ボディカメラで警備トラブル防止。安心感MAXのおすすめ機は?

ボディカメラで警備トラブルを防止!おすすめは?

身に着けた状態で映像や音声を記録できるボディカメラは、やりとりの記録や遠隔での状況確認など、さまざまな用途に活用でき、警備業界などで導入が進んでいます。最近では、警察や駅員がボディカメラを装着する事例も出てきています。

この記事では、ボディカメラの導入が増えている背景とプライバシーの侵害に該当しないための注意点、そして似た意味で使われる「アクションカメラ」や「ウェアラブルカメラ」とボディカメラの違いを解説。その上で、ボディカメラに求められる6つの必須機能とおすすめの製品例をご紹介します。ボディカメラ選びの指針としてぜひお役立てください。

Safie Pocketパンフレット

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ボディカメラの導入が増加中!理由は「安全度の向上」

ボディカメラを装着した警備員のイメージ

ボディカメラとは、人が身に着けた状態で常時撮影を行う、携帯型の小型カメラのことです。

最近では警備業界での導入が増えているほか、JR東日本でも、駅員が胸ポケットのあたりにボディカメラを装着するようになりました(産経新聞:2022/12/23 JR東日本、26日から駅員に「カメラ」装着)。目的は、駅や列車内の状況を映像で記録することで、利用客とのトラブルを防止すること。近年は駅員に対する暴力行為が増加しているため、ボディカメラの導入によって安全度の向上が期待されているのです。

さらに、警察でも2024年からボディカメラを試験導入することが発表され、これまで以上にボディカメラへの注目が高まっています(毎日新聞:2023/8/30 警察官の「着られるカメラ」試験導入へ)。

日本国外に目を向けると、アメリカなどではしばらく前から警察官がボディカメラを着用しています。警察官による市民への暴力行為が問題になったことをきっかけに、警察官の行動を開示する動きが強まったことが、この背景にあるようです。

もちろん、警察官がボディカメラを装着する目的は、警察官の行動を記録することだけではありません。警察官がボディカメラを身に着けていれば、事件や事故の経緯を客観的に記録することができるほか、犯罪を抑止し安全を高める効果も期待できます。

警備員の質向上にもつながる

トラブルの抑止による安全性の向上を主な目的として活用されているボディカメラですが、得られる効果はそれだけではありません。

単独警備など、警備員が1人で対応するケースでは、業務態度が他者から見えづらく、評価しづらい環境です。ボディカメラを導入することで、普段見えないような努力や行動も記録されるため、スタッフの公正な評価が可能になります。

また、リアルタイムで映像を共有されているという緊張感が生まれるため、仮にサボり気味なスタッフがいる場合は抑止につながります。

一人ひとりの警備員がきちんと職務をこなしているかどうかを会社側がカメラをとおして確認しているということが、その会社の警備サービスの付加価値となり、受注率の向上につながることも期待できるかもしれません。

最大のメリットは、警備員・一般市民の双方を守れること

警備員と一般市民イメージ

このように、ボディカメラは警備員など身に着けている側の業務の遂行状況を確認するツールとしても有用ですが、最大の利点は、警備員と一般市民の双方を守ることができる点です。

警備員などボディカメラを身に着ける側にとっては、身の回りの市民に対して「録音・録画しています」とアピールすることで、自分への暴力を抑止する効果があります。また、リアルタイムで事務所などにいる後方支援職員と繋がることができるため、単独で警備にあたる場合でも安心感を得ることができるでしょう。

一方の一般市民の側から見れば、カメラは第三者の目。目の前の警備員や警察官から理不尽な扱いや暴力を受ける心配を減らしてくれます。万が一トラブルが起きた場合でも、ボディカメラがあれば証拠として映像や音声が残ります。固定タイプの通常の防犯カメラでは映せる範囲が限られていますが、当事者が身に着けるボディカメラなら、混雑した場所や電車内などでも、しっかりと映像と音声を残すことができるので安心です。

業務中のボディカメラでの撮影は、プライバシーの侵害に当たらないのか?

許可なく他人を撮影することに法的な問題はないのか、と気になる人も多いかもしれませんが、業務中の適切なボディカメラでの撮影は、プライバシー侵害に該当しないと考えられます何かあった時に証拠を残すことを目的として、警備員などが防犯カメラで録音や録画を行うことには、合理的な理由があると判断できるためです。

しかし、カメラ映像から個人を特定できる場合、その映像は個人情報にあたるため、ボディカメラを利用する際には個人情報保護法の遵守が必須となります。以下の点においては特に注意が必要です。

(1)利用目的の公表義務

個人情報保護法では、個人情報を取得する場合にその利用目的を公表することが義務付けられています。警備員のボディカメラなど利用目的が明らかな場合は、この限りではありませんが、カメラに個人情報が取得されていることを本人が認識できるように、「防犯カメラ作動中」と書いたステッカーをボディカメラに貼り付けるなどのかたちで、撮影行為を明示することが求められます。

(2)撮影場所

過去の裁判例では、カメラの撮影場所がプライバシー侵害の有無判断時の材料として考慮されたことがあります。そのため、更衣室やトイレなど、私的な空間での撮影は、プライバシー侵害に該当する恐れがあります

なお、同じボディカメラであっても、盗撮目的で使用した場合や、合理的な目的や必要性なしに周囲を撮影した場合は、違法とみなされます。また、特定の人物を追跡して撮影するような機能が付いている場合も違法となる可能性があります。すでに触れたとおり、個人情報保護法では、個人情報を取得する場合にその利用目的を公表することが義務付けられています。警備や防犯のように業務上明白な目的がない場合、たとえ「撮影中」と掲示を行っていたとしても、利用目的を公表していなければ違法と判断される可能性が高いでしょう。

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アクションカメラ、ウェアラブルカメラとの違い

身に着けて使うカメラを指す言葉として、「ボディカメラ」の他にも「アクションカメラ」や「ウェアラブルカメラ」があります。使い分けは人によっても異なりますが、一般的に以下のようにシーン別に使い分けられることが多いようです。

カメラの呼称主な利用シーン利用の目的
ボディカメラ警察、警備など状況の記録、トラブル防止
アクションカメラスポーツやアウトドア臨場感のある映像撮影
ウェアラブルカメラ幅広い業界遠隔でのサポート、現場確認など

「ボディカメラ」は、警察や兵士など治安の維持に関わる人物が装着するカメラを指して使われる例が多いのが現状です。これには、アメリカで警察が身に着けているものが「ボディカメラ」として広く認識されていることが影響していると考えられます。同じように安全性の向上を目的に使われる警備の文脈でも、ボディカメラという言葉が使われる場合があります。

これに対し、「アクションカメラ」という言葉は、スポーツやアウトドアのシーンで使われるカメラを指すのが一般的。臨場感のある映像を撮影することを主な目的としているため、装着した状態で激しく動くことを想定して、手ブレ補正やフレームレートなどの性能が充実している傾向にあります。

文字通り「着られるカメラ」を意味する「ウェアラブルカメラ」は、おそらくこの3つの中で最も広く使われる表現ではないでしょうか。警察や警備などに限定されないさまざまな業務、あるいは日常の場面で活用される装着型のカメラを指して用いられます。DXの流れを受けて、近年は建設や製造など、業界を問わずウェアラブルカメラの導入が広がり、遠隔でのサポート、現場確認などに活用されています。

安価なボディカメラも見かけるけれど…

ボディカメラはさまざまなメーカーから発売されており、中には5,000円程度で購入できる安価な製品もあります。しかしながら、警備などの業務に活用するのであれば、こうした安価なボディカメラでは性能面で不十分でしょう。

ここでは、警備員が使う場合に必ずおさえておきたいボディカメラの6つの機能を解説します。

(1)録音機能があること

警備員がボディカメラを使う主な目的は、状況の記録やトラブル防止であるため、録音機能は必須です。何かトラブルが起きた時、言った言わないで対立して解決が困難になることを避けるためには、誰が何と言ったのかを正確に記録できなければなりません。

(2)バッテリーの持ちがよいこと

ボディカメラは警備員が身に着けて常時録画を行いますが、体から外して頻繁に充電できる現場は多くないでしょう。したがって、バッテリーが長時間もつことも、警備会社が導入する場合のボディカメラの必須条件と言えます。

(3)その場で映像・写真を確認できること

警備員のボディカメラの映像は、証拠や記録としての役割を担っている面が大きいため、撮影していたつもりがきちんと撮れていなかったという失態は許されません。動画であれ静止画であれ、きちんと撮れたかどうかをその場ですぐに確認できる必要があります。

(4)録音・録画を即時停止/再開できる機能があること

警備の現場は公共の場であることが多いため、撮影してはいけない場所に入った場合にすぐに録画を停止できる必要があります。同様に、撮影してもよい場所に戻った場合には、即座に録画を再開しなければなりません。したがって、録画や録音の停止と再開を素早く切り替えられるボディカメラが求められるのです。

(5)HD画質以上であること

周囲の状況を正確に記録するうえでは、一定以上の画質が不可欠です。おおよそ100万画素あれば実用に耐えうるため、HD画質以上であれば事足りるでしょう。少し離れた場所も含めて細部をより鮮明に記録し、さまざまな事態に備えるためにも、画質は高いほど良いと言えます。

(6)撮影した映像が、本体以外の場所にも自動で保存されること

万が一ボディカメラが壊れてしまった場合などに、記録していた映像をすべて失ってしまうリスクを避けるためには、撮影した映像がカメラ本体以外の場所にも自動で保存される機能が欠かせません。本体以外の場所にも保存されていれば、撮影した側で映像が改ざんされるリスクにも備えられます

これら6つすべての条件を満たしたボディカメラは、まだまだ少ないのが現状です。そんな数少ないボディカメラの一つ「Safie Pocket シリーズ」について、この次で詳しく解説します。

自信を持っておすすめできるのは「Safie Pocket シリーズ」

遠隔業務を変えていくウェアラブルクラウドカメラ「Safie Pocket シリーズ」

警備会社での利用に自信を持っておすすめできるのは、クラウド録画サービスでシェアNo.1の「Safie」のボディカメラ「Safie Pocket シリーズ」です。

※株式会社テクノ・システム・リサーチが調査した「2022年ネットワークカメラのクラウド録画サービス市場調査」より

Safie Pocket シリーズは、リアルタイムの映像共有や双方向通話、録音、写真撮影機能などを備えていることはもちろん、動画の画質は100万画素。バッテリーは8時間もち、カバーの上げ下げだけで録画の停止と再開ができるなど、先に挙げた6つの条件をすべて満たしています。好きな場所に自由に着けられる装着性の高さや、初期設定不要で電源を入れればすぐに使える簡単さは、とりわけ好評で、実際の警備現場でも活躍しています。

Safie Pocket シリーズを数百台規模で活用されているセントラル警備保障株式会社さまは、手のひらに収まるコンパクトサイズで撮影・通話・クラウド自動保存ができるオールインワン型というオリジナリティに惹かれて導入を決めたそう。機器本体に「防犯カメラ作動中」と表示し、目につきやすいよう警備員の胸部に装着、原則として常時撮影しているといいます。

カメラの装着によるトラブル抑止効果を実感しているだけでなく、遠隔の後方支援が充実し、警備強化につながったとして、Safie Pocket 2は「今や警備業務の必携アイテム」だと語っていただいています。

\セントラル警備保障株式会社さまのボディカメラ活用事例はこちら/

Safie Pocket シリーズはレンタルでご利用いただけます。カメラ本体と付属品一式に加え、LTEでのデータ通信費用とクラウド録画費用がすべてパッケージになったわかりやすい料金体系で、後から予期せぬ費用が発生することはありません。1ヶ月からレンタルできるため、短期間だけ使用したい場合でも費用を抑えられます。

また、最大30fpsのなめらかでクリアな映像により、細部まで鮮明に確認できます。歩いたり走ったりする場合も、手ぶれ補正をオンにすれば快適な視聴が可能です。

※以下の動画で実際の画質をご確認いただけます。

さらに活用事例を知りたい、具体的な料金を知りたいと思ったら

Safie Pocket シリーズのサービス概要や機能、活用シーンなどをまとめた資料は以下よりダウンロードいただけます。ご希望の期間に応じたレンタル料金や導入の流れについて知りたい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

Safie Pocketパンフレット

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