防犯カメラ導入でクライアントの信頼がより厚く。
シナジー効果を生み出すオフィス戦略にも活かしたい
営業DXサービスの「Sansan」を始めとする、働き方を変えるDXサービスを多数開発・提供する「Sansan株式会社」。同社では、オフィスのセキュリティ対策として「Safie」を導入。セーフィーを選んだ理由や使用感、今後の映像活用に向けた展望を伺いました。
(取材:2022年10月)
導入の決め手
- 映像データの保存、管理の利便性にすぐれたクラウドカメラであること
- 管理画面がシンプルで使いやすい
- 細かい設定(画角調整、モーション検知の感度など)が可能
- 用途の汎用性が高い
導入目的
- オフィスのセキュリティ品質向上
- インシデント発生時の映像による事実確認
導入した結果
- 情報管理についてクライアントからの信頼性が向上
- いつどこにいても手元のデバイスで映像視聴できる利便性に満足
- 効率的に映像確認でき(モーション検知機能など)、初動スピードアップ
営業DXサービスの「Sansan」で知られる「Sansan株式会社」。
「出会いからイノベーションを生み出す」というミッションを掲げ、営業DXサービス「Sansan」、インボイス管理サービス「Bill One」、契約DXサービス「Contract One」など、働き方を変えるDXサービスを開発・提供。個人向けにはキャリアプロフィール「Eight」を提供し、日本の働き方に大きな変革を起こしている国内最大規模のSaaSベンダーです。
クライアントの個人情報や重要データを扱うことも多いという同社では、東京・青山の本社を始めとする全国のオフィスで、セキュリティ対策を目的に「Safie(セーフィー)」を導入いただいています。
カメラに求めていた要件や実際の使用感、今後の映像活用のビジョンについてお話を伺いました。
新サービスのリリースに伴い、セキュリティを強化
──はじめに、白鳥さんが所属されているオフィス戦略部についてお教えください。
白鳥さん:当社のオフィス戦略部は、オフィスの開設、移転、閉鎖等に関わる業務全般に携わっています。今回の防犯カメラ導入も、オフィス環境を整えるという文脈で私たちが担当しました。
──御社では、どのようなオフィス戦略をお持ちなのでしょうか?
白鳥さん:コロナ禍の影響もあり、会社の決められたデスクで仕事をするのが当たり前ではなくなってきています。当社も以前から、働き方にはいろいろなバリエーションを持たせてきました。
一方で当社は、オフラインのコミュニケーションだからこそ生まれるシナジーは必ずあり、事業理念でもあるイノベーションを起こす上で非常に重要との考え方を持っています。
その視点から、オフィスはコミュニケーション活性やシナジー創出を促す大切な場と捉えており、ガラス壁を多用するなど、社員同士が「つながり」を感じられる環境づくりに力を入れています。
──青山の本社を始めとする全国にあるオフィスのセキュリティ対策に、Safieを導入いただきました。導入にはどのような背景があったのでしょうか?
白鳥さん:当社は執務エリアや、クライアントの情報を扱うエリアはセキュリティエリアと定義づけており、セキュリティエリアは全て、ドアセキュリティシステムを導入しています。
しかし建物の造りによっては、セキュリティエリアのすぐそばまで外部の方が入れる間取りもあるため、万が一のインシデントの際に状況を具体的に確認できるツールが欲しいと考えていました。
また「Bill One」や「Contract One」などのサービスの提供を開始し、請求書や契約書といったクライアントの重要情報を扱うことから、これまで以上にセキュリティを強化したいとの思いもありました。
こうしたことから、セキュリティエリアの出入口付近を撮影する防犯カメラを導入しようとの判断に至ったのです。
クラウド録画&視聴時間短縮で、初動スピードアップへ
──防犯カメラに求めていた要件と、Safieを選んだ理由をお聞かせください。
白鳥さん:最も重視したのは、クラウドカメラであることでした。
いつどこにいても遠隔で録画映像を確認できるクラウドカメラは、インシデント発生時の初動スピードを速める上で非常に有効だと思っていました。また、映像が自動的にクラウドに保存され、災害などでハードがだめになっても映像データが残る安心感も魅力でしたね。
Safieはすでに社内の別の部署で採用させていただいていたので、クラウドカメラ、高画質、音声録音、暗所撮影などの仕様をヒアリングし、要件を満たしていると考え、まずはトライアルで設置させていただきました。
検証期間中は、映像のクオリティから管理画面の使い勝手まで細かくチェックし、納得のいく性能であると感じました。
そして最終的には「管理画面がシンプルで使いやすい」「画角調整など細やかな設定が可能」「用途の幅が広そうな期待感」といった点で類似プロダクトよりすぐれていると判断し、Safieを本格導入しました。
──現在は、Safieをどのように活用されていますか?
白鳥さん:サイズが小さく目立ちにくいデザインが当社のオフィスにマッチすると感じ、屋内用にVIVOTEK FD9166-HN(SF)、古民家オフィスなどの屋外用にVIVOTEK FD9389-EHV-v2(SF)を導入しています。
基本的にライブ映像を見ることはなく、インシデント発生時にクラウド録画映像を振り返り視聴するオペレーションです。
──映像視聴用アプリ「Safie Viewer」で、便利だと感じた機能がありましたらお聞かせください。
白鳥さん:便利だと感じた機能の1つがモーション検知、サウンド検知といった検知機能です。
私の過去の体験になりますが、録画映像を見返すとき、異常発報前後の映像をずっと巻き戻して視聴しなくてはならず、なかなかつらい作業でした(笑)
Safie Viewerであれば動きがあったシーンにフラグが立つモーション検知や、音に反応するサウンド検知機能があるため、映像確認のスピードがぐっと速くなると思います。
カメラの故障など、録画中に異常が起きたらメール通知が来る機能も助かります。普段から能動的にチェックしなくても、「正常稼働しなくなったら通知が来る」という安心感があります。
ライブ映像は用途が多彩。「社員のつながり」も盛り上げたい
──Safieを導入いただき、感じているメリットをお聞かせください。
白鳥さん:万が一の際に映像で事実確認できる安心感に加え、クライアントからの信頼性が向上したことが、会社としての大きなメリットだと捉えています。
当社の事業はクライアントの重要な情報をお預かりするという特性がありますから、セキュリティを強化するクラウドカメラを多数設置したことは、クライアントからも大変ご好評いただいています。クライアントにさらなる安心をご提供でき、非常に良かったと思っています。
──最後に、今後の映像活用の展望をお聞かせください。
白鳥さん:オフィス戦略においては、オプションの「Safie AI People Count」機能と映像をかけ合わせ、オフィスの混雑状況の可視化に挑戦してみたいですね。混雑状況をデータで把握できれば、あまり使われていないスペースの用途の再考や、オフィス増床のプランニングがより的確になると思います。
また、「つながり」を演出するツールとしての役割も期待しています。冒頭で申し上げたように、当社は社員のコミュニケーションから生まれるシナジーを大切にするカルチャーがあり、オフィスの空間デザインでも「つながり」を重視しています。
とはいえ、全国の拠点間の物理的な距離を縮めることはできません。だからこそカメラのライブ映像は、物理的な距離を埋めて「つながり」を生み出すツールとして高いポテンシャルがあると考えています。
ぜひ、セーフィーさんの知見もお借りして、コミュニケーションが活性化し社員が生き生きと働けるといったシナジー効果の高い環境づくりを目指していきたいです。
お話を伺った方
Sansan株式会社
コーポレート本部 オフィス戦略部
白鳥 喜章さん