ネットワークカメラのセキュリティ対策と必要な対応

ネットワークカメラのセキュリティ対策

防犯や自宅の子どもやペットの見守りなど、様々な目的でネットワークカメラを利用する例が増えています。ネットワークカメラには、どこからでもカメラ映像を確認できる便利さがあります。一方で、一般的なネットワークカメラを運用する際には「不正アクセス」「情報漏洩」「データ破損」などのセキュリティリスクに備えておく必要もあります。本記事では、初期パスワードの変更時に安全性を高めるポイントなどともにセキュリティ対策の例を5つ紹介します。

自分でできる対策も複数ありますが、専門的で設定が難しいと感じる方もいるでしょう。カメラ選びの段階でセキュリティ性の高いサービスを選ぶことも重要です。

高いセキュリティを備えるネットワークカメラの例として、Safie(セーフィー)のクラウド型防犯カメラについて、セキュリティシステムを中心に詳しくご紹介します。Safieは、強固なセキュリティ設計がされたシステムを簡単に利用できます。ご自身で設定を行うことに不安がある方はぜひご検討ください。

クラウド録画サービスSafie

クラウド録画サービスSafieが
すぐわかる

ネットワークカメラで気をつけたいセキュリティ

はじめに、ネットワークカメラを利用する際に気を付けておくべきセキュリティリスクをきちんと把握しておきましょう。ここでは、ウィルス感染や不正アクセスによるリスクと、物理的な破損などによるリスクの、大きく2つに分けて解説します。

ウィルス感染や不正アクセスによる情報漏洩、アカウントの乗っ取り、改ざん

ネットワークカメラは、その名のとおりインターネットを介して映像を記録するため、スマートフォンやパソコンでインターネットを利用する時と同じように、不正アクセスに遭う可能性やウィルスに感染するリスクがつきものです。

不正アクセスの被害に遭うと、そのままネットワークカメラのアカウントを乗っ取られてしまう可能性も考えられます。そうなると、アカウントの管理者になりすました人物がネットワークカメラの録画データをダウンロードしたり、カメラを操作したり、さらには設定を変更したりすることが可能になるため、情報漏洩の危険性が高まります。また、録画データを不正に見られてしまうだけにとどまらず、データが改ざんされる可能性もあります。

加えて、カメラが接続されているのがWi-Fiなどの無線ネットワークの場合、同じネットワークに接続されているパソコンやプリンターなど、他の機器にも影響が及ぶことがあります。乗っ取られた機器からサイバー攻撃が行われる事例もあるため、被害の拡大を避ける意味でも、ネットワークカメラのセキュリティ対策は必須です。

機器の破損やネットワーク回線の切断によるカメラ機能の停止やデータの破損

ネットワークカメラの場合、不正アクセスやウィルス感染以外にも、機器の破損やネットワーク回線の切断によって録画機能が停止する場合があります。特に、屋外にネットワークカメラを設置している場合は、天候や自然災害によって機器が破損したりネットワークが切断されたりする可能性が考えられます。もちろん、カメラが壊される、あるいは持ち去られるというような物理的な被害に遭った場合も、カメラの機能は停止します。

なお、ネットワークが不安定な場所だと録画が途切れることがあるため、データが不完全な状態でしか記録されない場合もあります。必要な時にきちんと録画ができていないというケースもありえるため、ネットワークの接続環境や機器の破損状況には、日ごろから目を配っておく必要があるでしょう。

セキュリティ対策の例

それでは、このようなセキュリティリスクに備えるために、ネットワークカメラの運用に際してどのような対策を取ればよいのでしょうか。ここでは全てを掲載できませんが、ネットワークカメラを運用する人がおさえておくべきセキュリティ対策の例を5つご紹介します。

安全性の高いパスワード

まずはパスワード管理です。ネットワークカメラにはアカウント名と初期パスワードが設定されていますが、外部からでも調べられてしまうことがあります。したがって、導入時にはまず初期パスワードを変更して、安全性の高いパスワードを設定することが重要です。

「アルファベットの大文字・小文字」「数字」「記号」を組み合わせ、桁数を増やすことが有効です。ただし、名前など本人の情報から簡単に推測できる文字列を含めることは危険なため避けてください。パスワード生成ツールを利用することもひとつの手段です。同時にパスワードの管理方法も整備して、より安全に運用しましょう。

参考:複雑で強いのに忘れにくいパスワードの作り方と、正しい管理法|ノートン

最新ファームウェアの利用

ファームウェアとは、電子機器を制御するソフトウェアのことです。最新版のファームウェアへアップデートすることで不具合や脆弱性の修正、新しい機能の追加がされます。

新たな脆弱性が見つかった場合など、ウィルス感染や不正アクセスのリスクが高まりますので、高いセキュリティ性を保つためにもアップデートが必要です。

信頼性の高いDDNS

DDNS(ダイナミック・ドメイン・ネーム・システム)は、最初に固定ドメインを登録しておくことで、接続するIPアドレスが変更されても自動的に対応させるサービスのことをいいます。カメラとレコーダーの接続に使用するIPアドレスは不定期に変更され、その際にアクセスできなくなってしまう場合があります。そこで、DDNSを利用していれば、IPアドレスの変更に影響されずにドメイン名を使用してアクセスできるようになります。

管理の面でもDDNSの利用にはメリットがありますので、有料で信頼性の高いDDNSを利用するのが望ましいでしょう。無料のものもありますが、不正アクセスなどセキュリティ面を考えると不安が残ります。

NTPの確認

NTP(ネットワーク・タイム・プロトコル)とは、サーバーから受信した正確な時刻と同期させる仕組みです。

外部から不審なアクセスがあった場合にも、正確な時刻が記録されていることで、いつ・どこからアクセスされたか分析や対応に役立ちます。また、ネットワークカメラの防犯活用においても、映像データと実際の時刻が一致することは証拠としても必要です。

レコーダーのデータ破棄

レコーダーにデータを保存している場合には破棄する際にも注意する必要があります。データを残したままや削除をしても復元可能な状態になっているなど、情報漏洩につながらないよう破棄の方法やデータ保存のシステムを確認しておきましょう。

高いセキュリティを備えるネットワークカメラ「Safie」

上で挙げたパスワードの管理やファームウェアの更新などは、ネットワークカメラの導入後に自分で行うべきセキュリティ対策ですが、そもそも導入する前の段階で、セキュリティ性能の高いカメラを選ぶことも重要です。

クラウド録画サービスでシェアNo.1の「Safie」のクラウド防犯カメラは、高いセキュリティを実現しています。(※No.1:株式会社テクノ・システム・リサーチが調査した「2022年ネットワークカメラのクラウド録画サービス市場調査」より。)

システム全体を通じ、「データ伝送経路」、「データ保存領域」、「クライアントアプリ」という3つの領域において、それぞれ次のとおり高いレベルでのセキュリティを実現していることが、強固なセキュリティの理由です。

まず、データ伝送経路においては、古い通信プロトコルを排除し、セキュアな通信路を実現することで、機密性を向上しています。データ保存領域においては、クラウド上でデータを管理しながら、CRYPTREC暗号リスト(デジタル庁、総務省、経済産業省が定める電子政府における調達のために参照すべき暗号リスト)で推奨される暗号アルゴリズムでデータを暗号化しています。そしてクライアントアプリにおいては、不正なアクセスを防ぐべく、通常の認証に加え、よりセキュアな認証方法を実装しています。

一般的なネットワークカメラとの違いやSafieのセキュリティに関する詳細は以下をご覧ください。

セキュリティ面以外の「Safie」のカメラの魅力

このように高いセキュリティ性能が魅力のSafieのカメラですが、多くの企業にお選びいただいている理由はそれだけではありません。

強固なセキュリティ以外のSafieの防犯カメラの特徴は、何と言っても高画質で使いやすいこと。テレビと同等のくっきりなめらかな映像で、細かな部分まで正確に把握することが可能です。視聴画面では直観的な操作が可能で、設置が簡単なことにも定評があります。

クラウド録画型なので、パソコンやスマートフォンを使ってリアルタイムでどこからでもカメラの映像を確認できるのはもちろん、Safieなら15人まで映像を共有できます。標準機能も充実しており、複数のカメラを一括管理して一覧で映像を確認できるほか、動体検知機能も搭載されているので、動きがあった部分だけを後から効率よく確認することができます。

このように充実した機能を備えていながら、低価格で利用できる点もSafieの防犯カメラの特徴です。最もよく利用されている30日間の録画プランでも、毎月のクラウド利用料金はわずか2,200円(税込)。これ以外にカメラ本体の購入費用が必要ですが、店舗やオフィスの内部に簡単に設置できるモデルなら、4万円台からご選択いただけます。

終わりに

ネットワークカメラを導入すればどこからでもカメラ映像を確認できて便利な反面、様々なセキュリティリスクへの対策も求められます。これからネットワークカメラの導入を検討されている方は、この記事で紹介した5つのポイントを確実に実践するとよいでしょう。

カメラ選びもこれからだという方は、まずは高いセキュリティ性能を備えた製品を選びたいところ。Safieのカメラなら、この記事で詳しく説明したとおり、従来のネットワークカメラとは異なるプロトコルを採用することで、高度なセキュリティを実現しています。

Safieサービス紹介
いつでもどこでも映像が見られるクラウドカメラ
スマホやパソコンから店舗・現場を見える化