
国内トップシェアのサイバーセキュリティ企業が入退室管理にSafie Entrance2を選んだ理由

AI技術を駆使したハッカー対策サービスを開発し、グローバルで提供する「サイバーセキュリティクラウド」。同社ではオフィスの入退室管理に「Safie Entrance2」を活用中。セキュリティの第一線で活躍する同社が、自社のセキュリティにセーフィーを選んだ理由を伺いました。
(取材:2022年7月)
導入の決め手
- セキュリティ品質が高い顔認証
- 認証の精度が高く、スムーズに入退室できる
- オペレーション設計が合理的で管理者の手間を省ける(画像登録など)
導入目的
- 入退室のセキュリティ品質向上
- 管理者負担の軽減(ICカード管理など)
導入した結果
- 物理認証キーの紛失、盗難等のリスクがなくなった
- ハンズフリーの入退室で社員の煩わしさを軽減
- 発行、回収、貸与などカード管理の手間が激減
- 高セキュリティかつ先進的なツール導入で企業イメージアップ
株式会社サイバーセキュリティクラウドは、独自開発のAI技術や世界有数のサイバー脅威インテリジェンスを活用したハッカー対策サービスを自社開発・自社サポートで提供するグローバルセキュリティメーカーです。
目黒駅直結のビル内にオフィスを構える同社では、顔認証のクラウド型入退室サービス「Safie Entrance2(セーフィー エントランス ツー)」を導入いただいています。
セキュリティ事業に携わる同社が自社のセキュリティに「Safie Entrance2」を選んだ理由、導入後の効果についてお話を伺いました。
サイバーセキュリティのグローバルリーディングカンパニーとして
自社オフィスのセキュリティも強化
──はじめに、御社の事業内容についてお聞かせください。
下村さん:当社は「世界中の人々が安心安全に使えるサイバー空間を創造する」という経営理念を掲げ、Webサイトを守るハッカー対策サービスを開発・提供しています。
昨今、Webサイトへのサイバー攻撃は急増しており、手口も巧妙化しています。
ひとたび被害に遭いセキュリティ上の大きなインシデントが起きてしまうと、対策に多大なコストがかかるうえに事業運営がストップし、企業さまのブランドイメージも大きく損なわれてしまいます。それ故にWebセキュリティ対策は、今や企業活動の最重要事項の1つであると考えています。
──具体的にはどのようなサービスを提供されているのでしょうか?
下村さん:主力商品としては、外部からのサイバー攻撃を遮断し、個人情報漏えい、Webサイト改ざん、サービス停止などのリスクから守るクラウド型WAF(Web Application Firewall)の「攻撃遮断くん」が挙げられます。
「攻撃遮断くん」は累計導入社数1,600社、累計導入サイト数15,000件を超える実績を有し、国内シェアNO.1を獲得しました(※)。ほかにも多様なサービスをラインアップしており、現在は日本発のグローバルセキュリティメーカーとして、世界展開をより推進しているところです。

──御社はオフィス移転にあたり、「Safie Entrance2」を導入いただきました。導入にはどのような背景があったのでしょうか?
下村さん:私たちはグローバルセキュリティメーカーとして、自社のセキュリティ強化は企業ブランド的にも不可欠と捉えています。
他方、前のオフィスで利用していたICカードキーは「カード管理」において課題感がありました。
ICカードは紛失、盗難、使いまわしのリスクがあります。また管理面でも発行・回収や、カードを忘れた社員への貸与といった手間が負担になっていました。
その点、顔認証なら「カード管理の手間をなくす」という目的を果たせます。そこでオフィス移転を機に顔認証の入退室サービスを比較検討し、私たちのニーズに最も合うと感じた「Safie Entrance2」の導入を決めました。
※日本マーケティングリサーチ機構調べ 調査概要:2021年10月期_実績調査
導入の決め手は高い認証精度によるセキュリティ品質と、良好なユーザ体験
──生体認証の中で、顔認証を選んだのはなぜですか?
下村さん:私は前職で指静脈認証を利用していたのですが、認証精度が高いとはいえず、あまりいい印象がありませんでした。また、コロナ禍の影響もあって非接触がベターだと思い、顔認証で比較検討しました。
──顔認証システムで比較検討し「Safie Entrance2」を選んだ理由をお聞かせください。
下村さん:まずは写真や動画などを用いた不正侵入を防ぐ認証精度の高さから、そのセキュリティ品質に惹かれました。
そして当社にとって大事なポイントだったのが「良好なユーザ体験」です。当社は「オフィスは社員の体験を形づくる重要な空間」という考え方で、私たち人事部がオフィスの運用設計を担っています。
そのため入退室サービスも人事部主導で選定したのですが「社員の体験」という軸を踏まえると、社員が煩わしさを感じない「良好なユーザ体験」は外せないポイントでした。
具体的には、認証精度が高く入退室がスムーズであることが1つ。これはセーフィーさんの顔認証を事前に体験し、ストレスなく使えるクオリティだと感じました。

同様に、管理が煩わしくないことも重視していたので「Safie Entrance2」のオペレーション設計は大きなアドバンテージになりました。特に、利用開始時に管理者は招待メールを送り、あとは社員が各自で画像登録するだけという設計は魅力でしたね。
実は、比較検討した他社サービスは、管理者に画像登録の手間が発生する仕様でした。セーフィーさんのほうが低コストだったこともありますが、最終的には「利用者・管理者の双方に煩わしさがない」ことを優位に感じ「Safie Entrance2」を選びました。
ハンズフリーの入退室でセキュリティ品質向上、企業イメージアップにも手応え
──現在の設置状況と、実際に使ってみての感想をお聞かせください。
下村さん:当社ではオフィス出入口の計6カ所に設置しており、一部は一定のメンバーのみに権限を付与しています。
顔認証の精度が高いので、使い勝手はとてもいいです。「Safie Entrance2」は、ハンズフリーで入退室できます。さらに、設置場所が多少暗くても、端末に照明機能があるおかげで問題なく認証されます。
管理面でいうと、カード管理の手間がないのはもちろんですが、入退室のログが顔写真で残るのもわかりやすくていいですね。

──「Safie Entrance2」を導入し、どのようなメリットを感じていらっしゃいますか?
下村さん:一番のメリットは、管理負担が大幅に減り、業務効率化にもつながったことです。テレワークが主流になっても、今まではカードを忘れた社員のために、誰かが必ず出社していました。けれど顔認証ならその必要がありませんから、運用に関わるスタッフの人数も減りました。
加えて、企業イメージアップにも役立っていると感じます。「顔認証を入れているんですね」と、オフィスにいらした方から好反応をいただくケースも多いです。
「セキュリティへの意識が高く、先進的なツールを積極導入している」という印象を持っていただけることは、当社のブランディングにおいて大きなメリットだと思います。
──今後、トライしてみたい「Safie Entrance2」の活用方法があればお聞かせください。
下村さん:まだ導入して2カ月余りですので、もっぱら施錠管理に使用していますが、ゆくゆくは通勤費の精算や勤怠管理などにも「Safie Entrance2」を活用してみたいですね。社員がより働きやすい環境をつくることができるよう、セキュリティのみならず業務効率化にもどんどん生かしていきたいです。
※本記事に掲載している企業情報、所属及びインタビュー内容は、2023年1月公開当時のものです。