失敗しない防犯カメラの選び方4ステップをプロが伝授!

プロが教える!失敗しない防犯カメラの選び方

防犯カメラを購入する場合、設置目的や設置場所に合ったカメラを選びたいですよね。とはいっても防犯カメラの種類は多く、搭載されている機能も豊富なことから、何を基準にカメラを選んだらいいのか、分からなくなってしまうことはないでしょうか。

そこで今回は基本的な防犯カメラの選び方4ステップと、店舗全景・出入口・屋外を撮影する場合の、おすすめの選び方をご紹介します。

Safie One

録画機器の購入・メンテナンス不要
インターネット経由でクラウド保存できるカメラ

防犯カメラ選びで失敗しないための注意点6つ

ここからは、防犯カメラ選びを失敗しないために、特に注意するポイントをお伝えします。

(1)録画時間に注意

防犯カメラを取り付ける一番の目的は、トラブルが発生したタイミングなどに確認したい情報を残すことです。

しかし、いざ録画を確認したときに、肝心な部分が消えてしまっていては元も子もありません。そのため、最適な録画時間や保存期間を検討し、カメラが何時間まで録画できるかどうかは必ず把握するようにしましょう。

(2)屋外に取り付けるときはIP規格に注意

IP規格とは、国際電気標準化会議にて定められた日本工業規格でも採用されている、電子機器の防水・防塵の規格を指します。IP00~IP68という表示で対応規格を示し、10の位が防塵、1の位が防水の指標です。屋外に取り付ける防犯カメラの推奨はIP66以上です。

IP66を下回る場合は、雨や埃によって故障してしまう可能性があるため、屋外用の防犯カメラを購入するときは、IP規格を必ず確認しましょう。

(3)暗いところを撮影するときは搭載機能に注意

夜間や暗い場所を撮影したいときは、赤外線照射機能、もしくはWDR機能が搭載された防犯カメラを選びましょう。窓のない室内や街灯のない屋外など、光の届かない真っ暗な環境を撮影する場合は、赤外線照射機能が付いている防犯カメラをおすすめします。

(4)防犯カメラの画角に注意

防犯カメラは一度固定すると、外すまでは画角の調整ができなくなります。防犯カメラを設置する際は、撮影範囲を必ず確認してから取り付けましょう。

PTZ機能が搭載された防犯カメラは、取り付けた後もレンズを遠隔操作することができます。PTZ機能は、防犯カメラ1台で広いスペースを撮影したいときや、ズーム撮影したい場所があるときにおすすめです。

▼PTZカメラの概要や機能についてはこちら

(5)逆光に注意

カメラレンズに日光が差す時間帯がある、蛍光灯の近くに防犯カメラを設置するなどの理由で、撮影中に逆光になってしまう場合があります。そうなると画面が白飛びしてしまい、映像が役に立たなくなってしまいます。そのような場所に設置する場合は、逆光補正機能があり明るいところと暗いところが混在する映像も鮮明に撮影できる、WDR機能が搭載された防犯カメラを導入しましょう。

(6)出入口に取り付けるときの注意

出入口は、出入りする人の顔を撮影するときに選ばれる設置位置です。しかし、取り付ける位置を気を付けないと、後頭部ばかり撮影してしまう可能性があります。顔をしっかりと撮影するには、出入口の扉にカメラレンズが遮られない場所に設置しましょう。

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防犯カメラの種類

防犯カメラには、いくつかの種類があります。代表的なものは「ボックス型」と「ドーム型」です。種類によって特徴や利用シーンにどのような違いがあるのか、詳しく見ていきましょう。

ボックス型

ボックス型は、その名のとおり四角い形状をした防犯カメラです。一般的に、防犯カメラというとボックス型を思い浮かべる方が多いでしょう。主に防犯目的で利用され、その存在感から犯罪の抑止効果があります。耐久性や防水性が比較的高めなため、店舗はもちろんのこと、駐車場やエントランスで利用されることも多いです。

ただし、ボックス型は基本的に撮影角度が一方向でわかりやすいため、1台のみでは広範囲をカバーできません。広範囲を撮影したい場合は、複数台のカメラを死角がないように配置するとよいでしょう。広角撮影が可能なボックス型カメラもあるため、こちらを導入するのもおすすめです。

ドーム型

ドーム型は、吊り下げ照明形状の小型防犯カメラです。ボックス型よりも小さいため比較的目立たず、景観を損なわないので商業施設やレストラン、病院などでよく使われています。どの方向を撮影しているかわかりづらく、広範囲の撮影が可能な点も大きな特徴です。

画角の広さによって設置台数が少なくても機能するため、カメラを設置するコストも削減できるでしょう。

基本的な防犯カメラの選び方4ステップ

まず初めに、基本的な防犯カメラの選び方をご説明します。

STEP1.設置場所を決める

防犯カメラを選ぶ際は、まず設置場所を決めましょう。設置場所によって、適切なカメラの種類や機能、使用用途などが異なります。

設置場所カメラの種類ほしい機能使用用途
屋内・ドーム型・内蔵型マイク
・ナイトモード
・広角撮影
・店舗の万引き対策
・病院や保育園の遠隔見守り
屋外・ボックス型・防水、防塵性能
・耐衝撃性能
・逆光補正機能
・駐車場や工事現場の防犯対策

設置場所ごとの違いについて、さらに詳しく見ていきましょう。

屋内に設置する場合

スペースが限られている屋内や室内に設置する場合は、コンパクトなドーム型や、ドーム型よりもさらに小さい小型モデルのカメラなどが適しています。屋内の防犯カメラは、店舗の万引き対策や病院・保育園などの遠隔見守りを目的に設置されることが多いです。

内蔵型マイクがあれば音声を記録できるため、見守り目的での使用に適しています。屋内はスペースが限られておりカメラの設置台数にも限りがあるので、広角撮影できるカメラがおすすめです。夜間でも撮影できるナイトモードが搭載されているカメラも、屋内の設置に適しているでしょう。

屋外に設置する場合

雨や砂ボコリの影響を受ける屋外に設置する場合は、耐久性を重視しましょう。耐久性に優れたボックス型のカメラをおすすめします。防犯目的で設置するため、目立ちやすく犯罪抑止力がある点もボックス型が適している要因です。

カメラの耐久性は、IP規格や耐衝撃保護等級(IK)で確認できます。どちらも数字が大きいほど耐久性が高く、雨に濡れる場合はIP66以上の防犯カメラがおすすめです。耐衝撃保護等級に関しては、IK10を目安にするとよいでしょう。

屋外は日光の影響も受けやすいため、逆光補正機能があるタイプが適しています。

STEP2.録画形式を決める

設置場所の次に決めるのは、録画形式です。録画形式は「ローカル(HDD・SSD・SDカード)に保存する」と「クラウドに保存する」の2種類にわけられます。

録画形式主な特徴
ローカルに保存・記録媒体によって保存容量に幅がある
・インターネット環境がなくても映像を確認できる
・故障のリスクがある
クラウドに保存・物理的な記録媒体が不要
・インターネット環境が必要
・ランニングコストがかかる

録画形式ごとの違いについて、さらに詳しく見ていきましょう。

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ローカルに保存する

ローカルに保存する場合、HDD・SSD・SDカードの3種の記録媒体に映像を保存します。記録媒体ごとの特徴は、以下のとおりです。

記録媒体主な特徴
HDD・保存容量が多い
・保存容量に対して価格が安い
・衝撃に弱い
SSD・読み書きが高速
・熱や衝撃に強い
・動作音が静か
SDカード・HDDやSSDよりも価格が安い
・保存容量が少ない
・持ち運びが容易

どの記録媒体にも共通しているのは、インターネット環境がなくても映像を確認できる点です。回線が繋がりにくいスペースでも、環境に左右されることなく映像を確認できます。物理的なデバイスのため、いずれも故障のリスクがあるものの、SSDは熱や衝撃に強いので比較的故障のリスクは小さいです。

保存容量を重視する場合は、HDDを選択するとよいでしょう。最大容量が多いだけでなく、保存容量に対して価格も安めとなっています。映像を記録媒体ごと持ち運びたい場合は、手のひらサイズのSDカードがおすすめです。

クラウドに保存する

クラウドに保存する場合は、記録媒体ではなくインターネット上のクラウドサーバーに映像を保存します。インターネットに接続できる環境が必要ですが、物理的なデバイスは必要ありません。そのため、設置場所のスペースを確保する必要がなく、デバイスが故障しないという利点があります。

クラウドサービスは基本的に月額制であり、ランニングコストがかかる点には注意が必要です。カメラの台数や録画期間によってかかるコストは異なるため、現在の状況に合ったプランを選ぶとよいでしょう。また、プランを変更するだけで、簡単に期間や録画容量を変更できることも特徴です。

STEP3.接続方法を決める

それぞれのメリット・デメリットを書き出しますので、お好みの接続方法を選択してください。

無線接続(ワイヤレス接続)

メリット:設置が簡単ですぐに使える
デメリット:無線環境によっては映像録画が不安定となる

有線接続

メリット:無線が届かない範囲にも設置でき、録画が安定する
デメリット:配線の手間がかかる

STEP4.必要な機能を決める

音声録音

必要な機能:マイク(音声入力)、音声取得機能

お客様とのやりとり、ご案内の内容に誤りや不足がないか確認できます。

スマホで遠隔から確認

必要な機能:クラウド録画(遠隔で確認できる機能)

専用モニター・レコーダーが不要になり、スマホやパソコンからいつでもどこでも映像が確認できます。

遠隔から撮影範囲を操作

必要な機能:PTZ機能

遠隔操作で上下左右の首振り・拡大縮小ができる機能です。

動く物や人を検知

必要な機能:動体検知機能人感センサー

物や人の動きがあった場合に検知して録画を残したり、通知機能と合わせた活用もできます。

夜間撮影

必要な機能:赤外線照射機能WDR機能

営業時間外や夜間、暗所の撮影をする場合に必要な機能です。

おすすめは遠隔からも映像を確認することができる、クラウド録画型カメラです。現場に赴かなくても映像を確認できるので、業務効率化に繋がります。

家庭用と業務用での用途の違い

家庭用

一戸建てや賃貸の玄関などに設置し、防犯対策として利用されます。別の用途では、ペットや赤ちゃん、高齢者などの見守りとして、自宅を不在にするときや別室にいるときに様子を確認できれば安心できるでしょう。

▼オンラインストアから購入で最短翌営業日発送

業務用

店舗での万引き防止など防犯対策はもちろん、お客さまとのトラブル対策にも利用されています。他にも製造現場、建設現場などでは不安全行動など安全管理の面での導入されます。

個人宅での利用と大きく異なるポイントとして、業務の効率化やDXなど防犯以外での目的とするケースがあります。遠隔臨店・遠隔臨場のように、現場と離れた場所から状況把握や管理業務を実施する企業さまも増えました。

屋内や店舗・家庭用におすすめの防犯カメラ

屋内や店舗・家庭用におすすめの防犯カメラは、「Safie One(セーフィー ワン)」や「VIVO TEK FD9166-HN」です。それぞれどのような特徴があるのか、詳しく見ていきましょう。

Safie One

Safie One

Safie
Safie One

エッジAIを搭載。画像解析による業務効率化も叶えるカメラ

¥41,800 (税込)

外形φ76.5×92.5mm
重さ360g
防水性能なし
ネットワーク接続有線LAN、無線LAN
PoE給電対応
画角水平114° 垂直60°
ズームデジタルズーム 最大8倍
マイク(音声入力)あり
スピーカー(音声出力)あり
暗所撮影対応

Safie Oneは、高画質・高感度映像を撮影できる防犯カメラです。WDR(ワイド・ダイナミック・レンジ)を搭載しており、明るい部分・暗い部分も鮮明に判別できます。ライティングレールや三脚など多彩なアダプターに対応しているため、場所を選ばず簡単に設置可能です。

クラウド録画サービスを活用すれば、離れた場所からでもパソコンやスマホでいつでも映像を確認できます。オプションで立ち入り検知や通過人数カウントなどの機能を追加すれば、解析した映像データを防犯やマーケティングに活用可能です。

VIVO TEK FD9166-HN

FD9166-HN(SF)

VIVOTEK
FD9166-HN(SF)

コンパクトで暗闇に強い定番のドーム型屋内向けカメラ

¥54,780 (税込)

外形Ø 90 x 50 mm
重さ150 g
防水性能なし
ネットワーク接続有線LAN
PoE給電対応
画角水平109° 垂直60°
ズーム
マイク(音声入力)あり
スピーカー(音声出力)なし
暗所撮影対応

VIVO TEK FD9166-HNは、コンパクトでスタイリッシュなドーム型カメラです。赤外線機能IRカメラやWER Proを搭載しているので、暗闇や逆光といった環境下でも鮮明に撮影できます。直径90mmとドーム型カメラの中でも非常にコンパクトなため、設置が難しい環境でも簡単に設置可能です。

カメラで撮影した映像は、クラウドサーバーに保存されます。映像を振り返ることで、オペレーションの改善や従業員の教育にも役立てられるでしょう。

屋外や建設業・製造業におすすめの防犯カメラ

屋外や建設業・製造業には、「Safie Pocket(セーフィーポケット)シリーズ」と「Safie GO(セーフィー ゴー)シリーズ」の防犯カメラがおすすめです。それぞれどのような特徴があるのか、詳しく見ていきましょう。

Safie Pocketシリーズ

Safie Pocket2 Plus

Safie
Safie Pocket シリーズ

現場を見ながらリアルタイムに会話できる

料金はお問い合わせください

Safie Pocketシリーズは、遠隔業務での活躍が期待できるウェアラブルカメラです。バッテリーと通信機能が内蔵されているため、遠隔臨店や遠隔臨場などさまざまな遠隔業務で活用できます。

電源を入れ、カバーを下ろすだけで録画が開始され、録画中にフルHD写真を撮影することも可能です。録画した映像や撮影した写真はクラウドに30日間保存されるため、後日映像を振り返ったり、エビデンスに活用したりすることもできます。IP67防水かつ防塵で、屋外の厳しい環境でも安心して利用できる点もメリットです。

モデル画像特長防水防塵
Safie Pocket2Safie Pocket2シンプルな機能構成のエントリーモデルIP67
Safie Pocket2 PlusSafie Pocket2 Plus遠隔業務に必要な機能をフルパッケージIP67
※レンタル料金はお問い合わせください

Safie GOシリーズ

Safie GO

Safie
Safie GO

電源にさすだけで使える屋外カメラ

料金はお問い合わせください

Safie Goシリーズは、HD高画質・最大30fpsのなめらかな映像が魅力のクラウドカメラです。現場で電源をさすだけですぐに使用でき、IP66防水・防塵なのでさまざまな現場で活用できます。

Safie GOにはGPS機能があるため、映像を見ながらどこのカメラの映像なのかひと目で確認することも可能です。AI解析を活用すれば、リアルタイムでの立ち入り検知や人数カウントができ、屋外現場の定量化も可能となるでしょう。

モデル画像特長防水防塵
Safie GO 180Safie GO 180180度の広角レンズIP66
Safie GO 360Safie GO 360360度全方位を撮影IP66
Safie GO PTZSafie GO PTZPTZ操作が可能IP66
Safie GO PTZ PlusSafie GO PTZ PlusGPS搭載で設置位置を確認IP66
Safie GO PTZ AISafie GO PTZ AIエッジAI搭載で人物検出可能IP66
※レンタル料金はお問い合わせください

まとめ

設置目的や設置場所など用途に合わせた防犯カメラを選ぶことで、費用対効果が高まります。どのような目的、環境に防犯カメラを設置するのか、この記事をお読みになったあと、再度頭の中で整理してみましょう。

セーフィーでは用途に合う最適な防犯カメラの選び方について、無料で相談を受け付けております。防犯カメラ導入に関して疑問をお持ちでしたら、お気軽にお問合せください。

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