防犯カメラの動体検知(モーション検知)の仕組み!通知・常時録画のメリット

どこで使う?防犯カメラの動体検知機能について

防犯カメラには様々なオプション機能があります。
その中でも人気の機能の一つが、動体検知機能です。

人気の理由はそのメリットの大きさにあります。
今回は、防犯カメラの動体検知機能と利用した方が良いシーンについて解説いたします。

そもそも動体検知機能とは?

防犯カメラにおける動体検知機能とは、動くものに反応して撮影を開始する機能を指します。
仕組みとしては、画像のデータ容量差で判別するタイプと人感センサーで判別するタイプの2種類があります。

画像のデータ容量差で判別するタイプ

映像は静止画像の連続です。静止画像をパラパラ漫画のように連続で映すことによって、動いているように見せています。
その1枚1枚の静止画像は、映っている内容によってデータ容量が変わります。

たとえば誰も映っていないオフィスの一角を映している画像と、その一角に人が立っている画像とでは、データ容量が大きく変わるのです。
そのデータ容量の差で動体を検知するのが、このタイプです。

人感センサーで判別するタイプ

お手洗いの自動洗浄や、玄関などによく利用されている自動で点くライトなどにも使われている「人感センサー」を利用する方法です。
人感センサーとは人から発されている温度などを検知するセンサーで、そのセンサーが反応すると映像の記録が開始されます。

温度を持っている物体を検知すると作動しますので、人間でない温度を持つ動物にも反応します。
画像のデータ容量差で判別するタイプと比べるとあまり検知距離は長くないのが一般的です。

動体検知機能のメリット・デメリット

動体検知機能は、防犯カメラにとってはオプション機能です。
ではどういった場合に動体検知機能付きの防犯カメラを選択した方が良いのでしょうか。
まずはそれを考えるための要素となる、動体検知機能のメリット・デメリットをご紹介しましょう。

動体検知機能のメリット

(1)膨大な映像データを確認する時間を節約できる

たとえばその日1日何も異常がなかったかを確認したい場合、常に撮影している防犯カメラだと1日分の映像を振り返らなければなりません。
動体検知機能を設定している防犯カメラで撮影していれば、動体を検知していない部分、つまり何も動きがない部分は撮影されていませんので、内容を確認するための時間を節約できます。

(2)レコーダーに映像を記録する場合、ハードディスクの容量を節約できる

映像のデータサイズは大きく、常に撮影している防犯カメラだと、すぐにハードディスクがいっぱいになってしまいます。
動体検知機能を設定している防犯カメラであれば、撮影時間を短くすることができるため、より長い期間映像を保存しておくことが可能です。

動体検知機能のデメリット

(1)撮影開始までにタイムラグがある

多くの場合、動体を検知してから、数秒後に撮影が開始されます。
撮影が開始されているものの何も映っていなかった、という場合は、すでに通り過ぎた後である可能性が高いです。
そのタイムラグのせいで、まさに映してほしかった瞬間が映っていない、なんてこともありえます。

(2)動体検知機能に不具合が起きていると作動しない

当然のことではありますが、動体検知機能に不具合が起きていれば、人が通っても撮影が開始されません。
防犯カメラが犯行の瞬間を撮影できていないというのは致命的です。
防犯目的で設置している防犯カメラで動体検知機能を利用する場合は、定期的なメンテナンスと動作確認が必須でしょう。

「あまり動きがない場所」は動体検知機能が設定された防犯カメラ向き

動きがあった場合のみ記録してくれる動体検知機能が設定された防犯カメラは、たとえば閉店後の店舗や、人の出入りが少ない倉庫などで活躍してくれます。

家庭で利用する防犯カメラであれば、駐車場の防犯用やペットの見守り用などにもおすすめです。
逆に動体検知機能が向かないシーンは、開店中の店内や店先といった人が頻繁に動く場所です。

結果として常時撮影し続けることになりますので、動体検知機能を設定する必要はないと言えます。

常時録画しながら動体検知の通知がくるカメラ

動体検知は動くものに反応して撮影を開始する機能だと紹介してきましたが、最近では、動体検知機能が働いた瞬間にスマートフォンなどのデバイスに通知がくる防犯カメラもあります。

その中でも、弊社セーフィーが提供するクラウド録画の防犯カメラでは、「常時録画」をしながら、動体を検知したら通知をしたり、検知箇所に自動的にフラグ付けをすることが可能です。

常時録画+動体検知による通知機能のメリット

この機能により、以下のメリットがあります。

・録画映像の振り返り時に、フラグが付いた箇所(動体検知した箇所)だけを確認すればよいため、確認の手間がかからない
・録画データはクラウドに保存するため、録画用レコーダーが不要で、レコーダーの容量を気にする必要がない

なお、常時録画のため、「動体検知機能のデメリット」でご紹介した「撮影開始までにタイムラグがある」「動体検知機能に不具合が起きていると作動しない」も解消できます。

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まとめ

動体検知機能についてご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか?
動体検知で録画を開始する防犯カメラのメリット・デメリットを おさらい しておきましょう。

・メリットは、「膨大な映像データを確認する時間を節約できる」「レコーダーに映像を記録する場合、ハードディスクの容量を節約できる」
・デメリットは、「撮影開始までにタイムラグがある」「動体検知機能に不具合が起きていると作動しない」

また、常時録画しながら動体検知の通知がくるカメラに関して、ご質問がございましたら、以下のお問い合わせフォームから、お気軽にお問い合わせください。

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