セキュリティから報告業務の短縮まで。
“お父さんの育児参加を促す”ダッドウェイのセーフィー対応カメラ活用術

約30年前から「父親の育児参加」を促す事業を手がけてきたダッドウェイでは、物販、カフェ、アフタースクールなどのさまざまな現場においてセーフィー対応カメラを活用いただいています。セキュリティにとどまらず、報告業務の短縮に映像を活かすなど、現場とのディスカッションを重ねて利用用途を広げていることも印象的なダッドウェイの白鳥大輔さんに話を伺いました。

(取材:2020年7月)

導入の決め手

  • 他社との比較をしたなかで月額利用料が安価であった
  • 導入プロセスの素早さも決め手に

導入目的

  • 新規事業立ち上げのため
  • 従来店舗で利用しているアナログカメラに課題を感じていた

導入した結果

  • 店舗前を撮影することで、通行量・導線を確認できるようになった
  • 店舗スタッフの困りごとを可視化し、アドバイスを実施
  • 日報や週報の文章を映像で代替し、工数削減
  • スマホやタブレットで簡単に映像確認が可能なため、店舗の様子を小まめに確認可能に

「お父さんの育児を、面白く楽しくするような商品や企画を提案し、お父さんの育児参加を積極的に促していくことです。」

1992年に誕生したダッドウェイはこのような企業理念を掲げ、育児用品の販売や「DADWAY LEARNING CENTER」というアフタースクール、「VITAL MEALS」という親子カフェの事業を展開しています。

「弊社の代表夫婦が子どもたちをアウトドアに連れ出した際に、男性が育児を楽しめるアイテムがないと気づいたんですね。そこからオリジナルで商品を開発して起業し、世界のベビー・キッズ用品の輸入卸業を確立、現在では新規事業を積極的に展開しているのが弊社です。」

そう語ってくれたのは、ダッドウェイの白鳥大輔さん。前職で店舗開発や新規事業を手がけてきた白鳥さんは「もの売りだけではないビジネスを」という会社の意向とご自身の経験がマッチし、約5年前からダッドウェイで事業開発に関わってきました。

現在はベビー・キッズ用品の販売を手掛ける店舗が約30店舗あり、新規事業開発に伴う店舗の展開も進んでいます。白鳥さんが新規事業を立ち上げる過程でセキュリティカメラが必要になり、出会ったのがセーフィーでした。

現場導入前に「設置理由」のディスカッションを行う

白鳥さん:従来の店舗では、HDDドライブに記録されるタイプのセキュリティカメラを利用していたのですが、リースやシステムの操作性という点で使いづらさを感じていました。そのうえ、新事業ではこれまでよりも多い台数のセキュリティカメラの設置が求められており、いままでの会社に依頼すると大きなコストになってしまうと気づいたんです。

白鳥さんが「クラウド型のセキュリティカメラ」を検索するなかで見つけたのが、セーフィーでした。他社と比較検討するなかで、「ウェブサイトに掲載されている情報がシンプルで明快」であったことが、問い合わせのきっかけになったそうです。

白鳥さん:価格も他社と比較しましたが、そのなかでも『安い』と驚きました。初期に端末を購入する必要はあるものの、月額のコストがあまりかからないのが良い点でした。

セーフィー対応カメラの導入プロセスにおいても、その素早さが決め手になったと白鳥さんは言葉を続けます。

白鳥さん:カメラを注文し届いてから導入するまでのプロセスがクイックでよいと思いました。弊社の場合はPoEでつないでいますが、わたしが施工を担当したこともあり、導入はスムーズでしたね。設置の際の課題はなかったのですが、強いて言うならば広角カメラという特性上、一台でさまざまな場所が見れるので、つい欲張ってしまうんですよね。一店舗あたりの設置台数に、いつも悩みますね。

ダッドウェイが運営する店舗では、2台から4台のセーフィー対応カメラが設置されています。主にはレジの周辺、フロアの中心、あるいは商業施設に入居している店舗であれば外側の通路に向けて設置することで、どれくらいお客さんが店舗の前を歩いているかの導線を把握するためにも利用しています。

白鳥さん:現場のスタッフに『設置理由』を一度考えてもらったうえで、設置する台数を決めていきます。カメラを活かすためには現場のアイデアが重要ですし、そのためには現場と管理側での議論が欠かせません。そうすると、セキュリティカメラ以外の利用用途も出てきたりするんです。

映像が、報告業務にかける時間の短縮に貢献

ダッドウェイでのカメラの利用方法は「セキュリティ」に留まりません。その一例について、白鳥さんは次のように話します。

白鳥さん:セーフィー対応カメラを利用すればリアルタイムに現場の状況がわかるので、スタッフの困りごとがないかを可視化するためのツールとして活用しています。多店舗展開の場合はSVやエリアマネージャーがまわりきれない店舗もあるため、リアルタイムでのアドバイスが難しいんです。

また、記録された映像を現場のレポートのために活用しているそうです。

白鳥さん:映像を活用することで、現場の手間が減っていると思います。日報や週報に店舗での出来事を1から10まで文章化して記録していたのですが、セキュリティカメラを導入してからは映像で代替できるようになりました。映像をリアルタイムで本部と共有することもありますし、報告業務の圧縮には確実につながっていると思います。

ダッドウェイの物販部門のなかで映像を確認するのは、SV、エリアマネジャー、事業部長といった現場の売上に責任をもつ立場の方々です。新規事業に関しては、白鳥さんが映像のチェックを担当しています。

白鳥さん:担当している現場のオープン時間と閉店時間の2回は少なくとも映像をチェックしますし、1時間おきに店舗の様子を確認していますね。スマホやタブレットのアプリから映像をチェックできるのも、確認のハードルを下げていると思います。

最後に、今後の活用方法についても白鳥さんに伺いました。

白鳥さん:いまのシステムでも充分フォローいただいていますが、セーフィーさんの新商品開発のなかでユニークなものがあれば、わたしたちが新業態や新店舗を出す際にぜひ導入させてもらえればと思っています。店舗で働いているスタッフ、お客さんの双方にメリットがある施策ができると良いですね。

※本記事に掲載している企業情報、所属及びインタビュー内容は、2020年7月公開当時のものです。

お話を伺った方

株式会社ダッドウェイ ダイレクトマーケティング事業部 業態開発グループ/マネージャー プレイスタジオ事業・アフタースクール事業・VitalMeals事業 統括ディレクター 白鳥大輔さん