女性スタッフや利用者の安心を守る。
Safieカメラが眼となり少人数での運営もスムーズに
主に女性を対象に起業や事業支援を行っている「品川区立武蔵小山創業支援センター」。
利用者の多くが女性であることに加え、運営スタッフも女性中心。同センターでは、安心・安全なサービスを提供するために、Safieのクラウド録画カメラ「QBiC CLOUD CC-2」をご活用いただいています。カメラ導入に至る経緯や、導入の効果についてお話を伺いました。
(取材:2021年9月)
導入の決め手
- 高画質で見やすく、音声も確認できる
- コンパクトで軽量、設置や移設が簡単
- 往来の防犯カメラと違い場所をとるモニタールームが不要
- 手元のデバイスからいつでも映像を確認できる
導入目的
- 女性が多い施設内での防犯・見守りのため
- スタッフによるリアルタイムでの状況確認のため
導入した結果
- 見守りのための人員を増やさずに安心・安全を担保
- 別フロアの様子を映像で把握でき省人化に繋がった
- 何かあった時に万が一のときも録画映像があるという安心感を得られる
INDEX
品川区内だけでなく全国の女性起業家に特化した、起業やスタートアップ事業を支援するインキュベーション施設として、多方面で注目されている「品川区立武蔵小山創業支援センター」。
利用者、スタッフともに女性が多く、チャレンジショップなど一般の方が出入りする場所も有している同センターでは、Safieの屋内向けクラウド録画カメラ「QBiC CLOUD CC-2」(以下、CC-2)をご活用いただいています。
センター長代行の藤井あい子さんに、導入目的や効果、実際に使用してみた感想を伺いました。
利用者もスタッフもほぼ女性。safieカメラで「安心感」を与えたかったのがきっかけ
──まず、武蔵小山創業支援センターの事業内容について教えてください。
藤井さん: 当センターは品川区内に5つあるインキュベーション施設の1つとして、女性の起業家支援をコンセプトに、2010年に誕生しました。
品川区内の方に限らず、全国の女性起業家の方を対象に、多様化する起業目的に合った起業支援・事業運営のサポートをさせていただいております。起業経験・支援実績豊かなマネージャー陣とスタッフの下、各種セミナー、相談会、イベントなども積極的に開催しています。
──CC-2導入のきっかけはどのようなものだったのでしょうか?
藤井さん: 当センターは武蔵小山駅から歩いてすぐのビル内にあり、複数のフロアで異なるサービスをご提供しています。一昨年の秋に6階のフロアを個室のインキュベーションオフィスからコワーキングスペースにリニューアルするタイミングで、CC-2を導入しました。
利用者のニーズに応えてのリニューアルでしたが、コワーキングスペースに変わると多くの利用者が出入りするように。スタッフ含めほとんどが女性という環境なので、カメラの存在が「万が一のときに録画映像がある安心感」になり、さらに「トラブルの抑止力」にもなればと考えたのが導入のきっかけです。
──CC-2は何台導入されているのでしょうか?
藤井さん: 現在は計4台を設置しています。6階のコワーキングスペース全体の様子がわかる場所に1台。今春リニューアルした1階に3台導入しています。
利用者が出店できるスペース「チャレンジショップ」
藤井さん: 1つ目は利用者がトライアルで出店できる「チャレンジショップ」と、店舗の入口を撮影できる場所に設置しました。
2つ目はワークショップやセミナーなどを開催する「コラボレーションスペース」の全体が見える場所に。
3つ目はご自身のブランドロゴやチラシなどを制作する「デザインファクトリー」に設置しました。
ショップとコラボレーションスペースは不特定多数の方が出入りしますし、デザインファクトリーにはパソコンなどの高額な機器も置いているため、1階はこれら3つのスペースにCC-2を1台ずつ設置しています。
デザイン用のパソコンなどが利用できる「デザインファクトリー」
画質もキレイでコンパクト。手元のデバイスで視聴できる手軽さも魅力
見たい画角を調整し壁に設置された「QBiC CLOUD CC-2」
──多くの製品の中から、Safieカメラをお選びいただいた理由を教えてください。
藤井さん: 防犯・見守り目的のカメラは、当センターの創業時から1階のオープンスペースやエレベーターホールなどに設置していました。しかし設置から約10年が経ち、画質の粗さや操作機器の大きさなどに使いにくさを感じるようになっていました。
6階フロアのリニューアルに伴いコワーキングスペースにカメラを入れることになり、もっと画質がよく使い勝手の良い機器を導入したいと思っていたところ、お世話になっている方から「セーフィーのカメラは評判がいいよ」とお勧めしていただいたんです。
貸出機を借り早速使ってみると、画像がきれいで見やすく、そのスペックの高さに驚きました。さらに、軽くてコンパクトで設置や移設が簡単ですし、大きな操作端末も要りません。
これなら既存カメラに感じていた課題が解消されると確信し、6階の新規導入に続き、1階のリニューアルの際にも既存カメラをCC-2にリプレイスしました。
使い勝手でいうと、映像の確認や操作をタブレットなど手元のデバイスからおこなえるSafie Viewerも非常に良かった。当センターは利用者やスタッフが複数階に分かれて仕事をしていることが多いため、どこにいても手元のデバイスで映像を確認できる機能が何かと役に立つのでは、と思いました。
カメラが「人の眼」になり、少人数でも効率的な運営が可能に
──実際に活用されてみて、どのような効果を感じていらっしゃいますか?
藤井さん: まずは「カメラがある」という安心感を、利用者にもスタッフにも感じてもらえていると思います。画質のよさはもちろん、録画映像を見直す際の操作が簡単なことや、コンパクトで場所を取らないことも期待通りでした。
期待以上だったのは、手元のタブレットで全カメラの映像を同時に確認できることのメリットです。限られた人数のスタッフでも、センター運営を効率的に行うことができるようになりました。
例えば当センターの事務室は4階にあり、事務室にいると、利用者がよく出入りする1階や6階の様子がわかりません。それが今は、カメラ映像を見られるタブレットを主に私が携帯しており、「話をしたい利用者が6階にいらっしゃるから行ってこよう」というように、映像を確認することで効率よく動くことができます。
また1階のショップでは、利用者が接客対応で困ったときにサポートできるよう、常駐スタッフを配置することも考えていました。ですが、CC-2があれば、スタッフがどこにいてもリアルタイムで状況を察知できます。人員を増やさずに利用者の安心・安全を担保できたことも、当初の期待を上回るメリットでした。
──最後に、Safieカメラの活用における今後の展望をお聞かせください。
藤井さん: 導入の一番の目的は、利用者とスタッフの安心・安全を支えることでした。その点でSafieカメラは画質のよさも使いやすさも理想的なので、今後もリニューアルなどを機に追加導入し、より安心な環境を整えたいですね。
粂さん: 品川区のほかのインキュベーション施設への展開も検討しています。規模が大きい施設では、エリアごと、時間帯ごとの利用状況をスタッフがアナログに数えていたりするのが現状です。そうしたマーケティングにSafieカメラを活用する方法なども模索し、業務効率化とサービス品質向上につなげることも考えたいと思っています。
※本記事に掲載している企業情報、所属及びインタビュー内容は、2021年9月公開当時のものです。
お話を伺った方
センター長代行
藤井あい子さん
品川区役所 地域振興部 商業・ものづくり課
中小企業支援係主任
粂 英之さん