
広大なプラントの定修工事でSafieを活用
移動時間削減、進捗管理の効率化を実現

国内トップクラスのエチレン生産能力を有する石油化学メーカー「丸善石油化学株式会社」は、プラントの定修工事の効率化にSafieを活用いただいています。具体的な活用方法や導入メリット、今後のカメラ活用の展望についてお話を伺いました。
(取材:2026年6月)
導入の決め手
- 大掛かりな工事不要で導入しやすい
- 初期投資を抑えられる
- 設置場所の自由度が高い
- パソコンやスマートフォンで遠隔視聴できる
- 社内基準を満たすセキュリティ品質
導入目的
- 定修工事の管理業務の効率化
- 若手社員の教育と現場知見としての資産化
導入した結果
- 定修工事期間の工場内の移動時間を削減できた
- 立ち会いの要否を事前に判断でき、現場確認の空振りを解消
- 映像による複数現場の一元管理で進捗管理が効率化
- 情報共有、昼夜交代時の引き継ぎが充実しスムーズになった
INDEX
エチレンやプロピレンなどの基礎化学品や、半導体向けポリマーといった機能化学品の開発・製造を主力事業とする石油化学メーカー「丸善石油化学株式会社」。幅広い産業を支える同社の千葉工場ではSafie(セーフィー)を導入し、定修工事の効率化を図っています。導入の背景やSafieを選んだ理由、実際の活用方法や効果について、千葉工場 設備管理部に所属する中村 達哉さん、松本 慶さんにお話を伺いました。
Safie活用中の同業他社からの情報で導入を検討
移動時間削減を期待してトライアル実施へ
──はじめに、お2人が所属されている部署のご紹介をお願いいたします。

中村さん:私と松本が所属する千葉工場 設備管理部 工務課 回転機器係では、工場で稼働する回転機器のメンテナンスを担当しています。定期的な保全や定修工事に加え、各製造部門から寄せられる機器の不具合に関する相談にも対応し、設備の安定操業を支えています。
──現在、千葉工場ではクラウドカメラの「Safie GO PTZ Plus(セーフィー ゴー ピーティーゼット プラス)」「Safie GO PTZ AI(セーフィー ゴー ピーティーゼット エーアイ)」と、ウェアラブルカメラの「Safie Pocket2 Plus(セーフィー ポケット ツー プラス)」をご利用いただいています。導入することになった経緯をお聞かせください。
中村さん:導入のきっかけとなったのは、ある同業他社様との交流会で、その企業様が定修工事の管理にSafieを活用していると伺ったことでした。「すごく便利ですよ」という話を聞いて興味を持ち、「どのようなものか試してみよう」とトライアルを実施したことが始まりです。

松本さん:当時、定修工事の際は進捗確認のために広い工場内を頻繁に移動していたのですが、当工場は広大で、場所によっては徒歩15~20分ほどかかります。けれど現場へ行ってみると確認が必要な状況ではなかったり、作業のタイミングが合わなかったりして、「無駄足だったかな」と感じることも少なくありませんでした。そのため、カメラで現場の状況を遠隔確認できれば、立ち会いの要否を事前に判断できるようになり、移動時間の削減につながると考えたのです。
──クラウドカメラの中でSafieを選んでくださった決め手は何だったのでしょうか?
松本さん:決め手になったのは導入や運用のしやすさです。他社製品の中で録画用レコーダーの設置やLANケーブルの配線工事が必要なカメラは、工事負担や移設の可能性を考えると、積極的に導入しようという気持ちになれなかったのが正直なところです。その点、Safieは大掛かりな設置工事が不要で負担を大きく軽減でき、初期投資を抑えられます。設置場所の自由度も高く、私たちのニーズに合っていると感じました。

このほか、いつどこにいてもパソコンやスマートフォンで工場の様子を見られる利便性も魅力で、トライアルで使ってみた上長からも大変好評でした。また、グループ会社内でSafieの導入実績があり、クラウドセキュリティの社内規定を満たせる見通しが立っていたことも後押しになりました。
立ち会いのタイミングを判断できて空振りを回避
ライブ・振り返りの柔軟な視聴で、複数現場の管理が効率的に
──定修工事におけるSafieの用途をお教えください。
中村さん:固定カメラの「Safie GO(セーフィー ゴー)シリーズ」は、大型の機器全体や作業エリアを俯瞰できる画角で撮影しています。主な用途は、どのような作業が行われているかリアルタイムで把握することと、振り返り視聴で工事の進捗状況を確認することです。
一方、ウェアラブルカメラは機器の内部や部品など、固定カメラでは見えにくい箇所をピンポイントで接写するために活用しています。三脚を使った定点撮影を行っており、その日の工程に合わせて柔軟に撮影箇所を変えられて便利です。

──映像はどのようにご覧になっていますか?
中村さん:私たちは1人で複数の現場を担当することが多いため、スマートフォンから担当現場のライブ映像を一覧表示するなどして見ています。1つの現場にいながら随時ほかの現場を確認し、立ち会いのタイミングなどを判断できて助かっています。「Safie GOシリーズ」の映像は現場の詰所にあるモニターに常時表示しており、担当者はもちろん、遠隔の管理職も工事の進捗状況を必要に応じて確認しています。
また、Safie GO PTZ AIのオートスナップショット機能も活用しています。あらかじめ設定したエリアを1時間ごとに静止画で記録できるため、工事の作業人数や現場の状況を時系列で確認できます。長時間の映像を見返さなくても必要なタイミングだけを把握できるので、工程の振り返りや人数管理を効率的に行えるようになりました。

──お2人が所属する回転機器係以外の方がカメラを使うこともあるのでしょうか?
中村さん:ウェアラブルカメラは同じ部内の検査担当者もよく使っています。協力会社の方にカメラをお渡しして作業や検査箇所を撮影してもらうことで、事務所にいながら状況確認や判断ができ、重宝しているようです。
──Safieを導入し、良かった点をお聞かせください。
中村さん:まず、導入時に期待していた定修工事における移動時間の削減が挙げられます。期間中の現場立ち会いでは、先述のように「現場へ向かったけれどタイミングが合わなかった」、もしくは「行かなくても大丈夫だった」というケースが2~3割ほどありました。しかし現在は事前に映像で状況把握ができるため、そうした空振りが大幅に減りました。1回あたり数分程度の移動時間削減でも、約2カ月に及ぶ定修工事期間全体で見ると大きな時短効果だと捉えています。
松本さん:工程管理がしやすくなったことも大きなメリットです。複数現場をライブ映像で見られるので立ち会いのタイミングを的確に判断でき、業務効率が向上しました。リアルタイムで見られない場合も、少し前の映像を見返せばすぐに進捗を把握できて安心です。

あとは、情報共有の面でも映像の効果を感じています。定修工事では昼夜交代で作業を行うことがありますが、夜勤担当者が日中の映像を振り返ることで、ミーティングだけでは伝わりにくい現場の状況や作業内容を理解しやすくなりました。
記録映像は、次回の定修工事をアシストする有益な資産
今後はAIを駆使した映像活用でさらなる生産性向上を
──映像活用に関する今後の展望をお聞かせください。
松本さん:将来的には映像とAIを組み合わせた活用にチャレンジしたいです。現在も「Safie GO PTZ AI」のオートスナップショット機能で人数確認などに役立てていますが、将来的にはさらに映像とAIを組み合わせて、作業状況の変化や進捗の遅れなども自動で検知できるようになれば、工程管理の精度向上につながるかもしれません。定修工事は工場の停止を伴うため、工程管理のブラッシュアップで工期を少しでも短縮できれば事業へのインパクトは非常に大きいと考えています。映像を単に見るだけでなく、そうした生産性向上につながるデータとして活用できたらいいですね。
中村さん:定修工事においては、映像を「記録」として残していくことにも大きな可能性を感じています。設備によっては2年から4年に一度の長いスパンで実施されるため、次回の定修工事では担当者が変わっていることもあり得ます。そうした際に前回の様子を映像で振り返ることができれば工事計画の立案や技術伝承に役立つはずです。将来的には若手社員の教育も含め、現場の知見を残す資産として映像を活用していきたいです。
※本記事に掲載している企業情報、所属及びインタビュー内容はページ公開当時のものです。
※カメラを通じて取得する映像は管理者および、映像閲覧が必要な担当者のみで閲覧しています。法令に基づく場合を除き、第三者提供は致しません。また、映像の活用は事前に特定した利用目的に必要な範囲で行い、個人を追跡することは行いません。







