マンションオーナーへ住環境セキュリティのひとつとして、
クラウドカメラで「安全な暮らし」をデザインする

積水ハウス株式会社兵庫シャーメゾン支店は、1960年創業の住宅メーカー積水ハウスの「賃貸住宅部門」。238万戸を超える家づくりの技術とノウハウから生まれた賃貸住宅「シャーメゾン」を主に手がけています。

株式会社ケイ・オプティコム(現・株式会社オプテージ)は、関西電力系列の大手電気通信事業会社。関西エリアで独自の光ファイバーネットワークを構築し、様々なサービスを提供しています。

(取材:2018年9月)

導入の決め手

  • SDカードやハードディスクが不要なため

導入目的

  • 物件の付加価値向上につながる、低価格で便利なセキュリティカメラ

導入した結果

  • 映像がきれいだとオーナーに好評
sekisui-01.jpg

安心・安全な生活を送るために、欠かせないのが住環境のセキュリティ。人びとに住まいを提供する住宅メーカーには、住宅と共に「セキュリティ」の提供も求められるようになってきています。

積水ハウス株式会社兵庫シャーメゾン支店は、賃貸マンションオーナーのニーズに合わせて、セキュリティカメラの選択肢のひとつとしてセーフィー対応カメラを提案し、住宅のセキュリティ性を更に高めていけるよう取り組まれています。セーフィー対応カメラの導入は、関西電力系列の大手電気通信事業会社ケイ・オプティコム(現・株式会社オプテージ)からの提案によって実現しました。

セーフィー対応カメラがどのように活用されているかを、積水ハウス株式会社兵庫シャーメゾン支店 興津 年孝さん、宇津 俊文さん、株式会社ケイ・オプティコム(現・株式会社オプテージ)松浦 武史さんに伺いました。

住宅の防犯性を高めるために、セーフィー対応カメラを導入

ケイ・オプティコムは、インターネット回線を賃貸物件に導入する際に、より付加価値の高いサービスを提供するために、他の事業者との提携を検討していました。そこで出会ったのが、セーフィー対応カメラです。「インターネット回線を使うクラウドカメラは、光ファイバーネットワーク構築との相性がいい」と考えた同社は、関西地区の住宅メーカーに向けて、セーフィー対応カメラの導入支援を開始。今回、積水ハウス兵庫シャーメゾン支店へ提案し導入がはじまりました。

積水ハウス兵庫シャーメゾン支店では、犯罪を未然に防ぐセキュリティカメラとして、セーフィー対応カメラをオーナーのニーズに合わせてご活用いただいています。

宇津さん:もし犯罪が起きたとき、犯人の顔を記録するのはセキュリティカメラです。カメラの存在が犯人を萎縮させるので、セキュリティカメラを導入すれば、犯罪を未然に防ぐことができるとも考えています。私たちの住宅では今のところ事例はありませんが、録画された映像が犯人逮捕につながる場合も多いですよね。

sekisui-02.jpg

積水ハウス兵庫シャーメゾン支店では、従来のハードディスクやSDカードに録画するタイプのセキュリティカメラもオーナーニーズにより提案されている一方で、今回セーフィーのカメラもオーナーへ提案を開始し採用が進んでいます。

興津さん:録画機器が必要なカメラは、壊れた時にすぐに気づけないのが難点でした。例えばSDカード型だとカメラ本体にSDカードが入っているので、現地に行かないと壊れているか確認ができず発見が困難なんです…。また、犯罪が起きた場合に録画データとしてSDカードを警察に提供しなくてはいけません。その場合には、新しいカードを買う必要があり、不便さを感じていました。

そこで興津さんは、ケイ・オプティコム(現・株式会社オプテージ)のインターネット回線とテレビの導入を予定している物件を対象に、松浦さんが提案するセーフィー対応カメラを今回オーナーへの導入提案のひとつとして、ラインナップに入れました。

松浦さん:録画データをクラウドに保存することで録画機器が不要になるセーフィー対応カメラは、従来のカメラの不便さを解消できると考えご提案させていただきました。現在、物件オーナーさまからもご好評をいただいており、導入物件も着実に増えています。

sekisui-03.jpg

松浦さんからセーフィー対応カメラを紹介され、採用を決めた興津さん。1番の決め手となったのは、「クラウドカメラ」という点でした。

興津さん:クラウドカメラであれば、SDカードが不要で、録画データがクラウドにアップロードされます。SDカードやハードディスクが故障や破損する心配もなく、コストを安く抑えることができると思ったのでセーフィー対応カメラの取り扱いを決めました。

物件オーナーのクチコミで広がった、セーフィー対応カメラ

積水ハウス兵庫シャーメゾン支店は、個人や不動産会社が保有する土地に、戸建住宅や賃貸住宅の建築を請け負う事業を展開しています。個々の物件管理はオーナーが行なっているものもあり、セーフィー対応カメラを導入するかどうかを決めるのは、物件オーナーです。セーフィー対応カメラは、オーナーからのクチコミ評判がよく、1年足らずで現在は100台近くカメラが積水ハウスの住宅に設置されることになりました。

宇津さん:オーナーさまからは「映像が非常にきれい」と言っていただくことが多いですね。テレビを視ているときと同じくらい鮮明な画質なので、映っている人の顔まではっきり見えるんですよね。

sekisui-04.jpg

たとえ物件の近くに住んでいなくても、所有している物件の状態をどこにいても確認できれば便利なはず。セーフィーのアプリを使えば、直接出向かなくとも、遠隔で物件の様子を確かめることができます。物件の近くに住んでいないオーナーさまにはとても便利と評価をいただいています。複数の物件を管理する不動産会社は、管理物件を一覧表示で確認することも可能です。

松浦さん:物件ごとに映像を確認できますし、「エントランス」や「外壁」といったエリア単位で一覧で視聴することも、全物件のエントランスを視聴することもできます。オーナーさまが自由にカメラ視聴画面をカスタムできるのは、セーフィーサービスの強みのひとつですよね。

オーナーの中には、セキュリティ以外の目的でセーフィー対応カメラを活用している方もいると、松浦さんは語ります。

松浦さん:オーナーさまご自身が留守にしてても、ご自宅で飼っているペットの見守りにと、セーフィーのカメラを活用している方もいます。マイクを通して話しかけることもできるので、外出先から話しかけることもあるそうです。

スマートホームでセキュリティを拡張。”人に合わせる”住宅提供を目指す

物件の付加価値向上を目指す積水ハウス兵庫シャーメゾン支店は、その手段のひとつとしてセーフィー対応カメラを導入提案する事を決めました。さらなる施策として、スマートホームシステムの導入を検討していると、宇津さんは話します。

sekisui-05.jpg

宇津さん:今後もセキュリティ強化に注力していく予定です。検討しているのが、スマートホームシステムです。遠隔操作で、電気のスイッチの切り替えや鍵の開閉ができれば、防犯性が高まるはず。

松浦さん:インターネット環境さえあれば、それらは簡単に後付けできます。1日のスケジュールに合わせてプログラミングをすれば、起床時間に合わせてカーテンを開けたり、帰宅時間に合わせてお風呂を沸かすこともできる。セーフィー対応カメラと共に、そうしたシステムもご提案していきたいですね。

※本記事に掲載している企業情報、所属及びインタビュー内容は、2018年12月公開当時のものです。

お話を伺った方

積水ハウス株式会社 兵庫シャーメゾン支店 管理長 興津 年孝さん
積水ハウス株式会社 兵庫シャーメゾン支店 店長 宇津 俊文さん
株式会社ケイ・オプティコム(現・株式会社オプテージ) 松浦 武史さん