シニアも活躍する橋梁補修の現場にSafieを導入
カメラ活用で効率化・技術継承を推進し、多世代が働きやすい環境を実現

岡山県倉敷市を拠点に建設・土木事業を展開している「幸輝興業株式会社」は、「Safie Pocket2 Plus」を現場カメラとしてご利用くださっています。ウェアラブルと定点撮影の2WAYで使用できる同カメラの使い勝手や活用方法について伺いました。

(取材:2025年11月)

導入の決め手

  • 視聴の利便性が高いクラウドカメラで、遠隔管理に適している
  • 画質が良くズームなどの機能も充実
  • コストバランスが良い

導入目的

  • 業務効率化に向けた遠隔管理の実践
  • 現場の安全に対する意識向上
  • 関係者への報告、説明の資料として

導入した結果

  • 複数現場を効率的に管理できる
  • 60代のベテランも操作しやすく、遠隔管理がスムーズに浸透
  • 現場監督1人につき、1日1時間以上の移動時間を削減
  • 書類作業の時間を確保でき、定時退社でワークライフバランスが向上
  • 発注者への報告に映像を活用し、情報共有が円滑かつ迅速になった

岡山県倉敷市に本社を置く「幸輝興業株式会社」は、設計から施工まで自社一貫体制で行う地域密着型の土木・建設会社です。

自社雇用している60歳以上のベテラン技術者も多く活躍している同社ですが、先進的なICTツールを積極的に導入しており、現場カメラとしてSafie(セーフィー)を活用中。導入の経緯や具体的な活用方法について、代表取締役社長の岡村 孝幸さん、本部で現場全体の管理を担っている取締役 統括本部長の丘 裕之さん、現場監督を務める土木部部長の稲田 茂利さんにお話を伺いました。

若手からシニアまで働きやすい環境をつくるため
Safieによる遠隔管理で業務効率化を目指す

──はじめに、御社のご紹介をお願いいたします。

代表取締役社長の岡村 孝幸さん

岡村さん:当社は平成3年に法面保護工事を手がける建設・土木業としてスタートした会社です。安全・品質重視の施工で実績を積み、主力の法面保護、斜面安定、補強土工事、アンカー工事に加え、橋梁補修、解体、舗装、水道施設まで幅広く対応させていただくようになりました。また、現在は元請の立場で工事を請け負っていますが、外注に頼ったりせず、設計から施工まで自社一貫体制で行っていることも当社の大きな特徴です。その分、意思決定の速さや機動力・施工品質の高さが強みであると自負しています。

──ウェアラブルクラウドカメラの「Safie Pocket2 Plus(セーフィー ポケット ツー プラス)」をご利用いただいています。カメラを導入することになった経緯をお聞かせください。

取締役 統括本部長の丘 裕之さん

岡村さん:最初のきっかけは、当社がまだ下請として工事に入っていた頃に、元請会社さんから現場の安全管理などに関するお問い合わせをいただいたことでした。当時はカメラがなかったのですが、カメラがあれば映像で事実確認ができますし、映像をお見せすればすぐにご安心いただけて元請会社さんからの信頼にも繋がると感じました。さらに、カメラがあることで現場の意識が高まり安全が強化されると思い、導入を考えるようになりました。

またカメラについては、遠隔管理で業務効率化を図るために導入したいという思いもありました。以前から当社は多世代が働きやすい環境づくりに注力しており、子育てや介護で大事な用事がある日などは、家庭優先で休暇を取ってもらうようにしています。さらに、昨今は時間外労働の規制がいっそう厳しくなってきているのも実情です。そのため当社は、限られた時間と人員で生産性を上げるICTツールを積極的に活用しており、遠隔管理による効率化を期待できるSafieも、ニーズに合致するツールだと感じました

土木部部長の稲田 茂利さん

──クラウドカメラの中で、Safieを選んでくださった理由をお聞かせください。

岡村さん:同業他社のSNSでSafieを活用しているのを見かけて興味を持ち、社員たちに比較検討してもらいました。その結果、Safieは画質やズームなどの性能や価格帯のバランスが最も優れているとの結論に至り、導入を決めました

デジタルに不慣れな世代も使いやすいカメラ
「定点撮影」「歩きながらの撮影」、どちらもできて便利

──「Safie Pocket2 Plus」をどのようにご活用いただいていますか? 

丘さん:現在は国土交通省から発注された橋梁補修工事の現場カメラとして使っていて、「Safie Pocket2 Plus」を三脚で固定し、その日の作業で見たいところを定点撮影しています。軽量コンパクトで持ち運びしやすいので、見たい場所が変わったら手軽に移動でき橋梁下の狭い作業場所にも設置ができるため、重宝しています。もちろんウェアラブルでの撮影もできますから、国土交通省の方などに現場を遠隔確認していただくときは、定点撮影ではなく、カメラを装着したり手に持ったりして移動しながら撮影します

国土交通省から発注された橋梁補修の工事現場でSafieを活用

このほか防犯カメラとして事務所にも設置しており、こちらはカメラのセンサーで動きを検知したら通知が来る設定にしてあり、何かあればすぐに確認・対応しています。

──橋梁補修工事の現場では、どんなときにカメラ映像をご覧になるのでしょうか?

丘さん:私は本部で現場全体の管理を担っているため、デスクワークの合間にちょくちょくパソコンで見ています。主に、その日の人員配置や不安全行動の有無を見ていて、安全面で気になることがあればすぐに電話をかけて確認します。また、重要な作業があるけれど現場に行くことができない日は、必ずその作業をカメラで見守ります。

稲田さん:私は当該工事の現場監督を務めており、進捗を随時把握したいので、現場の事務所で書類作業をしながら頻繁にカメラ映像を見ています。少なくとも1時間に1回程度は確認していますが、朝昼夕は現場にも出ますし移動も多いので、出先でも確認できるようにスマートフォンで見ることが多いです。

出先からはスマートフォンのアプリで現場の状況を確認

──カメラがあって便利だと感じるのはどんなときでしょうか?

稲田さん:今回のような行政の工事は書類作業が多いですから、デスクワークをしながらカメラを見て、現場に行くタイミングを判断できることがありがたいですね。その日のメインの工事の仕上がりを確認したいのに、行ってみたらまだ終わっていなくて出直さなくてはならない……といった二度手間がなくなります。以前は若手社員に進捗状況を見に行ってもらったりもしましたが、そういう負荷もかけずに済むようになりました。

あとは、国土交通省の方とお会いしているときに、スマートフォンでサッと現場映像を見ていただけるのもいいですね。一目瞭然で状況がわかって先方にも喜ばれますし、私たちもコミュニケーションがしやすいです

丘さん:行政関係の方々は遠隔臨場がスタンダードになっていますので、スナップショットや映像で情報共有することに慣れていらっしゃるんです。それだけに、当社もカメラ活用の体制が整っていて良かったと感じています。

──当初、カメラ導入について不安の声はなかったでしょうか?

稲田さん:私はICTに慣れ親しんでいる世代ではありませんし、当社はベテラン人材の活用に積極的で60代の技術者も多いので、デジタルツールが増えるのは大変だと思う気持ちもありました。でも、せっかく導入するなら有効活用しようと前向きに捉えて使ってみたら、操作はシンプルで誰でもすぐに使えますし、何かと便利で業務の効率化にも役立ちます。いい緊張感が生まれて安全性も向上し、技術者を守る上でも良かったと思っています。

1人当たり月間20時間の削減を実現
カメラを有効活用し、ベテランの知見を継承したい

──Safieの導入効果をお聞かせください。

丘さん:インパクトとして大きいのは業務時間の削減です。カメラ導入前は、日中は足を運んで現場を見ていて、夕方に作業が終わったら事務所に戻ってデスクワーク、というパターンで残業が増えがちでした。しかしカメラ導入後は、現場に足を運ぶのは重要なときだけで良いので、現場に行く回数が減り移動時間を大きく削減できました。日中も事務作業ができるので、今は定時で帰ることができています。

三脚で現場の状況を撮影し、安全管理や進捗確認、発注者への共有に活用

稲田さん:私も同じで、カメラ導入後は現場に行く回数が減り、業務時間内に書類作成などを進められるようになったことが最大のメリットです。感覚的には1日1時間、月間で20時間以上は業務時間を削減できていると感じています。安全面の効果も大きく、現場に行けないときもカメラで不安全行動を早期発見することで、事故を未然に防げていると感じます。

──映像活用に関する今後の展望をお聞かせください。

丘さん:台数を増やしたいですね。中身の濃い遠隔管理を広く推進できたらと思います。

稲田さん:そうですね。目標は多台数を設置して事務所のデスクにモニターをずらりと並べ、私たちのようなベテランが司令塔となり、複数現場を効率よく管理する未来です。ICTツールには若手のほうが強いですが、建設の現場には長年の経験による暗黙知がないと判断しにくい場面が多々ありますし、難度の高いトラブル対応なども存在します。カメラをうまく活用し、私たちのそうした知見を多くの若手に広く継承していけるよう、尽力したいと思います。

※本記事に掲載している企業情報、所属及びインタビュー内容は取材当時のものです。
※カメラを通じて取得する映像は管理者および、映像閲覧が必要な担当者のみで閲覧しています。法令に基づく場合を除き、第三者提供は致しません。また、映像の活用は事前に特定した利用目的に必要な範囲で行い、被撮影者個人を追跡することは行いません。

お話を伺った方

幸輝興業株式会社
代表取締役社長
岡村 孝幸さん


取締役
統括本部長
丘 裕之さん


土木部
部長
稲田 茂利さん