
移動販売車、リサイクルスペースにSafieを導入
カメラによる抑止、遠隔アシストで従業員の安全・安心を守る

イオン九州株式会社では、移動販売車および店舗のリサイクルスペースにSafieを設置し、従業員の安全・安心や、インシデントの抑止・事実確認などに活用くださっています。導入の決め手や現在の活用方法についてお話を伺いました。
(取材:2025年7月)
導入の決め手
- 設置、移設が容易
- クラウドでいつどこにいても映像を見られる
- 関係者間で簡単に映像をシェアできる
- 映像データの保存容量が大きい
- 性能、利便性とコストのバランスが良い
導入目的
- 移動販売車の防犯、見守り、事実確認
- リサイクルスペースの不法投棄抑止、事実確認
- 本社内の弁当売り場における補充サイクルの適正化
導入した結果
- 何かあっても映像で確認できる安心感を得られた
- カメラの存在そのものに防犯、インシデントの抑止効果がある
- 映像確認により、事実に即した適切な対応ができる
- 通話機能を使い、接客の遠隔アシストが可能に(移動販売車)
INDEX
九州全域と山口県の一部で総合スーパー、食品スーパー、ホームセンターなどを展開し、幅広い商品・サービスを提供している「イオン九州株式会社」。「イオン」「マックスバリュ」「ザ・ビッグ」「ホームワイド」等の店舗は合計で300店を超え、地域の人々の快適な暮らしを支える重要な生活インフラとなっています。
同社では移動販売車や店舗敷地内のリサイクルスペースでSafie(セーフィー)を活用中。導入の背景やSafieを選んだ理由、実際の使用感などについて、総務部の和田 結樹さんにお話を伺いました。
設置から視聴、共有まで全てが簡単
Safieは「かゆいところに手が届く」
──はじめに、和田さんが担当されているお仕事のご紹介をお願いいたします。

和田さん:私は人事総務本部 総務部に属する総務グループでマネジャーを務めており、主にリスクマネジメントに当たっています。業務範囲は幅広く、店舗での盗難対策、お客様対応、防火、防災などがメインですが、本社のオフィス管理や社有車管理等も担っています。
──御社が管理している移動販売車や、店舗敷地内のリサイクルスペースなどでSafieをご利用いただいています。導入にはどのような背景があったのでしょうか?
和田さん:移動販売車は業態的に従業員が1人でいることが多いため、安全・安心の担保を目的にカメラを入れることにしました。もしお客様対応で齟齬が生じても、映像が残っていれば事実に即した適切な対応が可能になります。また、カメラの存在自体がインシデント抑止につながるのではないかという期待もありました。

一方のリサイクルスペースは、リサイクル可能な食品トレー、ペットボトルなどの回収ボックスを設置しているスペースですが、こちらは不法投棄の課題がありました。何でも捨てられると勘違いして、火災の原因になりかねないタバコのポイ捨てなどのリスクもあったため、見守りや事実確認にはカメラが有効と考え、導入することにしました。
──数あるカメラの中で、Safieを選んでくださった理由をお聞かせください。
和田さん:当社の店舗などで運用している安全カメラはオンプレミス型で、設置の際は配線工事の手配などが必要です。また、映像も基本はカメラのある店舗に行かないと見られず共有にもダウンロード等の手間がかかり、データ保存にはレコーダーの容量の制約が生じます。
クラウドカメラであるSafieは、これらの課題が一気に改善されることが魅力的でした。中でも大きな決め手になったのが、設置・移設が容易なことです。電源を入れるだけなので自分たちで設置できますし、LTEドックを併用すればさまざまな場所で使えるため、緊急時の一時的なカメラ設置にも便利だと感じました。視聴・共有の利便性やコストバランスも優れており、他社のクラウドカメラと比較しても「Safieはかゆいところに手が届く」と感じ、導入を決めました。
映像はサクサク見られて便利な機能も多数
必要に応じ、カメラの通話機能で管理者が顧客対応も
──Safie導入に当たり、何かハードルはありましたでしょうか?
和田さん:当初、社内ではカメラ増設に懐疑的な意見もありました。けれど当社は従業員の安全・安心を非常に重視していて、お客様対応においても客観的な事実確認を大切にしています。その観点でいくと、「どこにいても迅速に映像を見られる」「映像データの保存量が大きく長期間残せる」「導入機種は音声が聞こえて通話も可能」といったSafieの特徴は必ず役立つと考え、導入検討の場でアピールしました。その結果、「Safieは安全・安心の担保に有効」との認識が一致し、導入に至りました。
──現在のSafieのご活用状況をお聞かせください。
和田さん:移動販売車はLTEドックで通信環境を確保し、レジの様子がわかる場所にSafieを設置しています。
映像の視聴については移動販売車を管理する店舗の店長と、私たちリスク管理の担当者などに権限を付与しています。基本的には「何かあったら見る」という事実確認で利用しますが、店長は開店・閉店確認などの管理業務でも見ています。また今のところ該当の事例は発生していませんが、お客様とのコミュニケーションに齟齬が生じてしまった場合はカメラの通話機能を使い、店舗にいる管理者がお客様対応を行う体制も整えています。

リサイクルスペースのほうでは、回収ボックスが屋外に設けられている店舗でSafieを設置しています。こちらも何かあったら事実確認をするために、店長と私たちが映像を見られる設定となっています。
ほかにも、当社のオフィス内で展開している無人コンビニや弁当売り場にもSafieを設置しており、弁当・惣菜類の売れ行きを把握し、補充サイクルの最適化に生かしています。

──実際にご利用いただき、導入前とのイメージ差異などはありましたでしょうか?
和田さん:映像を見るときの早さ、簡単さは想像以上でした。従来から設置しているオンプレミス型カメラも一部をネット回線につないで遠隔視聴ができるようにしています。けれど、映像データのダウンロードが遅く、見るのにとても時間がかかるのです。
それと比べるとSafieはPCでもスマートフォンでもサクサク見られてストレスがありません。体感的には、オンプレミス型で遠隔視聴するときの何倍もの早さで、うれしい驚きでしたね。
──Safieでよく使う機能がございましたらお教えください。
和田さん:便利な機能が多く、いろいろ利用させていただいています。タイムラプスやモーション検知は映像を効率的に見返すのに役立ちますし、ムービークリップは事実確認の資料として映像の該当部分だけを保存したいときに便利です。

カメラの抑止力を実感、管理業務も効率化
AI機能も活用し、より快適に買い物ができる店舗へ
──Safieを導入いただき、良かった点をお教えください。
和田さん:まず、当初の目的通り移動販売車の従業員の安全・安心を強化できたこと、リサイクルスペースのリスク管理の精度を高められたことが挙げられます。設置から現在までに対応が必要なインシデントは発生しておらず、カメラが抑止力になっているという実感があります。
もう1つの大きな効果は、管理業務の効率化です。とにかく設置・移設が簡単ですし、クラウド型なので映像も手軽に早く視聴でき、複数人が各自のデバイスで見られて共有の利便性も高い。映像を見るために店舗に行ったり、広い店内を移動したり、店舗スタッフにデータを切り出してもらったりといった負担がゼロになり、大変助かっています。
関係者からも大変好評で、手軽に映像を見られるようになったことをとても喜んでいます。
──映像活用における今後の展望をお聞かせください。

和田さん:カメラのクラウド化を推進し、管理業務の効率化に磨きをかけたいです。例えば、カメラの通話機能を使った遠隔での店舗マネジメントなどを検討してみたいですね。
Safieは立ち入り検知、通知などのAI機能も充実していますから、今後はそれらの積極活用も視野に入れていきたいです。多角的なアプローチでより安全・安心な店舗環境をつくり、快適にお買い物を楽しんでいただけるように尽力したいと思っています。
※本記事に掲載している企業情報、所属及びインタビュー内容はページ公開当時のものです。
※カメラを通じて取得する映像は管理者および、映像閲覧が必要な担当者のみで閲覧しています。法令に基づく場合を除き、第三者提供は致しません。また、映像の活用は事前に特定した利用目的に必要な範囲で行い、お客様個人を追跡することは行いません。