顔認証入退室サービスとクラウドカメラを一括導入。
セキュリティを向上し、ISMS認証取得もアシスト

会員制ICTサービスブランド「小江戸ファミリー」を展開する、「株式会社エコーステーション」。川越の本社オフィスでは、入退室管理にクラウド型顔認証サービス「Safie Entrance2」、防犯カメラに2種のSafieカメラを導入いただいています。導入の目的や効果、実際の使用感などについてお話を伺いました。

(取材:2022年12月)

導入の決め手

  • セーフィーのプロダクトに信頼感があったため(Entrance2)
  • 高画質で音声がクリア(CC-2L、M5054)
  • ビューアーの使いやすさ(CC-2L、M5054)

導入目的

  • ISMS認証を見据えたオフィスのセキュリティ強化

導入した結果

  • 認証、解錠スピードが速く、ストレスのない入退室管理を実現(Entrance2)
  • ユーザー登録などの管理負担が減り、スマートな運用に(Entrance2)
  • 認証精度の高さ&防犯カメラとの併用で、強固なセキュリティを実現(Entrance2)
  • インシデント発生時に事実確認できる安心感を担保(CC-2L、M5054)

1998年に埼玉県川越市で創業以来、OA機器などの販売・メンテナンスを中心に、ビジネスに有益なリソースを提供してきた「株式会社エコーステーション」。

近年は「モノ」から「コト」に軸足を移し、「働く」に必要なツールや環境を提案する会員制ICTサービスブランド「小江戸ファミリー」を展開。印刷、サイバーセキュリティ、WEBなど幅広い分野のソリューションを提供し、質の高いワークスタイルを低コストで実現できると好評を博しています。

同社は2022年10月の本社移転を機に、入退室管理システムとしてクラウド型顔認証サービスの「Safie Entrance2(セーフィー エントランスツー)」を、防犯カメラとして2種のSafieカメラを導入いただきました。入退室管理と防犯カメラの両輪でセキュリティを強化した背景や、導入のメリットについてお話を伺いました。

ISMS認証取得を見据え、新オフィスのセキュリティを強化

──はじめに、新オフィスの特徴を教えていただけますでしょうか。

岩崎さん:創業25周年を機に移転した新オフィスは、発着点を意味する「ES TERMINAL」と銘打ち、ショールーム、セミナールームとしても活用できるライブオフィスとして計画しました。空間デザインには「地域、お客様、社員のつながりが新たなつながりを生み、和(輪)が広がるように」との思いを込めており、多彩なスペースを回遊できるオープンなレイアウトとなっています。

空間デザインにこだわった新オフィスの様子

──新オフィスでは、入退室管理のクラウド型顔認証サービス「Safie Entrance2」と防犯用にSafieカメラを利用いただいています。これらのセキュリティ設備を導入した背景をお聞かせください。

岩崎さん:私たちが提供する「小江戸ファミリー」は、サイバーセキュリティ対策のトータルサポートがサービスの柱の1つとなっており、現在、ISMS認証に向けたISO27001の取得を進めています。その取得基準を満たす上で強固なセキュリティは不可欠ですので、入退室管理サービスと防犯カメラの導入を決めました。

──なぜ、入退室管理サービスに顔認証を選ばれたのでしょうか?

岩崎さん:入退室管理サービスの中では、圧倒的に使いやすいイメージがあったからです。ICカードを採用して手持ちのカード類が増えるのは避けたかったですし、生体認証でも指紋認証は反応が鈍い、登録が面倒など、あまりいい印象を持っていませんでした。その点、顔認証はハンズフリーで認証・解錠もスピーディーだというイメージがありました。

右が代表取締役の岩崎さん、 左がマネジャーの馬場さん

──顔認証の中で、Safie Entrance2を選んだ理由をお聞かせください。

岩崎さん:新オフィスの防犯カメラにSafieを選んでいたことが大きいですね。
当社は、ブランド品の買取店を運営しているグループ会社があり、店舗の防犯カメラにSafieを採用しておりました。画質の良さやビューアーの使いやすさに満足していたので、新オフィスの防犯カメラもセーフィーさんを選択。だったら、防犯カメラと一緒に入退室管理もセーフィーさんにお願いしたほうが導入や運用管理が効率的だと思い、まずは担当者の方から詳しくお話を伺いました。

すると、認証精度が高く、運用負担も少ないなど、プロダクト自体も高品質であることがわかり導入を決めました。担当者の方の対応は迅速、親身で大変感謝しています。設置の段取りも設計会社さんと直接やりとりしてくださるなど、ワンストップで対応いただき非常にスムーズでした。

顔認証の精度、速さは抜群。UIも非常にすぐれていて使いやすい

──導入いただいた防犯カメラは、現在どのように使っていらっしゃいますか?

馬場さん:死角ができないよう、オフィス全体に設置しています。画角が広い「QBiC CLOUD CC-2L」と、パン・チルト・ズームを遠隔操作できる「AXIS M5054 PTZ」の2種を入れ、どのスペースにどちらのカメラが適しているか検証しているところです。

パン・チルト・ズームを遠隔操作できる「AXIS M5054 PTZ」を設置

──入退室管理のSafie Entrance2は、どのようにご利用いただいているのでしょうか?

馬場さん:オフィスの出入口と執務エリアの出入口、サーバールームの出入口の計8か所に設置しています。このうちオフィスの出入口は、コロナ対策として、検温も対応している「FC-1」を設置しました。

いずれも全社員のほか、契約社員や協力会社の方も入室できるように登録しており、サーバールームのみ一定の管理職に限定し、入室・退室ともにログを取っています。

──Safie Entrance2の認証精度やスピードについて、感想をお聞かせください。 

馬場さん:認証・解錠がスピーディーなため社員にも好評で満足しています。認証精度も高く、私は眼鏡をかけていますが、眼鏡を変えてきた日も問題なく認証されます。

執務室内の入口で顔認証をしている様子

──Safie Entrance2の管理面での利便性はいかがでしょうか?

馬場さん:登録時は、社員がスマホで自分の写真を撮ってクラウドにアップロードできるので、管理者である私たちは手間がほとんどなくとてもラクでした。

運用上の管理負担も、まったくと言っていいほどありません。ICカードキーの場合は、発行・回収といった物理的な対応も必要になりますし、ビジターカードの対応や、保持状況の定期チェックなどが必要です。そのような工数がかからないのは業務効率化につながりますし、カードキーと違って紛失リスクがないことも、セキュリティを強化する上で大きな意義があると思います。

またデバイスや管理画面のUIがシンプルで、直感的に操作できた点も良かったです。ログのメニューもわかりやすく、見たいものをパッと見られるので、今のところサポートに問い合わせたことはないですね。他社の類似サービスと比べてみても、SafieのUIは格段にすぐれていると感じます。

「顔認証の入退室×クラウドカメラ」という二重対策。
強固なセキュリティで、企業の信頼性がより高まる

右上にQBiC CLOUD CC-2L、真ん中ドア奥にSafie Entrance2 FC-1、左にSafie Entrance2 FC-3

──入退室管理の「Safie Entrance2」と、防犯目的のSafieカメラを導入いただき、感じていらっしゃるメリットをお聞かせください。

岩崎さん:クラウド型顔認証サービスとクラウドカメラの合わせ技で、セキュリティが非常に強固になったことが一番のメリットです。顔認証による入退室管理はセキュリティ強化に繋がりますが、インシデント発生時に経緯をたどることはできません。そこをクラウドカメラの映像で補うことで、事実確認ができる体制を整えています。

この顔認証×クラウド録画という二重のセキュリティに対する安心感は非常に大きく、ISMS認証取得のプロセスでも高評価をいただきました。

──今後、セーフィーのプロダクトでチャレンジしたいことや、期待されることがございましたらお聞かせください。

馬場さん:Safie Entrance2のログを勤怠管理システムと連携させて、人事労務管理の業務効率化に活かしたいと思っています。積極的にDX化し、人が注力すべき業務を充実させていきたいですね。

岩崎さん:私たちのオフィスへいらっしゃるお客様は、みなさん、セーフィーさんのプロダクトに興味をお持ちになります。

これは情報管理も含めたセキュリティ意識が高まっていることを意味し、今後、顔認証やクラウドカメラは社会のスタンダードになっていくだろう。そして業界のトップランナーであるセーフィーさんが今後も進化を続け、映像活用の可能性を拡げてくださることを願っています。

お話を伺った方

株式会社エコーステーション

代表取締役
岩崎 拓二さん

情報システム室
マネジャー
馬場 和也さん