学習塾の約200教室をSafieで見守り。
安心安全を強化し、運営品質と業務効率も向上

学習塾などの教育事業を手がける「株式会社スプリックス」では、運営する「森塾」の全209教室で650台以上のSafieを導入いただいています。安心安全の強化、教室運営のクオリティ向上など、学習塾におけるカメラの活用効果を伺いました。

(取材:2023年12月)

導入の決め手

  • 映像シェアがしやすいなど、運用管理面での利便性の高さ
  • 小さくてかわいらしく威圧感のないカメラデザイン

導入目的

  • 学習塾の防犯カメラとして
  • 以前使っていたカメラの管理機能面に不満があった(リプレース)
  • 教室運営の好事例を映像で水平展開するため

導入した結果

  • 生徒および保護者の安心感が高まった
  • 映像シェアによる好事例の展開がスムーズで、運営品質の向上に寄与
  • エリア統括責任者が担当教室を遠隔確認でき、業務効率がアップ
  • 視聴権限の変更など、設定操作がシンプルで管理負担が軽減

学習塾の運営を中心に、学習塾向け教材出版、検定事業などの教育事業を展開する株式会社スプリックス。同社は小中高校生を対象とした個別指導塾「森塾」の全教室に、セーフィーの屋内向けクラウドカメラを導入。防犯だけでなく、教室運営におけるサービスクオリティの向上やスタッフの業務効率化にも利活用されています。具体的な活用方法や効果について、同社取締役の平井 利英さんにお話を伺いました。

教室数増加に伴い、カメラをSafieにリプレース。
映像シェアが簡単で低コスト、威圧感のないデザインも気に入った

──はじめに、御社が運営する「森塾」と、平井さんのお仕事についてお教えいただけますでしょうか。

株式会社スプリックス 取締役 コーポレート部門管掌 平井 利英さん

平井さん:当社は複数ブランドの学習塾を運営しており、その1つである「森塾」は、講師1人に生徒さん2人までという手厚い個別指導を特徴としています。おかげさまで多くの小中高校生の方々にご利用いただき、2023年12月時点で「森塾」の教室数は200を超えています。現在は関東圏を中心に展開していますが、今後はエリアを拡大しながらさらに増やしていく計画です。

出店エリアを拡大中の「森塾」

その中で私は管理部門の責任者として財務、法務、リスクマネジメントのほか、学習塾の運営管理も担っており、「森塾」の新規開校業務にも携わっています。

──「森塾」では2023年12月現在、全209教室に650台以上のSafieを設置していらっしゃいます。Safie導入に至った背景をお聞かせください。

平井さん:背景の1つは教室数の増加です。
先述のとおり「森塾」は今、関東からエリアを拡げて教室数を増やしているフェーズにあります。そうなると課題になるのが、教室の運営クオリティの担保です。

「森塾」は各教室に常駐の責任者がいますが、本部にもエリア統括責任者が存在し、1人につき約10校の担当教室を持って運営の品質向上をアシストしています。しかし、教室数が多くなると品質にばらつきが生じてしまうこともあります。そこで、実際の教室の様子を撮った映像をシェアして好事例を共有し、「森塾」ブランドの教室運営の品質の平準化および向上につなげようと考えました。

そしてもう1つ、Safie導入の背景にあったのが、生徒さんや保護者の方に安心してご利用いただくための防犯・見守り体制の強化です。「森塾」は以前から防犯・見守りに高い意識を持っており、教室をガラス張りにして見通しを良くする、防犯カメラを設置するなど、さまざまな対策を取ってきました。ただ、最初に導入したクラウドカメラは、映像シェアを含む管理面の使い勝手が悪いという難点がありました。今後、教室数増加に伴いカメラも増えていくことを踏まえると、管理の利便性が高いクラウドカメラに切り替えたいと思い、全てのカメラをSafieにリプレースさせていただきました。

教室全体を見守り、安心して利用できる環境を構築

──クラウドカメラの中でSafieを選んでくださった理由をお教えください。

平井さん:決め手は、管理のしやすさとコストです。
「森塾」では映像をシェアする人数が多いですし、異動などで担当者の入れ替わりの際は、生徒のプライバシー保護の観点からも、映像が見れる人の管理を厳格に行う必要があります。なので、管理側の操作がシンプルで機能的、それでいてコストがリーズナブルなSafieは魅力的なソリューションでした。また、カメラのサイズが小さく、デザイン的にも丸みがあってかわいくて、威圧感がないことも良かったです。これなら生徒さんや講師が萎縮せずに勉強に集中できると思いました。

遠隔確認でエリア統括責任者の業務効率がアップ。
運営の好事例もわかりやすく共有できる

──「森塾」では、どのようにSafieをご活用いただいているのでしょうか?

平井さん:Safieは全ての教室に3台ずつ設置しています。

1つ目は教室を俯瞰できる場所に設置しており、不審者侵入などのインシデント対応と、運営における好事例の記録を目的としています。2つ目は壁で仕切られた自習室にあり、こちらは人目が届きにくいスペースを見守るために設置しています。そして3つ目は、講師が手荷物などを置くバックヤードに防犯用として入れています。

教室全体を撮影できる位置にカメラを設置

映像は「森塾」ブランドの塾長1名と、約20名のエリア統括責任者が各自のPCやスマートフォンで視聴できるようにしています。塾長は入試対策など学習イベントの様子をカメラで確認し、水平展開したい好事例の映像をエリア統括責任者とのミーティングでシェアして全体のブラッシュアップを図ります。対象となる映像は、講師が生徒さんや保護者の方と良好なコミュニケーションを取っていて、教室の一体感や信頼関係の構築を実現しているシーンが多いですね。

一方、エリア統括責任者は1週間で全ての担当教室をまわるペースで巡回していますので、巡回先でほかの担当教室の様子を遠隔確認するのにカメラを活用しています。Safieは、どこにいても手元のPCやスマートフォンでライブ映像やクラウド録画映像を見られるので、大変便利なようです。ビューアーアプリにログインすれば、すぐに見たい映像が見られるシンプル操作も好評です。

PCやスマートフォンからいつでも担当する教室の様子を確認できる

──Safieを導入し、どのようなメリットがありましたでしょうか? 

平井さん:メリットの1つは、エリア統括責任者の業務効率が上がったことです。
カメラ映像で担当教室の日頃の様子がわかるので、巡回した際にイチからヒアリングしなくても的確な指示や議論ができ、ミーティングの時短や運営の品質向上につながっています。

以前のカメラで不満に感じていた管理面のメリットも大きいです。
エリア統括責任者の異動などがあったときは、簡単に設定を変更できるため、映像が見れる人の管理を厳格に行えると同時に、管理側の負荷が軽減されました。ムービークリップとダウンロード機能で映像シェアも手軽にできるので、好事例の水平展開もスムーズになりました。

生徒さんや保護者の方とのコミュニケーションの雰囲気がわかりやすく伝わるのは、やはり、映像ならではだと思います。まだ因果関係を明確に分析できてはいませんが、Safieを入れて事例共有を積極推進するようになってから、生徒さんの数も増えています。

遠隔からの運営アシストやノウハウ共有…etc.
エリア拡大を後押しする活用効果にも期待

──映像活用に関する今後の展望をお聞かせください。

平井さん:「森塾」はエリアを拡げた新たな開校計画が複数控えており、当面ですと2024年春に関西での新規開校が決まっています。これまでの関東圏と異なる遠隔地での開校となりますので、運営品質の担保に向けて関西専属のエリア統括責任者を配置する予定です。同時に、Safieを使った映像シェアや遠隔コミュニケーションも活用しながらノウハウ共有をしっかり行い、関西の生徒さんにも喜ばれる学習塾運営を実現していきたいです。

※本記事に掲載している企業情報、所属及びインタビュー内容はページ公開当時のものです。

お話を伺った方

株式会社スプリックス
取締役
コーポレート部門管掌
平井 利英さん