定点カメラでの長時間録画が様々な現場業務で活躍!タイムラプスで効率化も

定点カメラの長時間録画で現場を効率化

建築や倉庫、物流業界など、日本の現場では深刻な人手不足が問題視されています。そこで今注目されているのが、現場に長時間録画が可能な防犯カメラを設置し、人の目の代わりとして活用するというもの。遠隔から現場をリアルタイムで確認したり、録画した映像をタイムラプス機能で短縮して、作業工程を確認するなどの手法で業務の効率化が可能です。

他にも、現場の異常を効率よく検知/察知することが可能で、被害を最小限に抑えるといったことにも活用されています。そこで今回は、

  • 長時間録画可能な定点カメラが活躍するシーン
  • どういったカメラを選ぶべきか
  • 実際に活用事例

といった大きく3つの点をお伝えしていきます。

Safie GO PTZ Plus、Safie GO 180

電源を挿すだけ!
LTE搭載クラウド防犯カメラ

長時間録画のために定点カメラが活躍するシーン

ここでは実際に現場作業の中でどのように活用されているか代表的なものをご紹介します。

土木・建築現場

電柱に固定した防犯カメラ

土木・建築現場では高所での作業や、重量のある資材を運ぶなど一歩間違えれば大きな事故につながりかねません。安全第一で作業を行なう上でも、定点カメラは非常に役に立ちます。

土木・建築×定点カメラの活用方法1

  • 危険度が高い場所での作業や工程がタイトな施工エリアについて、遠隔からでも確認できる
  • 事故防止のために設置した立ち入り禁止エリアに人が入っていないかといった安全管理にも

業界の人手不足がある中、さらには広大な敷地/範囲での作業をすべて一人で行わなけれなならず手が回らないといった現象も起こり得ます。そういった課題に対しても効率よく業務を遂行できるよう定点カメラが役に立ちます。

土木・建築×定点カメラの活用方法2

  • 録画映像からタイムラプス機能を活用して施工記録を効率よくチェック
  • 現場に行かずとも、パソコンやタブレットを用いてリアルタイムの現場映像を確認できる

物流・倉庫現場

倉庫に設置された防犯カメラ

物流や倉庫などで業務を行っていると、毎日数万個の物品を取り扱う必要があります。人の手と目だけではどうしてもミスが発生し、ヌケモレを完全に防ぐことは難しいです。そういった煩雑な作業にも定点カメラは活躍します。

物流・倉庫×定点カメラの活用方法1

  • 検品と納品の数が合わない場合、録画映像をタイムラプス機能を活用し素早くチェック
  • 責任の所在や原因特定を可能にし、再発防止のための対策を打てる

また、業界を問わず定点カメラの魅力として、場所を選ばず自由に設置ができ、遠隔で現場を確認できます。

物流・倉庫×定点カメラの活用方法2

  • 現場内のレイアウト変更が頻繁に行われる場合、撮影したい作業や場所に合わせてカメラを簡単に設置・取り外しできる
  • 現場に行かずとも、パソコンやタブレットを用いてリアルタイムの現場映像を確認できる

チェックしておくべき定点カメラの機能

ここまでは実際にどう活用され、具体的にどういった現場の問題を解決できるか紹介しました。ここからは数ある定点カメラの中から、どういった点に気をつけて選ぶべきか紹介していきます。

手間がかからず、扱いやすいか

現場では常に作業をする場所が目まぐるしく変わります。業務が変化していく中で、必要なものや準備するべきことが多かったり、そもそも大きいものや重くて気軽に持ち運べないとなると非常に扱いづらいでしょう。

それを踏まえ、以下の3点をしっかり抑えましょう。

  • 充電が不要
  • 誰でも持ち運びできる大きさや重さ
  • クラウドサービス対応

長時間録画を行うにあたって、充電式や乾電池式の場合には長時間の使用ができないので避けましょう。また、PCやスマホ、タブレットなどで気軽に映像が確認できるかは重要です。クラウド対応でない場合、録画機やサーバーが必要になってしまう点にも注意が必要です。

タイムラプス機能の有無

長時間録画するうえで欠かせない機能がタイムラプス機能です。タイムラプスとは、一定の間隔で撮影された複数の静止画を連続で表示させることで、 コマ送り動画を作る手法のことをいいます。「低速度撮影」や「微速度撮影」と呼ばれる場合もあります。

長時間撮影した録画映像をそのまま確認するのは非常に骨の折れる作業ですが、タイムラプス機能を使えば、長時間撮影した映像が短くまとまり、工程の進捗確認を時短できます。

ハードな現場で耐えうる防塵・防水性能か

土木・建築現場での利用は基本屋外かと思いますので、気になるのは防水機能でしょう。屋外ではないけれど、製造工場や倉庫などでは、埃や塵などの異物の侵入に対する耐性=防塵性能も見ておかなければいけません。

実はこれら防塵・防水機能を数値化した「IP規格」というものがあるので、必ずチェックしましょう。

IP規格とは

IEC(国際電気標準会議)が定めた規格で、電気製品の防塵・防水性能を表しています。IPは、Ingress Protection(イングレスプロテクション)の略です。表記は、たとえば「IP65」のようにIP+数字2桁で表し、このIPと数字の組み合わせで防塵、防水の保護度合いを表しています。

1桁目(「IP65」の6の部分)は、防塵性能(埃や塵などの異物の侵入に対する保護の度合い)を示しており、数字は0から6の7段階で、この数字が高いほど保護度合いも高くなります。屋外で使う定点カメラであれば、最高ランク6の耐塵性を備えたものを選び、故障のリスクを軽減させるとよいでしょう。

2桁目(「IP65」5の部分)は、防水性能(水の侵入に対する保護の度合い)を示します。0から8の9段階あり、こちらも数字が高いほど保護度合いが高くなります。7・8は水中に沈めても影響がないレベルですが、定点カメラで潜水させるケースは考えにくいため、6の防水性があれば十分です。

出典:日本産業標準調査会(JISC) |電気機械器具の外郭による保護等級

長時間録画のための定点カメラならSafie GO

Safie GO

コンパクトな製品サイズで現場間の持ち運びや郵送も簡単、さらに防塵・防水性能をしっかり備えたIP66に加えタイムラプス機能も有したカメラ「Safie GO(セーフィー ゴー)」についてご紹介します。

IP66防水防塵だから屋外設置OK

Safie GOは、IP66の防塵・防水性を備えた製品で、雨風にさらされる屋外や砂ぼこりのあがる現場であっても定点カメラとしてしっかり機能します。

タイムラプス機能つき

最大72時間の映像まで短縮可能で、短縮最大倍率は1440倍のため72時間を最短3分の動画に短縮できます。1日の業務時間を8時間とすると、施工の様子を20秒で振り返ることができます。

電源をさすだけでインターネットにつながり、簡単設置で工事費不要

24時間、いつでもどこでもライブも録画も対応しており、パソコンやスマートフォン、タブレットを通してアプリでかんたんにカメラ管理・映像視聴が可能です。クラウド録画なので録画機やサーバーなどのスペースは不要ですし、複雑な設定なしに自分で設置できるので工事費は0円で済みます。

その他にも嬉しい機能が搭載

  • 動体検知や音声検知、通信の切断検知機能つき
  • 高セキュリティを実現
  • 180度、360度の広角撮影(※一部モデル)
  • AI解析で交通量や侵入検知を実現(※一部モデル)

検知機能が搭載されていることで、確認したいポイントをおさえて映像のチェックができます。録画したデータは、カメラ内で即座に暗号化され、クラウド上に送信・保存。カメラとクラウド間の通信も最新の暗号化技術を用いており、不正アクセスのリスクを最小限に抑えることができます。

モデル画像特長防水防塵
Safie GO 180Safie GO 180180度の広角レンズIP66
Safie GO 360Safie GO 360360度全方位を撮影IP66
Safie GO PTZSafie GO PTZPTZ操作が可能IP66
Safie GO PTZ PlusSafie GO PTZ PlusGPS搭載で設置位置を確認IP66
Safie GO PTZ AISafie GO PTZ AIエッジAI搭載で人物検出可能IP66
※レンタル料金はお問い合わせください

長時間録画可能な定点カメラSafie GOの活用事例

防犯カメラを映像を閲覧

ここで「Safie GO」を実際に利用している企業様の事例をご紹介します。

鹿島建設株式会社

スーパーゼネコンとも称され、国内有数の実績を誇り建設業界をリードする総合建設会社「鹿島建設株式会社」。以前から「建設DX」を掲げ、Safieカメラを活用した遠隔臨場などに取り組んでいます。

同社が手がける建設現場には、1日あたり数千人の作業員が出入りする大規模なプロジェクトも少なくありません。現場での安全管理を効率化するためにSafieカメラを活用しているほか、災害時の状況確認や作業員のマナー改善など、さまざまな用途でカメラを用いています。

現場に行けない場合や、危険度の高い場所での作業を遠隔から確認

事故を防止し、安全第一で工事を行なうことは建設業を営むうえで非常に重要なポイント。これまで現場不在時は施行状況の確認ができませんでしたが、カメラを設置することで、遠隔から現場の映像をもとに安全管理が可能に。

また、事故防止のために設置した立ち入り禁止エリアに人が入っていないかといった安全管理にも活用可能。

BCP対策や災害時の現場確認にもクラウドカメラを活用

災害が発生した際は、施工中の建物や足場等の仮設物などに被害が生じていないか確認が可能に。このとき、カメラのPTZ(パン・チルト・ズーム)機能なども駆使し現場全体を見回して被害状況の確認も可能。

カメラのレンズの向きを上下左右に動かす機能です。 Safieでは、PTZ機能搭載のカメラであれば、遠隔地からアプリやパソコンからレンズの向きを動かすことができます。

まとめ

現場導入後、実際に映像を確認するときにはおさえておきたいポイントが多いため、どういったシチュエーションでカメラを設置するのかあらかじめ使用イメージを持って選ぶことが重要です。画面操作や映像データへのアクセスのしやすさ、タイムラプスなどの必要な機能をあらかじめ検討しておきましょう。

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