お客様への接遇向上と業務効率化を両立。
ホスピタリティの質を高めるクラウドカメラ活用術

「ソーシャルアパートメント」の開発・運営からスタートし、現在はホテル、コワーキングスペース、飲食店なども展開する「株式会社グローバルエージェンツ」。従来のスタイルに縛られない自由で機能的な「場」の提供が、若い世代を中心に広く支持されています。同社が運営する「LIVELY HOTELS」(ライブリーホテルズ)では、お客様への接遇向上やスタッフの業務効率化を目的にセーフィーのクラウドカメラを導入いただいています。

(取材:2023年2月)

導入の決め手

  • クラウドカメラで、時間・場所を問わず映像視聴できる
  • 設置や移設が容易
  • 設置環境に合わせて通信接続、給電方法を選べる

導入目的

  • お客様への接遇の質やスピードの向上のため
  • スタッフの業務効率化のため
  • 施設内の防犯のため

導入した結果

  • バックヤードからのスピーディーな事実確認、適切な指示出しが可能に
  • モーション/サウンド検知機能で効率的に映像視聴できる
  • ライブ映像を見ながら接客業務の人員調整が効率的にできるように
  • バックヤード業務の生産性向上に

世の中に新しい価値を生み出し、文化を創る「文化創造企業」として注目される「株式会社グローバルエージェンツ」。

リラックスしたりワークスペースとしても使える「THE LIVELY 東京麻布十番」のラウンジ

同社が運営する「LIVELY HOTELS」(以下、ライブリーホテルズ)では、防犯や業務効率化を目的にSafie(セーフィー)のクラウドカメラを導入いただいています。

導入の経緯や効果について、「THE LIVELY 東京麻布十番」支配人の保坂憲司さんと、ビルディングマネジメント部の千葉竜太さんにお話を伺いました。

時間や場所を問わず、スマホで映像視聴できる利便性に惹かれた

──はじめに「ライブリーホテルズ」の特徴と、保坂さんのお仕事を教えてください。

保坂さん:当社は全国各地で11棟6ブランド約1,200室の直営ホテルを展開しており、このライブリーホテルズはアンブレラ・ブランドとして2021年7月にリリースしました。

ライブリーホテルズは、お客様がご自分をアップデートできる新たな出会い・体験をご提供する「ライフスタイルホテル」として、サービス面では、高度にパーソナライズされたホスピタリティを大切にし、質の高い空間、設備、アメニティなどにこだわっています。

私はそのフラッグシップホテルでもある「THE LIVELY 東京麻布十番」の支配人で、同ホテルの運営統括に当たっています。

インタビューに答えていただいた
「THE LIVELY 東京麻布十番」支配人 保坂憲司さん

バックヤードで業務をしながら常にフロントの混雑状況を把握。振り返りはビューアーの検知機能を活用し、スピーディーに

──現在はどんな目的でカメラを活用されていますか?

保坂さん:カメラはホテルのエントランス、共用廊下、バーなどに設置し、映像は私やスタッフがいるバックヤードのパソコンに常時映し出しています。

カメラの目的は大きく分けてふたつあります。1つ目は、お客様やスタッフの安全担保です。カメラの存在自体にセキュリティ面での意義がありますし、万が一のインシデント発生時は映像で事実確認を行えます。

2つ目は、フロントの接遇業務の向上と業務効率化への活用です。Safieは音声も聴こえますから、お客様とのコミュニケーションで確認したいことが発生したら、録画映像を見返して顧客対応に生かします。また、接客業務の人員調整でも活用しており、バックヤードで映像に気を配りながら業務を行い、お客様が増えてきたらすぐに出ていって対応するといった使い方もしています。

バックヤードのパソコンでホテル内の映像を確認

映像を活用し、フロントの人員をフレキシブルに調整。高いホスピタリティ提供と業務効率化を両立する

──Safieを導入いただき、保坂様が感じていらっしゃるメリットをお聞かせください。

保坂さん:現場では、エントランスやフロントの映像を、バックヤードでタイムリーに確認できることのインパクトが大きいです。混雑状況に合わせてフレキシブルに人員配置を調整できるので、業務の生産性が上がりました。カメラのおかげで、充実した顧客対応と業務効率化の両立を実現できています。

PCやスマホから複数のカメラ映像をいつでもどこでも確認できる

──ありがとうございます。では、実際に導入に携わったビルディングマネジメント部の千葉竜太さんにもお伺いします。千葉さんのお仕事について教えていただけますか。

千葉さん:私は施設管理者として、運営ホテルの建物および付帯設備の企画・管理を担っています。業務範囲はリノベーション計画から空調、水まわり設備の運用管理まで多岐にわたり、防犯カメラの選定も担当しました。

──実際に、どのような経緯でセーフィーを導入されたのでしょうか?

千葉さん:以前はアナログカメラを導入していましたが、ハードディスクのある場所に行かないと映像視聴ができないなど、不便な点がありました。

もっと使いやすいものはないだろうかと思っていたとき、仕事関係の方が「クラウドカメラのSafieは、自分のスマホやPCで映像を見られるし、画質も良い」と教えてくださったんです。そこで、まずは新規オープンするホテルに導入し、使ってみることにしました。

──実際にお使いになった印象はいかがでしたか?

千葉さん:ライブ・録画映像ともに、いつでもどこでも手元のデバイスで簡単に視聴でき、クラウドカメラは非常に便利だと実感しました。
少ない台数なら自分でできるほど設置が簡単なところも良かったです。通信接続は有線LAN/Wi-Fiのどちらも可能で、給電はコンセントのほかPoE給電にも対応しており、環境に合わせて設置方法を選べる仕様も魅力的でした。

こうした利便性の高さや使いやすさは社内でも評判が良く、以降の新規ホテルはすべてSafieを導入することにしました。さらに、いずれは全カメラをクラウドカメラにしたいと考え、既設カメラもタイミングを見てSafieにリプレースしていく方針です。

客室の廊下にも設置し、お客様の安全管理を行っている

──Safieを導入いただき、千葉様が感じていらっしゃるメリットをお聞かせください。

千葉さん:時間・場所を問わずスマホやPCで映像を見られるので、インシデント発生時の迅速な対応が可能になり、セキュリティ強化につながっています。
私は施設全体を管理しているので、全国にある各ホテルの設備に破損が無いかなどを確認するために活用しています。現場からの相談への対応や指示出しがスピーディーになりましたね。
ほか、映像で事実確認を行う際、モーション検知やサウンド検知機能によって、視聴時間が大幅に短縮されたことも大きなメリットです。
以前は確認したいことがあったら、該当の時間帯の録画映像を見続けるという大変な作業を行っていました。けれどSafieは検知機能でフラグが立ったところを見ていけばいいので、とても楽になりました。

──最後に、カメラ活用における今後の展望をお聞かせください。

千葉さん:今後は、新規ホテルはもちろん、既設のカメラも順次Safieにリプレイス予定です。いつでもどこでも映像確認できる利便性や、モーション検知などの機能を上手に活かし、さらなる業務効率化を図りたいですね。

保坂さん:お客様がご自分をアップデートできるようなホテルであるためには、私たちスタッフも日々アップデートしていかなくてはなりません。

例えば、先日は中学受験の親子連れのお客様が多く来館されたため、急きょ、携帯用カイロや応援メッセージカードを準備してお渡しさせていただきました。
今後も、臨機応変にお客様に喜んでいただくためのサービスを提供するため、SafieをはじめとするICTツールの効果的な活用を追求し、自由で新たな発見にあふれた「ライフスタイルホテル」を体現していきたいと思います。

空間・ホスピタリティ共にとても素敵なホテルでした。インタビューありがとうございました。

 

お話を伺った方

株式会社グローバルエージェンツ
THE LIVELY 東京麻布十番(ザ・ライブリー東京麻布十番)支配人
保坂 憲司さん


株式会社グローバルエージェンツ
ビルディングマネジメント部
千葉 竜太さん