受付スタッフが一人でも安心してスペース運用ができる。
スマホで実現した「離れた場所の様子をその場で確認」という価値。

PlanTを運営する株式会社リビタは、中古マンションのリノベーション事業を軸に、シェアスペースやイベントスペースの運営を行っています。

(取材:2017年11月)

導入の決め手

  • リアルタイムで映像確認したかった
  • 死角ができないよう簡単に移動できるカメラが良かった

導入目的

  • 離れた部屋の監視に
  • トラブルの抑止力に
  • 3店舗の混雑状況を遠隔で把握し、店舗運営に役立てたかった

導入した結果

  • 遠隔でも確認できるため巡回に必要な時間がなくなった
  • 今のところトラブルがない
  • イベントの映像配信など新しいアイデアを考えれるようになった

地域に開かれたビジネス創出センター「PlanT」でのカメラ活用法

かつて工業都市として栄え、産業構造の変化に伴いベッドタウン化した「日野市」。そんな日野市での創業や職住近接を実現するために、オープンしたのが産業連携センター「PlanT」です。そこはビジネス創出の場でもあり、地域の人々に開かれた空間でした。様々な地域の人が出入りする「PlanT」で、どのようにセーフィー対応カメラは使われているのでしょうか。

リビタが運営サポートを行う日野市の公共施設「PlanT」

PlanTを運営する株式会社リビタは、中古マンションのリノベーション事業を軸に、シェアスペースやイベントスペースの運営を行っています。シェア型賃貸住宅として「THE SHARE」や「the C」などの複数のブランドを運営し、「BUKATSUDO」や「TABLOID」などのイベントスペースも人気を集めています。

そんなリビタが運営サポートを行う日野市多摩平の森産業連携センター「PlanT」がオープンしたのは2015年10月。様々な企業や大学の人々が集い、日野市から新しいビジネスを生み出すインキュベーション施設として始まりました。今回はリビタの増田亜斗夢さんに施設開設のきっかけから、セーフィー対応カメラ活用に至るまで、お話を伺いました。

増田さん:日野市はもともと工業都市として発展した街です。いくつもの工場や企業の立地がありますが、一部工場の撤退が進み、昼間人口の減少が伴うなか、改めて日野市内での職住近接を実現させていきたい。そんな想いからPlanTは始まりました。

ビジネスパーソンを中心に地域の人々が利用できるラウンジや会議室、イベントスペースなどが設けられています。中でもユニークなのは、チャレンジショップです。「PlanT」の隣には1年間限定でレンタルし、自身のお店を出せるスペースがあります。取材に伺った際には、中国茶販売のお店が出店されてました。

増田さん:以前は女性が実業家として、自分で店舗を持つための相談を受けられる場等を開いていましたね。その方は今では日野市の別の場所にオフィスを構えて、事業に取り組んでいます。新しい事業を始める最初の一歩をサポートしたくて、チャレンジショップを運営しているんです。

リアル店舗に適したビジネスを行う方はチャレンジショップを活用しますが、それ以外にも様々なビジネスパーソンがPlanTに入居しています。

増田さん:月額で借りているフリーランスの方や起業準備中の方。他にもスキルアップを図ろうとしている方等もいますね。PlanTにある「まちのラウンジ」は一般の方も利用できるため、学生や地域の方の利用もあります。

また、地元の企業と連携したアイデアソンの開催や、多摩信用金庫による創業セミナーなどの皆で共創を生むイベントや創業に関するセミナー等も開かれています。

勉強目的での生徒の利用が増え、カメラ導入の必然性が高まる。

「PlanT」にある「まちのラウンジ」は、受付で登録をすれば誰でも利用できます。資格勉強などに勤しむビジネスパーソンの他に、受験勉強をしたい生徒も目立ちます。特に夏休み期間中は生徒の方の利用が増えたそうで、今の「まちのラウンジ」のキャパシティでは収容しきれなくなってしまいました。

増田さん:当初から近隣学校の生徒の方の利用は想定していたのですが、夏休み期間に予想以上に多くなってしまって。そこでラウンジスペースではなく、イベント利用をしていない時間帯のイベントルームを解放することにしたんです。

2017年8月限定で、イベントスペースに予約が入っていない時間帯に生徒の方の利用を許可しました。そこで新たな課題が発生します。

増田さん:実はPlanTの受付やラウンジがあるスペースと、イベントスペースは直接つながっておらず、外に出ないと行くことができないんですね。イベントスペースで問題が起きていないかを定期的に確認する必要があったのですが、その間は受付に人がいなくなるのが問題だと感じていました。

8月のイベントルームの解放が中高生に好評で、次は11月から2月の受験直前までスペースを開放し、中高生が勉強に取り組みやすい環境を整えたい。そう思っていましたが、巡回の手間を考えると、どうしても躊躇してしまったと、増田さんは教えてくれました。

そこで受付にいながらイベントスペースの様子を確認できる手段を探すことになります。もともとセキュリティカメラは設置されていましたが、それがうまく機能していない状態でした。

増田さん:セキュリティカメラはあったものの、固定式のためどうしても死角になる部分が出てきてしまうんです。それにより机の配置が制限されたりと、色々と制約が多かった。また、受付からは映像を確認できず、バックヤードのスタッフルームに行かなければいけなかったのが不便でしたね。

このような課題を抱えていた増田さんですが、元同僚の方の紹介でセーフィー対応カメラを知ることになります。「これは導入しない手はないと思った」と、増田さんは当時を振り返ります。

増田さん:セーフィー対応カメラは移動が簡単で、机の配置に伴って設置場所を変えられるので、死角が発生することもない。手元のスマートフォンで映像をリアルタイムで確認できるので、とても便利だと驚きました。

セーフィー対応カメラ導入で、受付不在を解消!

PlanTではセーフィー対応カメラを導入後、イベントスペースを生徒の方が利用できるように開放し、受験勉強に励む生徒を応援しています。PlanTには増田さんではなく、受付などを担当する常駐スタッフの方がいるため、基本的にはその方がカメラの映像を確認しています。

西久保さん:手元のスマホでリアルタイムで映像を確認できて感動しました。イベントルームの巡回にいく時、受付が不在になってしまうのが不安だったんです。カメラを導入してからはその心配がなくなりました。

受付を担当している間は基本的に映像を流したままで、業務の合間に確認しているそうです。今のところ目立ったトラブルは起きていませんが、抑止力という意味合いでもカメラがあることは心強いと教えてくれました。

西久保さん:生徒の方が頻繁にイベントスペースに訪れるようになると、今は一回受付で申請してからイベントスペースを利用いただいているのですが、直接イベントスペースに行く方も出てくるかもしれません。その際に映像を確認できれば、受付していない人がいるかどうかを確認しやすいですよね。

生徒の方が騒がないための抑止力としても、カメラが機能していました。最後に、増田さんに今後のカメラの活用方法についても教えてくれました。

増田さん:リビタではPlanTの他に様々なスペースを運営しています。そこでは頻繁にイベントを行うので、セーフィー対応カメラを使ってイベントの中継などができれば、面白いかもしれませんね。

お話を伺った方

株式会社リビタ 増田さん