防犯カメラは神社やお寺にも!設置理由と注意点、製品例と活用事例

神社やお寺に 防犯カメラを設置する理由

神社やお寺には誰でも立ち入ることができるため、犯罪やトラブルが発生することも多く、最近では防犯カメラを設置しているところも少なくありません。防犯カメラを設置するメリットは多いものの、神社やお寺への導入にあたっては、注意点も含めて検討すべきことは色々あります。

この記事では、はじめになぜ神社やお寺に防犯カメラが必要なのかを解説したうえで、神社やお寺に防犯カメラを設置するメリットと、設置する際の注意点を詳しく見ていきます。そのうえで、神社やお寺での活用に適したクラウド防犯カメラについて、詳しい機能や商品の例を交えてお伝えし、お寺での実際の活用事例もご紹介します。

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神社やお寺に防犯カメラが必要な理由

神社やお寺は公共性のある施設であり、誰でも敷地に入ることができます。そのうえ、敷地が広く人気(ひとけ)が少ない場所も多いため、犯罪やトラブルが起こることも珍しくありあせん。

警察庁が発表している犯罪統計書「令和4年の犯罪」によると、2022年に神社仏閣で発生した刑法犯の総数は5,409件でした。

実際に起きた犯罪の種類を見てみると、非侵入盗が3,285件、侵入盗が1,334件と、物を盗まれる被害が突出して多いことがわかりますが、器物損壊等も320件と多数発生しているほか、放火も5件発生しています(警察庁:令和4年の犯罪 p. 234)。

神社やお寺での賽銭泥棒の事件は誰もが耳にしたことがあるかと思いますが、他にも社務所荒らしや仏像などの盗難、放火、破壊行為、落書きなどの犯罪が行われる例もあります。このような犯罪のリスクがあるだけでなく、ごみの不法投棄や不審者の出入りのような迷惑行為が行われることもあるため、神社やお寺を管理する側は、実に様々な理由で防犯カメラを必要としていると言えるでしょう。
また、浄土宗善立寺 副住職さまへのインタビューでも防犯ニーズは高まっているとのことでした。防犯カメラの活用ついてお話いただいておりますので、ぜひお読みください。

神社やお寺に防犯カメラを設置するメリット

防犯カメラを導入すれば、犯罪やトラブルが起きてしまった時に録画映像を証拠として活用できるだけでなく、カメラの存在そのものによって、犯罪などの抑止効果が得られます。

防犯カメラが設置されていれば、それだけで犯罪者からは狙われにくくなりますし、観光客なども、ごみの不法投棄のようなマナー違反にあたる行動は取りにくくなるでしょう。その意味で、防犯カメラは犯罪やトラブルの予防と解決の両方に役立つと言えるのです。

また、神社やお寺は敷地が広く、管理の目が行き届きにくいという特徴もあります。そこで、特に犯罪やトラブルが起きやすい場所を選んで防犯カメラを設置すれば、設置した場所の状況を離れた場所からリアルタイムで確認することが可能になります。

高齢化や人口減少の影響もあって、神社やお寺でも人手不足のところが増えているため、カメラをとおして敷地内の色々な場所に目が届くというのは、大きなメリットと言えるのではないでしょうか。

神社やお寺に防犯カメラを設置する時の注意点

防犯カメラを設置すると、上述したとおり遠隔での敷地内モニタリングを含めた防犯にとどまらない効果が得られる反面、設置をする際には注意が必要な点も複数あります。

近隣住民から理解を得る

まずは、近隣住民から理解を得ることが重要です。日常的に神社やお寺に足を運ぶ人は少ないかもしれませんが、初詣でや夏祭りなど、何らかの行事の際に近所の神社やお寺に行く人は多いでしょう。このように、神社やお寺は昔から近隣住民のコミュニティのような役割を果たしてきました。

そのため、神社やお寺に突然防犯カメラが設置されると、近隣住民が戸惑ってしまう可能性は否定できません。身近な神社やお寺で自分たちが監視されていると感じて、否定的な感情を抱くことも考えられます。

そこで、まずは防犯カメラの目的を理解してもらうことが欠かせません。訪れる人を監視するためではなく、犯罪を未然に防ぎ、何かあった時にすぐに対応できるようにすることが目的だとわかれば、近隣住民も納得してくれるのではないでしょうか。

目的に合ったカメラを選ぶ

賽銭泥棒や盗難、放火などの犯罪は、とりわけ人の目が届きにくい夜間に発生しやすい傾向にあります。そのため、犯罪が起きてしまった時にしっかりと証拠を残すなら、暗所での撮影に強いカメラが必要になります。

また、動きを感知した場合に知らせてくれる「動体検知」の機能が備わったカメラを設置すれば、誰もいないはずの夜間に人の出入りがあった場合に、すぐに気付いて対応することも可能です。

神社やお寺のどんな場所にどんな目的で設置するのかを明確にしたうえで、それに適した機能を備えたカメラを選ぶようにしましょう。

神社やお寺での活用ならクラウド防犯カメラが便利

神社やお寺では、広い敷地内の様々な場所に防犯カメラの設置が求められるでしょう。その場合、リアルタイムで遠方からでも複数台のカメラ映像を確認できる、クラウド型の防犯カメラが便利です。手元のスマートフォンやパソコンから映像を確認できるため、夜間に帰宅した後や出張に出かけている間でも、どこからでも神社やお寺の様子を把握することができます。

クラウド録画サービスでシェアNo.1の「Safie(セーフィー)」のクラウド防犯カメラなら、複数のカメラを一覧で表示できて使いやすさにも定評があるため、IT機器の取り扱いに慣れた人が少なくても安心して導入いただけます。(※No.1:株式会社テクノ・システム・リサーチが調査した「2022年ネットワークカメラのクラウド録画サービス市場調査」より。)

Safieの防犯カメラの大きな特徴は、高画質かつ高セキュリティであること。テレビと同等のくっきりなめらかな映像で、細かな部分まで正確に把握することが可能です。録画データはもちろん、ユーザーやカメラが利用する通信経路も暗号化されているので、セキュリティ面でも安心してお使いいただけます。

視聴画面では直観的な操作が可能で、導入いただいている多くの企業から使いやすさを高く評価されています。複数のカメラを一覧で表示できるため、敷地内に多数のカメラを設置する場合でも、一覧で効率よくカメラ映像を確認することができます。

さらに、動体検知機能が標準搭載されている点も、神社やお寺での活用に向いていると言えそうです。夜間や人の出入りが少ない場所で動きがあれば、後から映像を振り返る時にも、動きのあった部分だけを効率よく確認することができます。

他にも様々な充実した機能を備えていながら、低価格で利用できる点もSafieの防犯カメラの特徴です。最もよく利用されている30日間の録画プランでも、毎月のクラウド利用料金はわずか2,200円(税込)です。本体料金はこれとは別に必要ですので、このあとご紹介します。

神社やお寺におすすめの防犯カメラと活用事例

この記事の締めくくりとして、神社やお寺での活用におすすめできるクラウド防犯カメラとして、タイプの異なる2種類の製品をご紹介し、お寺での実際の防犯カメラ活用事例をお伝えします。設置場所や用途によって、どのような防犯カメラを設置するのがよいかは変わってきますので、カメラ選びの参考にぜひお役立てください。

i-PRO WV-U1532LA(SF)

i-PRO WV-U1532LA(SF)

i-PRO
WV-U1532LA(SF)

防犯抑止効果の高いガン型カメラ

¥70,840 (税込)

外形奥行262mm 高さ112.5mm 幅112.5mm
重さ860g
防水性能IP66
ネットワーク接続有線LAN
PoE給電対応
画角水平43°~100° 垂直24°~56°
ズーム
マイク(音声入力)なし
スピーカー(音声出力)なし
暗所撮影対応

「バレット型」などと呼ばれるハウジング一体型で、存在感があるカメラです。-30℃から+50℃の幅広い気象条件下で動作するよう設計されており、IP66に準拠した防水・防塵性能も備えているため、屋外設置に適しています。また、IK10の耐衝撃性能により、外部からの衝撃に強いのも特徴です。

さらに、電動バリフォーカルレンズ搭載で、「手元を綺麗に映したい」「設置場所から遠く離れた場所を見守りたい」といったニーズに適しています。存在感があって犯罪の抑止効果が期待できるため、賽銭箱の近くなど、犯罪の起こりやすい場所への設置に適しているでしょう。

VIVOTEK FD9389-EHV-v2(SF)

VIVOTEK FD9389-EHV-v2(SF)

VIVOTEK
FD9389-EHV-v2(SF)

IP66の防水防塵性とIK10の耐衝撃性を備えたドーム型カメラ

¥57,860(税込)

外形φ129 x 94 mm
重さ605g
防水性能IP66
ネットワーク接続有線LAN
PoE給電対応
画角水平103° 垂直57°
ズーム
マイク(音声入力)あり
スピーカー(音声出力)なし
暗所撮影対応

コンパクトなドーム型のカメラで、-40℃から+60℃までの幅広い気象条件下で動作するよう設計されているほか、IP66およびIK10に準拠した防水・防塵性と耐衝撃性があるため、 屋外への設置に適しています。

暗闇にも強く、30mまで照射可能な赤外線IRに加え、低照度下でのカラー画像を可能とするSNV機能を搭載しているため、暗視環境下での撮影に向いています。さらに、WDR(ワイド・ダイナミック・レンジ)搭載により、明るいところと暗いところが混在する映像も鮮明に撮影することが可能です。たとえば、太陽や照明に向かった逆光のときに明るいところが白飛びしたり、暗い部分が潰れて見えなくなったりすることがありません。

導入事例:浄楽寺さま

横須賀にある法然上人を宗祖とする「浄土宗」の寺院「浄楽寺」さまには、国が指定する重要文化財である仏像5体が収められています。これらの仏像を安置してある倉庫などを見守る目的で、Safieの防犯カメラを3台活用いただいています。

「お寺は開けた場所なので、見ず知らずの人もふらっと立ち寄ることがあるんですね。誰でも気軽に立ち寄れてしまうと、お寺に子供たちしかいないような状況も考えられるので、セキュリティ面では少し心配だったんです。」

こう語る副住職は、お寺に安置されている仏像が国宝になるかもしれないという話が出たことをきっかけに、防犯カメラの導入を検討し始めたといいます。そして、価格の安さと設置の簡単さが決め手となって、Safieの防犯カメラをお選びいただきました。

「他社と比較検討もしましたが、セーフィーの価格は他社製品の1/5以下だったんです。大きなセキュリティシステムを仕込むほどではない規模の、うちのような寺にはぴったりでした。 カメラを取り付けることで、お寺の景観を損ねるのではないかと心配していましたが、取り付けてみると全く気になりませんでした。」

導入後は、誰もいない時間帯に訪問者がいたかどうかなどを、カメラ映像でチェックしているそうです。

終わりに

誰でも入ることができて管理の目も届きにくい神社やお寺は、盗難をはじめとする様々な犯罪が起こりやすい場所です。犯罪を未然に防ぎ、何かあった時の証拠を残すためにも、防犯カメラは必要と言えるでしょう。

導入に際しては、近隣住民の理解を得ることやプライバシーへの配慮など、注意が必要なこともありますが、広い敷地内の状況をリアルタイムで把握する目的でも、カメラは大いに役立ちます。特に、クラウド型のカメラなら、複数の防犯カメラの映像をどこからでも一覧で確認することが可能。実際にクラウド型の防犯カメラを活用されている「浄楽寺」さまの事例でも、防犯カメラの効果を感じていただけたのではないでしょうか。

クラウド録画サービス Safie(セーフィー)
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パソコンやスマートフォンでいつでもどこでも、インターネットで映像が見られる手軽なカメラ。