【IP66?】IP規格でわかる防犯カメラの防水・防塵性能。数字の見方や注意点

防犯カメラのIP規格(防水・防塵規格)とは?数字の見方や注意するべきポイントを解説

防犯カメラ・ネットワークカメラの選定基準の一つにIP規格があります。IP規格は防水や防塵の耐性レベルを示し、特に屋外に防犯カメラを設置する場合は必ずチェックしておきたいポイントです。

本記事では、IP規格(防水・防塵規格)の表記の見方を解説するほか、IP規格の数値の意味をまとめた一覧表を掲載しています。商品を選ぶ際は、記事内の表と照らし合わせて希望の耐性を備えているかチェックしてみてください。

また、屋外で利用する防犯カメラを選ぶ際に注意したいポイントも解説しています。IP規格の数値だけでは気づきにくい注意点もあるので、選定前の参考にしてください。

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IP規格とは

複数の防犯カメラ

IP規格は、IEC(国際電気標準会議)が定めた規格で、電気製品の防塵・防水性能を表しています。IPは、Ingress Protection(イングレスプロテクション)の略です。

表記は「IP65」のようにIP+数字2桁で表し、このIPと数字の組み合わせで防塵、防水の保護度合いを表しています。

表記の意味がわかれば、防塵・防水性の保護度合いをきちんと把握できるため、電化製品選びで失敗することが少なくなるでしょう。次項で詳しく解説していきます。

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IP規格に書かれているマークの読み方

IP規格は、以下のようにIP+数字2桁で表されており、IPに続く2つの数字が意味を持ちます。

防塵性能・防水性能

1桁目(画像内では6の部分)は、防塵性能(埃や塵などの異物の侵入に対する保護の度合い)を示します。数字は0から6の7段階で、この数字が高いほど保護度合いも高くなります。

2桁目(画像内では5の部分)は、防水性能(水の侵入に対する保護の度合い)を示します。0から8の9段階あり、こちらもこの数字が高いほど保護度合いが高くなります。

なお、防塵・防水のどちらかのみを表す場合は、「IP1X」のように片方が「X」と表記されます。「IP1X」であれば、2桁目が「X」なので、防塵のみの保護度合いを示しています。

各数字についての詳細は下表のとおりです。

第1特性数字:外来固形物に対する保護等級(防塵)

防塵の保護等級保護の節度
0特に保護されていない
1直径50mmの固形物が内部に入らない
2直径12.5mmの固形物が内部に入らない
3部に入直径2.5mmの固形物が内らない
4直径1.0mmの固形物が内部に入らない
5防塵(若干の粉塵の侵入があっても所定の動作および安全性を阻害しない)
6耐塵(粉塵が内部に入らない)
出典:日本産業標準調査会(JISC)|電気機械器具の外郭による保護等級

4までは固形物の大きさの目安を示し、5を超えると微塵の侵入があっても動作や安全性を阻害しなくなります。最高ランクの6は、完全に内部に粉塵が入らない性能です。

屋外で使う防犯カメラであれば、最高ランク6の耐塵性を備えたものを選び、故障のリスクを軽減させるとよいでしょう。

第2特性数字:水の侵入に対する保護等級(防水)

防水の保護等級保護の節度
0保護されていない
1鉛直に滴下する水に対して保護されている
2正常な取り付け位置より15°以内の範囲で傾斜していても、鉛直に滴下する水に対して保護されている
3鉛直から60°以内の噴霧状に落下する水に対して保護されている
4あらゆる方向からの水の飛沫に対して保護されている
5あらゆる方向からの水の直接噴流に対して保護されている
6波浪もしくは、あらゆる方向からの強い水の直接的な噴流に対して保護されている
7規定の圧力、時間で水中に沈めても影響がないように保護されている
8製造者によって規定される条件に従って、潜水状態での使用に対して保護されている
出典:日本産業標準調査会(JISC) |電気機械器具の外郭による保護等級

2までは、防滴と呼ばれ、水滴レベルであれば防ぐことが可能です。3は斜めから降ってくる小雨も防ぐことができます。4ならあらゆる方向からの水の飛沫に対して保護効果があり、多少強い雨や水しぶきにも耐えられます。7・8は水中に沈めても影響がないレベルです。

防犯カメラで潜水させるケースは考えにくいため、6の防水性があれば十分でしょう。

屋外に防犯カメラを設置する場合に注意したいポイント

屋外設置された防犯カメラ

屋外に設置する防犯カメラを選ぶ場合は、注意したいポイントが2点あります。カメラ選びを失敗しないよう確認しておきましょう。

高等級でも完全防水とは限らない

最高防水性能を指すIPX8でも、IPX6相当の強い噴流水に耐えられないことがあります。防犯カメラによっては、潜水状態には耐えられるものの、シャワーや土砂降りなど、勢いのある水流が製品試験の際に想定されていないものもあるのです。

製品によっては、潜水状態と噴流水両方に耐えることを示すため、IPX5/IPX8と併記するものもあります。基本的には数値が高いほど防水性能が高いことを示しますが、防犯カメラを設置する環境を考慮して表記の確認を行ないましょう。

ケーブル・オプションの設備が防水仕様でないことも

防犯カメラ本体は防塵・防水性能が十分でも、外部機器などと接続するためのケーブル端部やオプション機器が性能を満たしていない場合があります。そのような場合は、ケーブルの接合部に防水テープを巻いて保護したり、オプション機器との接合部に防水処理を施したりする必要があることを覚えておきましょう。

防水機能を有した防犯カメラならSafie

利用シーンにはよりますが、防水機能を考慮した防犯カメラを選ぶ場合は、IP66の防犯カメラを選べば安心です。ここでは、防水機能も有したSafie (セーフィー)の防犯カメラの特長についてご紹介します。

IP66の防塵・防水性を取りそろえている

Safieの屋外用の防犯カメラは、IP規格としてIP66の防塵・防水性を備えた製品を取りそろえています。また、人感センサー搭載モデルや、耐衝撃性を備えたモデルもあるため、用途に合わせてお選びいただけます。

高画質な映像により人物を鮮明にとらえられる

Safieの防犯カメラは、HD画質×最大30fpsの高画質で録画が可能です。HD画質は約100万画素の画質で、普段ご覧のテレビと同等の画質を誇ります。fpsは画像の滑らかさを示す指標で、従来の防犯カメラは1~5fpsであるため、30fpsあれば十分滑らかな映像として残すことが可能です。

暗号化技術で高セキュリティを実現

録画したデータはカメラ内で即座に暗号化され、クラウド上に送信・保存されます。カメラとクラウド間の通信も最新の暗号化技術を用いており、不正アクセスのリスクを最小限に抑えています。
この暗号化技術により、電波を妨害するジャミングの影響も受けにくいため、安定した品質での録画・視聴が可能です。

   パソコン・スマートフォンで臨機応変に対応できる

Safieの防犯カメラの録画データはクラウド上に保存され、パソコンやスマートフォン、タブレットなどお客様の手元にある機器で視聴可能です。

外出時に異変が起きた場合、従来のシステムでは、現場の防犯カメラを確認せざるを得ませんでした。その点、Safieの防犯カメラであればリアルタイムで映像を視聴でき、警察への通報など必要な対応を迅速にとることが可能です。

防水対応のおすすめ防犯カメラ

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