防犯カメラには、「オンプレミス型」と「クラウド型」があり、それぞれ特徴があります。防犯カメラを導入する際は、この2つの型について理解しておきましょう。今回は、オンプレミス型防犯カメラとクラウド型防犯カメラの違い、メリット・デメリットについて詳しく解説します。
目次
オンプレミス型防犯カメラとは
「オンプレミス」の“プレミス”とは「構内」や「店内」を意味し、これに“オン”を加えたオンプレミスは、サーバーやソフトウェアなどの情報関連システムを自社や管理施設の構内に設置・構築して管理・運用することを指します。「オンプレ」と略されることや「自社運用」と呼ばれることもあります。
防犯カメラの場合では、カメラ本体のほか、映像を記録する録画装置やモニターなどすべての機材を自社に設置して運用すること、となります。
オンプレミス型防犯カメラのメリット
オンプレミス型防犯カメラは、自社や管理施設の構内にすべての機材を設置します。そのため、インフラを占有でき他社の利用状況に左右されないことが最大のメリットです。
カメラとレコーダーなどの関連機器を物理的に有線で接続することも容易です。有線で繋げば、映像を安定させやすいでしょう。
また、インターネットに接続しなければ、セキュリティリスクも抑えられます。セキュリティレベルを自社の環境に合わせて設定できるのは、オンプレミス型のメリットの一つです。カスタマイズや自社内の他のシステムと連携することも可能なので、柔軟性に優れています。
初期費用はかかるものの、ランニングコストは電気代と防犯システムの維持管理費程度となるため、比較的抑えられる点もメリットです。
オンプレミス型防犯カメラのデメリット
オンプレミス型防犯カメラのデメリットは、運用開始までに時間を要することです。ソフトウェア・ハードウェアの購入・設定・テストなど、すべての責任を自社で負わなければなりません。カスタマイズが複雑であれば、より多くの時間を必要とします。
また、カメラなどの機器の更新やソフトウェアアップデート、トラブルや故障対応などもすべて自社内での管理・対応が必要です。導入時にはカメラ本体や録画機器などをそろえる必要があるため、初期費用が高額になる点もデメリットです。
クラウド型防犯カメラとは
クラウド型防犯カメラとは、オンプレミス型と異なり、インターネット接続できるカメラ(ネットワークカメラ)を使用してクラウド上のサーバーに録画データを送信・保存するタイプのことをいいます。
クラウド型防犯カメラのメリット
クラウド型防犯カメラのメリットは、クラウド上のサーバーを通してデータのやり取りを行なうため、カメラ本体以外の機器を自社や管理施設内に設置する必要がない点です。
敷地面積の関係でオンプレミス型防犯カメラを設置できないケースでも、クラウド型防犯カメラであれば導入できます。また、録画機器やモニターなどの機材を自社でそろえる必要がないので、オンプレミス型と比べると早期導入が可能で、初期費用も抑えられます。
さらに、クラウド経由で映像の視聴を行えるため、オンプレミス型防犯カメラのように施設内に設置された専用のモニターで視聴する必要がありません。いつでもどこからでも手元にある端末で映像を確認でき、遠隔地からの視聴も可能です。
また、運用開始後に録画容量を増やしたり機能拡張したりしたい場合も、契約プランを変更するだけで対応できることが多くあります。運用やデータ管理がクラウドサービス提供事業者側で実施されるため、常に最新の状態が維持されている点も魅力です。
クラウド上に録画データが保存されているので、なんらかのトラブルで機器が故障した際でも、比較的早期に復帰が可能です。
クラウド型防犯カメラのデメリット
契約形態にもよりますが、ランニングコストとなるシステム利用料は、毎月の費用として必要となります。オンプレミス型防犯カメラの場合、自社内でシステムが完結していることから外部に費用を払う必要はないため、この点はクラウド型防犯カメラのデメリットとなります。
また、クラウド経由のため、通信回線が不安定になった場合、映像がフリーズするなど一時的に視聴できなくなるリスクもあります。視聴不可になることが少しも許されない場所で利用したい場合は、安定した通信回線の確保が必要です。
セーフィーでは、クラウド型防犯カメラを取り扱っております。あらゆる業界の防犯から業務効率化まで幅広く使えるカメラがオンラインストアでも購入できます。
オンプレミス型防犯カメラに適したケース
オンプレミス型防犯カメラは、自社内のシステムとして完結でき、有線で設置すればセキュリティリスクも通信リスクも少ない点がメリットです。そのため、これらを活かせるケースでの利用が適しています。
例えば、大規模な事業所内での物流管理システムやオフィスビルの稼働管理システムとしての利用です。安全に関わることや防災、品質管理などを定点監視したい場合に適しているでしょう。
また、ランニング費用を抑えたい場合にも適しています。ただし、初期費用はクラウド型に比べて大きくかかるため、コスト面においては総合的な判断が必要です。
クラウド型防犯カメラに適したケース
クラウド型防犯カメラはカメラ本体以外の場所をとらないため、限られたスペースしかない場所に設置したい場合に向いています。
また、運用を外部に任せることができる点も強みです。社内におけるカメラの運用を最小限にしたい場合は、クラウド型防犯カメラの導入を検討してみるとよいでしょう。
そのほかの適した例としては、多店舗を経営している企業の場合です。各店舗にクラウド型防犯カメラを設置し、本社や拠点から店舗毎の状況を一括管理することが可能です。
クラウド型防犯カメラは、ランニングコストが必要となるものの、オンプレミス型よりも初期費用を大きく抑えられます。
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Safie(セーフィー)のクラウドカメラは、7日間保存できるプランで月額1,320円(税込)、30日間保存できるプランでも月額2,200円(税込)とリーズナブルな価格でご利用可能です(※カメラ1台あたり。初期費用が別途かかります)。
また、従来の防犯カメラシステムでは、レコーダーや専用モニターの導入が必要でしたが、Safieは不要です。お手持ちのスマートフォンやパソコンで手軽に録画した映像を視聴していただけます。
強固なセキュリティ
一般的なネットワークカメラでは悪意のある第三者からの不正アクセスのリスクがありますが、Safieは外部からカメラへアクセスができません。また、録画データは最新の暗号化技術が施されており、強固なセキュリティでご利用可能です。
グローバル固定IPやDDNS取得などの面倒な作業やポート開放設定も不要。簡単接続設定で利用できる点も強みです。
HD高画質
従来の防犯カメラは、約30万画素のVGA画質が一般的でしたが、Safieでは約100万画素のHD画質で撮影が可能です。また、映像の滑らかさを示す指標であるフレームレートも1秒間に30fpsと、テレビ映像相当の滑らかさを実現しています。
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