映像が残業時間の『見える化』に貢献。
働き方改革や労務管理におけるセーフィーのカメラ活用術とは?

株式会社エージェントは、セールスやマーケティング、キャリア、テクノロジーに関するソリューション事業を手がける会社です。そんな同社では、全国の各拠点に10台のセーフィーカメラを導入。「セキュリティ」と「労務管理」の目的で利用いただいています。映像を通じて残業時間が「見える化」されたことで、労働時間の削減や労務管理に活きているそうです。同社の八並さんに話を伺いました。

導入の決め手

  • スマホから映像をチェックできるため
  • 初期投資とランニングコストが高くないため

導入目的

  • 拠点を増設する際のセキュリティ強化

導入した結果

  • 残業の見える化で労働時間の削減など、労務管理に映像を活用し対応策につなげることができた
  • 社員の一体感を増すために各拠点を繋ぎっぱなしにしておくなど、運用していくうちに新しいベネフィットの気づきがあった

スマホ対応、ランニングコストの低さ、デザインが導入の決め手に

株式会社エージェントは、セールスやマーケティング、キャリア、テクノロジーに関するソリューション事業を手がける会社です。セールスであれば、販売促進や営業活動の企画から設計、運営、サポートまでをワンストップで行なうという強みがあります。

特徴的なのは、全国に拠点があること。東京、福岡、名古屋、大阪、広島、仙台、インドに拠点がある他、今年中に札幌にも進出を予定しています。各拠点のスタッフ数を合計すると200人を超えます。セーフィーの導入は、2016年に行った拠点の増設がきっかけだったと、八並さんは語ります。

八並さん:東京以外にも拠点が増えていくなかで、他拠点のセキュリティ強化が当初の目的でした。一般的な防犯カメラはそのデザイン的にも『監視されている感覚』になりやすいと感じたため、かわいらしいデザインのセーフィーを導入しました。
導入の際に比較検討を行った結果、セーフィーは「スマホから映像をチェックできること」「初期投資とランニングコストが高くないこと」がカメラを選ぶ決め手になりました。また、セーフィーの会社自体が伸びそうだと感じたのも、要因のひとつでした。

カメラ導入に関して社内のコンセンサスをとっていたため、実際の導入まで時間がかからずに名古屋拠点から導入がスタートしたそうです。その後、大阪、東京と全拠点に徐々にカメラを導入していきます。

カメラの導入は各拠点の現地スタッフに依頼、システムの立ち上げは情シス部門が行っています。その際に重要だったのが、配置場所でした。

八並さん:各拠点の執務室にセーフィーのカメラを設置していますが、個人の作業が見えないように工夫しています。取り外しが簡単なので、運用のなかで設置場所を変えることもありましたね。

設置の際に大きく躓くこともなく、現在は各拠点合計で10台が導入されています。その内訳は東京オフィスの執務室に2台、サーバー付近に1台の合計3台、それ以外の拠点の執務室に1台ずつという形です。

「セキュリティ」と「労務管理」にカメラを活用

現在エージェントでは「セキュリティ」「労務管理」の2つの目的でセーフィーのカメラを利用いただいています。

八並さん:セキュリティのために導入した1年後に、別の使い方が浮かんだんです。それが、労務管理です。いま働き方改革の一環でオフィスに10時以降は残らないようにと伝えているのですが、労務管理チームが毎朝、昨晩だれがオフィスに残っていたのかを映像でチェックし、朝会で共有します。その残っていた本人に対してヒアリングしたり、慢性的に残るチームが出てしまった場合は人員を強化したりと、対応策につなげています。

勤怠管理のシステムと組み合わせることでダブルチェックを実施。残業時間の「見える化」と他の施策が組み合わさることで、労働時間の削減につながっていると八並さんは語ります。

八並さん:遅くまで残っているメンバーに『大丈夫?』と声掛けするだけでも、心配していることが伝わると思うんですね。なので今後もこの取り組みは続けていきたいですね。

現在の運用では、全拠点の映像を定期的にチェックするのは労務管理チームが中心です。経営メンバーは問題があったときに映像をチェックしているそうです。

カメラが各拠点をつなぎ「一体感」を生み出す

エージェントでは各拠点の一体感を生み出すべく、社内SNSを自社で開発し、全社員が日報を投稿したり、3ヶ月に一度はツールを活用してキックオフMTGを開催したりしているそうです。それに加えて、セーフィーのカメラを利用することで、さらなる一体感を生み出せないかと考えています。

八並さん:たとえばパソコンのモニタにセーフィーのカメラの映像を映し、各拠点を繋ぎっぱなしにすることを検討しています。遠隔でのマネジメントは難しく、各拠点が孤立しやすいケースもあります。モニターを通じて、全オフィスがどのように動いているかが可視化された環境では、一体感が増すと思うんです。 ポジティブな要素をつくるためにカメラを活用していきたいですね。

※本記事に掲載している企業情報、所属及びインタビュー内容は、2019年7月公開当時のものです。

お話を伺った方

株式会社エージェント 執行役員 CHRO ヒューマンリソース事業部 ゼネラルマネージャー 八並嶺一さん