ソーラー充電式防犯カメラは電源なしの屋外現場で本当に役立つ?失敗しない選び方と注意点

防犯カメラ

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資材置き場や河川沿いの工事現場など、電源を確保しにくい屋外の現場では、「防犯カメラを設置したいが、引き込み工事に費用や日数をかけられない」と頭を悩ませるご担当者様も少なくありません。

ソーラー充電式防犯カメラなら、太陽光で発電した電気を使うため、電源のない場所にも設置可能です。一方で、天候や日照条件による電力不足への対策や、通信・録画の方式、故障時の保守体制など、導入前に確認すべきポイントもあります。

本記事では、屋外現場でソーラー充電式防犯カメラが必要とされる理由やメリット・デメリット、選び方、設置前の注意点を解説します。自社の現場にソーラー充電式防犯カメラの導入を検討しているご担当者様は、ぜひ参考にしてください。

ソーラー充電式防犯カメラの必要性

ソーラー充電式防犯カメラは、電源工事が難しい屋外で、異常を把握するために必要とされます。

資材置き場や河川沿いの工事現場、造成中の土地などは、夜間や休工日に無人になりやすい場所です。加えて、周囲に電源設備もないため、コンセントに挿すタイプの防犯カメラを利用できません。そのため、防犯対策をしていないと盗難や設備の破損が起きても発見が遅れやすく、被害の拡大や工期の遅れにつながるおそれがあります。

ソーラー充電式であれば、日中に発電した電気をバッテリーに蓄え、その電力で夜間もカメラを稼働させられます。そのため、電源設備のない場所でも無人の時間帯を継続して撮影でき、異常が起きた際に状況を確認できる体制を整えやすくなります。

工事現場で想定される盗難被害や具体的な対策については、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひご参照ください。

ソーラー充電式防犯カメラを設置するメリット

ソーラー充電式防犯カメラを設置すると、電源設備の有無に左右されず、屋外の防犯体制を柔軟に整えられます。主なメリットは以下の2つです。

  • ソーラーパネルとバッテリーで電源工事なしに稼働できる
  • 配線不要で設置・移設しやすく一時利用にも対応できる

電源不要の防犯カメラについては以下の記事でも紹介していますので、あわせてご確認ください。

ソーラーパネルとバッテリーで電源工事なしに稼働できる

ソーラー充電式防犯カメラは、太陽光で発電した電気をバッテリーに蓄えて動くため、電柱からの配線引き込みやコンセント新設といった電気工事が一切不要です。

そのため、資材置き場や河川沿いの工事現場など、既存の電源から離れた場所にもスムーズに導入できます。電気工事の見積もりや日程調整にかかる手間を省き、導入までの期間を短縮できるため、工期が短い現場でもすぐに防犯体制を整えられる点がメリットです。

工事不要の防犯カメラに関しては以下の記事でも解説しています。

配線不要で設置・移設しやすく一時利用にも対応できる

電源ケーブルなどの配線に縛られないソーラー充電式は、状況の変化が激しい屋外現場での運用にも柔軟に対応可能です。

ソーラー設備とカメラを接続できる範囲であれば、工事の進捗にあわせて撮影範囲を変更したい場合や、複数の現場で順番に使いたい場合にも、再配線工事のコストをかけずに簡単に移設できます。

たとえば、年末年始の休工期間だけ資材置き場に設置するなど、特定の期間だけピンポイントで防犯対策を強化したい一時利用の場面でも、手軽に導入・撤去を行えるのがソーラー充電式ならではの大きな強みです。

ソーラー充電式防犯カメラのデメリット

ソーラー充電式防犯カメラは、電源の引き込み工事が不要な一方で、運用面で注意したい点もあります。具体的なデメリットは次の3点です。

  • 天候不順や日照不足でバッテリー残量が不足する場合がある
  • オンプレミス型では盗難・破損時に録画データを確認できない場合がある
  • 故障に備えて自社で保守する必要がある

天候不順や日照不足でバッテリー残量が不足する場合がある

ソーラー充電式防犯カメラは、天候や設置環境によって十分に充電できず、稼働が不安定になるリスクがあります。

曇りや雨の日が続くと発電量が落ちるほか、冬季の日照不足、積雪や落ち葉がパネルを覆うことでも発電効率は低下します。特に無人となる夜間にバッテリー切れを起こすと、万が一トラブルが発生しても映像を記録できません

導入前には設置場所の日照条件を十分に確認し、天候不順が続いても必要な時間だけ稼働を維持できるバッテリー容量(無日照稼働日数)を備えた機種を選びましょう。

オンプレミス型では盗難・破損時に録画データを確認できない場合がある

録画データをカメラ本体やSDカードに保存するオンプレミス型は、機器そのものが盗難や破損の被害に遭うと、録画データまで失われてしまいます。

人目が届きにくい屋外では、カメラごと持ち去られたり、強い衝撃を受けて物理的に破壊されたりするリスクが伴います。事実確認のために残しているはずの映像が、カメラと一緒に失われてしまっては意味がありません。

また、SDカードは保存容量に上限があり、古いデータから自動で上書きされるため、トラブルの発見が遅れると必要な映像が消えてしまうリスクもあります。

万が一の機器トラブルや物理的な盗難に備え、データをクラウド上で安全に管理できるカメラの導入を検討するのがおすすめです。

故障に備えて自社で保守する必要がある

一括購入タイプのソーラー充電式防犯カメラは、不具合が発生した際のトラブル対応をすべて自社で担わなければならないケースがあります。

メーカーの保証期間外だったり、保証対象外の故障だったりする場合、原因の特定から修理・交換の手配まで自社で進める必要があります。特に遠方の現場では機器の点検や復旧のたびに移動時間や人件費がかかり、運用の大きな負担になることもあります。

初期の購入費用だけでなく、故障時の点検や代替機の手配といった導入後のサポート体制がどこまで用意されているかも、事前に確認しておくことが重要です。

失敗しないソーラー充電式防犯カメラの選び方

ソーラー充電式防犯カメラを選ぶ際は、設置後に安定して使い続けられるかが重要なポイントです。主に次の6点を確認しましょう。

  • 防水防塵・耐候性能の確認
  • 発電量とバッテリー容量のバランス
  • 設置環境に適した通信方式の選択
  • 自社の運用に合う録画方式の選定
  • 初期費用とランニングコストの考慮
  • 長期運用を支えるサポート体制の有無

防水防塵・耐候性能の確認

台風や砂ぼこり、厳しい気温変化にさらされる屋外現場では、カメラ本体が過酷な環境に耐えられる設計であるかが重要です。その目安となるのが「IP等級(防水・防塵規格)」です。IP66のように表記され、1桁目が防塵性能、2桁目が防水性能を示します。

IP66は、粉塵の内部侵入を完全に防ぎ、あらゆる方向からの強い噴流水(激しい雨風)にも耐えられるレベルです。屋外に常設するカメラを選ぶ際は、このIP66相当をひとつの基準にすることをおすすめします。

IP規格の数字の見方や注意点は、以下の記事で詳しく解説しています。

発電量とバッテリー容量のバランス

ソーラー充電式防犯カメラは、日当たりが悪い日でも電力を維持し、24時間安定して稼働できる性能を備えていることが必要です。具体的には以下の4つを確認します。

  • カメラの消費電力
  • ソーラーパネルの出力
  • バッテリー容量
  • 無日照時の想定稼働時間

これらのバランスが崩れていると、晴天時は問題なく使えても、曇りや雨が数日続いただけでカメラが停止してしまいます。設置予定地の日照条件を考慮し、天候不順に備えた予備電力を十分に確保できる機種を選ぶことが重要です。

設置環境に適した通信方式の選択

離れた場所からリアルタイムで映像を確認するには、現地の設置環境に合わせた接続方式を選ぶ必要があります。

屋外で使われる主な通信方式は、近くの無線LANに接続する方法と、SIMカードで携帯電話回線(LTE)を利用する方法の2つです。無線LANは既存の回線を使えるメリットがありますが、電波の届く範囲が限られます。

資材置き場や河川沿いの現場など、周囲にインターネット環境がない場所では、SIM対応カメラが適しています。ただし、携帯電波が弱いエリアでは映像が途切れるおそれもあるため、導入前に現地の電波状況を確認しておきましょう。

回線工事なしで使えるSIM対応防犯カメラについては、以下の記事もご参照ください。

自社の運用に合う録画方式の選定

録画方式は、映像の保存先だけでなく、自社の管理体制にあわせて選ぶことが大切です。主な方式には、カメラ本体やSDカードに保存するオンプレミス型(ローカル保存型)と、インターネット経由でサーバーに保存するクラウド型があります。

オンプレミス型は通信量を抑えやすい一方、カメラ自体が盗難・破損に遭うと、保存されていた録画データまで同時に失うリスクがあります。

クラウド型は映像をカメラの外部に保存するため、万が一カメラが破損しても送信済みの映像は安全に保護されます。自社で録画データを管理する手間を省き、手軽に導入・運用を始めたい場合はクラウド型がおすすめです。

クラウド型のカメラについては以下の記事で詳しく解説しています。

初期費用とランニングコストの考慮

ソーラー充電式防犯カメラを導入する際は、本体価格(初期費用)だけでなく、導入後にかかる維持費も含めた総コストで比較しましょう。録画や通信の方式によって、以下のように費用構造が異なります。

  • オンプレミス型:月額費用は基本的に不要だが、故障時の修理費やSDカードの交換費などは自己負担となる
  • クラウド型:初期費用を抑えられる反面、月額のクラウド利用料が発生する

本体が安くても、維持費を数年分積み上げると、総額が高くなる場合があります。導入時は初期費用だけで判断せず、想定する利用期間をもとに総コストを比較することが重要です。

長期運用を支えるサポート体制の有無

屋外にカメラを常設する以上、通信の切断や充電不足、不具合といったトラブルが起こる可能性はゼロではありません。万が一の不具合の際、迅速に対応してくれるサポート体制があるかを確認しておきましょう。

事前に「問い合わせ窓口の受付時間」「保証が適用される範囲」「故障時の代替機手配のスピード」などを確かめておくと安心です。

ソーラー充電式防犯カメラ導入前に確認しておきたいこと

ソーラー充電式防犯カメラを安定して運用するには、製品の選定だけでなく、設置場所の環境や運用ルールを事前に整理しておくことが重要です。現地で確認・検討すべきポイントは、大きく次の3点に集約されます。

  • 設置場所の日照条件と最適な設置方法の確認
  • 現地の巡回頻度に応じた録画日数の選定
  • 周囲へのプライバシー配慮と管理ルールの策定

設置場所の日照条件と最適な設置方法の確認

ソーラー充電式防犯カメラは太陽光で稼働するため、1日を通して十分な日光が当たる場所に設置するのが大前提です。建物や樹木、足場の影は時間帯によって変わるため、午前と午後の日当たりを事前に確認しましょう。また、将来的に工事の進行で影ができないかも見極める必要があります。

パネルの向きや角度によっても発電量が変わるため、影がかからず、落ち葉やほこりがソーラーパネルにたまりにくい高さに設置角度を調整することが大切です。積雪がある地域では、パネルに雪が残りにくく滑り落ちやすい傾斜角度を考慮することも重要です。

現地の巡回頻度に応じた録画日数の選定

録画データの保存期間は、トラブルに気づいてから映像を実際に確認するまでの期間を想定して設定します。担当者が毎日訪問しない現場や、長期休暇中に無人になる場所では、発見の遅れを見込んで余裕を持った録画日数が必要です。

録画日数を長く設定するほど月額費用も増加するため、自社の巡回頻度や休工期間に合わせた最適な保存日数(録画プラン)を事前にシミュレーションしておきましょう。

防犯カメラの保存期間や録画時間については、以下の記事もあわせてご参照ください。

撮影範囲・掲示・映像管理などプライバシーへの配慮

従業員や生活者など、人が写り込む画角での防犯カメラの設置・運用開始には、個人情報保護法等の関係法令の遵守に加え、写り込む人々、写り込む可能性のある人々のプライバシーへの配慮が求められます。防犯カメラとプライバシーの関係については、こちらの記事で詳しく解説しています。

特に屋外の現場では、隣接する敷地や公道、通行人が意図せず映り込む場合が多いため、事前の画角調整が欠かせません。調整が難しい場合は、映したくない範囲を映像上で隠せる「プライバシーマスク機能」を搭載したカメラを選ぶと安心です。

電源なしの屋外現場の防犯カメラならSafie

電源や通信環境の確保が難しい屋外現場には、必要な機器と通信、クラウド録画がパッケージになったクラウド録画サービス「Safie(セーフィー)」がおすすめです。録画データはクラウド上で管理されるため、現地にレコーダーを設置する必要がありません。複数拠点の映像を一元管理でき、運用負担の軽減につながる点が特長です。

ぽーたくんS+Safie GOシリーズで電源なし現場に対応

周囲からの電源確保が難しい場合への対応として、屋外向けクラウドカメラ「Safie GO(セーフィー ゴー)」に使用可能なソーラーパネル・バッテリーのレンタルプランをご用意しています(※ACモデル対応の機種のみ)。

太陽光で発電した電気を蓄電し、無日照でも最大約3日間の連続稼働が可能なため、天候不順による停止リスクを最小限に抑えられます。 カメラとバッテリーが独立した構成になっており、一体型に比べて大容量かつ長期の安定運用が可能です。

Safie GOシリーズとリチウムソーラーバッテリーのぽーたくんSの組みあわせは、以下のページも参考にしてください。

ぽーたくんS+ソーラーパネルのレンタルサービスについて

屋外の現場でも使いやすい「Safie GO シリーズ」の特長

Safie GO キービジュアル

Safie GOは、屋外現場での利用を想定して設計された固定設置型のクラウドカメラシリーズです。LTE通信を標準搭載しているため、インターネット環境がない場所でも電源につなぐだけで稼働します。

画面をスクロールすることで広範囲に映像を確認できる「Safie GO 360(セーフィー ゴー サンビャクロクジュウ)」、左右(パン)・上下(チルト)・拡大/縮小(ズーム)をアプリで操作可能な「Safie GO PTZ Plus(セーフィー ゴー ピーティーゼット プラス)」など、ラインナップにより機能・性能が異なります。

モデル画像特長防水防塵
Safie GO 180Safie GO 180180度の広角レンズIP66
Safie GO 360Safie GO 360360度全方位を撮影IP66
Safie GO PTZSafie GO PTZPTZ操作が可能IP66
Safie GO PTZ PlusSafie GO PTZ PlusGPS搭載で設置位置を確認IP66
Safie GO PTZ AISafie GO PTZ AIエッジAI搭載で人物検出可能IP66
※レンタル料金はお問い合わせください

電源のない屋外の現場にはソーラー充電式防犯カメラを活用しよう

電源を確保しにくい屋外の現場では、ソーラー充電式防犯カメラを活用すると、防犯体制を整えやすくなります。導入時は、防水・防塵性能や発電量、バッテリー容量、通信方式、録画方法を設置環境にあわせて確認することが大切です。日照不足による停止や故障時の対応も想定し、本体価格だけでなく運用費用やサポート体制まで比較しましょう。

電源と通信環境のない現場では、Safie GOシリーズ(ACモデル対応機種のみ)とぽーたくんSを組みあわせる方法があります。無日照時でも最大約3日間の連続稼働が見込め、1カ月単位でレンタルできるため、工期の決まった現場や一時利用にも有用です。

セーフィーでは法人向けのお問い合わせ窓口を設けています。電源のない屋外の現場での安全管理にお悩みの方は、以下のボタンよりお気軽にご相談ください。

Safie Pocket2、Safie GOパンフレット
レンタルサービス「Safie Pocketシリーズ」「Safie GO」のご紹介
「Safie Pocketシリーズ」「Safie GO」の活用方法を事例を交えながらご紹介をしています。

※顧客や従業員、その他の生活者など人が写り込む画角での防犯カメラの設置・運用開始には、個人情報保護法等の関係法令の遵守に加え、写り込む人々、写り込む可能性のある人々のプライバシーへの配慮が求められます。防犯カメラとプライバシーの関係については、こちらの記事で詳しく解説しています。
  ▶「防犯カメラとプライバシーの関係。事業者が注意すべき設置のポイント
※カメラの設置に際しては、利用目的の通知を適切に行うとともに、映像の目的外利用を決して行わないことが求められます。適切なデータの取り扱いについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
  ▶「カメラ画像の取り扱いについて
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