屋内でも目立たないドーム型カメラや人物を検知する人感センサーなど、防犯技術の進化により様々な防犯カメラが誕生しています。しかし、製品の種類が多すぎて、どのようなカメラを屋内に設置すればいいか選ぶのも難しいでしょう。この記事では、屋内用の防犯カメラを探している方にとって最適な機能や性能について解説します。
目次
屋内用防犯カメラ選びで重視すべきポイント
防犯カメラ選びでは、屋内・屋外どちらも目的にあった製品を選ぶことが重要です。その中でも屋内利用でよくある利用シーンと取り上げて選び方のポイントを紹介します。
①店舗や共有エリアなどの防犯・犯罪抑止
店舗や共有エリアなどの人が集まりやすい場所は、トラブルや犯罪が発生しやすい場所です。防犯カメラを設置することで、セキュリティ強化やトラブル予防にもつながります。
防犯・犯罪抑止目的のカメラ選びのポイント
店舗や共有エリアなどの防犯・犯罪抑止は、「防犯カメラがある」というアピールの要素がポイントです。映像記録による犯罪抑止の効果を期待できます。ただし、防犯カメラのデザインによってお客様や近隣の方を萎縮させるのもまた問題になるでしょう。
その問題を避けるには、小型のドーム型カメラを選ぶことをおすすめします。防犯カメラの存在をアピールしながらも、内観や雰囲気にマッチしたカメラを選びやすくなります。
おすすめは「室内に溶け込むドーム型カメラ」
VIVOTEK
FD9166-HN(SF)
コンパクトで暗闇に強い定番のドーム型屋内向けカメラ
¥54,780 (税込)
外形 | Ø 90 x 50 mm |
重さ | 150 g |
防水性能 | なし |
ネットワーク接続 | 有線LAN |
PoE給電 | 対応 |
画角 | 水平109° 垂直60° |
ズーム | |
マイク(音声入力) | あり |
スピーカー(音声出力) | なし |
暗所撮影 | 対応 |
ドーム型防犯カメラは目立ちにくいデザインであると同時に、カメラを向けられている意識を来訪者に与えにくい効果があります。外観からレンズの向きを判別しにくい構造をしているため、相手に緊張感を与える心配が少なくなります。
一方、バレット型のデザインは来訪者にレンズを向けているため、相手に緊張感を与える心配があり、内観の雰囲気に調和させることも難しくなります。
こちらは室内に溶け込む小型のドーム型カメラです。カメラ本体のデザインは白ですが、別売りで黒いカバーもあるため、シックな雰囲気の店舗でも利用しやすい機種です。
②見守り目的で利用する場合
介護施設の入居者や離れて暮らす両親の安否確認、共働きのご家庭でのお子さんの見守りなど、大家族世帯が減少したことによる悩みも増えています。見守り目的で利用する場合、ネットワーク接続できる機能があると、施設内の巡回だけでは目が届きにくいトラブルや離れた場所からの安否確認が可能です。
見守り目的のカメラ選びのポイント
見守り目的でカメラを選ぶ際は「遠隔地から確認できること」がポイントです。スマートフォンやタブレットで映像を確認できるネットワーク接続とセキュリティ性能の高いカメラを選ぶのが良いでしょう。
また、防塵・防水性能の高い機種を選ぶ必要がないため、電源だけで手軽に設置できる工事不要タイプの防犯カメラもおすすめです。
おすすめは「簡単に設置できるコンパクトなカメラ」
Safie
Safie One
エッジAIを搭載。画像解析による業務効率化も叶えるカメラ
¥41,800 (税込)
外形 | φ76.5×92.5mm |
重さ | 360g |
防水性能 | なし |
ネットワーク接続 | 有線LAN、無線LAN |
PoE給電 | 対応 |
画角 | 水平114° 垂直60° |
ズーム | デジタルズーム 最大8倍 |
マイク(音声入力) | あり |
スピーカー(音声出力) | あり |
暗所撮影 | 対応 |
Safie Oneは、セーフィーで一番人気の高い屋内用カメラです。無線LAN接続または有線接続でインターネットに接続でき、スマホやタブレットから遠隔で映像を確認できます。
また、人感センサーを搭載しスマホに通知も届くので、外出時の見守りにも最適です。
ドライバーとネジで壁や天井に取り付けでき、DIYが苦手な方でも設置しやすい機種として人気を集めています。
屋外用カメラを屋内用として利用できる?
屋内用と屋外用の防犯カメラにはいくつか違いがあります。もっとも大きな違いは、屋外用カメラは「防水・防塵機能」を備えている点です。
風雨やホコリにさらされる屋外の厳しい環境では、精密機械であるカメラは簡単に壊れてしまいます。そのため、屋外用防犯カメラには防水・防塵機能が必須です。
その一方で、屋内用の防犯カメラには通常、防水・防塵機能は必要ありません。粉塵の舞う製造工場や屋内プールなどの特殊な環境を除けば、設置環境の安定している屋内では過剰な機能になるためです。
結論を言うと、屋外用の防犯カメラの屋内利用は機能的にまったく問題ありません。ただし、デザインについては考慮する必要があるでしょう。屋外用の防犯カメラは犯罪抑止も考えてデザインされることが多く、屋内で使うには威圧感が強すぎる場合があるためです。
店舗やオフィスの内装とマッチさせるには、屋内用防犯カメラが適していると言えます。湿気のたまりやすい厨房や来訪者の多い地下駐車場などの特殊な環境でない限り、屋外用カメラを屋内で利用する理由はありません。
防犯カメラの選び方に迷われている方はこちらの記事も参考にしてください。防犯カメラ選びのチェックポイントとおすすめの防犯カメラについて紹介しています。
まとめ
屋内用の防犯カメラ選びのポイントについて解説いたしましたが、いかがでしたか?どのようなカメラが良いか、少しでもイメージしていただけましたら幸いです。
また、今回ご紹介した2機種のほかにも、セーフィーでは様々な防犯カメラのご提案が可能です。防犯カメラの導入をご検討の際は、クラウド録画サービスシェアNo.1※のセーフィーまでぜひご相談ください。
※テクノ・システム・リサーチ社調べ「ネットワークカメラのクラウド録画サービス市場調査(2023)」より、エンジン別カメラ登録台数ベースのシェア(54.1%)
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