スタッフ全員で映像確認・防犯と接客をスマホで簡単に。
ブライダルジュエリー店「ING」でのカメラ活用例

株式会社イングは、ブライダルジュエリーの企画制作や販売を手がける企業です。

(取材:2017年11月)

導入の決め手

  • リアルタイムで遠隔店舗の映像確認ができるから
  • スタッフとも映像をシェアできるから

導入目的

  • 高額商品の防犯・監視に
  • 以前設置していたカメラのモニター操作性が良くなかった
  • 全店舗の混雑状況を遠隔地から把握するため

導入した結果

  • 遠隔でも確認できるため人数足りない時の応援など早く手を打てるようになった
  • 接客を確認することにより質を上げることができた
  • 時短スタッフの残業がないよう接客をスムーズに引き継ぐことができた
  • マーケティングやトレンド分析に映像を活用できた

独自のユニークなブランドを展開し、都会に3店舗を構えるブライダルジュエリー企業「イング」。セーフィーのカメラを活用し、スタッフ全員でリアルタイムで映像を確認しながら、店舗の接客改善を行っています。

ブライダルジュエリーの企画制作や販売を手がける「イング」

株式会社イングは、ブライダルジュエリーの企画制作や販売を手がける企業です。同社は、ダイヤモンドを最も輝かせるセッティング技法を施した「Venus Glare」や、屋久杉を象徴とした木の結婚指輪「年輪」などのブランドを展開。店舗は「1/f 上野本店」を中心に、都心に3店舗を構えています。今回は、イングを立ち上げ、代表を務めている武田 正明さんに、会社のお話やカメラの活用方法を伺いました。

武田さんは1989年に、かつてジュエリー関係の会社が集積していた御徒町エリアと自転車で行ける距離にある上野で、オフィス兼店舗「ING MILLENNIUM」をオープンしました。

武田さん:大学卒業後からずっとジュエリー関係の仕事に従事していました。独立する時は御徒町に近くて、かつ、雰囲気の良いエリアだと思い、最初の店舗を構えました。イングで扱うのはブライダルジュエリーです。丁寧にコミュニケーションを重ねながら、その人が納得できるものを一緒に見つけていくんです。

安価で、管理画面の操作性が良いセーフィーならば、従来のアナログカメラの問題点を解消できるのでは。

「ジュエリー店にはセキュリティカメラは必須」と語る武田さん。これまでも様々なセキュリティカメラを導入してきたそうです。

武田さん:ジュエリー店は高価な品を扱うため、セキュリティカメラは必須です。イングではお店をオープンした時に固定式のカメラを導入しました。当時はそのカメラが設置しやすく、大きくて目立つので抑止力になると評判だったんです。

それから時が経ち、次第に当時のセキュリティカメラは時代にそぐわなくなったと、武田さんは言葉を続けます。

武田さん:銀座のお店にも同じメーカーのカメラを導入しました。ですが、新しい割にはモニターの操作性があまり良くなかったんですね。そのカメラは高価で固定式なので、今後はもう少し安くて自分たちで移動できるカメラを導入するべきではないか、と考えるようになったんです。

他にもHDDに接続して映像を保存しないと振返りができなかったり、映像をリアルタイムで確認したいとなると、事務所に置いてあるモニターでしか確認できなかったりと、不便と感じることが次第に大きくなっていったと、武田さんは語ります。

武田さん:経営している2店舗の様子を確認するためには、事務所に置いてあるモニターで確認しなければいけなかったんです。どの店舗もスタッフの数が少ないので、もし店舗が混んでいた場合は、様子を確認して応援のために駆けつけないといけないんです。

これまで使っていたカメラの他にも、約1年前にインターネットに接続できるカメラを購入したものの、接続の関係で通信ができず「カメラが多くあるものの、使えるものは少ない」という状況だったと、武田さんは当時を振返ります。

そこでカメラを探す中で、マネーフォワードのアプリ内広告でセーフィーのカメラを知り、既存のカメラの問題点を解消できるのではないかと、武田さんは考えるようになりました。

スタッフ全員で映像を確認して、接客の質を追求する

イングの店舗でカメラを導入して2ヶ月。現在は店舗全体を見渡せる棚の上にカメラを設置しています。セキュリティ以外の主な利用目的は、店舗の混雑具合の確認です。

武田さん:店舗が混んでいる時にきちんとお客さんの対応ができているかを確認していますね。普段はパソコンで確認することが多いのですが、外出時にもスマホで店舗の様子や混雑状況を確認できるのが便利ですよね。

接客業の中でもブライダルの場合は、すぐに購入には至りません。購入まで丁寧にコミュニケーションを重ねる必要があるため、細かい気配りや配慮が重要になります。武田さん以外のスタッフも映像を確認できるようにしています。

武田さん:店舗に時短勤務のスタッフの方がいるのですが、子どもを保育園に迎えにいかなければいけないので定時ぴったりに上がります。定時の時に接客対応をしていれば、引き継ぎを行うんですね。対応しているお客さんが話し始めて10分なのか、1時間なのかで引き継ぎ方が変わりますよね。映像を振返れば、それを確認できます。途中で会話が弾んでいるかも知ることができますしね。

業務の引き継ぎ以外にも、ささいな部分での映像を確認することで、接客に活かせているそうです。

武田さん:スタッフが普段着の状態でお店に出ないようにしています。スタッフルームで映像を確認すれば、お客さんがいるかどうかを確認できるので便利なんです。

映像を見て、マーケティングやトレンド分析を考える

映像を振返り、それを分析してマーケティングに活かせないかと、武田さんは考えています。

武田さん:映像を見ていると、色々と発見することがあるんですよ。この前はお店に男性客しかいない時間帯があり、「サプライズプロボーズが復活している予兆なのか?」と考えたりしました。マーケティングや、世の中のトレンドを理解する上で、映像の活用方法はまだ開拓できるのではないかと考えていますね。

最後に、カメラの今後の活用法についても教えていただきました。

武田さん:今はお店にしかカメラを設置していませんが、裏にある工場などにも設置することで、各スタッフがどこにいるかを可視化したいですね。そうすると、その人に用事がある時に見つけやすいですし、たとえば銀座店に電話する時も「他の電話に出ていないか」や「接客中じゃないか」を確認できますよね。

※本記事に掲載している企業情報、所属及びインタビュー内容は、2018年2月公開当時のものです。

お話を伺った方

株式会社イング 武田さん