書籍の無人販売所やコンビニのセルフレジなど、店舗の無人化が可能な業種は増えています。しかし、実際に無人化を実現するには、メリット・デメリットを理解した上で適切な運用が求められることになります。
無人化を実現する前に、店舗運営の基本フローの設計、無人店舗に適した内装やツールの導入などが必要です。また、開店後も無人店舗ならではの問題点や課題を解消し、さらなるサービス向上を目指すことが重要になります。
無人店舗ビジネスが成功することで人的コストを非常に低くできる魅力もある一方で、盗難などのリスクを下げる策を講じることも必要です。本記事では、無人店舗をはじめる際に課題となる3つのポイント、無人運営に必須なツールの活用事例を3つ紹介します。
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目次
無人店舗ビジネスの最新事情
無人店舗経営が可能な業種
レンタルスペースや24時間営業のジムの夜間帯など、無人営業の業態は以前からありました。最近では無人営業だけでなく、24時間営業のコンビニエンスストアやアパレルショップ、書店のような「無人店舗」も増えています。
ほかにも下記のような業種でも無人店舗を運営しているケースがあります。
飲食業や小売業:餃子の無人販売、パンや野菜などの無人販売、本の無人販売
美容サービス系の業種:セルフ脱毛サロン、日焼けサロン、各種エステの無人店舗
その他サービス系の業種:トレーニングジム、ゴルフ練習場、個室サウナ
無人店舗ビジネスのメリット
人的コストの削減
多くの企業が店舗スタッフの採用に苦戦をしています。採用ができた場合には、新人スタッフの育成に既存スタッフのリソースを割かなければなりません。ですので、無人店舗を作る、またはスタッフがいる場合でも部分的に無人オペレーションにすることは、非常にメリットが大きく、今後も様々な業態で増えていくでしょう。
非接触でサービスを提供できる
感染対策として、人と人との接触機会を低減することは利用者の方へのメリットとなります。無人オペレーションの場合、スタッフが介在しないので、その分他者との接触を減らすことができます。
顧客層の拡大
早朝や深夜など、お客様のニーズがあってもボリュームが少ない時間帯でも、時間を問わずサービス提供ができます。また、一つ目のメリットとつながりますが、早朝深夜時間帯のスタッフは採用も難しいので、無人化のメリットは大きいですね。
無人店舗ビジネスのデメリットや課題
お客様へのサービス品質低下
無人店舗では人件費や教育コストを抑えて効率的な営業を実現できる一方で、お客様に対するサポートの品質が落ちる可能性があります。はじめて店舗を利用する場合、お客様は正しいフローがわかりません。
有人店舗ではスタッフによる案内や問い合わせへ迅速に回答できますが、無人店舗では対応しきれないケースが多くあります。
お客様のニーズを把握する機会の減少
無人店舗ではお客様のニーズや要望を直接感じることができないため、顧客満足度の向上が課題となることがあります。有人店舗であればスタッフがお客様と対話してフィードバックを受け取ることができ、接客の改善や経営方針の見直しなどが期待できるでしょう。
無人店舗ではお客様の声が届きにくい点に課題があります。
セキュリティリスクが高まる
無人店舗では商品の管理や店舗のセキュリティが課題です。スタッフが常駐している有人店舗とは異なり、万引きや窃盗のリスクが必然的に高まります。
また、店舗の破壊や落書きなどの悪意ある行動に対するリスクも高まることでしょう。
無人店舗の課題解決にクラウド防犯カメラ
無人店舗の出店を行うにあたり、店舗管理者様はどのような課題感をお持ちでしょうか。
「手間をできるだけかけずに、安全で円滑に管理ができるか」
「無人店舗ツールを導入したいが、うまく運用できるか不安・・・」
「店舗数を増やしたいが、店舗のマネジメント要員が足りない」
他にも課題はあるかと思いますが、セーフィーで多数のお問い合わせをいただいていますと、皆様の課題感は大きく上記の3つのお悩みに集約されていると感じます。
上記のお悩みに対して、「Safie(セーフィー)」 のクラウド防犯カメラで解決できる3つのポイントをご説明します。
①遠隔で店舗を管理できる仕組み
コストは最小限に収めながらも、十分な防犯対策が必要です。また、店舗にいなくてもお店で起きていることを正しく把握できることが重要です。人による臨店だけでは、不十分な場合がありますし、臨店には多大なコストがかかることを留意しなければなりません。
Safieを利用することで、お客様の困りごとを遠隔で把握して、無人店舗でのサービス向上にもつながります。
②お客様のニーズを把握する機会の向上
いくら効率性を追求した無人店舗であっても、顧客満足度の低下は問題です。たとえば、使いづらい決済方法、お客様が滞留しやすいレイアウトの課題など、問題が起きていることを把握しなければ利用客はだんだんと少なくなってしまいます。
AIカメラSafie One(セーフィー ワン)は、AIを用いた分析もできるため、お客様の滞留時間や店前通行量と入店率の計測など、マーケティングや業務改善にも使うことができます。
③店舗数が増えても管理できる仕組み
店舗運営をするうえで、1店舗の利益を向上させつつどんどん店舗数を増やしたいと考えるでしょう。店舗数が増える毎にセキュリティや管理の手間は増えます。ですが、1店舗増える毎の手間の分量・工数は、効率化を目指したい。となると、何らかのツールを利用する場合には、単店舗でも複数店舗でも、少ない人数で簡単に利用できるかどうか、という視点を持っておくことが重要になります。
Safieは、離れた拠点にある複数台のカメラでもスマホやパソコンの一つの画面に分割して表示できます。そのため、少ない人数でも複数の店舗のセキュリティや管理を高めることが可能です。
④簡単に使える管理ツール
せっかく便利なツールを導入しても、それを使いこなせないと意味がないですよね。説明書を見なくても簡単に使いこなすことができるわかりやすい管理画面であることがベストですが、求めているヘルプぺージを探しやすい、また、わからなかった場合にサポートを受けることができることも非常に重要です。
Safieのクラウド防犯カメラであれば、レコーダーやモニターといった複雑な防犯カメラの知識も必要ありません。マルチビューやムービークリップなどの操作方法もわかりやすいシンプルな防犯カメラです。
無人店舗におすすめの防犯カメラ
工事不要!ドライバーとネジで固定もできる
Safie
Safie One
エッジAIを搭載。画像解析による業務効率化も叶えるカメラ
¥41,800 (税込)
外形 | φ76.5×92.5mm |
重さ | 360g |
防水性能 | なし |
ネットワーク接続 | 有線LAN、無線LAN |
PoE給電 | 対応 |
画角 | 水平114° 垂直60° |
ズーム | デジタルズーム 最大8倍 |
マイク(音声入力) | あり |
スピーカー(音声出力) | あり |
暗所撮影 | 対応 |
エッジAIを搭載した屋内用カメラ。 有線(LANケーブル)・無線両対応、簡単に設置できるコンパクトなモデルです。防犯用途だけでなく、業務の効率化やマーケティング活動にもご利用いただけます。
無人店舗でのクラウドカメラ活用事例
クラウドカメラは、様々な業界で無人店舗の運営・店舗の無人化に活用されています。無人化のチェックポイントなどを説明してきましたが、どこに設置してどのように活用すべきか悩まれる方も少なくありません。そこで、ここからは実際のカメラ導入事例とともに活用方法をご紹介します。
ホテルのフロント受付業務の無人化
株式会社エイチ・アイ・エス様が運営されている「変なホテル」は、クロークやポーターといった従業員の代わりに、ロボットを雇うことで生産性の向上を目指しながら、利用者の皆様に楽しんでいただく趣向のホテルとなっております。
- 導入効果
- クラウドなので手軽に映像を確認できるようになった
- ハードのメンテナンスを意識しなくて良くなった
- タイムラグもなく映像の質も良く音もクリアに視聴できた
- 課題
- スマホで映像確認したかった
- 不特定多数が出入りするため防犯は必須
- 導入の決め手
- いつでもどこでも映像確認ができる
- リアルタイムに映像を確認できる
- メンテナンスのリソースを考えなくてよい
フロント業務も、タッチパネルやチェックアウト機によって無人化されており、スタッフの代わりに恐竜のロボットが出迎えてくれます。セーフィーのカメラは、この恐竜ロボットの後ろに2台設置されています。
「変なホテル」では、こちらのカメラの映像で、チェックインで困っている人がいないかを24時間体制で確認しています。他にも、入り口やバックヤードにもカメラを設置し、防犯カメラとしても活用中です。
※現在はH.I.S.ホテルホールディングス株式会社が運営しております。
漫画喫茶の完全セルフオペレーション化
インターネットカフェ「自遊空間」を展開するランシステム様では、人手不足を背景に、「完全自動化セルフオペレーション店舗」の出店に取り組んでいらっしゃいます。
- 導入効果
- PCで各店舗の様子を画面一覧で確認できるようになった
- トラブルがあった際に気づいて連絡できるようになった
- 課題や目的
- 人手不足による店舗運営のセルフオペレーション化
- 店舗のセキュリティ強化
- マーケティング活用
- 導入の決め手
- スマホでどこからでも映像を確認できる
- 過去に使っていたものと比べて使いやすい
事前予約システム」「完全自動化システム」などのツールを導入することによって、これまで店舗に常駐していた複数名のスタッフを、1名にまで減らすことができました。しかし、スタッフのいない店舗では、お客様が困っていても、スタッフに話しかけることができません。逆にお店側としても、お客様の困っている声を吸い上げられない、という課題があります。
これに対し、ランシステム様では、映像データを確認することで、お客様が迷いやすいポイントを把握。動線やオペレーションの改善に繋げていらっしゃいます。カメラの一覧画面を固定モニターに常時表示させておくことで、業務時間中はいつでも映像を確認できるようにしているそうです。
レンタルスタジオの無人運営
無人のレンタルスタジオ「スタジオBUZZ」を24時間365日開放している、ツムギホールディングス様でのカメラ活用事例です。
- 導入効果
- 運営上のトラブルの抑止
- 人件費などのコストを抑えた店舗運営
- お客様のリアルなご意見の収集
- 課題や目的
- 防犯
- 店舗の遠隔運営
- 導入の決め手
- アプリと連動、データの転送が不要などの使い勝手の良さ
- カメラの音声・映像が綺麗で、クラウドの映像が安定して視聴可能
- 自分たちで取り付け可能な設置の容易さ
レンタルスタジオ、シェアスペースやコインランドリー、駐車場など、もともと無人サービスが基本の業態では、無断で利用時間を延長されたり、盗難や物品の破損といった無人運営ゆえのトラブルの発生リスクがあります。
ツムギホールディングス様も、同様のトラブルを抱えており、防犯目的でセーフィーのカメラを設置。これにより、トラブルの抑止をしたり、トラブルが発生した際でも迅速に状況把握ができ、対応ができるようになりました。
また防犯に留まらず、お客様のリアルな声からサービス改善のヒントを見つけ、出店計画にも活用されているそうです。
まとめ
施設や店舗の無人化を進めるには、以下の4つのポイントがワンセットとして求められます。
- 遠隔で管理できる仕組み
- お客様のニーズを把握する機会の向上
- 店舗数が増えても管理できる仕組み
- 簡単に使える管理ツール
これら4つのポイントを満たすのが、クラウド録画サービス「Safie」です。いつでも・どこでも映像や音声を確認できるクラウドカメラがお役に立てると思いますので、無人型ビジネスを検討してみたいと考えておられる読者の方にご参考になれば幸いです。
もっと詳しく知りたい方は、以下からお問い合わせください。
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