防犯カメラの設置工事、どこに頼む?安易なコストカットにご注意

防犯カメラの設置はどこに頼む?

防犯カメラの設置を検討し始めたとき、気になることの1つは「工事をどこに頼むか」ではないでしょうか。防犯カメラの取り付けには大掛かりな工事が必要になる場合も多いため、設置業者は慎重に選びたい一方、やはり費用も気になります。

この記事では、防犯カメラの設置工事を頼むことができる4種類の業者を挙げ、それぞれのメリットとデメリット、相場などをお伝えします。多くの人におすすめできる防犯カメラ専門店も多数あるため、専門店を選ぶときに確認すべき5つのポイントも詳しく解説します。

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防犯カメラの設置工事はどこに頼む?

防犯カメラの設置工事の依頼先は、大きく4種類に分けることができます。1つ目はカメラの販売と設置を行う専門店、2つ目が電気工事業者、3つ目が家電量販店、そして最後がホームセキュリティサービスなどを提供する警備会社です。

種類別の比較表

ここでは、比較のためにそれぞれの特徴を表にまとめました。ここで示した相場は、家庭あるいは小規模な店舗や事務所に1台の屋外用防犯カメラを設置する場合の目安です。

カメラの販売と設置を行う専門店電気工事業者家電量販店警備会社
工事費用本体価格とあわせて8万〜15万円程度1万~5万円程度要見積もり本体価格とあわせて20万円程度~
本体価格工事費用とあわせて8万〜15万円程度2万〜8万円程度工事費用とあわせて20万円程度~
向いている人アフターケアと専門的なアドバイスを受けたい施工だけ依頼したい実物を見ながら選びたいカメラ以外の総合的な防犯対策をしたい
メリット 専門知識がありアフターケアが充実安価に対応してもらえるケースが多い実物を確認でき、購入も楽駆けつけサービスなど含め防犯対策ができる
デメリット費用が高めで導入までに時間がかかるケースもカメラの用意が必要で不具合が起きた際に責任の所在が不明瞭設置工事は対象外のケースが多いセキュリティ込みでのプランとなるケースが多い
専門店の特長 >>工事業者の特長 >>量販店の特長 >>警備会社の特長 >>

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設置業者のメリット・デメリット

特長はそれぞれ異なるため、各依頼先のメリット・デメリットを解説します。

防犯カメラの専門店

カメラの販売と設置を行う専門店は、製品知識も豊富で作業の手際もよく、専門的なアドバイスやアフターケアも含めた包括的なサービスを期待できる点がメリットです。法人利用などでまとめて購入する場合は、割引など適用される場合があります。

本格的な防犯カメラシステムを導入したい人におすすめできます。充実したアフターケアを受けたい人や専門的なアドバイスをもらいたい場合など、カメラを使う上でのサポートを重視するなら、専門店を選ぶのが安心でしょう。

ただし、サービスが充実しているため、費用が高めになりがちな点はデメリットと言えるでしょう。場合によっては、導入までに時間がかかることもあります。防犯カメラ本体と設置費用がパッケージになっているので、料金だけを見て決めるのではなく、防犯カメラの性能とサービス内容をしっかり確認することも重要です。

費用相場は、工事費用と本体価格をあわせたパッケージ料金が設定されていることが一般的です。料金はカメラの性能によりますが、1台ならおおよそ8万円〜15万円程度で設置が完了します。製品によっては、工事不要で設置コストがかからないものもあります。

カメラ購入から設置までのご相談は、Safie(セーフィー)へお気軽にお問い合わせください。

電気工事業者

メリットは、安価に対応してもらえるケースが多いことです。設置工事だけを依頼できるので、好きなカメラを選んだ上で初期費用を抑えることが可能になります。電気のスペシャリストなので、配線工事には慣れていて安心できるでしょう。

防犯カメラ本体は自分で用意する予定の方は、電気工事業者が適しているでしょう。防犯カメラの導入費用を抑えたい人にも魅力的に思える選択肢です。

ただし、安価な防犯カメラには様々なリスクがあるため、コストカットを図る前に入念に検討することをおすすめします。電気工事の経験は豊富であるものの、防犯に関する知識では防犯カメラ専門店に劣ります。設置後に不具合が起きたときに問題が「カメラ本体か」「工事か」責任の所在が不明瞭になる懸念も。防犯カメラの施工実績がない場合もあるので、注意が必要です。

電気工事業者は、カメラを販売しておらず、設置工事のみを1万円~5万円程度で実施してくれます。

家電量販店

店頭で気軽に防犯カメラの実物を確認でき、購入も楽であることが家電量販店のメリットです。設置工事も購入時にその場で申し込むことができるため、手配に手間がかかりません。

複数のメーカーの実物を見て選び、購入と一緒に工事の手配まで終えたい人には、家電量販店が向いています。家電量販店のポイントを利用したい場合にも便利でしょう。

ただし、設置工事はその店舗で防犯カメラ本体を購入した人のみを対象にしていることが一般的であり、商品によっては工事が対象外のケースもあります。実際の設置工事は提携している電気工事業者のため、防犯カメラの専門知識や施工実績はあまり期待できないでしょう。

家電量販店の相場は、2万円〜8万円程度の商品が多いようです。別費用で設置工事も行ってもらえる場合がありますが、料金は実地での見積もりで決定されるため、相場は不明です。

警備会社

防犯カメラだけでなく、センサーが異常を検知した際の駆けつけサービスなども含めた総合的な防犯対策ができることが最大のメリットです。警備会社が防犯カメラの設置だけを請け負ってくれることは基本的にありません。

総合的な防犯対策を行いたい人には、防犯カメラがパッケージに含まれた警備会社のサービスが適しています。ホームセキュリティの契約に防犯カメラが含まれる形になるので、駆けつけサービスなどを求めていない人には不向きと言えます。

専門店と同様、警備会社も工事費用と本体価格をあわせたパッケージ料金を設定している業者が標準的です。相場は、工事費用と本体価格をあわせて20万円程度からです。

カメラの購入と、設置業者は別々でもいい?

防犯カメラを設置する際、まずカメラだけを購入して設置を別の業者に依頼することを考える人も多いでしょう。現在はオンラインショッピングサイトにも安価な防犯カメラがあふれており、カメラ本体を簡単に購入することができるため、設置だけを業者に頼めば安上がりになるようにも思えます。

しかし、カメラの購入と設置を別々に手配することは、あまりおすすめできません。防犯カメラと一口に言っても、メーカーによって様々な設定が求められるため、依頼したい設置業者が購入予定の防犯カメラの工事に対応しているとは限らないからです。特に、手軽に購入できる安価な防犯カメラは、品質が高くないため、設置業者が対応してくれない場合があります。

カメラ選びから設置後の利便性まで検討する

安価に入手しやすい屋外向けのWi-Fi接続カメラは、できれば避けた方がよいです。

Wi-Fi接続など無線式の防犯カメラの場合、周囲の電波状況や建物、樹木、塀などの障害物、あるいは他のWi-Fi機器との干渉によって、接続が不安定になりやすいという問題があります。不正アクセスやハッキングなどのセキュリティリスクも有線接続と比べて高いほか、Wi-Fi信号を妨害するジャミングによって通信を妨げられる危険性もあります。

SDカードに映像を記録するカメラを選ぶ際は注意が必要です。
安価で設置が簡単ではあるものの、SDカードは容量が少なく録画時間は長くても数日程度。映像を高画質にするほどさらに録画時間は短くなります。また、SDカードはカメラ本体に収められているため、カメラ自体を盗まれてしまうと記録映像も見られなくなってしまいます。

SDカードタイプのカメラを選ぶ場合は、事前にメリットとデメリットを確認しましょう。なお、多数の類似製品があふれていると、つい安価な防犯カメラに目がいってしまいがち。設置が終わって使い始めてからのリスクや利便性もしっかり考慮して、目先の導入コストだけにとらわれずに長期的な視点で商品を選ぶのが望ましいです。

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専門店に依頼する際、確認したいポイント5つ

防犯カメラの専門店も多数あるため、明確な基準に沿って依頼先の選定が必要です。依頼前に確認したいポイントを5つ挙げます。

1. 設置工事が本当に必要なのか

設置工事が本当に必要か検討することをおすすめします。近年は、置くだけ、あるいは自分でネジを使って固定するだけなど、簡単に設置できる防犯カメラでも、高性能な商品が登場しています。

たとえば屋内向けクラウド防犯カメラ「Safie One」は、置くだけ、または天井や壁にネジで固定、ライティングレールやマウントの利用など多数の設置方法に対応。手軽な方法なので、設置後の移動もラクラクです。

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エッジAIを搭載。画像解析による業務効率化も叶えるカメラ

¥41,800 (税込)

外形φ76.5×92.5mm
重さ360g
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PoE給電対応
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建設現場など屋外の広い敷地で使う場合も、「Safie GO(セーフィーゴー)」シリーズなら、付属のクランプ金具を使って自分で簡単に取り付けが可能です。LTE通信回線を搭載しているため、現場で電源に刺すだけですぐに使える手軽さが魅力です。

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電源にさすだけで使える屋外カメラ

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一方で、安価な防犯カメラのなかにはセキュリティ対策が十分でない製品も多いのが実態です。保存媒体がSDカードで盗難時に記録を見られないものや、電池式で常時録画に対応できないものなど、性能が不十分なものが少なくありません。設置工事のコストや手間を惜しんでこうした安価で低性能な製品を選ぶことは、くれぐれも避けるべきでしょう。

2. 防犯カメラそのものの性能は、用途に合っているか

設置する防犯カメラ自体の性能が自分の想定している用途に合っているかも、十分に確認が必要です。基本的な性能の部分だけ見ても、画質や録画機能の有無、音声の記録機能の有無など、製品次第でばらつきがあります。防犯カメラを使って自分が何をしたいかを明確化し、それに必要な機能をすべて備えているかを確認しておくことが重要です。

防犯目的で使用するのであれば、一定の画質や録画機能は必須です。もしも店舗などの運営管理への活用も視野に入れるのであれば、映像からトラブルの原因や改善案を考えられる機能を備えたカメラがふさわしいでしょう。

3. 設置費用〜維持費はいくらか

導入前は設置までにかかる費用に注意が向きがちですが、施工して終わりではありません。実際に使用するなかで、毎月どのくらいの維持費がかかるかを確認し、維持費も含めてコストを比較することが望まれます。

防犯カメラの維持費には、故障時の修理・交換費用や、データ保存にかかる費用などが含まれます。ハードディスクに映像を記録するタイプの製品では、修理だけで十万円から数十万かかる場合もあるため、特に屋外で使用する場合には、十分な防水防塵性能や耐衝撃性能を備えたカメラを選んでおきたいところです。

ハードディスク不要なクラウド防犯カメラの場合は、月々のデータ保存費用が必要となりますが、相場としては月2,000円程度から選択可能です。

4. 施工実績は十分か

特に法人の場合、業種によって用途に適した防犯カメラや施工方法には大きな差があります。例えば建設業では、日々施工状況が変わるため、工事の進捗に合わせて簡単に移動できるよう、コンパクトで設置が簡単なカメラが適しているでしょう。用途に適した防犯カメラを選択したうえで、自社に合った施工をしてもらえるかどうかを見極めることも重要です。

事務所などの外に防犯カメラを設置する場合、壁には穴を開けたくないといった要望は少なくありません。要望にどこまで対応してもらえるかは、依頼先によって変わってきます。類似の施工実績が十分にあるか確認し、比較するようにしましょう。

5. 導入後のサポート体制は十分か

導入後のサポート体制も事前にしっかりと確認しておきたいところです。使い方がわからないといったような単純な照会に対応してもらえるか、わかりやすい解説・ヘルプが用意されているかなどをチェックしておきましょう。

また、映像が映らなくなるなどトラブルが起きたときに、どのくらいのスピード感で対応してもらえるかも重要です。サポートに別途費用が発生するのかも含めて、十分な比較を行うことをおすすめします。

選択肢の多い防犯カメラ。迷ったときは、ご相談ください

オンラインで安価な防犯カメラを手軽に購入できるようになった今、防犯対策の選択肢はかつてなく増えています。防犯カメラは導入コストが高いイメージが強いため、安価なカメラを買って設置工事だけを業者に頼もうと考える人も多いかもしれません。ですが、こうした安易なコストカットが様々なリスクをはらんでいることには、くれぐれも注意が必要です。

設置工事が不要でありながら高性能なカメラも多数登場しています。店舗や事務所で使用する場合、防犯にとどまらない幅広い用途で活用可能です。カメラ本体の購入から設置工事までどこに頼むべきか迷っているという方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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