クリアな映像と動体検知機能が、万引き犯の逮捕に貢献
無人営業店舗を守るSafieカメラ

大阪、滋賀などで、24時間無人営業の古着専門店「#古着de行こか。」を展開する「株式会社RESTA(リスタ)」。同社は無人営業店舗のセキュリティ強化、犯罪抑止を目的にSafieを導入。万引き犯の逮捕にも役立ったというカメラの活用方法についてお話を伺いました。

(取材:2023年9月)

導入の決め手

  • 高画質で人物の顔まではっきりわかり、音声もクリア
  • ビューアーの立ち上がりが速く、スムーズに映像視聴できる
  • 動体検知の精度が高い

導入目的

  • 24時間無人営業店舗の防犯カメラとして

導入した結果

  • 映像を長期間さかのぼって見られる安心感がある
    (30日保存プラン利用)
  • 被害届を出す際、警察に適切な映像資料を提出できた
  • 顔がわかる鮮明な画像で万引き犯を特定でき、逮捕に繋がった

大阪に本社を構え、大阪、滋賀で24時間無人営業の古着専門店「#古着de行こか。(フルギデイコカ)」を展開する「株式会社RESTA(リスタ)」。アメリカ直輸入の高品質な古着と、煩わしい接客がなく好きな時間にゆっくり買い物ができる販売スタイルが受け、若年層を中心に人気を博しています。

同社は無人営業を円滑に行うためのデジタルツールを積極的に導入しており、防犯カメラとしてSafieを活用中。店舗で万引き被害が発生したときも犯人逮捕に役立ったといいます。カメラの使い勝手や導入効果について、専務執行役員の小堀 正弥さんに伺いました。

さくさく見られる使用感と人物・動体検知の精度、
活用範囲の広さが決め手

専務取締役の小堀さん

──はじめに、御社の事業内容についてお教えください。

小堀さん:「日が当たらなくなった商品を再生し新たな未来を与える」をコンセプトに、中古・新古品の再流通を主軸とした事業を展開しており、現在はアメリカ直輸入の古着専門店「#古着de行こか。」の運営がメインとなっています。店舗はいずれも無人営業で、店舗管理者が掃除や集金、品出しに行くときを除けば、スタッフがいることはありません。また、テナント契約的にOKであれば、原則として365日24時間オープンしています。

手頃な価格で若年層を中心に人気の「#古着de行こか。」

──なぜ、無人営業で運営していらっしゃるのでしょうか?

小堀さん:煩わしい接客を受けることなく、気軽に古着を見て買い物を楽しんでいただきたい、と考えたことが一番の理由です。さらに、ネットではない、商品を手に取って見られるリアル店舗で、24時間いつでも古着を買えたら便利だろうとの思いもありました。そのヨミは当たり、若年層を中心に昼夜問わず多くの方が足を運んでくださり、売上は順調に推移しています。

──無人営業ということで、セキュリティ面ではどのような課題を感じていたのでしょうか?

小堀さん:もっとも大きな課題は、商品や金銭の窃盗被害リスクです。そのため、防犯カメラを複数台設置し、レジはセキュリティが強固で、持ち去られたときも追跡できるものを使っています。それでも、大阪市内の2店舗は万引き犯に繰り返し狙われてしまい、ほかの店舗では実被害は発生しなかったものの、レジをこじ開けられそうになったことがありました。

──店舗の防犯カメラに屋内向けクラウドカメラの「Safie One(セーフィー ワン)」をご利用いただいています。なぜ、Safieを選んでくださったのでしょうか?

小堀さん:1年ほど前に展示会で「Safie One」を見かけ、性能の素晴らしさを知ったからです。高画質ですし、他社カメラと違ってビューアーの立ち上がりが速く、ストレスなく映像視聴できることが好印象でした。また、動きのあるところにフラグが立つモーション検知機能や人物検知機能があり、それらの精度もすぐれていて、人がいるシーンを効率よくチェックできる点も気に入りました。AI機能を使えば、入店数カウントなど活用の幅も広がりそう。今どきのカメラはすごい!と感動し導入を決めました。

高画質な映像で顔を明確に判別し、万引き犯を特定。
タイムリーな通報にもSafieが役立った

入口とセルフレジが見える位置にSafie Oneを設置

──店舗では、カメラをどのように利用していらっしゃいますか?

小堀さん:店舗入口に向けて1台、そのほかにも死角がないよう、複数台の店内カメラを設置しています。このうち店舗入口を見るカメラに「Safie One」を使っています。

店舗入口という、人の出入りを確認できるもっとも重要なスポットに「Safie One」を設置したのは、先ほど申し上げたように画質も機能も素晴らしいからです。まず映像が高品質で、入ってくる方の顔がはっきりわかりますし、会話も聞こえます。ライブ映像、クラウド録画映像ともに手元のスマホで見られ、インシデント発生時は、モーション検知機能や音声で効率的に事実確認でき、非常に使い勝手がいいです。

各店舗の映像をスマートフォンで確認

──映像は、どなたが、どのようなときにご覧になっていますか?

小堀さん:映像の視聴権限は、私を含めた本部の4名が持っています。ほとんどの店舗が24時間営業ですから、いつどこにいても何かあったらすぐにライブ映像を確認できるよう、4名全員がスマホで見ています。現在はインシデント発生が懸念されたとき、クラウド録画映像を振り返って事実確認する使い方がメインです。具体的には週に一度行う売上・在庫のデータチェックで大きな不一致を発見したら、盗難の可能性を考えて映像を確認しています。

鮮明な映像で店舗の状況を確認

──大阪の2店舗が被害に遭った万引き犯の逮捕では、Safieをどのようにご活用いただいたのでしょうか?

小堀さん:データの不一致が頻発して万引き被害の疑念を持ったとき、店内カメラをチェックしたところ、万引き行為の瞬間が撮れていました。その際、「Safie One」は映像が鮮明なので顔がはっきりわかり、人物を特定することができました。同じ人物が繰り返し万引きを行い、被害は総額約150万円にのぼっていたため被害届を出し、カメラ映像も資料として警察に提出しました。

その後、一刻も早い逮捕・解決を願っていたのですが、現行犯でないとなかなかスムーズな逮捕には至りません。そこで、「Safie One」に記録された対象の人物の顔と来店時間の傾向を頼りに、被害に遭った店舗付近で私自身が張り込みをしました。とはいえ直接目視はリスキーですし、いっときも目を離さないのも無理がありますから、ここでもSafieを活用しました。手元のスマホに「Safie One」のライブ映像を映し出し、店内に入った人物の顔をチェックしていったのです。常に映像をチェックするのは大変だったので、人検知機能を使い、人が来たときに通知を飛ばす設定にしました。誰かが入店したときだけ映像を見ればよかったのでとても効率的でした。そして、最終的に犯人が現れたときは即座に警察に通報し、現行犯逮捕となって被害拡大を防ぐことができました。これはSafieの高品質な映像で人物を特定でき、精度の高い検知機能でタイムリーに通報ができたおかげです。Safieがなければこれほど早く逮捕に至らなかったと思います。本当に導入して良かったです。

セキュリティ以外にも広がる用途。
AI機能も生かして快適な店舗をつくり、売上拡大を目指す

──今後、映像を活用してチャレンジしてみたいことがございましたらお聞かせください。

小堀さん:防犯カメラとして大活躍してくれた「Safie One」ですが、今後は同機種のAI機能である入店数カウントや特定エリアの立ち入り検知機能を活用し、動線・顧客分析などを行いたいです。今後は直営店を30店舗まで拡大する計画があり、FCも積極展開していく予定です。Safieの機能を生かし、お客様が安心して楽しくお買い物ができる店舗をつくっていきたいと思います。

※本記事に掲載している企業情報、所属及びインタビュー内容はページ公開当時のものです。

お話を伺った方

株式会社RESTA
専務執行役員
小堀 正弥さん