食品スーパーのサテライト運営で顧客体験向上と収益を両立
Safie活用で複数店舗の売場を最適化

福岡県を中心にスーパーマーケットや飲食店を展開する「株式会社西鉄ストア」は、大型店舗と小規模店舗を連携させるサテライト運営にSafieを活用しています。具体的な活用方法や導入効果についてお話を伺いました。

(取材:2026年4月)

導入の決め手

  • 外出先でも、スマートフォンなどで手軽に映像を見られる
  • 多台数設置をイメージできる現実的なコスト

導入目的

  • 複数店舗の惣菜の売れ行きや状況をリアルタイムで確認したい

導入した結果

  • 各店の売れ行きがリアルタイムでわかり、安心して運営できる
  • 適切な生産量、タイムリーな供給を実現
  • 売上チャンスロス、廃棄ロスの改善
  • 顧客の購買行動など、販売データでわからない情報が可視化された

福岡県を中心に、スーパーマーケット事業や飲食事業を手がける「株式会社西鉄ストア」。西鉄グループの交通ネットワークを生かした生活密着型の店舗網を強みとし、ニーズに応えるきめ細やかな運営で地域の食卓を支えています。

同社は2025年8月より、大型店舗と小規模店舗が連携するサテライト運営「センター&サテライトシステム」をスタートしており、同システムのスムーズな運営に向けてSafie(セーフィー)を活用中。カメラ導入の背景や効果について、同社の執行役員としてサテライト運営の責任者を務める蒲池 孝彦さんに伺いました。

地域インフラとしての役割を果たすべく、
母店が複数の子店をアシストするサテライト運営を実践

──御社の食品スーパーで運用なさっている「センター&サテライトシステム」の概要と、同システムを実践することになった経緯をお教えください。

執行役員 センター&サテライトシステム部長の蒲池 孝彦さん

蒲池さん:「センター&サテライトシステム」はセンターの役割を果たす大型店舗が、そのサテライトとなる近隣の小規模店舗をアシストする運営モデルです。小規模店舗は収益性が課題になりがちですが、食卓を支える地域のインフラとしては収益のみで事業判断を行わず、品数豊富な店舗がその場所にあり続けることにこだわりたいと考えています。本システムはそうした私たちの強い思いを具現化したもので、小規模店舗が顧客満足度と収益性を両立させる持続可能な運営手法として、同業他社さんの取り組みも参考にしながら設計しました。

──現在、「センター&サテライトシステム」はどのような体制で運営されているのでしょうか?

蒲池さん:基幹の大型店舗を「母店」、連携する小規模店舗を「子店」と位置づけ、店長は双方を兼任する体制を取っています。また業務では店舗調理を行う惣菜やカット野菜などの製造・加工を母店に集約し、子店へ供給する運用としています。これにより、子店の負担軽減や省人化、収益の健全化を図るとともに、お客様が欲しいものを買える快適な売場をご提供したいと考えています。

母店のレガネット南長住(写真上)と、Safieを導入した子店のレガネットマルシェ長住(写真下)

──「センター&サテライトシステム」の運用でSafieをご利用いただいています。カメラ導入の背景をお聞かせください。

蒲池さん:母店・子店の連携を生かしてよりよい売場をつくるには、売れ行きに応じたタイムリーな商品供給を行い、小規模店舗でも安定した品ぞろえを実現することが大切です。

けれど店長は母店および複数の子店を兼任していますから臨店頻度にも限界があり、各店の様子をリアルタイムで把握するのが難しいという課題がありました。もちろん販売データなどの数字は確認しますが、現場に足を運ばないと見えてこないことが多いのも実情です。中でも、惣菜類の売れ行きがタイムリーにわからないことは悩みで、カメラがあれば、商品供給量や商品出しのタイミングをより適切に調整できるのではないかと考えました

子店の惣菜の売れ行きを、母店からカメラ映像でリアルタイムに確認

──カメラの中で、なぜSafieを選んでくださったのでしょうか?

蒲池さん:よく情報交換している同業他社が売場の真上にSafieを設置しており、映像を見せていただいたところ、商品が売れていく様子がつぶさにわかり感動しました。これなら遠隔で複数店舗の売場を確認でき、効率的な運営が可能になると思いました。

とはいえ、導入にあたってはSafie以外も見てみようといろいろ検討しましたが、最終的にSafieを選んだ理由は使い勝手とコストです。臨店などで外出が多いことを考えると、出先でもタブレットやスマートフォンで見られる使い勝手の良さは重要です。その点、Safieは試した中で一番手軽に視聴でき、とても魅力的でした。また、今後カメラの台数が増えた際、他社は非常に高額になりそうだったのに対し、Safieは多台数運用をイメージできる現実的な価格でした。これも、導入の大きな決め手になっています。

チャンスロス、廃棄ロスを試算してカメラの効果を可視化
各店の売場をリアルタイムで確認し、タイムリーな指示を実現

──カメラ導入にあたり、社内でのご説明などはどのようにされましたか?

蒲池さん:コストバランスについて、まず3年、5年と複数年にわたってカメラを使い続けた場合の1日あたりの費用を試算しました。その上で、カメラ活用で見込める効果のシミュレーションを行い、商品不足による売上チャンスロス・余剰が生じた際の廃棄ロスの改善見込みを可視化したところ、スムーズに承認を得られました。

──Safieのご活用状況をお教えください。

蒲池さん:現状、母店から子店に供給しているのは店舗で調理・カット加工を行う惣菜と青果ですので、カメラは子店でそれらが置かれる惣菜売場・青果売場の真上に設置しています。母店にいる惣菜、青果の各チーフは昼・夕方などピーク前後の時間帯を中心にカメラを見て売れ行きを確認し、母店からの商品供給量や品出しのタイミングを判断します。このほか、私たちセンター&サテライトシステム部のメンバーもカメラを視聴できる設定としており、季節ごとに行う売場のレイアウト変更などを適宜確認しています。

子店の青果売場全体を俯瞰で見渡せる位置にカメラを設置

──カメラの使い勝手はいかがでしょうか?

蒲池さん:通信がつながりやすく、とても見やすいです。映像をサクサク見られるストレスのなさは、実際に使ってみないとわからないものですね。最初の設置も、おそるおそる自分たちでやってみたのですが意外と簡単で、スムーズにできて良かったです。

生産・供給量の最適化やマネジメントの安心感に効果
データではわからない、映像ならではの情報が運営のヒントに

──Safieを導入し、良かったと感じるのはどのような点でしょうか?

蒲池さん:一つはマネジメントする側の安心感です。こまめに足を運べなくてもリアルタイムで子店各店の売れ行きを確認でき、母店にいる店長やチーフたちも安心して運営に臨めます。もちろん実利的な効果もあり、商品の生産・供給量の最適化にも大いに役立っています。それがお客様にとっても、品切れの少ない快適な購買体験につながっていると考えています。

リアルタイムで売れ行きを確認し、商品の生産・供給量を最適化

このほか、販売データに反映されない情報がわかるのも映像のメリットです。例えば、ある商品が品切れになったときの売り場の様子を見ていて、「この商品があったら売れたはず。いいタイミングで補充すればもっと売れる商品なのでは」と感じることもあります。映像でなければ得られないこうした発見は、導入時に想定していた売上チャンスロスや廃棄ロスの改善、つまりお客様のニーズに応えるための分析につながっていると感じます

──カメラ活用に関する今後の展望をお聞かせください。

蒲池さん:当社が手がけている移動販売において、販売車の事故防止など安全管理に生かせるのではないかと思っています。また、「センター&サテライトシステム」の運営拡大に伴うカメラの横展開も検討したいことの1つです。母店・子店がワンチームで仕事をする上でカメラは非常に有効ですので、オペレーションを磨いて豊かな食をご提供していきたいです。

※本記事に掲載している企業情報、所属及びインタビュー内容はページ公開当時のものです。
※カメラを通じて取得する映像は管理者および、映像閲覧が必要な担当者のみで閲覧しています。法令に基づく場合を除き、第三者提供は致しません。また、映像の活用は事前に特定した利用目的に必要な範囲で行い、お客様個人を追跡することは行いません。

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お話を伺った方

株式会社西鉄ストア
執行役員
物流・調達部 センター&サテライトシステム部担当
センター&サテライトシステム部長


蒲池 孝彦さん