店舗の万引き等の犯罪対策として防犯カメラを設置する際に気になるのが、防犯カメラの死角です。防犯カメラが存在していると、実際に犯罪が起こってしまった際に映像が残っていないという事態にもなりかねません。
防犯カメラの設置を依頼するときにも、相談しながら死角をなくせるよう、おすすめの設置場所や注意点を解説します。
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死角を作らずに防犯カメラを設置することの重要性
防犯カメラの役割は大きく分けて2つあります。
(1)犯罪が起こった瞬間の記録
映像として記録に残されていれば、犯罪が起こった際に警察署に証拠として提出することができます。
(2)犯罪の抑止
「防犯カメラに映像が残るかもしれない」「この店舗は防犯意識が高い」と
アピールすることによって、万引きなどの犯罪を抑止します。
以上のことから、防犯カメラは設置しているだけで防犯効果が見込めますが、それでも犯罪発生件数をゼロにできるという保証はありません。
防犯カメラの死角となる場所を把握し、映らないところで犯行に及ぼうとする者も存在します。
そのため、死角を作らないように防犯カメラを設置することが重要です。
また、防犯カメラによって映すことのできる画角(角度)は異なります。
画角を事前に把握しておかないと、設置しなければならない防犯カメラの台数が増え、費用がかさんだり見栄えが悪くなったりする原因になるので注意が必要です。
ドーム型の防犯カメラの方が死角は少なくなる?
防犯カメラはその形状によって画角が異なりますので、まずはどのような形状があるかご紹介しましょう。
防犯カメラには大きく分けて「バレット型」「ボックス型」「ドーム型」の3つの形状が存在します。
・バレット型カメラ
店舗の軒先などによく設置されている、筒型のカメラです。
・ボックス型カメラ
箱型のケースにレンズがついていたり入っていたりする形のカメラです。
・ドーム型カメラ
屋内屋外問わず天井に設置されることが多い、ドーム状になっているカメラです。
もちろん製品によって差はありますが、ドーム型カメラは画角が広く、死角が少なくなると言われています。
ドーム型には、レンズの向きを変えることなく広角に撮影できるものや、PTZ機能が備わっているものもあります。
また、レンズの向きが分かりづらく、どの方向を撮影しているか判断がつきづらいというのも特徴です。
ボックス型・バレット型と比べるとカメラとしての存在感があまり強くありませんが、どの方向を撮影しているかが読み取られにくいため、「撮られているかもしれない」という心理的なプレッシャーを与えることができます。
バレット型やボックス型の中にも、一定間隔でレンズの向きを変えるタイプも存在しますが、レンズが向いている方向は見た目で分かってしまいますし、結果的にレンズが向いていない方向は死角になってしまいます。
死角をなくす防犯カメラの設置場所
ここでは、死角をなくす防犯カメラの設置方法について解説します。
多くの防犯カメラは、できるだけ遠くまで見渡すために天井付近に設置され、見下ろす形で映像を記録しています。
ただ、この設置のしかたは明確に死角となる場所が存在しています。
それが、防犯カメラの真下です。
そのような死角をカバーするためには、防犯カメラの真下を映すようにもう1台防犯カメラを設置すると良いでしょう。
たとえば防犯カメラを店舗の4隅に設置し、防犯カメラの真下も映るようにお互いのカメラを向けると、死角が発生しにくくなります。
もちろん店舗の広さやレイアウトにもよりますので、設置前の確認はしっかりと行ってください。
また、防犯カメラの性質上の死角以外にも、棚の影といった死角には気をつけなければなりません。
とくにコンビニなど、人の背丈ほどの棚が複数ある店舗は死角が生まれやすくなりますので、防犯カメラの配置には工夫が必要です。
工事なしで天井に設置
セーフィーでは、天井に設置することもできる小型の防犯カメラをご用意しております。
ドライバーとネジがあれば取り付けることができるうえ、広範囲を撮影することが可能です。
- マイクあり
- 赤外線照明搭載で暗所での撮影も可能
- 空間を邪魔しないデザイン
まとめ
防犯カメラの死角について解説しましたが、いかがでしたか?
ドーム型のカメラは確かに広角で撮影することができますが、設置には費用がかさむこともあります。
一方で、バレット型・ボックス型のカメラは死角をカバーしようとすると台数が必要になるうえ、見た人に威圧感を与えてしまうというケースも。
防犯カメラの設置では、予算と設置場所の雰囲気に合わせたカメラ選びが大切です。
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