防犯カメラはリアルタイムに確認すべき|理由やメリット・活用方法を解説

防犯カメラはリアルタイムで確認

防犯カメラの映像をリアルタイムで確認することで、防犯に対する安心感の向上や迅速なトラブル対応、人件費のカットなどが期待できます。

この記事では、リアルタイムで確認できる防犯カメラのメリットや活用方法、設置する際の注意点について解説します。

クラウドカメラであればリアルタイムに映像確認できる

旧来の防犯カメラはアナログカメラとも呼ばれ、映像を確認するためにカメラと接続されたモニターで確認する必要がありました。しかし、インターネット接続ができるクラウドカメラであれば、記録した映像をいつでもリアルタイムに確認することが可能です。

クラウドカメラの場合、撮影したデータはインターネット経由でクラウド上に保存されるので、スマートフォンやパソコンからクラウドにアクセスすることで、リアルタイムに映像を視聴できる仕組みです。

防犯カメラの映像をリアルタイムで確認する方法

防犯カメラの映像をリアルタイムに確認するためには、「ネットワークカメラ」や映像データを送信するための「インターネット環境」、映像を保存するための「クラウド録画システム」が必要です。

この3つを用意しネットワークカメラをインターネット経由でクラウド接続すれば、離れた場所でもリアルタイムに映像を確認できます。

多くのクラウド録画システムの場合、複数の作業者がそれぞれのデバイスで同じカメラの映像を確認することも可能、複数の防犯カメラの映像を1つのデバイスから確認することもできます。

防犯カメラの映像をリアルタイムで確認するメリット

防犯カメラの映像をリアルタイムで確認できると、従来の防犯カメラに比べて得られるメリットや効果が飛躍します。

警備コストを削減できる

防犯のために警備員を常駐させる場合や警備会社に委託する場合は、人件費やランニングコストがかかります。一方、防犯カメラでリアルタイムに映像を確認できれば、複数拠点の防犯カメラを一括で確認できるようになります。それぞれの現場に人を配置する必要がなくなるため、大きなコスト削減につながるでしょう。

不審者を早期に発見できる

不審者が侵入した場合も早期に発見できるため、被害を最小限に抑えられる可能性が高まります。防犯カメラに人感センサーやマイク・スピーカー機能がついているタイプもあり、管理者にリアルタイムで侵入者を通知してくれます。離れた場所からアラーム音を鳴らしたり声で威嚇したりできるため、犯罪を未然に防げるかもしれません。

遠隔臨場が可能となり監督業務の効率化につながる

遠隔臨場とは、建設現場などにおいてカメラを用いて遠隔から現場の確認や立会検査を実施することです。いくつもの現場を管理する必要があっても、監督者が直接現場に行くことなく現場の映像をリアルタイムに確認できるため、業務の効率化につながります。これまで移動に費やしていた時間をほかの業務に充てられれば、作業者の負担も軽減できるでしょう。何かトラブルが発生した場合も遠隔から状況を確認できるため、早期の問題解決にもつながります。

現場の進捗管理や安全対策につながる

建設現場などの工事が予定どおりに進んでいるか、防犯カメラを通してリアルタイムに進捗を確認できます。また安全対策のための巡回などをせずとも、カメラから常に見守れるため、不安全な行動や危険箇所をチェックし安全対策にもつながります。トラブル発生時の映像を記録しておくことで安全教育にも役立てられます

災害時に迅速に現場の確認ができる

地震や大雨などの自然災害などが発生した場合、現場にすぐに駆けつけられないといった状況もあり得ます。防犯カメラで状況を把握できれば、遠隔地から周囲の安全確認や避難誘導などの指示を出せます。災害の様子を記録することで、今後の災害対策などにも活かせるでしょう。

防犯カメラ映像をリアルタイムで確認する際の注意点

防犯カメラ映像をリアルタイムで確認するため、以下の3点にあらかじめ注意しましょう。

安定した通信環境を確保する必要がある

防犯カメラのリアルタイム映像を確認するために、安定した通信環境を整えなければなりません。通信方法はLANケーブルを接続する有線接続、または無線LANやLTE回線を使った無線接続があります。

有線接続は通信が安定するものの配線工事が必要となるため、複数台のカメラを設置する場合は工事費用がかかります。建設現場では工期が終われば取り外すため、工事を伴う設置方法は不向きです。

無線接続は工事が不要であるため導入が容易ですが、障害物や悪天候などの影響で電波が干渉されてしまい映像が途切れることがあります。一方、LTE回線を使用する方法は携帯電話と同じ仕組みで、SIMカードを挿してキャリアの通信を使います。カメラ単体でインターネット通信が可能なためネットワーク工事は不要です。

映像の保存期間をあらかじめ確認する

防犯カメラの映像はSDカードやハードディスクなどの記録媒体、専用サーバー、クラウドなどに保存できます。しかし、それぞれの方法によって映像の保存期間は異なります。保存期間が過ぎると過去の映像をさかのぼれないため、残しておきたい映像はローカルにダウンロードしておく必要があります。

また、サーバーやクラウドの利用料は保存するデータ容量に応じて変動することがあります。 映像の保存期間とデータ容量を事前によく確認しておきましょう。

撮影可能な範囲と設置場所の確認をしておく

防犯カメラの撮影範囲と設置場所は、さまざまな観点から十分に注意する必要があります。防犯カメラを設置しても、確認したいエリアが撮影できなければ意味がありません。

広大な敷地を撮影したい場合は、画角の広い防犯カメラを導入することで設置台数を減らせるため、導入コストの低減につながります。隣接する住宅などが画角に収まってしまう場合は、撮影しないエリア設定ができるプライバシーマスク機能付きのカメラを選びましょう。

リアルタイムで確認ができる防犯カメラの活用事例

リアルタイムで確認できる防犯カメラの活用事例を2つ紹介します。

無人・省人店舗

最近ではコンビニエンスストアや小売店で、無人・省人の店舗も増えてきました。無人店舗では人件費を抑えられるものの、店舗を常に確認できるわけではないため商品や金銭が窃盗被害に遭うリスクが高まります。万が一被害があった場合は防犯カメラ映像をさかのぼって確認できますが、現行犯でなければスムーズな逮捕に至らないケースもあります。しかしリアルタイムで防犯カメラ映像を確認できることで、犯罪にも迅速に対応できるようになります。

また省人店舗の場合もバックヤードで店内の様子をリアルタイムで確認しながら、ほかの作業を進めるといった活用が可能です。接客が必要なときやレジが混雑している場合に対応できるため、少ない人数で効率よく店舗運営が行えます。

建設現場

建設現場に防犯カメラを設置することで、ひとつの場所から複数の作業場所を一括で確認できます。建設業の施工管理では工期に遅れがないか、危険な作業がないか常に監理が必要ですが、ひとつの現場の敷地面積が広いと巡回も大変です。

防犯カメラを活用しリアルタイムで現場の状況が確認できれば、作業者の負担を低減しつつ作業効率も大幅に向上します。また、トラブルがあった場合にも状況確認が迅速に行え、作業内容の報告も映像を利用してスムーズに行えるなど有効活用できるシーンは多岐にわたります。

リアルタイムで確認できる防犯カメラは「Safie(セーフィー)」がおすすめ

セーフィーはリアルタイムで映像確認できるさまざまな防犯カメラを揃えています。屋内向け・屋外向けだけでなく、店舗向けや工事現場向けなど、さまざまな利用シーンに対応した豊富なラインナップを用意しています。

カメラ映像はクラウドに録画されるため、24時間いつでもどこからでも視聴でき、複数人で映像をシェアすることもひとつの画面で複数のカメラを管理することも可能です。

リアルタイムで映像を確認できるクラウドカメラは、防犯用途だけでなく、業務改善や店舗マーケティング、工事現場の安全対策など、あらゆる業界のさまざまな用途で活用できます。

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