「変なホテル」は世界一生産性の高いホテル!?
簡単設置でオープン10日前でも手早く導入
旅行事業のほか、ホテル事業、通信事業、地域創生事業などを展開している旅行会社「株式会社エイチ・アイ・エス」。グループ会社のH.I.S.ホテルホールディングス株式会社が運営する「変なホテル舞浜 東京ベイ」でSafieカメラをご活用いただいています。
(取材:2017年6月)
導入の決め手
- クラウド録画なのでいつでもどこでも映像確認ができるため
- リアルタイムに映像を確認したかったため
- HDD保存ではないため、メンテナンスのリソースを考えなくて良かったため
導入目的
- スマホで映像確認したかった
- 防犯のため
導入した結果
- クラウドなので手軽に映像を確認できるようになった
- ハードのメンテナンスを意識しなくて良くなった
- タイムラグもなく映像の質も良く音もクリアに視聴できた
- シェア機能が良かった
INDEX
今回訪問したのは、株式会社エイチ・アイ・エス(以下、HIS)。千葉県浦安市にあるロボットホテル「変なホテル舞浜 東京ベイ」を運営するH.I.S.ホテルホールディングス株式会社の親会社です。
同グループはテーマパーク事業として長崎ハウステンボスの運営を行っています。2015年に長崎ハウステンボスに「変なホテル」を開業。更に2017年3月15日には、舞浜にて「変なホテル舞浜 東京ベイ」をオープンしました。この舞浜の変なホテルにセーフィーは導入されています。その後2017年8月1日には愛知県のラグーナテンボスに「変なホテル ラグーナテンボス」を開業し、国内外で大きな話題になっています。
システムを担当されている後藤さんにお話を伺いました。
「変」なホテルではなく「変化」し続けるホテル!
セーフィー対応カメラが導入されている「変なホテル舞浜 東京ベイ」は、東京ディズニーリゾート®のあるJR舞浜駅から徒歩約18分と好立地。フロントでは恐竜のロボットたちが出迎えてくれるユニークなリゾートホテルです。
ディズニーリゾート®の人気が高まり、浦安はホテル建設ラッシュの真っ只中。競合ホテルがひしめきあう中、エンターテイメント性を大きく打ち出した「変なホテル」は人気を呼んでいます。
「変なホテル」は何が”変”なのか。まずは同ホテルの特徴についてお話を伺いました。
後藤さん:変なホテルの「変」は「変わっている」という意味だけではなく「変化し続ける」という意味も込めた名前なのです。変わり続けることで、生産性の向上を目指し、お客様が再び訪れた時も新鮮に楽しんでいただける。そんな変化を大切にしています。
実際に「変なホテル」を訪れた際にまず目にとまるのが、フロントにいるインパクト大な恐竜ロボット。実際のお客さんの反応を、お聞きしました。
後藤さん:フロントでは恐竜のロボットがお客様をお出迎えしています。想像していたよりも恐竜がリアルで、驚かれるお客様が多いですね。
長崎ハウステンボスにある変なホテルには、フロント以外にも、クロークロボットやポーターロボットなど、様々なロボットが働いています。ホテルでロボットを”雇う”背景には、次のよう思いが込められていました。
後藤さん:普段の生活の中で、ロボットに触れる機会はあまりないですよね。ロボットに触れる機会が少なければ少ないほど、我々はロボットに「完璧さ」を求めてしまう傾向があります。でも、技術は世間のロボット像にまだまだ追いついてない状態です。なので、技術の「変」化を捉えて、その最先端を”展示”することで、人々の意識の「変」化に寄り添えたらと思っています。
「変なホテル」は、ロボット観を変えるきっかけも担っています。「初めてロボットがスタッフとして働いたホテル」としてギネス世界記録®にも認定されているそうです。
舞浜の変なホテルは、エンターテインメント性の高い楽しいホテル!
変なホテルで働いているのは、ほとんどがロボット。お客様に楽しんでもらうという狙いだけでなく、生産性向上をテーマとして、ロボットを”雇って”います。ロボットのおかげで「変なホテル」の宿泊料は、舞浜駅周辺のホテルより低くおさえられているため、その点も宿泊希望者には人気です。
後藤さん:「変なホテル」は、「世界一生産性の高いホテル」を目指してつくられたホテルです。ハウステンボスの「変なホテル」では、ロボットを活用することでオープン当初30名いた従業員が7名になりました。特に舞浜のフロントにいる恐竜たちは、4か国語に対応しており、チェックインもサインのみで可能なので、台帳も不要なんです。
特に舞浜の変なホテルがこだわったのは、エンターテインメント性を追求することでした。
後藤さん:遊びに来てくれた方々にホテルに入った瞬間からワクワクして、楽しんでもらうための工夫を凝らしているのが、舞浜の「変なホテル」なんです。フロントの恐竜のロボットに始まり、ジャングルのようなホテルの内装や、匂いや音まで、徹底的にこだわっていますね。
「変なホテル」を訪れるお客さんの多くは、舞浜にあるテーマパークに遊びに行くことが目的です。ファミリー層や女子旅、カップルや外国人観光客の方など、客層は幅広いとのこと。さらに、「変なホテル」に観光目的で宿泊するお客様もいらっしゃいます。
後藤さん:宿泊されるお客様以外にも、学生の方が学校帰りにホテル内の写真だけ撮って帰ったり、保育園のお散歩コースとして、小さなお子さんが集団でホテル内に入ってくることもあります。宿泊施設としてだけではなく、一つの観光スポットや公共の場としての役割も果たせているのかなと思っています。
ホテルの防犯・監視は24時間体制。導入の決め手となったポイントは?
宿泊客以外にも様々な人が訪れる「変なホテル舞浜 東京ベイ」。不特定多数の方が出入りするので、防犯や監視のためのカメラ導入は必須でした。
「変なホテル舞浜 東京ベイ」では、現在5台のセーフィー対応カメラを導入。ホテルの入り口とフロントに2台ずつ、バックヤードに1台設置されています。
後藤さん:24時間いつでも、スマートフォンからも映像を確認できる防犯カメラ・監視カメラを探していたんです。検索でセーフィー対応カメラが引っかかりました。他の防犯カメラ・監視カメラと比較検討したところ、値段の安さと、ネットワークの帯域を大きく使わなくて済むことが決め手となり、導入に至りました。
実は、導入を決めてからカメラの設置まで、約10日間しかありませんでした。ホテル開業のギリギリに工事が終わり、新しくインターネット回線を引き直す時間なんてありません。だからこそ設置が簡単で、既存のネットワークで使えるようなカメラが必要だったんです。
「動きが滑らかで、音もクリア。タイムラグもなく、管理画面の使い勝手にも問題はない」と、担当者の後藤さんは語ってくださいました。
ロボットが働くホテルならではのカメラ活用方法とは?
各カメラをどのように使用いただいているのか、後藤さんは言葉を続けます。
後藤さん:入口に設置してある2台のカメラは防犯目的です。フロントの恐竜ロボットの後ろに設置されている2台のカメラは24時間体制で確認し、チェックインで困っている人がいないかを常に確認しています。
「変なホテル」で働くさまざまなロボットと一緒に、世界一生産性の高いホテルを目指して、セーフィー対応カメラも生産性の追求のため頑張ります!
※本記事に掲載している企業情報、所属及びインタビュー内容は、2017年8月公開当時のものです。
お話を伺った方
IT基盤グループ インフラチーム チーフ 後藤洋樹さん