
広範囲を写せる防犯カメラでも、物陰があると死角ができるため、安全性を向上させるには複数の防犯カメラを設置して撮影する必要があります。防犯カメラを複数設置している場合は、1画面ですべてのカメラ映像を同時に表示できると見守り・遠隔確認を効率化できます。
この記事では、防犯カメラの画面分割機能の仕組みや画面分割の代表的な表示パターンを解説します。
画面分割機能とは?

画面分割機能とは、1つのモニター画面に、複数のカメラで撮影した映像を同時に表示する機能です。1画面で複数の映像を確認できるため、効率的に広範囲を確認できます。
同時に表示できる画面数は、モニターの画面サイズや機種によって異なります。画面表示の大きさや表示画面の並び替え、表示する画面数は、設定を変更して切り替えることが可能です。
画面分割機能は、リアルタイムの映像を1つの画面上で見られるため、防犯目的以外にも利用できます。例えば、複数の倉庫や店舗など離れた場所の遠隔確認が可能になり、在庫や従業員の動きを確認して、適切な指示やサポート、管理を行うなどの業務改善が実現できます。
画面分割の代表的なパターン

画面分割は、2×2、3×3、4×4など、縦列と横列の分割数が同じパターンが代表的です。カメラ映像の縦横比率はモニター画面の縦横比とほぼ変わらないため、縦横同じパターンが多く見られます。
機種によっては6分割や8分割など通常とは異なる分割数が用意されていて、モニターの種類や大きさに関係なく表示切替えができるものもあります。変則的な画面分割例は、1台のカメラ映像が大きく表示され、それ以外のカメラ映像は小さく表示されるパターンです。現場を複数カメラの映像で確認しながら、注意が必要な映像を大きく表示できるのが、変則分割方式のメリットです。
1画面に一括表示できる上限数は、機種によって異なります。防犯カメラを多数設置する場合は、すべてのカメラ映像を効率良く確認できるように、最大画面分割数も確認しておきましょう。
ネットワークカメラなら画面分割器は必要ない

従来のアナログ防犯カメラで画面分割を導入するには、画面分割器を購入する必要がありました。しかし、近年防犯カメラの主流になっているネットワークカメラは、画面分割機能を標準搭載しているため、分割器の購入は不要です。
ネットワークカメラは、カメラ1台に1つのIPアドレスがあるため「IPカメラ」と呼ばれることもあります。撮影した映像はネットワーク回線を通して送信され、離れた場所でもリアルタイムでパソコンやスマートフォンなどで映像を確認できるのが特徴です。複数のカメラも一括で管理できます。
さらに、クラウド型のネットワークカメラならクラウド上に映像が保存されるため、レコーダーも不要です。クラウドを利用するための月々の利用料金が発生しますが、レコーダーを購入する初期費用やメンテナンス費はかかりません。
Safieは最大48映像の同時表示が可能
Safie(セーフィー)の防犯カメラ映像は、1つのモニター画面で最大48映像を同時に表示可能です。複数のカメラ映像が一度に確認できるため、離れた場所からでも広範囲の状況チェックが可能になります。
マルチビューアー機能を標準搭載
Safieのカメラは、複数のカメラの映像を同時に表示できるマルチビューアー機能が標準搭載されています。この機能を使用すると、使用しているすべてのカメラが撮影した映像を、1つの画面で同時に表示することが可能です。マルチビューアーで閲覧している際は、カメラの映像はそれぞれ1秒間で1枚ずつ更新されます。
マルチビューアー機能を利用して、1つの画面のなかで特定のカメラ映像のみ表示したい、好きな順番でカメラ映像を並べたい場合は、ダッシュボード機能を使用します。ダッシュボードは自分の好みに合う表示方法を組み合わせて、閲覧目的に合うようにアレンジできる機能です。
マルチビューアー機能の使い方
マルチビューアー機能の使い方をアプリごとに説明します。
Safie Viewerの場合
- Safie Viewerにログインし、Safie Appsにカーソルを合わせる
- 「マルチビューアー」をクリックすると、現在契約しているカメラのマルチビューアーが表示される
モバイルアプリの場合
<iOS(iPhone/iPad)Android ver3.0.0版以降>
- カメラ一覧から、画面右上の「表示切り替えアイコン」をタップ
- 希望の表示方法と、リアルタイム更新ON/OFFを選択
- マルチビューアーが表示される
リアルタイム更新をONにすると、1秒に1コマずつ映像が表示可能になります。
モバイルアプリの場合
<iOS(iPhone/iPad)ver1.8.5版/Android ver2.3.21版>
- カメラ一覧から、画面右上の「三本線アイコン」をタップ
- 設定画面の「カメラ一覧-表示方法」をタップ
- アプリ設定画面から、「マルチビューアーを使用」をタップ
- 「カメラ一覧」へ戻り、表示がマルチビューアーになったことを確認する
- 映像の表示数を変更する場合は、カメラ一覧画面右下の数字をタップ
- 表示したい数列を選択する
- カメラ一覧画面右下の表示数列が変わったことを確認する
映像活用の方法についてさらに詳しく知りたいなら
Safieでは、マルチビューアー機能で利用できるダッシュボードの作り方について、今すぐ視聴できるウェブセミナーを開催しています。防犯カメラで撮影した映像の詳しい活用方法を知りたい方や、ダッシュボード機能を今よりも効果的に活用したい方、複数の防犯カメラを導入していて映像の閲覧を1画面で効率的にしたい方におすすめの講座です。
ウェブセミナーはオンデマンド配信のため、フォームに必要事項を入力するだけですぐに視聴可能です。動画は20分ほどで、ダッシュボード機能の紹介、操作画面を使用したデモンストレーション、主要なウィジェットを紹介します。セミナーを視聴すれば、防犯カメラ映像をより効率的に管理できるようになるはずです。
その他のSafieカメラの特徴
マルチビューアー機能以外の、Safieの防犯カメラの特徴をいくつかご紹介します。
HD × 最大30fpsの高画質映像
Safieの防犯カメラは100万画素のHD画質のため、映像が鮮明です。人の動きもなめらかで違和感がなく、テレビと同じような自然な映像を確認できます。
強固なセキュリティ
Safieの防犯カメラで撮影された映像は、インターネットを通じてクラウドに保存されます。セキュリティに不安がある方もいるかもしれませんが、録画したデータや防犯カメラが利用するネットワーク通信は暗号化されており、安心して使用できます。
レコーダーが不要
Safieはクラウド録画サービスを提供しているため、HDDなどレコーダーが不要です。レコーダーの買い替えやメンテナンスの必要がなくなり、ランニングコストを削減できます。
Safieのカメラについて興味がある方は、以下のリンクからお気軽にお問い合わせください。