
今回は、天井への防犯カメラ取り付けを検討している方必見の記事です!
実際に防犯カメラを取り付けるとなると、何から始めたらいいかわからない・・・
カメラの種類もたくさんあるし、自分に合った防犯カメラがどれかわからない・・・・
このようなお悩みをお持ちの方、多いのではないでしょうか。
そこで今回は、”天井に防犯カメラを設置する前に知っておくべき注意点とアドバイス”をご紹介します。
1.天井に防犯カメラを取り付けるときに必要な条件
まず最初に、天井用の防犯カメラを買う前に必要な条件がいくつかありますので、ご紹介していきます。
クラウドカメラとアナログカメラに分けてお伝えします。
※クラウドカメラについてご存知ない方は、下記の記事でクラウドカメラとアナログカメラの違いに関して詳細に解説しておりますのでご参照下さい。
クラウドカメラとは?メリットやアナログ防犯カメラとの違いについて
クラウドカメラの場合
・ネットワーク回線があるか
クラウドカメラは映像をクラウド上に保存するカメラなのでインターネット環境は必須です。
・ネットワーク回線がWi-Fiの場合、安定してつながるか(通信環境の確保)
ネット通信が途切れてしまうと映像がこま切れになってしまうため、カメラとWi-Fiルーターの推奨距離は5m以下です(ただし、部屋の構造や周囲の電波環境にもよります)
・ネットワーク回線が有線LANの場合、接地面がコンクーリートなど硬い素材もしくは著しく高い場所でないか
Wi-Fiより通信環境は安定しますが、この場合、自分での設置が難しいので工事をお願いすることになります。
・近くに電源があるか
天井に設置するカメラの電源が必要です。定期的に配置を変えたい方はモバイルバッテリーを繋いでいる方もいらっしゃいます。
上記の通り、クラウドカメラの場合は、常に防犯カメラが接続できるようインターネット環境の確認はしっかりしておきましょう。
アナログカメラの場合
・近くに電源があるか
天井に設置するカメラの電源が必要です。また、アナログカメラの場合は、録画機やモニターの電源も必要です。
・ケーブルを通す配線経路の確保ができるか
カメラと録画機やモニターを直接接続するため、ケーブルを通す配線経路を確保する必要があります。
・録画機やモニターが破損や盗難されない、安全なスペースを確保できるか(セキュリティ安全確保)
クラウドカメラと異なり、記録はハードディスクに管理されているためバックヤードなど安全な場所にスペース確保が必要です。
上記の通り、アナログカメラの場合は、録画機やモニターへの配線経路の確保と、設置スペースが必要です。
2.天井に防犯カメラを取り付けるときの注意点
次に、天井に防犯カメラを取り付けるときの注意点を2点、お伝えします。
①屋内・屋外の環境に合わせて設置する
屋内の場合は、水がかかるような環境や、湿気が高い場所を避けて設置しましょう。屋内用の防犯カメラはさまざまな天候に対応する必要がないので、防水仕様になっていないカメラが多いです。
屋外の場合は、防水防塵対応であることを推奨します。IP66あれば、雨や埃に強いカメラなのでさまざまな環境でご利用いただけます。
②プライバシーへの配慮
防犯カメラで撮影された映像でも、その映像が特定の個人であると判断できる場合は個人情報に該当します。その場合、映像の取り扱いに関する文書を、店内やウェブサイトへ掲載する必要があります。
3.天井に取り付けるうえでのアドバイス4つ
最後に、天井に取り付けようとしたときに、皆さんが抱くであろう疑問と、アドバイスをご紹介します。
Q1.天井にはどんなカメラを付けたらいいの?
どんなカメラがいいのか種類が多くて迷いますよね。
特に飲食店やサービス業ではお客様がリラックスして過ごしてもらうためにも、あまり目立たず、お店の雰囲気を邪魔しないようなカメラが良いです。
おすすめは【ドーム型のカメラ】です!
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ドーム型カメラの特徴は以下の3点です。
1)外見からカメラかどうかわかりにくいので威圧感がない
2)カメラがどこ映しているかわかりにくいことも犯罪の抑止力になる
3)1台で広範囲をカバーできる
なお、他には、「ボックス型カメラ」「バレット型カメラ」などの形状もあります。
また、形状以外には、色や機能でカメラを選びます。
●天井の色に馴染む色のカメラを選ぶ
よく使われるのはホワイトのカメラが多いですが、ウッド調の天井に馴染むブラックもあります(自分で塗装してしまうと保証が効かなくなる場合もあるから注意!)
●あなたが必要とする機能で選ぶ
・閉店後の真っ暗な店内も撮りたいなら、赤外線照明の機能があるものを選ぶ
・動きや音声を検知したいなら、動体検知・音声検知の機能があるものを選ぶ
Q2.天井に取り付けるには工事を頼まないといけない?
クラウドカメラもアナログカメラも綺麗に配線したい場合は工事を依頼しましょう。
配線を天井裏に埋め込み、綺麗な施工をしたい場合は、自分での設置が難しいため工事が必要になります。配線がむき出し、自分で天井や壁にカバーや留め具でとめるなどの処理でも良い場合は、自分で設置しても問題ありません。
主に、配線の処理を綺麗にしたいかしたくないかというのが工事有/無の判断要件になります。
Q3.いくらぐらいかかるの?
私がGoogleで、「天井用 防犯カメラ」と検索して、調査した企業の価格帯をまとめた結果です。

クラウドカメラはクラウド利用料として毎月ランニングコストがかかります。
一方、アナログカメラの場合はランニングコストはかかりませんが、録画機やモニターなどの機器の購入と、配線工事を行う必要があるため導入コストが高くなるケースが考えられます。
Q4.どこの天井に付けるケースが多いの?
天井といっても広さによっては何箇所か設置しないと死角ができてしまいます。また見たい映像がレジ周りなのか、厨房なのか、何を目的に防犯カメラを設置するのかによって状況は変わりますよね!
ちなみにこちらは、2018年に弊社で実施した防犯カメラの設置場所に関するアンケート結果です。是非、ご参考になさってください。
▼調査対象数
・対象店舗数:611店
・対象カメラ数:1,955台
・1店舗平均設置カメラ数:3.1台
▼カメラを設置している場所ランキング
Q.あなたがカメラを設置している場所はどこですか?(複数回答)

※参考ページ
飲食・小売店の人手不足を支える防犯・監視カメラ利用の実態調査 93.3%の店舗がレジ上にカメラ設置
4.まとめ
今回は天井に防犯カメラを取り付ける際のポイントを紹介させていただきました!
●ポイントおさらい
・天井に防犯カメラを取り付ける際は、クラウドカメラかアナログカメラかによって事前に必要な条件が異なる
・防犯カメラを設置する際は、周りの環境と機能などでカメラを選び、被撮影者のことにも配慮する
なお弊社でも、天井に設置できるドーム型のクラウドカメラをご用意しておりますので是非参考にしてください。
https://safie.jp/products/