「富士芝桜まつり」の絶景をライブ中継!
富士急行グループのWeb集客にも貢献したセーフィーのカメラ活用術
富士急行は、交通、アミューズメント、宿泊、レジャーなどの各事業に取り組む企業です。「富士を世界に拓く」を創業理念とし、日本を象徴する富士山を中心に事業を展開しています。
(取材:2019年6月)
導入の決め手
- 他部署からの紹介があり、期間限定のレンタル利用が可能なことやコストが安いことを聞いていた
- YouTubeLive連携できる
- 導入して利用開始までの時間がなくかんたんに設置できるものが良かった
導入目的
- イベント会期中の開花状況をホームページでライブ映像中継したかった
導入した結果
- 社内のスタッフも静止画でなくリアルタイムに映像確認ができ、業務に役立った
- ウェブの集客にも貢献できた
- 遠隔操作ができるPTZカメラだったため、移す範囲をコントロールできた
今年で12年目を迎える「富士芝桜まつり」は、約80万株の芝桜が広大な敷地に咲き誇り、富士山とのコントラストが美しいイベントです。主催の富士急行グループでは、今年初めて「富士芝桜まつり」のライブ映像中継を実施。その際にセーフィーのカメラを活用いただきました。今回の施策を担当した久保田さんに話を伺いました。
富士急行は、交通、アミューズメント、宿泊、レジャーなどの各事業に取り組む企業です。「富士を世界に拓く」を創業理念とし、日本を象徴する富士山を中心に事業を展開しています。具体的には、富士急行線や富士急バス、富士急ハイランドに代表されるアミューズメントパークの運営、富士を望みながら過ごせる別荘の販売などを手がけています。
その取り組みのひとつが、今年で12年目を迎える「富士芝桜まつり」です。約80万株の芝桜が富士山麓の広大な敷地に咲き誇り、鮮やかな色のコントラストが美しい、富士山を彩る花の祭典であり、毎年4月から5月にかけて行われます。
「ライブ中継」のためにセーフィーを活用
今年の「富士芝桜まつり」では、SafieGOを活用いただきながら、芝桜の開花状況をYouTubeLiveで映像配信しました。導入の経緯を久保田さんは次のように話します。
久保田さん:富士芝桜まつりに足を運んでくださる方が気にするのが、開花状況と富士山が見えているかどうかです。これまでもSNSや公式ウェブサイトで開花状況の情報発信を行っていたのですが、動画配信でそれを伝えられないかと考えたんです。数年前には一定時間毎に更新されるコマ送りのような映像配信は行ったのですが、今年は画質が良い映像のライブ配信をやりたいと考えました。
今年のライブ配信の前に、昨年の富士芝桜まつりでレジのセキュリティ目的のためにセーフィーのカメラを導入いただいていました。2018年3月にみずほ銀行イノベーション企業支援部主催「店舗×Tech Pitch」でCMOが登壇した際、富士急行の担当者の方と挨拶したことが導入に至ったきっかけとなりました。当時、導入を担当していた企画部の櫻井さんは「期間限定で利用しやすいレンタルプランがあって、月額コストが安い」ことが導入の決め手だったと当時を振り返ります。
久保田さん:櫻井さんに相談したところ、すぐに導入できるかつコストパフォーマンスが良いサービスとしてセーフィーを紹介していただいたんです。
導入のためのMTGが3月末。そして、4月13日からイベントが始まるスケジュールだったため、カメラの設置準備を急いで進める必要がありました。イベントのオープン前日には、久保田さんと櫻井さんが会場に赴き、設置を行ったそうです。
久保田さん:設置自体は難しくなかったのですが、森のなかに会場があるのでLTE回線が入りにくいというトラブルがありました。会期中に数回、YouTubeのエラーでライブ配信が終了してしまったことがあり、その際は配信設定のやり直しが必要でした。
富士急グループのWeb集客に「映像」が貢献
今回のライブ映像配信を「フジヤマNAVI」という富士急行が運営する観光情報サイトのYouTubeチャンネルで行ったのですが、これにより、YouTubeチャンネルの登録者数が配信開始当初と比較して倍増したほか、フジヤマNAVI自体のアクセス数も増えたそうです。
久保田さん:映像は富士急グループのウェブの集客に貢献してくれていたと思います。ライブ配信も常時20から30人は見ていましたしね。富士芝桜まつりは外国人観光客にも人気なので、外国人の方が多くご覧になっていて、増加したYouTubeチャンネルの登録者も半数以上は外国人だったと思います。さらにユニークだったのは、夜間の閲覧者が一定数いたことです。暗視カメラの設定をオンにしていたら、晴れていた場合は富士山の輪郭がくっきりと見えていたんです。それは今までにない富士山の楽しみ方ですよね。
ほかにも、遠隔操作ができるカメラを設置したため、開花状況や天候などのコンディションによって映す範囲をコントロールしていたそうです。
久保田さん:富士芝桜まつりには80万株もの芝桜が植えられていて、かつ、品種も多いので、その年の気候や場所によって生育状況や開花タイミングにバラつきが発生するんですね。今年は期間を通じて全体的に綺麗に咲いていた年でしたが、富士芝桜まつりのオープン当初はまだ見頃手前の状態でした。その頃は綺麗な富士山を中心に映すなど、映す範囲の工夫をしていました。
また、お客様だけではなく、富士急グループのさまざまなスタッフの方が映像をチェックしていたそうです。
久保田さん:私も毎朝映像をチェックしていましたが、富士急行の社内スタッフも結構みていた、と言っていました。今まではSNSや現地スタッフからの情報で状況を主に把握していたのですが、社内スタッフの誰もがリアルタイムで現地の様子をチェックできたので助かりましたね。
最後に今後の活用方法を尋ねると、Web、SNSの担当をする久保田さんの立場から次のように答えてくださいました。
久保田さん:たとえば紅葉の風景を配信したり、その配信を通じてフジヤマNAVIのサイト集客や観光施設のキャンペーン、季節に応じた観光周遊の促進に映像中継を活用していきたいですね。
※本記事に掲載している企業情報、所属及びインタビュー内容は、2019年6月公開当時のものです。