24時間365日開放の無人レンタルスタジオ「BUZZ」を守る
セーフィーのクラウドカメラ
ツムギホールディングス株式会社は、首都圏で「レンタルスタジオBUZZ」を展開しています。無人レンタルスタジオというユニークな業態ならではの課題を、セーフィーのクラウドカメラでどのように解決しているのか伺いました。
導入の決め手
- アプリと連動、データの転送が不要などの使い勝手の良さ
- カメラの音声・映像が綺麗で、クラウドの映像が安定して視聴可能
- 自分たちで取り付け可能な設置の容易さ
導入目的
- 防犯
- 店舗の遠隔運営
導入した結果
- 運営上のトラブルの抑止
- 人件費などのコストを抑えた店舗運営
- お客様のリアルなご意見の収集
INDEX
「無人レンタルスタジオ」の運営を支えるセーフィーのクラウドカメラ
飲食店やダンススクール、芸能プロダクションなど、さまざまな事業を展開しているツムギホールディングス株式会社。首都圏を中心に、24時間365日開放の無人レンタルスタジオ「スタジオBUZZ」を展開しています。
管理人のいない無人の「スタジオBUZZ」。利用するには、公式サイトの予約ページやLINE@から予約、当日になったら直接予約したフロアへ行き、利用時間が終了したら専用の封筒にスタジオ利用料を入れて料金ボックスに投函します。受付不要で支払い時にもスタッフと接することがない、完全に「無人」で運営しています。
ツムギホールディングス株式会社では、24時間365日開放の無人スタジオ約30店舗をわずか4名のスタッフで管理しており、こうしたユニークな業態をセーフィーのクラウドカメラが支えています。
「レンタル料は上げたくない」スタジオの防犯にクラウドカメラを利用
「スタジオBUZZ」は、利用者の約8割がダンサーで、中でも学生が多いことから、少しでも安くスタジオを提供したいという思いがあったという、代表取締役社長の渡辺憲さん。 「どうしたらコストを抑えて利用料金を下げられるだろうか」。そう考えた結果が、経費の徹底的な削減でした。しかし、24時間365日無人でスタジオを開放することには、防犯面での課題もあったそうです。
渡辺:業界最安値のレンタル料を絶対に上げたくないということで、行き着いた答えが「無人」だったのですが、お客さまの中にはお金を払わずに帰ってしまう方もいます。ほかにも、物品の破損や利用時間を守らないといったトラブルもあるので、安心してご利用いただくために防犯カメラを活用するようになりました。目につくところにカメラを設置するだけで、トラブルの抑止にもなっています。今ではセーフィーのカメラを105台、約20拠点で導入しており、カメラに頼り切っています。
——カメラを導入しはじめたのはいつ頃からですか?
藤田:2年ほど前です。料金ボックスが初めて盗難に遭ったとき、各店舗の料金ボックスの辺りにカメラを設置しました。その後、無断使用を防ぐため、各フロアへも導入しました。
——セーフィーのクラウドカメラをどのように知ったのでしょうか。
藤田:検索サイトで防犯カメラを検索していたときに、セーフィーの公式サイトを見つけました。カメラが買取であること、クラウドサービスの月額料金が発生することから、長期的なコストで見るとそれまで設置していたカメラよりも高くなってしまったのですが、とにかく使いやすいからと社長を説得して導入させていただきました。
渡辺:セーフィーを導入する前は、ECサイトでカメラを購入し自分たちで設置していたのですが、アプリと連動していなかったり、PCにデータの移動するときにSDカードを抜き差ししなければならなかったり使いづらさを感じていたのです。彼がセーフィーのカメラを見つけてくれてからは、セーフィー一択になりました。
聞き取りやすいクリアな音声「お客さまのリアルな声を経営にいかせる」
30店舗ほどある拠点を4人のスタッフで管理しているという「スタジオBUZZ」。セーフィーのカメラを店舗運営にどう活用しているのでしょうか。
藤田:スタジオの無断利用といったトラブルが起こりやすいのは深夜帯ですので、スタッフが深夜に映像を確認しトラブルを察知したら、スタッフ同士がグループLINEで連絡を取り合い、現場に直接出かけたり、トラブルを起こした人のデータを集めたり、地道に対応をしています。
——実際に使われてみて、いかがですか?
渡辺:これまでさまざまなメーカーのカメラを試してきましたが、セーフィーのカメラは音声がとても聞き取りやすいです。画像がカクカクせず、スムーズなのもよいですね。
——音声が聞き取りやすいことで、どんなメリットが得られましたか?
渡辺:お客さまのリアルな声を聞くことができます。たとえば、「スタジオのここが使いにくい」「掃除が行き届いていない」といった声を収集して、次の出店計画などに活用しています。また、アプリが使いやすく、巻き戻しなどの操作が指1本でできるので、とても気に入っています。
——セーフィーのユーザー様の多くは、カメラの設置工事も込みで発注されますが、スタジオBUZZではスタッフのみなさんが自ら取り付けを行っているそうですね。
藤田:そうですね。基本的には自分たちで取り付けをしています。付属のネジで簡単に取り付けることができますし、アプリの設定も簡単で使いやすいです。
渡辺:他社のカメラだと、店舗ごとにインタフェースが分かれてしまったり、画像が悪かったり、カメラがオフラインになってしまうこともあります。セーフィーのカメラではあまりそういったことがなくスムーズなのですが、ほかと何が違うのでしょうか。
——PCに内蔵されているWebカメラと同じ仕組みで、弊社のカメラはWebと一体になっていますので、カメラの性能に依存することがありません。サーバーさえつながればすぐに映像が見られるようになっています。
渡辺:なるほど。他社のカメラでは、PCで確認できるのはサムネイル静止画ですが、セーフィーのカメラはリアルタイムの映像が見られるという点も大きいですね。カメラの選択画面で各店舗の映像が一覧で見られるのもいいですね。
藤田:カメラ一覧を開くだけで、フロアに人がいるかいないかがすぐわかるので、とても便利です。
——お使いいただいて、こんな機能が欲しいといった要望はありますか?
藤田:こちらからはカラオケ店のように退室コールをすることがないので、時間になったらお客さまに自発的に退室していただくのですが、中には時間を超過する方もいらっしゃいます。そうしたとき、カメラのマイクを通して声をかけても気づいていただけないことが多いのですね。音楽を流していたり、大人数でしゃべっていたりして、聞こえづらいようなので、警告音を鳴らすことができたらいいなと思います。
——確かに、防犯面からもそういう機能があったらいいですね。貴重なご意見をありがとうございます。
防犯のためだけでなく「動画データをマーケティングに活用したい」
無人レンタルスタジオの防犯のためにセーフィーのカメラを活用いただいている、スタジオBUZZ。今後は防犯以外にも、使い方を広げていきたいそうです。
——今後、セーフィーのカメラをどのように活用していきたいと考えていますか?
渡辺:セントラルオフィスを設けて、そこでカメラの映像を見ながらスタジオの管理ができれば理想だと思っています。
また、セーフィーのカメラを使って利用者の男女比といったデータも取れれば嬉しいです。
これは、自社のマーケティングのためでもありますし、他社へのプロモーションの際にデータに基づいた資料を提供できたらと考えています。
たとえば、ダンサー向けのアパレル会社さんに弊社のスタジオでポップアップショップをしていただくようなときに、利用者の男女比や年齢層を提示して、費用対効果を訴求するといった使い方ができればいいですね。
弊社はレンタルスタジオというジャンルでは業界最大手です。今後はダンス講師や企業、プロダクションなどBtoB向けにも広く展開していきたいと考えています。
——本日はありがとうございました。
お話を伺った方
ツムギホールディングス株式会社 管理本部 藤田政輝さん