉庫
工場倉庫、電気室、重機の付近
集合住宅・マンションロビー、エレベーターホール、廊下、階段、ゴミ置き場
学校・病院など共用部、廊下、事務所

自宅に設置する場合、小さな子どもや高齢の家族の見守り、留守時の確認などが主な目的になります。撮影する対象者の顔を確認するためには、HD画質(1280×720ピクセル)以上の解像度が必要です。音声通話ができるカメラを選ぶと、子どもや家族と遠距離でもコミュニケーションをとることができます。

店舗や事務所での利用は、レジ付近の金銭トラブルや物品の盗難防止が主な目的になります。トラブル原因を撮影して証拠を残すため、できるだけ広い画角のカメラが適しています。また、倉庫などの品質管理エリアでは、動体検知機能付きカメラを設置すれば、人の動きがあった場合のみ自動で記録・通知されるため、膨大な映像から必要なシーンを素早く確認できます。

工場に関しては、精密機器や重機付近での安全管理、施設のセキュリティ確保が目的です。暗所でも人の動きが確認できるDay & Night機能搭載カメラや、広い作業エリアをカバーできる広角タイプが効果的です。

集合住宅やマンションでは、エントランスや駐車場などの共用部の安全管理が主な目的です。人物の識別に適したHD画質以上の解像度をもつカメラや、夜間でも鮮明に撮影できるDay & Night機能搭載カメラが推奨されます。

学校や病院などの公共施設では、来訪者の確認や施設の安全管理のため、出入口や共用スペースにカメラを設置すると効果的です。複数のカメラ映像を一元管理できるシステムも便利です。ただし公共の場所であるため、プライバシーに配慮して設置場所を選ぶことが必要になります。

防犯カメラとプライバシーの関係については以下の記事で解説しています。

屋外向け

建設現場:資材置き場の写真

屋外の設置場所は、工事現場や建設現場、店舗や事務所の入口、駐車場などが挙げられます。設置場所の具体例とカメラ位置は、以下が挙げられます。

設置場所
建物周辺正面玄関、裏口、建物の角
店舗・事務所入口上部、駐車場、搬入口
建設・工事現場資材置き場、工事フェンスの上部
駐車場入口ゲート、車路、駐車区画

建物周辺のセキュリティには、夜間でも鮮明に撮影できるDay & Night機能搭載カメラが有効です。店舗・事務所の入り口では、強い日差しと建物内の暗さの明暗差に対応するWDR(ワイド・ダイナミック・レンジ)機能付きが便利です。また、建設・工事現場では広範囲をカバーできる広角レンズ搭載モデルや、工事の進捗を短時間のコマ送り映像で確認できるタイムラプス機能が役立ちます。

屋外向けの防犯カメラには、雨風や砂埃に耐えて故障を防ぐため防水・防塵性能が必須です。IP(International Protection)規格は、防水・防塵性能を示す国際規格で、IPの後には2つの数字が続きます。前の数字が防塵性能(0〜6段階)、後ろの数字が防水性能(0〜8段階)を示しており、IP66であれば防水・防塵ともに6等級となります。数字が大きいほどに高い保護性能を持ちます。

屋外で長期間使用する防犯カメラであれば、最低でもIP66程度の防水・防塵性能が搭載されたモデルを選びましょう。以下が屋外での使用に推奨されるIPの等級例です。

保護等級防塵の内容防水の内容
5粉塵の侵入を制限し、機器の動作に支障をきたす量は入らないあらゆる方向からの噴水流による有害な影響がない
6粉塵が内部に入らないあらゆる方向からの強い噴水流による有害な影響が出ない
7一時的に一定の水圧(水深)で水没しても内部に浸水しない
8継続的に水没しても内部に浸水しない

▼カメラのIP規格については、以下の記事で詳しく解説しています。

【形状で選ぶ】防犯カメラの種類

防犯カメラの形状は、見た目の印象だけでなく、設置場所との調和や機能性を最大限に活かすうえで重要なポイントです。

防犯カメラは形状によって主に以下の4種類に分類されます。

  • バレット型
  • ボックス型
  • ドーム型
  • 置き型

それぞれの特徴や、適した環境への使い方を確認していきましょう。

バレット型

防犯カメラ:バレット型

弾丸のような細長い形状をしていることからバレット型、または筒型と呼ばれるカメラです。

バレット型は目立ちやすいデザインのため、不審者に対する威圧効果が期待できるカメラです。ただし、一般の来訪者に対しても威圧感を与えてしまう可能性がある点や、建物のデザインに馴染みにくい点も考慮する必要があります。

バレット型の多くは防水・防塵性能を備えていることから、屋外で主に使われ、建設・工事現場や事務所の入口、駐車場や建物の外周などの場所に向いています。カメラの向きから撮影方向がわかりやすいため、特定の場所を重点的に確認したい場合に効果的です。

より詳細なバレット型カメラの特徴は以下で確認できます。あわせてご確認ください。

ボックス型

防犯カメラ:ボックス型

ハンディカムのような見た目をしており、箱からレンズが飛び出している形状のカメラです。バレット型と同じく取り扱われるケースもありますが、最大の違いはレンズが交換できる点にあります。

一眼レフカメラのように、撮影したい対象に応じてレンズを選べるため、広角レンズや望遠レンズに付け替えることでさまざまな対象を撮影できる点がメリットです。

レンズが飛び出しているため屋外の使用に向かない点には注意が必要です。ただし、専用の防水ハウジング(レンズを保護するカバー)を取り付ければ屋外でも使用することが可能です。

搭載されている防犯カメラのレンズの種類によって、撮影できる画角や適切な用途があるため、気になる方はこちらをお読みください。

ドーム型

防犯カメラ:ドーム型

半球体のドーム状になっているカメラです。丸みを帯びた形状であり、カメラレンズがどこを向いているかわかりづらい点から、威圧感を与えにくいのがメリットになります。

利用客が常時来店する飲食店や小売店、従業員がいるオフィスなど、空間の安心感を損ないたくない場所に向いていることから、さまざまな場所に採用されています。

天井からビスやネジで留められる点や、広角に撮影できる機能面にも優れています。全方向を1台で撮影できるレンズを搭載した360度防犯カメラもあります。

ドーム型防犯カメラのメリットや導入事例について詳しく知りたい方は、こちらを参考にしてください。

置き型

防犯カメラ:置き型

棚や机の上にポン置きで使えるタイプの防犯カメラです。来客の多い店舗などでは、防犯カメラの存在感が強すぎると景観や雰囲気を損ねてしまうため、存在をアピールしすぎない小さめな置き型カメラがおすすめです。

特別な工事や設置部品が必要ない点も強みになります。防犯カメラを急いで準備したい場合、設置工事を待たずにすぐ設置できます。オフィスの受付や店舗のレジ周りなど、簡単に移動できる利便性を活かせる場所に適しています。

置き型防犯カメラの詳細や導入事例は、こちらの記事をご覧ください。

【録画方式で選ぶ】防犯カメラの種類

録画方式の違いは、データの安全性やランニングコストなどに関わるため、長期的に防犯カメラを運用するうえで慎重に選ぶべきポイントです。

防犯カメラの録画方式は、以下の3つが挙げられます。

  • HDD録画方式
  • SDカード録画方式
  • クラウド録画方式

それぞれ詳しく解説します。

HDD録画方式

HDD録画方式は、外付けHDDを使用するタイプと内蔵HDDを使用するタイプの2種類があります。

外付けHDD

撮影した映像を外付けHDDに保存する一般的な録画方式です。

クラウド録画と違い、インターネットの回線を経由せず映像データをレコーダー内のハードディスクに直接記録するため、通信環境に左右されない点が強みです。また、クラウドを使用する際の月額使用料がかからないため、ランニングコストの面では優れています。

しかし、レコーダーを用意するために初期費用が必要になり、長時間の録画データを保存する際は大容量のHDDが高額な場合があるため、結局のところコスト面での負担が大きくなることがあると言えます。また、レコーダー本体の盗難や災害によって映像データが失われるリスクにも注意が必要です。

内蔵HDD

内蔵HDDとは、カメラ本体とHDDが一体になっている、HDD内蔵型カメラで録画する方式です。

基本的にメリットは外付けHDDと同じであるものの、外付けHDDと異なるのは、カメラとHDDが一体になっていることで購入費用を抑えやすくなる点です。

ただし、カメラ本体が盗難された場合は、録画された映像データも同時に失われてしまうため、カメラ自体を物理的に保護する対策が重要になります。

SDカード録画方式

カメラ本体に搭載されたスロットに、SDカードを挿入して録画する方式です。

SDカードは家電量販店などで手に入れやすく、HDD録画のような専用レコーダーや複雑な配線工事も必要ないため、初期費用を抑えられるメリットがあります。ただし、HDDと比べて保存容量が限られることや、カメラ本体またはSDカード自体が盗難された場合にすべての記録が失われるリスクがある点はデメリットです。

高画質な映像データは容量が大きいため、SDカード対応の防犯カメラは補助的なものとして利用するか、家庭用として利用するのがおすすめです。

SDカード対応の防犯カメラについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

クラウド録画方式

撮影した映像をクラウドサーバー上に保存する方式です。

インターネット上の専用サーバーに保存するため、遠隔からのアクセスが可能で、レコーダーの故障や盗難に関係なく、映像データを確実に保管できます。

近年は、録画した映像を業務効率化や技術継承に活かすための活用もみられます。スマートフォンやパソコンがあれば、リアルタイムの映像を手軽に確認できるため、従来のHDD録画からクラウド録画に切り替える企業や自治体も存在します。

クラウド録画の導入には安定したインターネット回線と、月額の利用料金が発生します。また、インターネット障害が発生した場合の録画データ損失リスク、長期利用時の累積コストも考慮する必要があります。導入を検討する際は、コストとメリットの両面からクラウド録画方式の防犯カメラ導入を判断しましょう。

クラウド型防犯カメラについては、詳しくはこちらの記事で詳しく解説しています。

【機能別で選ぶ】防犯カメラの種類

近年の防犯カメラは多様な機能を搭載しています。ここでは、特に重要な6つの機能を紹介します。

  • 基本撮影機能
    • Day & Night機能
    • WDR(ワイド・ダイナミック・レンジ)
  • 通知・記録機能
    • 検知通知
    • タイムラプス
  • コミュニケーション・表示機能
    • トークバック
    • マルチビューアー

これらの他にも様々な機能がありますが、まずは上記の基本的な機能からご自身の環境に必要なものを選びましょう。防犯カメラを導入したい場面をイメージし、必要な機能を洗い出すことが大切です。

Day & Night機能

Day & Night機能

Day & Night機能とは、周囲の明るさを自動で判別し、昼夜を問わずクリアな映像を撮影できる機能のことです。日中はカラーで撮影されるため、人物の髪色や服装など細かな情報まで収集できます。

ノイズが発生しやすい夜間は白黒撮影に切り替わり、少ないノイズで鮮明な映像が撮影されます。多くのカメラでは赤外線LEDを使用して暗闇でも物体を照らし出す仕組みになっており、人間の目には見えない赤外線の光で撮影対象を確認します。

Day & Night機能搭載の防犯カメラは1台で日中と夜間に対応できるため、24時間録画を行いたい場合に適しています。

WDR(ワイド・ダイナミック・レンジ)

wdr機能

WDRは逆光でも映像の白飛びや黒つぶれをなくし、鮮明に映し出すための映像補正技術です。

通常のカメラで明るい屋外に面した入口を内側から撮影すると、背景の光が強すぎるために、入ってくる人物の顔は真っ黒な影のようにしか映りません。WDR機能は、明るい部分と暗い部分をデジタル処理で瞬時に合成することで、鮮明な画像として再現します

ガラス張りの店舗やオフィスの入り口、日中の光が差し込む工場の搬入口などには必須の機能です。

検知通知

検知通知の画面

検知通知は、人や物の動き、不可解な音を検知した際に管理者へ通知を送る機能です。通知は主に、動体検知(モーション検知)と音声検知の2種類があります。

動体検知は、カメラの撮影範囲内で人や物などの動きがあった場合だけを自動で記録し、管理者に通知する機能です。

動体検知機能があれば、膨大なデータの中から目的の場面を探す手間が楽になり、データ容量の節約にもつながります。最近はAI技術を活用し、動いている人だけを検知する人検知機能も登場し、活用が進んでいます。

人検知

音声検知は、カメラに内蔵されたマイクが音を捉えた際に、録画を開始したり通知を送ったりする機能です。

侵入や破壊行為は、犯人の姿が映像に映る前に、まず音として現れるケースが一般的であるため、事件の予兆を捉えるのに役立ちます。カメラの死角で起こった出来事を通知として知らせることで、防犯カメラを補完し、強固なセキュリティ体制の構築が可能です。

それぞれ下記で詳しく解説しているので、気になる方は参考にしてみてください。


タイムラプス

タイムラプス機能とは、一定間隔で撮影した静止画をつなぎ合わせ、短時間のコマ送り映像を作成する機能のことです。

主に建設業で活用され、工事の進捗状況を数週間・数カ月単位で短時間に確認できます。また、製造業では生産ライン確認、環境分野では長期的な自然変化の観察など、長時間のプロセスを効率的に記録・確認する際に活用されています。

トークバック

双方向通話

トークバックは、カメラに内蔵されたマイクとスピーカーを通じて、遠隔地から現場へリアルタイムに音声を届けられる機能です。セーフィーのスピーカー機能付きカメラでは、専用アプリを介して、カメラ側に向けて音声を300秒間出力することが可能です。

カメラ側へ声を届ける機能があれば、敷地の入口に滞在している人に対して直接声をかけて注意を促したり、現場のスタッフへ簡単な指示を伝えたりすることができます。

マルチビューアー

マルチビューアーの画像

マルチビューアーとは、複数のカメラ映像を同時に確認できる機能のことです。セーフィーの専用アプリでは、カスタマイズ機能により、好きな順番にカメラを並べる、特定のカメラだけ確認するといったことも可能です。

この機能は特に複数のカメラを設置している施設や店舗で有用です。ライブ映像確認時の切り替え操作を減らし、業務効率を向上させます。緊急時などで複数のカメラを同時に確認したい場合にも役立ちます。

最適な防犯カメラを選ぶ3STEPを解説

防犯カメラの種類の知識を元に、実際に自分が利用したい場面で、適したカメラを選ぶための具体的な3ステップを解説します。

各ステップでは、セーフィーの担当者が日々行っている具体的なアドバイスも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

  • STEP1:設置する場所と目的を決める
  • STEP2:カメラの形状と録画方式を決める
  • STEP3:必要な機能を決める

ステップに沿って検討を進めることで、考えが整理され、業者への相談や見積もりの依頼もスムーズになります。何から考えればよいかわからない方は、ぜひ参考にしてください。

STEP1:設置する目的と場所を決める

防犯カメラを選ぶ際の最初のステップは、何のために、どこにカメラを設置したいのかを明確にすることです。

目的が曖昧なままでは、オーバースペックで高価すぎるカメラを選んでしまったり、肝心な機能が足りず、役に立たないという導入後の失敗につながります。カメラを設置する目的と想定される撮影場所をリストアップしておきましょう。

セーフィー担当者からのヒント
セーフィー担当者が、目的と設置場所の決定時に重視しているポイントをご紹介します。

「屋内or屋外、天井設置or簡単設置、ネットワーク環境の有無などを確認します」
「何を写したいのか、目的を確定させることで適切な設置場所が見えてきます」
「今後の拡張性やAI活用の可能性も含めて提案するようにしています」

STEP2:カメラの形状と録画方式を選ぶ

目的と場所が定まったら、次のステップとして「カメラの形状」と「録画データの保存方法」を選択します。

不法侵入を防ぎたい場合は、威圧感のあるカメラが適しているのでバレット型、侵入者の証拠映像を損失することなく保存したい場合はクラウド録画が適しています。

セーフィー担当者からのヒント
セーフィー担当者が、カメラの形状と録画方式の選択時に重視しているポイントをご紹介します。

「屋外なら、設置ハードルの低さ(※)から基本的にバレット型を検討します」
「防犯なのかマーケティングなのかを確認して形状を提案しています」
「防犯の側面で考えると、録画期間は30~60日程度を推奨しています」

※バレット型カメラは壁や柱に直接取り付けられ方向調整も容易なため、屋外での設置作業が比較的簡単です。一方、ドーム型は主に天井設置のため、屋外では適切な設置場所が限られることがあります。

STEP3:必要な機能を決める

カメラの形状と録画方式が決まったら、最後は必要な機能が備わったモデルを選択します。

多くの機能を備えたモデルは高額な場合が多く、長期的な使用を考えるとコスト面も気になります。多くの機能を備えていてもすべて使うわけではないため、必要十分な機能を備えたモデルの選定が必要です。

夜間を撮影する場合はDay & Night機能、逆光が気になるならWDRなど最低限必要な機能を挙げておき、予算内で最大限の効果を発揮するカメラを選ぶのが、賢い防犯カメラ導入の重要なポイントです。

セーフィー担当者からのヒント
セーフィー担当者が、必要な機能を決める際に重視しているポイントをご紹介します。

「用途・運用の理想的な形をヒアリングし、そこに合わせた機能を選定します」
「防犯に限定する場合は、Day & Night機能を必須条件とします」
「レジ周り等、重要箇所を確認したい場合はPTZ機能(※)が効果的です」

※PTZ機能:「パン・チルト・ズーム」の頭文字をとったもので、カメラの向きや倍率を遠隔操作できる機能のこと。

防犯カメラ選びに役立つフローチャート

防犯カメラは種類が多く、選び方のポイントも様々です。そこでセーフィーでは、当社が提供しているクラウド型防犯カメラの中から、ご自身の環境や目的に合うタイプを直感的に選べるフローチャートをご用意しました。

防犯カメラ選びのフローチャート

このフローチャートに表示されるすべての機種は、クラウド録画に対応した防犯カメラです。インターネット環境があれば、スマートフォンやパソコンからいつでもどこでも映像を確認できる利便性が特徴です。

選ぶべき1台がわかる『防犯カメラの選び方ガイド』無料配布中>>

特殊な環境での設置や、どの防犯カメラが良いか判断に迷う場合は、ぜひお問い合わせください。また、上記ラインナップとは異なるレンタル向けのカメラもご用意していますので、気になる方はご相談ください。

法人向けご相談予約フォームはこちら

防犯カメラ選びでよくある失敗3選

屋外用ドーム型カメラを設置している写真

最後に、防犯カメラ選びで多くの人が陥りがちなよくある失敗例を3つご紹介します。

最新のカメラを選んでも、ポイントを外してしまうと性能を十分に発揮できません。設置する前に失敗例を確認し、よくあるミスに陥らないよう学びましょう。

失敗1:画質が悪くて対象の特定ができなかった

防犯カメラ選びで多い失敗のひとつが、コストを最優先するあまり低画質のカメラを選んでしまい、何が起きているのかを識別できないケースです。

映像が不鮮明で、映っている人物や物の様子がはっきり確認できなければ、状況を正確に把握できず、防犯カメラとしての本来の役割を果たせません。

特に法人向け防犯カメラでは、HD画質(1280×720ピクセル、約100万画素)以上を備えたモデルがあると安心です。

失敗2:夜間に真っ暗で映らなかった

夜間撮影に対応していないカメラを選んでしまい、まったく映像が記録されていなかったというケースも失敗例のひとつです。

犯罪の多くは、人目につきにくい夜間に行われるため、夜間に撮影できなければセキュリティシステムが機能しないことになります。

屋外や夜間に消灯する倉庫やオフィスなどの場所に設置する際は、Day & Night機能(赤外線LED搭載の夜間撮影機能)付きのカメラを選ぶようにしてください。

失敗3:設置位置や角度を間違えてしまった

高性能なカメラを選定したにもかかわらず、設置する位置や撮影する角度が不適切だったために、重要な場所や対象が映像に映っていないという失敗も多く見られます。

優れたカメラでも、レンズが向いている範囲しか撮影することはできません。カメラ位置は高さ2.5メートル程度の人の手が届きにくいところが適切です。高すぎると撮影対象が小さく映り、詳細な識別が難しくなります。

角度については、基本的に下向きにして設置し、室内の場合は奥から入口方向に向けるのが効果的です。ただし逆光が問題になる場合は、入口から奥に向けて設置するか、WDR機能を搭載したカメラを選ぶと良いでしょう。

専門業者による現地調査のうえで位置を決定するのが確実ですが、ご自身で設置する場合は、仮設置してスマートフォンなどで映像を確認してから本設置するなどの方法も効果的です。

まとめ|目的に合った防犯カメラを選ぼう 

防犯カメラの種類や選ぶポイントは幅広く、条件によって適した防犯カメラは変化します。まずはご自身が防犯カメラを設置したい場所や目的を明確にしましょう。その後、形状や録画方式を決定し、必要な機能をもとに最適なカメラを選択してみてください。

自分で選ぶのに迷いがある方は、専門家への相談も効果的です。クラウド型カメラを提供するセーフィーでは、法人向けご相談予約フォームや、お問い合わせフォームをご用意しています。最適な防犯カメラの設置位置など、ご質問・ご相談は以下のボタンからお気軽にセーフィーへお問い合わせください。

法人向けご相談予約フォームはこちら

防犯カメラ選び方ガイド
選ぶべき1台がわかる
防犯カメラ選び方ガイド
防犯カメラを選ぶ際に注意すべき5つのポイントと、おすすめの防犯カメラをご紹介します。

※顧客や従業員、その他の生活者など人が写り込む画角での防犯カメラの設置・運用開始には、個人情報保護法等の関係法令の遵守に加え、写り込む人々、写り込む可能性のある人々のプライバシーへの配慮が求められます。防犯カメラとプライバシーの関係については、こちらの記事で詳しく解説しています。
  ▶「防犯カメラとプライバシーの関係。事業者が注意すべき設置のポイント
※カメラの設置に際しては、利用目的の通知を適切に行うとともに、映像の目的外利用を決して行わないことが求められます。適切なデータの取り扱いについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
  ▶「カメラ画像の取り扱いについて
※ セーフィーは「セーフィー データ憲章」に基づき、カメラの利用目的別通知の必要性から、設置事業者への依頼や運用整備を逐次行っております。
※当社は、本ウェブサイトの正確性、完全性、的確性、信頼性等につきまして細心の注意を払っておりますが、いかなる保証をするものではありません。そのため、当社は本ウェブサイトまたは本ウェブサイト掲載の情報の利用によって利用者等に何らかの損害が発生したとしても、かかる損害については一切の責任を負いません。

Pick Up