
交通量調査の安全性が向上し、機材管理の負担は大幅に削減
Safieで調査手法の選択肢が広がった

総合調査会社の「株式会社サーベイリサーチセンター」は、都市・交通分野における調査でSafieをご利用くださっています。多様なカメラが調査ツールとして選定対象となる中で、Safieを選んだ理由や活用効果などについてお話を伺いました。
(取材:2026年6月)
導入の決め手
- 防水防塵で屋外で安心して使え、調査に十分な画質を担保
- カメラの在庫が豊富で多台数の一括導入が可能
- ビューアーの使い勝手の良さ(直近映像を手軽に見返せる)
導入目的
- カメラの稼働状況の遠隔確認(現地へ赴く負担の軽減)
- クラウド経由でのデータ取得による欠損・作業ミスのリスク低減
- 危険な場所に調査員を配置せず、調査の安全性を向上させる
- 発注者へのリアルタイムな映像共有による安心感の提供
導入した結果
- 遠隔確認により頻繁な現地訪問が不要となり、機材管理の時間を大幅に削減
- 危険な場所に調査員を常時配置せずにすみ、調査の安全性が向上
- クラウド経由でデータを取得することで、移管の手間と破損リスクを回避
- 悪天候や長期調査への対応、および手軽な映像確認による調査精度の向上
INDEX
「世論・計画分野」「都市・交通分野」「マーケティング分野」の3分野を柱に調査・分析サービスを提供する「株式会社サーベイリサーチセンター」。全国規模の調査ネットワークと豊富な実績を生かし、官公庁や自治体、民間企業を対象に政策立案や事業戦略に役立つデータを提供する総合調査会社です。
同社は「都市・交通分野」の調査において映像のAI分析も活用しており、このほど、撮影に使うカメラの一部をSafie(セーフィー)のウェアラブルカメラ「Safie Pocket2 Plus(セーフィー ポケット ツー プラス)」にリプレースされました。Safieを選んだ理由や使用感などについて、調査部に所属する阿波根 正憲さん、田村 賢治さんに伺いました。
ハンディカメラの稼働状況をチェックする移動負担に課題感
Safieで遠隔確認できる体制へ
──はじめに、お2人のお仕事のご紹介をお願いいたします。
阿波根さん:私たちは「都市・交通分野」の調査部で、主に官公庁や高速道路会社、鉄道会社などに関わる調査を行っています。仕事内容は交通インフラの整備における事前調査から事業完了後の効果を確認するモニタリング調査まで幅広く、計画や改善に向けた交通量や人・車の流れ等の基礎データを提供しています。Safieの導入にあたっては、部内で立ち上げた映像活用ワーキンググループで検討を重ねました。

──カメラを使った交通量調査を多く実施していらっしゃいます。そもそもは、どのような目的でカメラを導入なさったのでしょうか?
田村さん:現在は映像解析でのカメラ活用も増えてきましたが、導入当初の一番の目的は、人が現地で正確に計測することが難しい調査を、録画したデータを見返しながら正確に行うためでした。例えば、立ち入りにくい場所の状況を把握する、車両の通行状況や必要な情報を映像から正確に確認するといったことは人の身体能力では限界がありますが、カメラなら可能になります。

阿波根さん:少し異なる視点では、「後から映像で見返す」という調査手法が人手不足解消の一助になるとの期待もありました。また、映像は再現性が高く、渋滞の発生要因や道路構造上の課題など、交通量などの数値データではわかりにくい情報にアプローチできるメリットもあります。

──カメラの一部をSafieにリプレースした経緯をお聞かせください。
田村さん:Safieにリプレースしたのは、ハンディカメラを使っていた調査の一部です。交通量調査は案件ごとに場所が変わりますから、コンパクトで持ち運びしやすく、三脚などでいろいろな場所に設置できる既存カメラは大変便利でした。
ただ、何らかの理由でカメラが撮影停止すると欠測になってしまうので、調査中はこまめな稼働確認が不可欠なのですが、ハンディカメラなどの既存カメラは現場に行かないと稼働状況が確認できないという課題がありまして……。移動負担を軽減するために遠隔確認できる仕組みを求め、通信機能を付加することも考えましたが、大掛かりな機材が必要で実現は難しい状況でした。
そんなときに存在を知ったのが、ウェアラブルクラウドカメラの「Safie Pocket2 Plus」です。私たちの願い通り映像もカメラの稼働状況も遠隔確認できますし、既存カメラ同様にコンパクトでフレキシブルな設置が可能です。それに、各自がクラウドからデータを直接ダウンロードできることも非常にいいと思いました。カメラからパソコンにデータを移す作業工程が減るだけでなく、SDカードなどの記録媒体が不要になるため、接触不良による録画失敗といった物理的なトラブルも防げます。クラウド上でデータ管理が完結することで、欠損や作業ミスのリスク低減につながるからです。

──同様のプロダクトの中でSafieを選んでくださった理由をお聞かせください。
田村さん:カメラの性能として、防水・防塵性能があって屋外で安心して使えること、調査に十分な画質が担保されていることが挙げられます。また、ビューアーが使いやすく、交通状況に違和感を感じた際などに、少し前の映像をすぐに見返して調査結果に支障が出るような問題でないかを確認できるのも良かったです。

阿波根さん:調査は案件ごとに規模が異なりますから、その都度、必要台数を柔軟にレンタルできるサービス設計もニーズに合っていました。ときには大量のカメラが要る案件もあるため、在庫が豊富で3桁台の多台数をまとめて調達できることも決め手の1つになりました。
Safieは三脚やバンドで手軽に設置
どこにいても、カメラの稼働や交通状況をリアルタイムで確認
──Safieをご活用いただいている調査の流れをお教えください。
阿波根さん:交通量調査は、「調査準備→カメラ設置→現地調査・管理→データ集計→納品」の5つのステップで進めています。最初の「調査準備」では調査概要を整理し、事前の現地調査でカメラ設置の可否や必要な機材などを確認した後、機材準備、画角選定、構造物管理者をはじめとする関係各所への申請等を行います。
次の「カメラ設置」では、走行車両や歩行者の安全やプライバシーに細心の注意を払いながら、三脚やバンドを使い、設置許可を得た照明柱などの構造物にSafieを固定します。そして「現地調査・管理」では、訪問や、映像による遠隔確認で現地管理を行い、調査期間が終了したらSafieのクラウドに自動蓄積された映像を一括ダウンロードします。
その後、収集したSafieの映像をもとに人手またはAIで交通量を計測し集計する「データ計測・集計」、クライアントのご要望に合わせたレポートをご提供する「納品」へと進み、調査完了となります。

──映像はどのようにお使いいただいていますか?
田村さん:Safieは映像をシェアしやすいので複数の関係者が見ています。まず現場のライブ映像は、担当者のほか統括管理者や課長などの上長も頻繁にチェックし、カメラの正常稼働や調査に影響する事故などのイレギュラーの有無、バッテリー残量などを確認しています。ライブ映像はこのほか、複数現場を管理している担当者がタブレットでほかの現場の様子を見ながら巡回するといった使い方もしています。また、現場の交通状況をリアルタイムでご覧になりたいという発注者様も増えており、あらかじめ権限を付与した関係者へ映像を共有しています。
一方、録画映像は集計・分析で使うほか、特殊な事象が発生した際の振り返りで見ています。また、カメラ設置の画角見本として下見の録画映像のスナップショットを活用するなど、調査の品質向上にも役立てています。

調査員を危険から守り、機材管理にかける時間は大幅に削減
適材適所で、より安全で正確な調査サービスを目指す
──Safieの活用効果をお聞かせください。
田村さん:効果の1つは安全性の向上です。例えば高速道路のように人が長時間立ち入ることが危険な場所にカメラを置けば、調査員を常時配置せずにすみます。また、調査の精度にも役立っていて、映像を後から振り返って確認できるため、複雑な交通状況の現場などでより正確な調査が可能になりました。
阿波根さん:機材の管理負担の削減効果も大きいです。ハンディカメラのときは稼働状況のチェックで頻繁に現地に行っていましたが、今はリアルタイムで遠隔確認でき、移動が大幅に減りました。ハンディカメラは1人が1台を管理するような体制でしたが、Safieは手間がかからず、1人で複数台を管理できることも負担軽減につながっています。悪天候時も屋外で継続稼働し、電源が確保できない場所でも大容量バッテリーで対応可能な点もいいですね。おかげで長期調査がグッと楽になりました。総じて、カメラの管理業務にかける時間は大幅に減ったと感じます。

──発注者様や現場の皆様の反応はいかがですか?
田村さん:お客様からは、「映像がクラウドへ自動保存されるため、データ保全の面でも安心」と、高い評価をいただいています。また、お客様が現場の状況を確認したいときに、映像やスナップショットを用いてスムーズに報告できる点も喜ばれています。現場でも、これまで1台ずつ行っていたカメラの設定をビューアー上で一括管理できるようになり、作業しやすくなったと好評です。
──今後の映像活用に関する展望をお聞かせください。
阿波根さん:調査の要件はさまざまですから、人の目が適したケースもあれば、現場の状況によって適したカメラも異なります。その中でSafieは、広範囲を俯瞰して撮影したい現場や大量のカメラが必要な現場、および長時間にわたる調査で特に効果を発揮するツールだと感じています。遠隔で映像を確認できるなど運用面のメリットも大きく、私たちの調査手法の選択肢を広げてくれました。引き続き、適材適所で最適な手法を見極めて、正確で安全性にも配慮した調査サービスをご提供していきたいです。
※本記事に掲載している企業情報、所属及びインタビュー内容は取材当時のものです。
※カメラを通じて取得する映像は管理者および、映像閲覧が必要な担当者のみで閲覧しています。法令に基づく場合を除き、第三者提供は致しません。また、映像の活用は事前に特定した利用目的に必要な範囲で行い、個人を追跡することは行いません。







