双方向通話ができるネットワークカメラの活用シーンやおすすめ製品

双方向通話ができる ネットワークカメラ

撮影した映像を離れた場所からリアルタイムで確認できるネットワークカメラは、防犯や見守り、離れた拠点の状況把握など、様々な目的で広く活用されています。中でも、カメラを介して双方向通話が可能な製品の場合は、コミュニケーションツールとしてさらに多様な活用シーンが考えられます

この記事では、ネットワークカメラの双方向通話機能がどのようなものかを解説したうえで、双方向通話が特に役立つ活用シーンを、実際の事例を交えてお伝えします。そのうえで、双方向通話ができるおすすめの防犯カメラとしてSafieの製品を2つご紹介し、Safieのクラウド録画サービスの特徴も詳しくご説明します。

映像が確認しやすいSafie Viewer
ぜひ使ってほしい無料機能!
映像の共有やさまざまな検知機能、
並び替えできるカメラ一覧をデモ映像とあわせてご紹介!

ネットワークカメラの双方向通話機能とは

まず、ネットワークカメラに搭載されている双方向通話とはどんな機能なのかをきちんと把握しておきましょう。

双方向通話ができるカメラとは、マイクとスピーカーが内蔵されていて、音声の入力と出力の両方が可能なカメラを指します。マイクで音を拾って音声付きで映像を記録できるだけではなく、スピーカーから音を出すことができるため、カメラを置いている場所とカメラ映像を視聴している場所の間で、遠隔でコミュニケーションをとることが可能になります。

双方向通話機能を搭載したネットワークカメラの活用方法は様々ですが、防犯目的で設置する場合、カメラからの音声出力を利用して侵入者などを威嚇することができます。ほかにも、子どもの見守りカメラとして使っている場合などは、カメラをとおした声かけや会話が可能に。双方向通話機能があることで、離れた拠点間でのコミュニケーションが実現できます。

双方向通話機能付きカメラの活用シーンと実際の事例

それでは、具体的にどんなシーンで双方向通話機能が役立つのでしょうか。ここでは、代表的な活用シーンを4つ、そして実際の活用事例を1つご紹介します。

離れた拠点間でのコミュニケーション

双方向通話機能のあるネットワークカメラは、離れた拠点間をつなぐコミュニケーションツールとして活用できます。

たとえば、全国に多数の事務所を置いている企業の場合、別々の拠点のスタッフが顔を見て話をできる機会は限られてしまいます。そこで、各事務所に双方向通話が可能なネットワークカメラを設置すれば、お互いの事務所の様子をモニターに映して見ながら、合同で朝礼を行うといったことも可能になります

相手の表情や様子が見えることでコミュニケーションが円滑になる場面もあるほか、チームビルディングやモチベーションの維持にも効果が期待できるかもしれません。

遠隔での指示出し

ネットワークカメラの双方向通話機能を使えば、本部から店舗などに対して、映像を見ながらリアルタイムで指示を出すことも可能になります

たとえば、カメラ映像を見て店舗内の状況を把握している本部側から、必要に応じてスタッフの配置換えを指示したり、特定の来店客への声かけを指示したりと、状況に合わせて臨機応変に指示を出すことができます。リアルタイムでこうした施策を実践することができれば、売り上げや顧客満足度の向上にもつながりそうです。

店舗での遠隔接客

近年増えている無人店舗などでの遠隔接客にも、双方向通話のできるカメラが活躍します。店舗の受付にカメラを設置しておけば、来店客の状況を映像で確認しながら、きめ細やかな接客を実践することができるでしょう。

無人店舗では入退室や支払いが自動化されていることが多いものの、そのようにスマート化された店舗に初めて来店した際には、機械の使い方がわからず戸惑う人も多いはず。そうした際に、カメラをとおして運営側から声かけをすれば、お客様の不安を和らげて気持ちよく店舗を利用してもらうことができるのではないでしょうか。

介護施設などでの見守り

大勢の入居者が暮らす介護施設などでは、双方向通話機能付きのネットワークカメラが見守りのために役立ちます。

介護の現場では、スタッフと入居者とのコミュニケーションが大切ですが、人手不足もあって、入居者からの呼び出しのすべてに答えるのは難しい場合もあるでしょう。双方向通話機能を備えたカメラを施設内に設置しておけば、呼び出しがあった時にカメラを介してスタッフルームから応答することが可能になります。

ほかにも、危険な行動に気付いたらカメラをとおして声かけをするといった方法で、入居者の安全管理に役立てることもできそうです。

実際の導入事例:AGC株式会社さま

ガラス、電子、化学品、セラミックスという4つの素材を中心とする素材メーカーであるAGC株式会社さまでは、工場や倉庫で作業する若手の遠隔支援に、双方向通話機能付きのネットワークカメラを活用されています。

具体的には、工場にいる若手職員が双方向通話のできるウェアラブルカメラを身に着けて工場内の様子を撮影し、オフィスにいるベテランがパソコンなどでそのライブ映像を見ながら、通話機能を使って若手の現場作業を遠隔からサポートしています

このほかにも、不安全行動のチェックや不具合が懸念される設備のモニタリング、さらには技術伝承にもネットワークカメラを活用されており、カメラがさまざまなシーンで活躍しています。カメラそのものだけでなく、映像の視聴に使うアプリケーションも含めて、次のようなコメントのとおり、使いやすさを実感いただいています。

「ビューアーもUIが整っていますし、見たい映像をダッシュボードに一覧表示でき、大変使いやすいです。カメラ自体も直感で操作でき、不明点があった際は問い合わせれば迅速に対応してくださるので、現場への浸透は早かったですね。」

双方向通話ができるおすすめネットワークカメラ

双方向通話機能が搭載されたネットワークカメラには様々な製品がありますが、ここではタイプの異なる2つの製品を、それぞれにおすすめの活用場面とあわせてご紹介します。

Safie One

Safie One

Safie
Safie One

エッジAIを搭載。画像解析による業務効率化も叶えるカメラ

¥41,800 (税込)

外形φ76.5×92.5mm
重さ360g
防水性能なし
ネットワーク接続有線LAN、Wi-Fi
PoE給電対応
画角水平114° 垂直60°
ズームデジタルズーム 最大8倍
マイク(音声入力)あり
スピーカー(音声出力)あり
暗所撮影対応

「Safie One」は、エッジAIを搭載したカメラです。内蔵マイク・スピーカー、Bluetoothを標準搭載しており、双方向通話が可能。インターネットにさえ接続すれば置くだけで使える、設置の簡単さも魅力です。電源と接続できればどこにでも設置できるので、レイアウトの変更が多い店舗での利用にもぴったり。卵型のかわいらしい見た目なので、圧迫感を与えたくない場合にもおすすめです。

高画質で高感度なので、従来の防犯カメラでは判別不可能だった文字もくっきりと映し出すことが可能。従来のカメラでは逆光や陰で判別できなかった部分も鮮明に記録できるほか、夜間など光の少ない環境でも、店舗の隅々までをしっかりと録画できます

また、AIが人だけを検知する「人検知」機能が標準搭載されており、スマホにも通知が届くので、不在時の防犯にも便利です。オプションでアプリケーションを追加すれば、解析した映像データを防犯やマーケティングに活用することが可能。このアプリケーションは、「立ち入り検知」、「通過人数カウント」、「立ち入りカウント」という、店舗運営で役立つ3つの映像分析機能がパッケージ化されたものです。

Safie Pocketシリーズ

Safie Pocket2 Plus

Safie
Safie Pocket シリーズ

現場を見ながらリアルタイムに会話できる

料金はお問い合わせください

「Safie Pocket シリーズ」は、上でご紹介したAGC株式会社さまの事例で利用されているウェアラブルカメラです。撮影を開始したいときは、カメラの電源を入れてカバーを下ろすだけ。高画質映像をライブで共有しながら双方向通話ができます

コンパクトながら8時間稼働のバッテリーと通信機能が内蔵されているため、電源もインターネット環境も不要。人が身に着けて移動しながら使うことも、三脚などに設置して定点カメラとして使うこともできます。

IP6の防水防塵性能が備わっているため、工事現場など屋外での使用にぴったりのモデルです。実際に、多くの企業の建設現場や工事現場の遠隔臨場に活用されています。国土交通省が通達した遠隔臨場ウェアラブルカメラ仕様に適合しており、NETISにも登録されています。

事例で使用されている「Safie Pocket2」に加えて、手ぶれ補正やモバイル充電対応、最大8倍のデジタルズームなど現場からの要望が多かった機能を追加した「Safie Pocket2 Plus」も登場しています。

双方向通話だけじゃない!Safieのクラウドカメラの魅力

クラウド録画サービスでシェアNo.1の「Safie」のクラウドカメラの最大の特徴は、パソコンやスマートフォンを使ってリアルタイムでどこからでもカメラの映像を確認できることです。(※No.1:株式会社テクノ・システム・リサーチが調査した「2022年ネットワークカメラのクラウド録画サービス市場調査」より。)

Safieのカメラなら、複数のカメラを一覧で表示したり、見たいカメラだけをソートして表示したりすることも可能なので、多数のカメラを設置する場合でも、効率よく映像を確認することができます。ほかにも、過去の映像を振り返って必要な部分をムービークリップとして保存できる機能など、様々な便利機能が標準搭載されているため、幅広い用途でお役立ていただけます。

そんなSafieのカメラの特徴を一言で言えば、高画質かつ高セキュリティで、使いやすいこと。テレビと同等のくっきりなめらかな映像で、細かな部分まで正確に把握することが可能です。セキュリティ面では、録画データはもちろん、ユーザーやカメラが利用する通信経路も暗号化されていて安心。さらに、視聴画面では直観的な操作が可能で、使いやすさに定評があります。

このように充実した機能を備えていながら、低価格で利用できる点もSafieの防犯カメラの特徴です。毎月のクラウド利用料金は7日間の録画プランだと1台1,320円(税込)。「Safie One」の場合、工事なしで設置もできるため初期費用は、41,800円の本体料金のみです。

終わりに

音声の入力と出力の両方が可能な双方向通話機能を搭載したネットワークカメラは、離れた拠点間でのコミュニケーションに幅広く活用できます。具体的な活用シーンとしては、店舗などへの遠隔での指示出しや遠隔接客、介護施設などでの見守り、現場作業の遠隔サポートなどが挙げられます。工場での実際の活用事例をとおして、双方向通話機能の便利さを実感していただけたのではないでしょうか。

クラウドカメラの活用方法にお悩みの方は、業界や目的別に使い方を紹介していますのでこちらからご覧ください。

AIカメラSafie One

かしこくなるAIカメラ「Safie One」。エッジAIを搭載し、計測・検知を行うことで映像解析をより便利にします。