倉庫で防犯対策が必要な理由｜具体的な方法や注意点を解説

人の出入りが多く、さまざまな品を保管している倉庫では、適切な防犯対策が求められています。一方で、具体的な方法や導入に向けた注意点が分からず、困っている方も多いはずです。

そこで倉庫における具体的な防犯対策やメリット、防犯対策をする際の注意点まで解説します。倉庫の防犯対策にお悩みの方はぜひご一読ください。

倉庫の防犯対策が必要な理由

倉庫は、従業員や業者の出入りが頻繁に行われるものの、人気のない場所に位置していたり、高価なものが保管されていたりするため、犯罪が起きやすい環境といえます。

不審者の侵入や貴重品の盗難、放火など倉庫で起きやすい犯罪に備えるためには、防犯対策が必須です。塀や防犯カメラの設置や、サイバー攻撃に備えたセキュリティシステムの導入といった防犯対策を実施して、トラブルに巻き込まれるリスクを軽減しましょう。

倉庫の具体的な防犯対策

倉庫の防犯対策をするとき、具体的な施策が分かれば、必要なシステムやICTツールをすぐに導入できます。数ある対策のなかから、3つの具体策をみていきましょう。

防犯カメラの設置

倉庫の内外への防犯カメラの設置は、外部からの侵入と倉庫内部での不正や盗難など双方の対策に大変有効です。また、防犯カメラの設置自体に犯罪抑止効果があるため、トラブルが起きるリスクそのものを下げられます。

なお、倉庫に防犯カメラを設置する場合、火災やカメラの破損時でも録画映像が消失しないクラウド型防犯カメラ（クラウドカメラ）であれば、貴重な録画データを守ることができます。

＼クラウドカメラとは？こちらで詳しく解説／

入退室管理システムの導入

業者や従業員の出入りが多く、厳格なセキュリティが求められる倉庫の防犯対策には、入退室管理システムが有効です。入退室管理システムを導入すれば、いつ・誰が・どこに入退室したかのログが残るため、従業員の居場所を把握したり、勤務状況を確認したりするのにも役立ちます。

また、先述したクラウド型防犯カメラと入退室管理システムを組み合わせれば、高い確率で入退室した人物を特定できるため、より強固な防犯効果がうまれるでしょう。

従業員の防犯意識を高める人材教育

人材教育により、従業員一人ひとりの防犯意識を高めることは、倉庫の防犯対策として有効です。もし、従業員の防犯意識が低かった場合、施錠を忘れたり、防犯システムを作動し忘れたりする可能性が考えられます。防犯カメラや入退室システムの導入には、従業員の防犯意識を高める効果もあるため、人材教育をする際は導入を検討しましょう。

倉庫の防犯対策をするメリット

倉庫の防犯対策には、犯罪を防止する他にもメリットがあります。作業効率や利益の向上にもつながるので非常に重要です。

品質管理（トレーサビリティ）ができる

倉庫では、保管物の出荷情報や在庫数の適切な品質管理が必要です。防犯対策として有効なクラウド型防犯カメラや入退室管理システムなどを導入することで、責任の所在を明らかにしたり、トラブルが起きたとき映像で確認できたりします。適切な品質管理を実施することで、取引先からの信頼を得られるのもメリットです。

作業管理に活かせる

防犯カメラや入退室管理の導入や人材教育は、従業員管理に活かせます。例えばクラウド型防犯カメラは、窃盗や放火の瞬間を記録できるだけでなく、現場管理にも活用できます。

作業ラインや配送状況を確認して、異常を早期発見するなどが可能になります。

＼防犯だけじゃない！倉庫でのカメラ活用方法／

倉庫の防犯対策をするときの注意点

倉庫の防犯対策をする際には、いくつかの注意点があります。

個人情報の取り扱いに注意

倉庫の防犯対策にカメラや入退室管理を導入する場合、個人情報の漏えいに注意が必要です。防犯対策により物理的な部外者の侵入を防ぐだけでなく、サイバー攻撃に対処するための情報セキュリティサービスの導入もおすすめします。

また、防犯カメラや入退室管理のようなツールは、事前に従業員へ設置目的や使用方法を説明し、同意を得たうえでの導入が必要です。

防犯カメラは設置環境に応じた製品を選ぶ

防犯対策として有効な防犯カメラは、設置環境に適した製品を選ぶことで、より効果を発揮します。

例えば、屋外に設置する場合、犯罪抑止効果が高いバレッド型のカメラや、防水防塵性、耐久性の高いカメラがおすすめです。

また、倉庫内部に設置する場合、小型で設置しやすいドーム型のカメラや、暗闇撮影ができるカメラが適しています。

＼防犯カメラの選び方とおすすめ製品はこちら／

作業効率の向上にもつながる倉庫の防犯対策

業務の規模が拡大したり、犯罪の手口が多様化したりするなかで、犯罪を未然に防ぐには倉庫の防犯対策が重要です。防犯カメラや入退室管理の導入、防犯意識を高める人材教育をすることで、窃盗や放火など犯罪のリスクを大幅に軽減できます。

また、クラウド型防犯カメラや入退室管理の導入は、防犯対策ができるだけでなく、アナログな管理よりも効率的に品質・従業員管理をできるのがメリットです。

防犯対策にかかる費用が気になる方には、クラウド型防犯カメラのように初期費用を抑えられるサービスもあります。最適な方法を選んで防犯対策を実施しましょう。

セーフィーでは、クラウド型防犯カメラを提供しているほか、倉庫や物流業のDXを推進する映像ソリューションを提供しています。倉庫の防犯対策や業務効率化などに課題を抱えている方は、お気軽にお問い合わせください。