高画質のネットワークカメラを選ぶポイントとおすすめサービスについて解説

高画質のネットワークカメラを選ぶポイントとおすすめサービスについて解説

IPカメラ(ネットワークカメラ)市場では高画質の映像を提供する機種が増えています。しかし、実際にどの程度の性能を持つ機種が高画質といえるか判断に迷うかもしれません。この記事では、高画質なネットワークカメラの特徴や選ぶ際のポイント、おすすめのサービスについて解説します。

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高画質のネットワークカメラとは?

高画質のネットワークカメラとは、従来のSD画質(DVD程度の画質)に比べて画素数の高い機種を意味します。「HD(High Definition)」とも呼ばれ、およそ100万画素程度の解像度から高画質であると判断できます。

さらに高画質な規格として「フルHD(約200万画素)」「4K(約800万画素)」などの種類があります。画素数が高いほど鮮明な画質で記録することができるため、ズーム再生やスロー再生といった高い解像度での映像確認が可能です。

高画質で選ぶネットワークカメラを選ぶのポイント

高画質なモデルでネットワークカメラを選ぶポイントは「画素数」と「フレームレート(fps)」の2点です。これらの数値が大きいほど解像度の高い高画質の機種となります。

画素数

画素数とは映像に記録するポイントの個数を表します。デジタルデータの写真や動画は小さな点を繋げたもので出来ており、100万画素では100万個の点をつなぎあわせて1つの画像を作り上げています。

画素数が大きいほど細部まで映像を記録でき、ズーム再生でも鮮明な映像を映せるようになります。HD画質(約100万画素)以上の画素数のものが高画質な機種です。

フレームレート(fps)

フレームレートとは映像に記録する画像の枚数を表します。動画の映像は大量の画像データを連続して表示しており、パラパラ漫画のように映像がまるで動いているように見えます。

たとえば30fpsとは、1秒間に30枚の画像を連続して表示することを表します。フレームレートの数値が高いほど1秒間に記録できる画像枚数が多くなり、スロー再生で細かな動作までくっきりと再生できるようになります。

明確な定義はありませんが、30fps(デジタル放送程度)以上の製品は高画質と呼んでもいいでしょう。

鑑賞目的のカメラとは選ぶポイントが違う

放送局のように色彩の美しさを求められるスタジオカメラとは違い、防犯カメラでは映像の細部まで記録することが重要です。明るいレンズや大きなイメージセンサーは基本的に必要ありません。

防犯カメラに必要な性能は「画素数」「フレームレート」「夜間撮影」「逆光に強い」など、さまざまな環境でも映像を記録できる安定性です。

4K映像は防犯カメラに適している?

防犯カメラに4K映像は向いているといえます。細部まで記録できる高画質な4K映像は、ズームで確認した場合でも鮮明な映像を提供するからです。

ただし、デメリットもあります。細部までデータを記録するために、映像データの記録容量が膨大になってしまうことです。4K映像の場合、一般家庭向けの防犯カメラシステム(2TB程度)では1週間分の映像データも記録できないため、4K映像の記録は大容量のストレージとセットで考えなければいけません。

高画質カメラのメリット

高画質ネットワークカメラのメリットについて解説します。ポイントは「映像の拡大」と「スロー再生」です。

拡大しても鮮明な映像が見られる

解像度の高い高画質カメラのメリットは、拡大した際に細部まで情報を確認できる点です。
画素数の少ない映像では、拡大しても輪郭がボヤけてしまい重大な情報を確認できない危険性があります。たとえば、逃走した車両のナンバーやマスクに隠れた不審者の目つきなど、映像を拡大した際にくっきりと情報が読み取れるのが高画質のメリットです。

スロー再生しても映像が滑らか

フレームレートの高い高画質カメラのメリットは、スロー再生した際に滑らかに映像を再生できる点です。
スポーツ写真の撮影のようにシャッタースピードを素早く切ることにもつながるため、従来のカメラでは輪郭がブレていた映像もくっきり撮れる可能性が高まります。

高画質カメラのデメリット

高画質のネットワークカメラはメリットばかりではありません。
「記録容量の確保」「高速な通信回線」などのシステム性能が求められる点はデメリットと言えるでしょう。

記録容量が膨大になってしまう

解像度とフレームレートの高い映像は、情報量も多い一方で、記録するデータ量も膨大なものになります。
たとえば、HD画質の映像を4K映像で記録するには、およそ8倍のデータ容量が必要になります。

同じ記録媒体を使った4K映像では撮影期間が1/8程度に短縮されてしまいます。HDDの増設にも最新システムや専門スキルが求められるため、4K映像を実現するには防犯カメラ設備の刷新が必要になるケースもあります。

高速通信が必要

映像データ量の増加はストレージの問題だけではありません。ネットワーク接続している回線網の通信速度の見直しが必要な場合もあります。
たとえば、HD画質ではLTE回線で伝送していたものが、4K映像ではカクカクしたり伝送エラーが頻発したりするリスクがあります。

光回線を使っている場合でも、映像データの伝送量増加によって、他システムの伝送速度の低下を引き起こすリスクもあります。処理速度の低下や通信エラーなど業務影響に発展する危険性も考慮しなければなりません。

高画質ネットワークカメラにの最適な画質サイズ

高画質カメラは、映像を細部まで確認できる一方で、データ量の増加が不安材料になります。
それでは、ネットワークカメラに最適なデータサイズはどのくらいでしょうか?その答えはシステム環境によって異なるのですが、「HD画質」&「30fps」程度の画質が一般的な防犯カメラシステムにとっては最適かと思います。

「HD画質」&「30fps」程度であれば、LTE回線でも十分伝送できるデータ容量であり、スマートフォンから映像を確認する際もスムーズです。

高画質で記録するならSafieのクラウドカメラがおすすめ

高画質ネットワークカメラは、Safieのクラウド録画サービスがおすすめです。
「HD画質」「30fps」「最長365日の録画期間」「高セキュリティ」といった特徴があります。

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高画質なネットワークカメラで細部まで撮影しサクサク映像確認

スムーズな映像確認には、高画質なネットワークカメラが活躍します。「画素数」よ「フレームレート」を確認し、HD画質(約100万画素)かつ30fpsのものを選びましょう。より画質の良いものもありますが、過剰な画質には容量やコスト面でのデメリットがあるため、どの程度が必要か事前に検討してください。

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