「防犯カメラをどこに設置すべきか」——これは防犯カメラの導入検討時に多くの方が悩むポイントです。最適な設置場所を決めなければ、必要なカメラ台数も見積もれず、結果的に投資効果の低下を招きかねません。防犯カメラ導入には一定の費用がかかるため、最小限の台数で効果的に死角をカバーし、コストパフォーマンスの高い運用を実現することが重要です。
本記事では、防犯カメラの設置場所についての考え方や、業態別におすすめする設置場所を紹介します。
目次
防犯カメラの設置場所に関するよくあるお悩み
防犯カメラの設置場所に関連する主なお悩みは、次のとおりです。
- 台数を増やすと費用がかさむ
- 後から設置場所を変更すると死角が増える
- 増設や設置場所の変更に工事が必要となる
それぞれのお悩みについて、以下で詳しく解説します。
1.台数を増やすと費用がかさむ
防犯カメラの設置台数が増えるほど、それに伴って費用がかさみます。広い店舗や現場で防犯カメラを有効活用するには、できる限り死角が生まれないよう、複数箇所への設置が必要です。
防犯カメラの中には1台10万円を超えるものもあります。設置場所のイメージはできていても、費用がかさむことに悩むケースは少なくありません。
2.後から設置場所を変更すると死角が増える
防犯カメラの設置場所を変えることで、当初の設計バランスが崩れ、死角が生じる恐れがあります。
防犯カメラの設置当初は、すべてのカメラの映り具合を踏まえて死角の少ない配置を考えていることが多いものです。しかし、後から一部のカメラの設置場所を変更してしまうと、当初考えていたバランスが崩れ、新たな死角が生じる可能性もゼロではありません。
3.増設や設置場所の変更に工事が必要となる
防犯カメラを増やしたり、設置場所を変えたりするためには、多くの場合で工事が必要です。
設置の工事を外部に依頼するには、費用がかかります。依頼してから実際に工事が行われるまでのタイムラグが発生したり、営業日や稼働日の関係で、工事できるタイミングが限定される場合も少なくありません。
工事に伴い費用や時間がかかることも、防犯カメラの設置に関するお悩みの1つです。
防犯カメラの設置場所の考え方
防犯カメラを導入する際は、設置場所が重要です。映像の死角など、さまざまな注意点があるためです。実際に防犯カメラを設置する際は、次の3つのポイントを確認する必要があります。
- 死角の原因となるものがないか
- 適切な高さ・角度・距離に設定されているか
- 設置場所に合うカメラタイプが選ばれているか
これらの確認ポイントをそれぞれ解説します。
1.死角の原因となるものがないか確認する
防犯カメラの死角を減らすために、視界を遮るものがないか確認しましょう。
たとえば、柱や陳列棚が大きく映り込んでいたり、曲がり角の先まで映っていなかったりする場合が考えられます。防犯カメラで撮影した映像に決定的な瞬間が映っておらず、トラブルの原因究明や事実確認に役立てられないかもしれません。
死角を減らすためには、映像の角度や視界を考慮した複数台の防犯カメラ設置が基本といえるでしょう。それでもなお死角が生じる場合は、追加カメラの設置が検討課題となります。
2.適切な高さ・角度・距離に設定する
防犯カメラを設置する際は、高さ・角度・撮影距離についても適切に配慮することが効果的です。
設置場所が高すぎると撮影距離が長くなる恐れがあるため、2.5m程度の高さが好ましいです。
防犯カメラの高さを確保したうえで、角度は下向きにすることが一般的です。室内の場合は、基本的に奥から入口方向に向けて設置します。ただし、逆光になる場合は入口方向から奥に向かって設置する場合も多いものです。WDR(ワイド・ダイナミック・レンジ)機能を搭載した機種であれば、逆光や明暗差の大きい環境でも鮮明な映像を撮影できる技術のため、カメラの方角に関係なく鮮明な映像を撮影しやすくなります。
撮影の対象物から適切な撮影距離を保つことも大切です。天井に設置する場合はある程度の距離を取りやすくなります。しかし、レジ横や店舗の入口など対象物に近い位置に設置する場合は、高さを調節したり画角の広いカメラを使ったりする工夫が必要です。
3.設置場所に合うカメラを選ぶ
防犯カメラを設置する際は、設置場所に適した画角やサイズ感のものを選ぶ必要があります。撮影範囲が広い場所では、180度撮影可能なカメラや複数台のカメラの設置を検討しましょう。
賃貸物件に防犯カメラを設置する場合は、壁に穴を開けてもよいか事前に確認しなければなりません。
防犯カメラには屋内用と屋外用があります。屋内用カメラを屋外に設置したり、屋外用カメラを屋内に設置したりすることは、思ったような映像を撮影できないこともあるためおすすめできません。
適切なカメラの選出は、利用環境や目的によって変わるため、専門業者へ相談すると安心です。
破壊やいたずらをされやすい場所
手の届く高さやレジ横などに防犯カメラを設置すると、防犯カメラを破壊されたりいたずらの被害にあったりする恐れがあります。
こうした場所に防犯カメラを設置しなければならない場合には、映像データがクラウド上に保管されるネットワークカメラがおすすめです。
SDカードやカメラ本体にデータを保存するタイプは、破壊やいたずらを受けると映像の事後確認が不可能になります。このことから、カメラやデータへの被害リスクを抑え、トラブル発生時でも映像確認が可能な防犯カメラが適しています。尚、映像データがクラウド上に保管されるカメラでもデータ保存日数が決まっていることが多いため、契約内容に注意しましょう。
強い光が当たる場所・屋外の場所
直射日光が当たる場所や屋外に防犯カメラを設置する場合は、耐熱性の高いカメラや冷却ファン搭載モデルの選択が適切です。
光が当たり続ける場所に防犯カメラを設置すると、光の加減で鮮明な映像を撮影できない、高温によりカメラが故障するといったリスクがあります。防犯カメラの長期的な耐久性を確保するには、強い光が継続的に当たる場所への設置は可能な限り避けることをお勧めします。
光が入りにくい場所
光が入りにくい場所に防犯カメラを設置する場合は、夜間撮影や暗視に対応可能なカメラを選定することをお勧めします。
夜間撮影や薄暗い倉庫・立体駐車場への設置には、低照度環境でも鮮明な映像を捉えられる高感度カメラが求められます。
このほか、センサーライトを使って被写体を明るく照らすことも有効な方法です。
利用者や従業員のプライベートが映る場所
店舗や施設の利用者・従業員のプライベートが映り込む場所に防犯カメラを設置する場合は、特にプライバシー保護への配慮をしなければなりません。
たとえば、入居者が生活する介護施設や、従業員の休憩室などでの撮影には特に注意が必要です。利用目的を明示して同意を得るなど、トラブルを防止するよう努める必要があります。
主要な設置場所の比較と選定ポイント
これまで解説した防犯カメラの設置ポイントを踏まえ、主要な設置場所ごとの重要度、おすすめカメラの特徴、プライバシーへの配慮に加えて注意が必要な点をまとめました。設置計画を立てる際の参考にしてください。
設置場所 | 重要度 | おすすめカメラの特徴 | 主な注意点 |
レジ・カウンター | ★★★★★ | ・高解像度 ・音声記録機能 ・ズーム機能 | ・現金や金額が判別できる画質 ・従業員と利用者の両方が見える角度 |
出入口・エントランス | ★★★★★ | ・WDR機能 ・広角レンズ ・高解像度 | ・逆光対策が必須 ・顔が識別できる位置に設置 ・ドアの開閉範囲を考慮した角度 |
店内通路・売場 | ★★★★ | ・広角レンズ ・動体検知機能 ・パン・チルト機能 | ・陳列棚の高さを考慮した設置 ・死角をなくす配置設計 ・複数台での連携カバー |
バックヤード・事務所 | ★★★★ | ・高感度(暗所対応) ・動体検知機能 ・小型・目立たないデザイン | ・貴重品や重要書類の保管場所をカバー ・入退室が記録できる位置 |
駐車場・外周 | ★★★★ | ・防水・防塵機能 ・夜間撮影機能 ・広角レンズ | ・広範囲をカバーする配置 ・ナンバープレートが識別できる解像度 ・天候の影響を受けにくい設置位置 |
商品保管エリア・倉庫 | ★★★ | ・高感度(暗所対応) ・センサーライト連動 ・広角レンズ | ・在庫の出入りが把握できる角度 ・暗所での視認性確保 ・搬入口との連携カバー |
トイレ外・更衣室外 | ★★★ | ・小型・目立たないデザイン ・広角レンズ ・人感検知機能 | ・出入りのみを記録 ・設置の事実を明示 |
共用スペース・休憩室 | ★★ | ・360度カメラ ・低照度対応 ・音声オフ設定 | ・複数の出入口と動線を考慮した配置 ・家具や間仕切りによる死角への対策 |
防犯カメラ設置時のプライバシーへの配慮
防犯カメラの設置・運用には、安全確保という目的とともに、撮影される方々のプライバシーや個人情報への適切な配慮が欠かせません。ここでは、事業者が特に注意すべき主なポイントをご紹介します。
法令遵守と基本的な配慮点
防犯カメラで撮影した人物の映像は個人情報に該当する可能性があるため、主に以下の対応が重要です。
- カメラ設置の目的を明確にし、店舗入口や撮影エリアなど見やすい場所に掲示する
- 映像データへのアクセス権限を必要な担当者のみに限定し、セキュリティ対策を徹底する
- 保存期間を必要最小限に設定し、期間経過後は確実に削除する
- 目的外利用を行わない(防犯目的で設置したカメラの映像をマーケティング分析に使用するなど)
プライバシーを尊重した運用のために
防犯カメラの設置は、安全確保とプライバシー保護のバランスが重要です。最小限の台数と適切な撮影範囲で目的を達成できるよう検討しましょう。特に以下の点に注意が必要です。
- トイレ、更衣室、休憩室など特にプライバシー性の高い場所への設置は原則避ける
- 必要な範囲を超えた過剰な撮影や、他者の私有地が映り込む設置は避ける
- 介護施設や保育施設などでは、利用者の尊厳を最大限尊重した運用を心がける
- 従業員の労働環境にカメラを設置する場合は、目的を十分に説明し理解を得る
▼防犯カメラとプライバシーの関係については、こちらの記事で詳しく解説しています。
主な目的に合わせた防犯カメラの設置場所
防犯カメラを選ぶ際には、まず設置場所の決定が最優先事項となります。屋内用防犯カメラか屋外用防犯カメラかによっても機能が異なるため、目的に合わせた場所を選ぶことが大切です。
万引きや内引きなどの犯罪を抑止する
犯罪の防止を目的とする場合は、撮影していることがわかりやすい場所に防犯カメラを設置することが有効です。
万引きや内引き(従業員による商品や金銭の着服)をしようと考えている人も、防犯カメラで撮影されていると認識すれば思いとどまる可能性は高いと考えられます。
トラブルが起きた際の証拠を残す
トラブルの証拠を残すことを目的とする場合は、トラブルの起こる可能性がある場所に防犯カメラを設置することがおすすめです。
具体的なトラブルとしては、工場における機械の故障やインシデント、店舗でのクレームなどが考えられます。トラブルの内容や関わっている人物を撮影していれば、事実確認や原因究明に役立てることが可能です。
業態ごとの防犯カメラ設置場所と必要なカメラ機能
防犯カメラの適切な設置場所は、業態によってもさまざまです。また場所ごとに必要なカメラ機能も異なります。この章では、小売店・飲食店・宿泊施設・介護施設や保育施設における防犯カメラのおすすめの設置場所と必要なカメラ機能について解説します。
コンビニやスーパーなどの小売店
小売店において、防犯カメラの設置が有効な場所は次のとおりです。
- レジ
- 出入口
- 陳列棚・店内通路
- ストックヤード・事務室
- 駐車場
- 搬入口
小売店は万引きやクレームが発生しやすい傾向にあります。トラブルが発生した際は、防犯カメラの映像によって状況の確認が可能です。
店舗の出入口に設置するカメラを検討する際は、明暗差に対応可能な前途のWDR機能搭載モデルを選択する等の工夫が必要です。
関係者以外の人物が侵入することへの対策として、ストックヤードや事務室のセキュリティも重要です。高機能な防犯カメラなら、立ち入り禁止エリアへ閉店時間後の侵入を自動検知する機能も活用可能です。ネットワークカメラを使えば、管理者のスマートフォンへ自動で通知することも可能です。
駐車場では車上荒らしや車両同士の接触事故、カート放置などの問題が発生する可能性があります。
広角レンズカメラで広範囲をカバーし、夜間撮影機能を備えた防水・防塵仕様の屋外用カメラを配置しましょう。
小売店における防犯カメラの活用方法については、こちらのページも参考にしてください。
カフェや居酒屋などの飲食店
飲食店において、防犯カメラの設置が有効な場所は次のとおりです。
- レジ
- 事務所・休憩所
- ホール・厨房
- 駐車場
- 搬入口
会計カウンターでは伝票の金額や支払いに関するトラブルが発生しやすく、特に混雑時や深夜営業の飲食店ではリスクが高まります。音声も記録できるカメラを設置することで、支払いに関するトラブルへの対応や、従業員による不正会計の抑止にも役立ちます。
バックヤードや事務所などの業務エリアには、貴重品や重要書類の保管場所を対象とした限定的なカメラ設置が効果的です。一方、スタッフの休憩所などプライベート性の高い場所へのカメラ設置は原則避けるか、設置する場合は従業員との十分な協議と同意取得を前提としてください。
ホールでは酔客による器物損壊や他の来店者へのハラスメント、食中毒クレームなど様々なトラブルが発生する恐れもあります。厨房では食品安全管理の徹底が求められます。
客席全体を見渡せる位置と、特にトラブルの多い個室やカウンター席を重点的に状況把握できるカメラ配置が効果的です。厨房では調理工程の記録により、食品安全管理の証明や教育にも活用できます。温度変化の激しい環境に耐えるカメラ選定が重要です。
ビュッフェスタイルや無人販売といった業態においては、防犯カメラの設置は犯罪の抑止に有効です。あえて防犯カメラを見えやすい位置に設置することも検討する必要があります。
このほか、駐車場・搬入口でのトラブルにおいても、防犯カメラの映像は有効です。
飲食店における防犯カメラの活用方法についてはこちらでも紹介しています。
ホテルや旅館などの宿泊施設
宿泊施設において、防犯カメラの設置が有効な場所は次のとおりです。
- フロント
- 出入口・エントランス
- エレベーターホール・各フロア通路
- 駐車場
- 事務所
- レストラン
- ロビー
宿泊客が安心して利用できる環境を作るためには、防犯カメラが役立ちます。宿泊客だけでなくスタッフの安全も守るためにも、複数台の防犯カメラを設置することが有効です。
フロントカウンターは宿泊者の個人情報や支払い情報を扱う最も重要な場所です。360度カメラや音声記録機能を活用することで、チェックイン・チェックアウト時の会話内容まで記録し、言った・言わないのトラブル防止に効果を発揮します。特に言語や価値観の異なる外国人観光客とのコミュニケーション上の行き違いも客観的に検証できる点が重要です。
宿泊施設の出入口は、宿泊者の安全を確保するための重要なセキュリティポイントです。24時間安全対策が機能するよう、夜間でも鮮明に撮影できるカメラの設置が有効です。映像の確認は関係者以外の人物侵入など必要な場合に限定し、日常的な安全確保のためのツールとして適切に運用しましょう。宿泊者が最も安心感を求める場所だからこそ、出入口付近のセキュリティ対策は妥協できません。深夜の侵入を即座に検知できるAI機能付きカメラの活用も効果的です。
宿泊施設で重要な安全確認ポイントは、エレベーターホールと各フロア通路です。通路全体が見渡せる確度でカメラを設置することで、セキュリティ対策に役立ちます。
自動車での来客が多い宿泊施設では、駐車場にも防犯カメラが欠かせません。スタッフがカメラの映像から大型バスの来訪を確認できれば、団体客の到着に迅速な対応ができます。
関係者以外の侵入やスタッフ同士のトラブルへの対策に、事務所に防犯カメラを設置することもおすすめです。
宿泊施設にはレストランやロビーなど人が集まりやすい場所もあり、防犯カメラを設置することでトラブルに備えられます。
ホテルにおける防犯カメラの活用方法については、こちらの記事も参考にしてください。
介護施設や保育施設
介護施設や保育施設において、防犯カメラの設置が有効な場所は次のとおりです。
- 玄関・出入口
- 利用者の生活空間
- 廊下・ロビー
- 施設周辺・外周部
- 駐車場
- 事務所・ヘルパーステーション
介護施設や保育施設では、高齢者や子どもを見守るとともに、安全の確保も求められます。思わぬ事故や危険も生じやすいため、カメラを有効活用することが不可欠です。
介護・保育施設の出入口は、特に厳重な入退室管理が求められる場所です。認知症によるひとり歩きや、保護者以外の人物による子どもの連れ出しリスクがあるため、顔認識精度の高いカメラと連動したセキュリティシステムの導入が効果的です。来訪者全員の記録を残し、関係者以外の人物の侵入を未然に防ぎましょう。
共用リビングや活動室などの生活空間では、安全確保とプライバシー保護のバランスが特に重要です。必要最小限のカメラを、適切な角度と位置に設置することで、転倒などの緊急事態に対応できる体制を整えましょう。施設利用者や保護者への説明と同意取得も必須です。
異常を自動検知するAI機能付きカメラを導入すれば、転倒や異常行動をリアルタイムで察知し、すぐに駆けつけることができます。
老人ホームやグループホームなど夜間の見守りが必要な施設では、暗やみでも撮影できるナイトビジョンに対応した防犯カメラがおすすめです。特に施設周辺の道路や公園など、万一施設外に出てしまった場合の捜索に役立てられるよう広範囲をカバーする設計が重要です。
送迎者や訪問者の多い介護施設・保育施設では、駐車場におけるカメラの必要性も高いといえます。トラブルの記録だけでなく、利用者がひとり歩きするうちに外に出てしまった場合の早期発見にもカメラの映像が役立つかもしれません。
施設のスタッフが控える事務所やヘルパーステーションでは、重要な書類や利用者の貴重品を保管している場合が多いため、カメラを設置しておくと安心です。訪問者の多いヘルパーステーションでは、音声を記録できるカメラを設置することで利用者とスタッフとの会話も記録できます。
介護施設におけるカメラの活用方法については、こちらの記事も参考にしてください。
防犯カメラは費用面・機能面で安心のSafie Oneがおすすめ

費用を抑えながら、必要な防犯カメラの台数をそろえたいという方には、Safie One(セーフィー ワン)がおすすめです。
Safie Oneは高画質・高感度でありながら、手軽かつ簡単に使い始められます。鮮明な映像を撮影できるため、「撮った映像をトラブル解決に活かせない」「証拠として十分に機能しない」といった不安も解消可能です。
以下では、Safie Oneをおすすめする理由をさらに詳しく紹介します。
定額の月額料金で安心
Safie Oneの料金体系は、カメラ購入にかかる初期費用とカメラ1台あたりにかかる月額利用料金で成り立っています。月額料金がかかる理由は、Safie Oneがクラウド上に録画した映像を保存するネットワークカメラであるためです。
Safie Oneで撮影した映像を保管する期間によって、次のように月額利用料金は異なります。
クラウド上の映像の保存期間 | 1台あたりの月額利用料金(税込) |
7日間 | 1,320円 |
14日間 | 1,815円 |
30日間(一番人気) | 2,200円 |
60日間 | 2,750円 |
90日間 | 3,300円 |
180日間 | 4,950円 |
365日間 | 7,700円 |
カメラ本体の費用は1台税込50,600円で、複数台を導入する場合は台数分の費用が必要です。初期費用にはまとまった金額が必要であるものの、導入以降の費用は定額のため、安心して利用できます。長時間撮影したからといって、月額料金以上の金額を請求される心配はありません。
たとえば、3台のカメラを導入し、30日間保存のプランを利用する場合の料金は、次のように計算できます。
- カメラ(初期費用):50,600円 × 3台 = 151,800円
- 月額利用料金 :2,200円 × 3台 = 6,600円
比較的リーズナブルな価格で柔軟に映像のクラウド保存が利用できることが、Safie Oneの大きなメリットです。
AIによる「人検知」機能を搭載
Safie Oneは、営業時間外など無人環境での防犯対策として、人の動きを検知する機能を搭載しています。この機能は防犯目的に特化しており、プライバシーに配慮し、営業時間外や指定した時間帯のみで活用することも可能です。
夜間に無人となる店舗や会社に導入することで、セキュリティ向上が見込めます。人の侵入を検知した際はスマートフォンに通知が届くため、異変を迅速にキャッチして対応や通報が可能です。
撮影した映像はインターネットを経由して、適切な権限を持つ担当者が必要な場合に確認できるため、緊急時や異常検知時には迅速に状況を把握して対応できます。アクセス権限の適切な管理により、映像の閲覧を業務上必要な場面に限定することが重要です。明るさに応じてカメラを切り替えるデイナイト機能も搭載しており、暗い中でも鮮明な映像を撮影可能です。
人検知機能とネットワークカメラの強みを活用して、状況に応じた臨機応変な対応ができます。
複数台のカメラを一元管理できる
Safie Oneを複数台設置した場合でも、各カメラの映像を一括で一元管理する機能を搭載。パソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットからのアクセスにも対応しています。
すべてのカメラを1つの画面上に映し出すことや、表示サイズの変更や並べ替えもできるため、直感的な操作で快適に映像を確認することができます。店舗内で複数台のカメラを設置している場合や、離れた拠点の映像を管理する場合にも対応しています。
映像は複数人で共有でき、ユーザーごとに操作の権限を設定可能です。パソコンやスマートフォンに映像を保存することもできるため、クラウドでの保存期間が終了したあとに映像を確認したい場合にも対応しています。
工事不要で設置しやすい
工事不要の簡単設置も、Safie Oneの大きな魅力です。置き型カメラとしての利用はもちろん、DIYでの壁面・天井取付にも対応しており、追加の設置費用が発生しない点が経済的です。アダプターや三脚、ライティングレールを使えば、さらに多彩な場所に設置可能です。
カメラが届いたら電源に挿し、スマートフォンやパソコンでインターネットに接続するだけですぐに使い始められます。インターネットへの接続はアプリを使って簡単にできるため、面倒な初期設定も不要です。

Safie
Safie One
エッジAIを搭載。画像解析による業務効率化も叶えるカメラ
¥50,600 (税込)
外形 | φ76.5×92.5mm |
重さ | 360g |
防水性能 | なし |
ネットワーク接続 | 有線LAN、無線LAN |
PoE給電 | 対応 |
画角 | 水平114° 垂直60° |
ズーム | デジタルズーム 最大8倍 |
マイク(音声入力) | あり |
スピーカー(音声出力) | あり |
暗所撮影 | 対応 |
防犯カメラの設置場所を精査して効果的な運用を目指そう
防犯カメラの設置場所選びは、セキュリティ効果と投資効率の両立を左右する重要な判断です。本記事で解説した設置の考え方と業態別のポイントを参考に、自社環境に最適な配置計画を検討してみてください。
お客様の施設に最適な防犯カメラの設置場所や必要台数についてさらに詳しく知りたい方は、ぜひ下記のオンライン相談をご利用ください。専門スタッフがお客様の状況をヒアリングし、環境に合わせた最適な防犯カメラ配置プランをご提案いたします。
- オンラインでのご相談
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- お客様の課題や目的に合ったカメラの活用方法について、事例と併せてご提案します。
- お気軽にご相談ください。
※顧客や従業員、その他の生活者など人が写り込む画角での防犯カメラの設置・運用開始には、個人情報保護法等の関係法令の遵守に加え、写り込む人々、写り込む可能性のある人々のプライバシーへの配慮が求められます。防犯カメラとプライバシーの関係については、こちらの記事で詳しく解説しています。
▶「防犯カメラとプライバシーの関係。事業者が注意すべき設置のポイント」
※カメラの設置に際しては、利用目的の通知を適切に行うとともに、映像の目的外利用を決して行わないことが求められます。適切なデータの取り扱いについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
▶「カメラ画像の取り扱いについて」
※ セーフィーは「セーフィー データ憲章」に基づき、カメラの利用目的別通知の必要性から、設置事業者への依頼や運用整備を逐次行っております。
※当社は、本ウェブサイトの正確性、完全性、的確性、信頼性等につきまして細心の注意を払っておりますが、いかなる保証をするものではありません。そのため、当社は本ウェブサイトまたは本ウェブサイト掲載の情報の利用によって利用者等に何らかの損害が発生したとしても、かかる損害については一切の責任を負いません。