河川監視カメラを導入するメリットや注意点、導入事例について紹介

河川監視カメラ

河川監視カメラの導入を検討している自治体や企業の方にむけて、河川監視カメラを導入するメリットや導入する際の注意点、監視カメラを選ぶポイント、おすすめの河川監視カメラや導入事例を紹介します。

河川監視カメラを導入することで、洪水や水位上昇を早期に察知することができ、地域社会の安全を守ることが可能になります。

河川監視カメラとは?

河川監視カメラとは、河川の状況をリアルタイムで監視するためのネットワークカメラ、および災害監視カメラのことを言います。

河川監視カメラを設置すれば、台風や集中豪雨などによる水位の変化を監視したり、違法投棄が行われていないか確認できます。特に災害時は、近隣住民に対してスピーディーに注意喚起ができるため、災害対策をするうえでも重要なツールと言えます。

河川監視カメラは、遠隔地でリアルタイムで確認する必要があるため、通常の防犯カメラとは異なり、インターネットに接続できるネットワークカメラやクラウドカメラを使用するのが一般的です。

河川監視カメラを導入するメリット

河川監視カメラを導入することで得られるメリットについて5つ紹介します。

洪水のリスクを回避できる

近年は、気候変動の影響により、豪雨による被害が全国各地で頻繁に起こっています。
降雨量が増加しているだけでなく、台風の強大化や海面上昇などにより、河川の氾濫や浸水などの災害リスクが増えることが懸念されています。

河川監視カメラを活用すれば、河川の水位上昇などの異常を検知し、早い段階で避難誘導を実施することが可能です。

防犯効果がある

近年では、国内河川の散乱ゴミが社会問題として注目されています。
廃棄物の処理および清掃に関する法律では、不法投棄は違反行為と見なされていますが、冷蔵庫やタイヤ、テレビ、自転車など、さまざまなゴミが河川に捨てられているのが現状です。

河川監視カメラを設置すれば、不法投棄の現場を映像に収められるだけでなく、抑制することにもつながります。

遠隔から河川の状況を確認できる

従来は、河川の状況を確認するために現場まで赴き、定期巡回をする必要がありましたが、状況を確認するまでに時間がかかることや、災害時は巡回係の安全性が懸念されることから、定期巡回に代わる手段が求められていました。

河川監視カメラは、河川から離れた場所でもリアルタイムで状況を確認できるため、人による定期巡回の代替手段となります。

複数の河川を一度に確認できる

以前は、河川の状況を目視で確認することが主流でしたが、巡回係の人数が制限されている場合、状況を確認するのに時間がかかり、複数の河川を一度に確認することはできませんでした。

河川監視カメラを活用すれば、複数の河川を一度に確認できるようになり、災害時にはスピーディーに避難勧告などを出すことが可能になります。

河川やその周辺のデータの収集・分析ができる

河川監視カメラの映像から水質汚染の状況を判断したり、希少種の保護や調査に活用したりすることが可能です。

従来は、現地にスタッフを派遣しないと、このような情報を集めることは困難でしたが、河川監視カメラを活用すれば、データ収集・分析の効率化を実現できます。

河川監視カメラを導入する時の注意点

河川監視カメラを導入する際には、以下の3点に注意しましょう。

カメラの設置場所を確認する

カメラの設置目的に応じて監視対象やエリアを特定し、適切な場所に設置します。
例えば、災害対策としてカメラを設置する場合、氾濫が起きやすいポイントや、堤防に近い場所に設置するとよいでしょう。

しっかりと河川の状況を確認できるように、カメラの画角に注意することも大切です。さらに、日光の反射により河川の水位を確認しにくい場合があるため、映像を確認しながら設置することが重要です。

利用目的を明示する

プライバシー保護の観点から、「河川監視カメラにより撮影を行なっています」という主旨のステッカーを貼るなどの対応が必要になります。

▼詳しくはこちらの記事で解説しています。

定期的なメンテナンスを行う

河川監視カメラを導入する場合、定期的にメンテナンスを行う必要があります。
河川監視カメラが落ち葉で隠れてしまったり、汚れてしまったりすると、河川の状況などを正常に撮影することは難しいためです。

また、エラーなどによりカメラが作動しないと、カメラを設置する意味がなくなってしまいます。カメラレンズの清掃やソーラーパネルの清掃、ソフトウェアのアップデートなどを行うことが大切です。

河川監視カメラを選ぶポイント

河川監視カメラを選ぶ際は、「遠隔から確認できるか」「暴風雨に耐えることができるか」「常時録画できるか」を確認することが重要です。

遠隔から確認できるかどうか

河川監視カメラを設置する際は、河川から離れた場所でリアルタイムでモニタリングできる必要があります。外部アクセスできるタイプのネットワークカメラか、クラウド上に録画するクラウドカメラを選びましょう。

なお、ネットワーク接続環境が整っていない場所に設置する際は、通信機能付きのカメラを選択しましょう。LTE対応のSIMカードなどが搭載されており、モバイルネットワークを使用してデータを送信できるため、ネットワーク回線の敷設が困難な地域でも河川の様子を遠隔から確認可能です。

屋外で暴風雨にも耐えられるかどうか

河川監視カメラは、防水性や耐久性に優れている必要があります。屋外だと雨などに見舞われる可能性があり、防水性や耐久性が不足しているとカメラが故障する可能性が高いためです。

さらに、雨天時や夜間に映像を確認しづらくなる河川監視カメラはおすすめできません。ナイトビジョンモード搭載か赤外線(IR撮影)カメラを選びましょう。

常時録画ができるカメラかどうか

必要なときに映像データを確認できないと災害時などに活用できないので、河川監視カメラは常時録画されていることが重要です。

クラウドカメラを設置すれば、遠隔から映像データを確認できるだけでなく、災害でカメラが故障した場合も、壊れるまでの映像がクラウド上に保管されているので、故障時の状況を確認することができます。

おすすめの河川監視カメラ

河川監視カメラには、いつでもどこからでもスマホひとつで映像を確認できるセーフィーのクラウドカメラがおすすめです。

Safie GO

電源を挿すだけ!
LTE搭載クラウド防犯カメラ

「Safie GO(セーフィー ゴー)シリーズ」は、屋外向けのLTE搭載クラウドカメラです。防塵防水規格のIP66をクリアしているため、台風などの激しい雨でも浸水の恐れありません。

また、LTEが搭載されているため、通信設備の工事が不要であり、電源さえあれば単体で撮影・クラウド録画が可能です。

カメラのラインナップは、広角180°という広い視野で夜間の撮影も可能な「Safie GO 180」や遠隔からPTZ(パン・チルト・ズーム)操作ができる「Safie GO PTZ」など河川監視に必要な機能を網羅しています。

河川監視カメラの導入事例

セーフィーのカメラを河川監視カメラとして活用している事例を2つ紹介します。

河川に行かなくても安心感を得られる

2022年8月に氾濫した暮見川の様子
2022年8月に氾濫した福井県勝山市の暮見川

福井県では2022年8月に河川氾濫などの大規模な被害が発生。「奥越土木事務所」は「Safie GO 180」カメラを導入し、二次災害の予兆を24時間監視しました。

河川監視カメラの導入により、限られた人員で効率的にパトロールすることができ、二次災害の有無を迅速に把握できる体制を確立。リアルタイム映像確認と常時録画機能で、遠隔地からも被災現場の安全を守り、迅速な対応を可能にしました。

河川の水位を監視。さらにYoutubeでライブ配信

美浦村の高橋川のライブ映像

茨城県稲敷郡に位置する「美浦村」では、梅雨や秋の時期に河川が氾濫し、床上浸水などの被害が発生することを課題視していました。

豪雨の際は、役場の職員が河川に赴き河川の水位などを目視で確認していましたが、人員を派遣するのにコストがかかるだけでなく、現場まで行くのには危険性が高いため、河川監視カメラとしてセーフィーのクラウドカメラを設置。撮影した映像をYouTubeにライブ配信することで、だれでも河川の状況を確認できるようにしました。

まとめ

河川監視カメラを導入するメリット、おすすめの河川監視カメラなどを解説しました。

河川監視カメラを設置することで、河川が氾濫した時でもスピーディーに状況を確認できるようになります。河川監視カメラを設置する際は、画質や防水性、耐久性など、スペックについて確認することが重要です。

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