24時間録画の防犯カメラはクラウド型が便利!メリットと活用事例

24時間常時録画できる 防犯カメラを選ぶメリット

防犯カメラというと、常に映像を記録しているイメージが強いかもしれませんが、実はこうした24時間録画タイプの防犯カメラが全てではありません。録画機能付きカメラの中でも、が動きを感知した時にだけ撮影が行われる「動体検知録画」タイプの製品もあります。

防犯カメラ購入の参考として、24時間録画と動体検知録画という2種類の録画方式について解説したうえで、24時間録画タイプの防犯カメラのメリットや注意点をお伝えします。録画方式の違いは映像の保管期間に影響するため、保管期間の考え方についても詳述します。その上で、24時間録画をしたい場合に便利なクラウド型防犯カメラの利点を解説し、実際の活用事例を3つご紹介。

Safie One

録画機器の購入・メンテナンス不要
インターネット経由でクラウド保存できるカメラ

24時間録画とは?防犯カメラの2種類の録画方式

はじめに、防犯カメラの2つの録画方式について詳しく見ていきましょう。1つは映像を常時記録する「24時間録画」、もう1つは撮影範囲内で動きがあった時にだけ撮影が行われる「動体検知録画」です。

・24時間録画(常時録画)

常に映像を録画し続ける「24時間録画」あるいは「常時録画」と呼ばれる方式は、一般的な防犯カメラの録画方式と言えるでしょう。絶えず録画が行われるため、ハードディスクなど付属の記録媒体の容量がいっぱいになると、古いデータを上書きする形で新たな録画映像が保存されていきます。

・動体検知録画(モーション録画)

「動体検知録画」あるいは「モーション録画」と呼ばれる方式の防犯カメラでは、カメラの撮影範囲内で動きがあった時にだけ映像が記録されます。24時間録画方式に比べて記録媒体の容量の消費が少なく済む点がメリットです。また、録画映像を振り返る際にも、何か起きた時の映像だけしか録画されていないため、効率よく確認することが可能です。

このように、基本的には「24時間録画」方式の方が記録媒体の容量を多く消費するものですが、「動体検知録画」方式の防犯カメラを動きの多い場所に設置した場合には、24時間録画方式以上に記録媒体の容量を消費してしまう可能性もあります。したがって、設置場所や設置目的に適した録画方式を選ぶことが重要と言えるでしょう。

24時間録画の防犯カメラのメリットと注意点

記録媒体の容量はそのまま金銭的なコストに直結するため、一般的な防犯目的なら動体検知録画方式のカメラで良いのではないかと思う人もいるかもしれません。ですが、万が一犯罪が起きた時には、「防犯カメラに何も映っていない」ことが証拠となる場合もあります。

例えば、店舗で現金や物品が紛失した場合、防犯カメラの映像から侵入者がいなかったことを確認できれば、中にいた関係者による犯行である可能性が高まります。また、万引きや窃盗の事案では、「一時的に借りた」という言い訳が行われることも少なくありません。そうした場合には、盗まれたものを後で返したのであれば映像に映るはずなので、やはりその様子が映った映像がないことが証拠になります。

このように、防犯カメラに何も映っていないことが証拠能力を持ちうる場合もあるため、特に屋外に設置する場合は24時間録画方式の製品を選ぶのが望ましいでしょう。

また、動体検知録画の場合は録画可能な期間を予測するのが困難ですが、24時間録画方式であれば、記録媒体の容量がどれくらいの期間でいっぱいになるかを正確に把握することができます。気付いたら容量がいっぱいになっていて問題のデータが上書きされていたという事態になりにくいという点も、24時間録画のメリットと言えます。

反対に、常時録画の注意点としては、再生に時間がかかることと、保存容量の消費が早いことが挙げられます。関係のない時間帯の映像を早送りしながら問題の時間帯の映像を探す必要があるため、その点で手間がかかるのは避けられません。

保存容量の消費が早い点は、コストにも直結するため特に注意が必要です。長期間不在にしている間に侵入盗に遭った場合などに、犯行時の映像が上書きされて残っていないという事態にならないよう、十分な録画期間を確保できる記憶容量を選択しておく必要があります。記録媒体がHDDやSDカードの場合は、次に解説する保存期間の目安に沿って、適切な容量のものを選択する必要があります。

防犯カメラの録画映像の保存期間

録画映像を保存できる期間は、使用する記録媒体の容量や映像の品質、すなわちデータ量によって決まります。

ここで言うデータ量とは、主にフレームレートと画素数という2つの要素で決定されるものです。フレームレートとは、1秒間の映像のコマ数、つまり1秒間の動画を構成している静止画の枚数を指します。フレームレートが大きいほど滑らかな動画になりますが、データ量も大きくなります。そして画素とは画像を構成する点の数のことで、画素数が大きいほど鮮明できれいな画像になりますが、それに伴ってデータ量も大きくなります。

データ量が大きいほど、つまりフレームレートや画素数が大きいほど、録画できる時間は短くなります。

たとえば、フルHDと呼ばれる約200万画素で、かつiPhoneのカメラでビデオを撮影する際のデフォルト設定となっている30fpsのフレームレートの場合、1TBのHDDならば約14日分の映像を記録できます。HDDの容量が2TBなら約45日分、3TBなら約90日分の映像を保存できます。

どのくらいの期間の映像を保存しておく必要があるかは、必要に応じて判断することになりますが、自治体によってはガイドラインで目安が設定されている場合があります。一例として、栃木県下野市の場合、「防犯カメラの設置及び運用に関するガイドライン」に「画像の保存期間は、設置目的を達成する範囲で、必要最小限度の期間(目安として概ね1ヶ月)」という規定があります。

店舗などに設置する防犯カメラの場合は、業態によって必要な期間が変わってくるでしょう。コンビニなどであれば1週間から1ケ月程度で事足りそうですが、銀行のATMなどであれば1ケ月から3カ月、さらに金融機関なら1ケ月から1年間など、業務上考えられるリスクを考慮した判断が推奨されています。

24時間録画ならクラウド型防犯カメラが便利

このように、24時間録画タイプの防犯カメラを利用する場合には、記録媒体の容量を検討して適切な製品を選ばなければなりません。容量が大きいほど値段も高くなるため、慎重に判断したいところです。その点、クラウド録画型の防犯カメラなら、最初に選んだ録画期間を後から変更することも可能です。これは、保存容量の消費が早いという24時間録画型の防犯カメラの課題を克服するシステムと言えるでしょう。

これだけではなく、クラウド型の防犯カメラは、24時間録画のもう1つの注意点も解消してくれます。

クラウド録画サービスでシェアNo.1の「Safie」のカメラの場合、常時録画でありながらモーション検知機能が搭載されているため、録画映像のうち動きがあった箇所にフラグが立ちます。フラグの箇所だけを選んで効率的に確認できるため、後から確認する時に時間がかかりません。(※No.1:株式会社テクノ・システム・リサーチが調査した「2022年ネットワークカメラのクラウド録画サービス市場調査」より。)

Safieのクラウド型防犯カメラの場合、録画期間は最小7日から最大365日の7つの選択肢から選ぶことができ、最小の7日間の録画プランだと月々の利用料金は税込み1,320円と、大変手ごろに設定されています。詳しい料金は以下からご覧ください。

録画期間月額利用料金
7日間録画¥1,320 /月 (税込)
14日間録画¥1,815 /月 (税込)
30日間録画(おすすめ)¥2,200 /月 (税込)
60日間録画¥2,750 /月 (税込)
90日間録画¥3,300 /月 (税込)
180日間録画¥4,950 /月 (税込)
365日間録画¥7,700 /月 (税込)

24時間録画のクラウド型防犯カメラの活用事例3選

このように便利な常時クラウド録画型の防犯カメラは、防犯以外の様々な目的にも活用することが可能です。ここでは、Safieのクラウド型防犯カメラを活用している3つの企業の実際の活用事例をご紹介します。

株式会社グローバルエージェンツさま

バックヤードのパソコンでホテル内の映像を確認

ソーシャルアパートメントの開発・運営からスタートし、現在はホテル、コワーキングスペース、飲食店なども展開する株式会社グローバルエージェンツさまは、ホテルのエントランス、共用廊下、バーなどにSafieのクラウド型防犯カメラを設置されています。

以前はアナログカメラを導入していたものの、ハードディスクのある場所に行かないと映像視聴ができないことで不便を感じていたそう。知人から紹介されたSafieのクラウド型防犯カメラを新しくオープンしたホテルに導入したところ、利便性の高さや使いやすさが好評で、今後は既設のカメラもSafieのカメラに置き換えていく計画だといいます。

問題が起きた時に映像で事実確認を行う際、モーション検知やサウンド検知機能のおかげで視聴時間が大幅に短縮されたとし、次のように語ってくれました。

「以前は確認したいことがあったら、該当の時間帯の録画映像を見続けるという大変な作業を行っていました。けれどSafieは検知機能でフラグが立ったところを見ていけばいいので、とても楽になりました。」

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株式会社メグラスさま

介護現場の見守り

介護の現場にICTツールを積極導入し、スタッフが安心して働ける環境づくりを進める株式会社メグラスさまは、運営する介護施設で約60台のSafieカメラを利用されています。

導入の目的は、利用者が施設内で転倒して怪我をした時など、何か起きた時の客観的な状況把握だったといいます。

導入から時間が経った2022年11月にオープンした新施設では、改めて他社のクラウドカメラと比較検討したそうですが、有線LAN接続が可能である点とPoE給電が可能である点が決め手となり、変わらずSafieの製品をお選びいただきました。

というのも、Wi-Fi接続のみだと通信の安定に欠け、そのせいで部分的にクラウド録画がされておらず過去の映像が確認できないという事態が多々あったのだそうです。

録画映像は何かが起きた時にだけ確認しているそうですが、必要に応じて映像を利用者さまのご家族にもご覧いただくことで、安心感を提供できているとのお話でした。

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BUSINESS LEATHER FACTORYさま

棚上の防犯カメラ

社会起業家の共同体であるボーダレス・ジャパンさまが展開する「BUSINESS LEATHER FACTORY」は、バングラディシュの貧困問題解決を目指す革製品の製造・販売ビジネスです。

直営店が16店に増えたタイミングで、よりよい店舗運営のために店舗の状況をしっかりとカメラ映像やデータで把握したいと考え、エッジAIを搭載したクラウド防犯カメラ「Safie One」をテスト導入されました。

実際に「Safie One」を八重洲の店舗に設置して映像を分析したところ、予想とは異なる来店傾向や、来店者数の約3割が購入されているというとても高い購入率が浮かび上がったといいます。また、八重洲店の映像の一部を他の店舗のスタッフに見せたことで、「こう行動をすればいいんだ」という気づきが得られ、接客の向上にもつながったそう。

このように、導入当初から防犯という枠組みにとどまらない方法でクラウドカメラを活用されていますが、今後はさらに、「Safie One」での分析結果を人員配置の最適化やディスプレイの改善などにも活用していく計画だとのことです。

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終わりに

防犯カメラの録画方式には24時間録画と動体検知録画の2種類がありますが、証拠能力の高さなどを考えると24時間録画のものを選ぶのが良さそうです。

一方で、24時間録画だと保存容量を早く消費してしまうため、映像の品質と保存容量に基づいて映像の保管期間を判断する必要があります。その点、契約後のプラン変更が可能で動体検知も搭載されている常時録画型のクラウド防犯カメラなら、手ごろな値段で従来型の常時録画型防犯カメラのデメリットを解消することが可能です。

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