防犯カメラは昨今、様々な業界において業務効率アップのツールとして、より快適で効率的な仕事環境を形づくる “働き方改革” に活用され始めています。
防犯カメラや監視カメラというと「監視をする」という印象が強いですが、
- 監視ではなく従業員の見守り
- 記録を残すことでムリ・ムダ・ムラの3Mの解消
- 人の目で確認が必要な業務をリモートで実施
など実は様々な活用方法ができます。そこで今回は、クラウド録画型カメラの活用方法を事例とあわせてご紹介します。
クラウド録画サービスSafieが
すぐわかる
目次
クラウド防犯カメラが働き方改革に活用できる理由
まずクラウドカメラは、映像が専用サーバーに自動で保存されます。
クラウドで映像を管理することでパソコンやスマホなどで多拠点を一括管理。
本部や事務所から現場を確認できるため、ムダな移動時間を削減しリモートでも適切な判断を実施可能になります。
もちろん、人の目で現場を見て柔軟な判断が必要なケースもあります。
しかし、映像の確認するのみで解決可能であったり、現場を見れていない時間帯の情報の把握などカメラが人の目に代わる情報源となるケースが実際の導入企業さまでも多く存在します。
また、カメラの映像は俯瞰して状況を見ることができます。
小売店での時間帯による混雑状況の把握や、物流倉庫での作業可視化によりスタッフ配置の適切な変更が可能です。
建設現場や製造現場では、施工状況・生産状況などの進捗管理の記録しいつでも振り返り可能になります。
映像は、シェアやダウンロードにより研修資料や報告業務への活用、スタッフへの接客内容の共有などさまざまな活用を可能にします。
これまで文字を主として伝えなけらばならなかった情報が映像になることで、より伝わりやすくなりマネジメント業務が効率化します。
《飲食・小売業界事例》チェーン店舗の臨店をリモート実施で効率アップ
チェーン展開される飲食店や小売店などでは、エリアマネージャーが各店舗を臨店し現場の様子を確認します。しかし、移動時間とコストが思いのほかかかってしまうのが悩みのタネ。エリアマネージャーは大変忙しく、移動に費やす時間をもっと別の業務に充てたいというのが本音ではありませんか?
そこでクラウド防犯カメラを活用すると、PCやスマホを使って、本部のデスクなど遠隔から各店舗の様子を一気に確認することができます。Safieなら高画質の映像と、簡単操作&便利機能満載のビューアーで、店舗の状況把握が効率的に行えます。店長が他の店舗と兼務しているといった場合でも、他店舗の客入り状況などを手元のスマホでさっと確認する、といった使い方もできるでしょう。
リアルな接客の様子を遠隔で確認ができる
お客様の声を拾い上げるには、覆面調査やアンケートを行うことが有効とされています。しかし、その声の背景にはどのような接客や不備があったのかまで明確にはわかりづらいものです。
大切なお客様の声をサービス向上に役立てるにはどうしたら良いのでしょうか。
まずは、店舗のリアルな状況をいつでも確認できるようにすることが必要となります。クラウド防犯カメラでは、録画映像がいつでもどこでも閲覧可能に。そのため、エリアマネージャーが臨店をしていない時の接客など、店舗運営状況を把握できるようになります。
さらにクラウドの映像は、シェア機能などを利用することで様々な改善への活用も可能です。接遇改善の目的であれば、良い接客シーンを他の店舗スタッフへ共有といったことも簡単に行えます。もちろん、クレームなどがあった際に実際の様子を確認し、より適切な再発防止策を検討することも可能です。
《建設業界事例》遠隔臨場で複数現場管理の効率アップ
多くの場合、一人の現場監督は複数の現場を受け持っていますが、現場で確認作業をする時間の他に、多くの時間が移動のために拘束されています。
ですが、ウェアラブル型のクラウドカメラを活用することによって、
1日に多数の現場管理を可能にすることができます。
また、カメラの活用によって合計150時間/月の業務時間削減をした事例もあります。発注者は立会検査のために毎日現場へ行く必要があり、移動に往復で2.5時間がかかっており、業務効率の悪さに課題を感じていました。
そこで、4つの現場にウェアラブルカメラ Safie Pocket2を導入。
発注者の事務所内のPCモニターで、現場の状況を確認できるようにしたところ、下記の効果がありました。
■導入効果
発注者:90時間/月の業務時間削減
請負者:40時間/月の業務時間削減
現場代理人:20時間/月の業務時間削減
複数の現場の管理に追われ、実務を行うのは夜遅くになってから、ということが日常化してはいませんか?そのような場合、クラウドカメラが業務効率アップのお力になれるかもしれません。
インターネット環境がない場所でも利用可能なカメラをご用意しております。是非お問い合わせください。
《製造業界事例》倉庫内の作業を俯瞰で確認し、スタッフの配置を適切に変更
大型の倉庫では、庫内が広いため全体を見渡すことができません。
そこで、クラウド防犯カメラを倉庫の各所に設置し活用することで、作業の効率化を図ることができます。具体的には、カメラ映像で倉庫内のどのエリアに作業が集中しているのか・エリアごとの人出の過不足を俯瞰して確認をし、スタッフの配置を適切に変更を行うことで倉庫内作業の効率化を図ることができます。
また、トラックが納入に来るタイミングは日によって若干の変動がありますが、それをカメラ映像によって各スタッフが察知し、能動的にヘルプに回れるようにするなど、スタッフの自主性を活かしながら、現場全体の作業効率の向上に大きな変化が期待できます。
《物流業界事例》業務を可視化し生産効率向上・チョコ停の原因究明にも
日々の受注状況・供給量の大きな移り変わりがある広い倉庫では、売上に対して人件費がかかりすぎているように感じる時がありませんか。実際の業務が日々どのように行われているのかを可視化することは困難です。
セーフィー対応カメラを導入すれば映像を通して現場の様子を確認でき、詳細な業務の実態把握が可能になります。多数の導入企業さまが、業務の可視化を行うことで生産効率の向上を実現されました。
業務の可視化は、人手不足の時間や無駄な残業の多発など、その時々の状況を正しく把握することができます。現場の実態を知ることで、生産効率アップを阻む原因である、人員配置の課題が浮き彫りになりました。
また、チョコ停の原因究明にもセーフィー対応カメラの活用ができます。
1つひとつのチョコ停は、小さなものだったとしても、コンテナは絶えず流れているので他の工程に影響を与えてしまいます。滞留すると出荷に大きな影響を与えることもあるので、少ない時間で解決し、再発防止に映像を役立てることができます。
《行政での事例》河川の氾濫を映像配信して地域住民の安全を最大化
「映像」は、社会課題の解決にも役立てることができます。
氾濫しやすい河川の映像をYouTubeでライブ配信することで、
正確で迅速な避難勧告に活用している市町村もあります。
茨城県稲敷郡にある美浦村では、梅雨や秋に発生する豪雨により、河川が氾濫してしまうという課題を抱えていました。頻度は多くないけれども、時には床上浸水などの被害が発生することがあり、該当地域に住む方への正確かつ迅速な避難勧告が必要でした。
そこで役場が河川沿いにクラウドカメラを設置し、「川が氾濫するかどうか」を役場スタッフや周辺の住民が24時間監視できる体制を整えました。
役場がセーフィー対応カメラを選んだポイントは下記の2つです。
・安価に導入できる
・YouTube Live連携ができる
セーフィー対応カメラの導入によって、職場にいながらでも複数のスタッフで川の様子の確認をすることができるようになり、避難勧告判断の材料集めがとても楽になったそうです。
役場のような小さな組織の場合は、テクノロジーの力を利用し効率をあげられたことは大きな影響になります。
まとめ
本ブログでは、飲食・小売、建設、製造、物流業界、そして行政における
それぞれの課題に対しての、カメラを活用することによる働き方改革をご紹介させていただきました。
今回ご紹介した事例の他にも業界や企業ごとにさまざまな事例があります。
さらに詳しく知りたい方・活用方法のご相談などぜひお気軽にお問い合わせください。
- クラウド録画サービス Safie(セーフィー)
- パソコンやスマートフォンでいつでもどこでも、インターネットで映像が見られる手軽なカメラ。