クリニックには多くの人が出入りするため、防犯カメラの設置による外部からの侵入対策が不可欠です。トラブル発生時にも、防犯カメラの映像が役立つでしょう。本記事では、クリニックに防犯カメラを導入するときのメリットやおすすめの機能、選ぶときのポイントを紹介します。また、おすすめの防犯カメラや導入事例も説明しますので、参考にしてください。
目次
クリニックに防犯カメラを導入するメリット
クリニックに防犯カメラを導入するメリットを解説します。
- 外部からの侵入防止に役立つ
- 犯罪防止につながる
- 事実確認に役立つ記録が残せる
それぞれの詳細をみていきましょう。
外部からの侵入防止に役立つ
クリニックに防犯カメラを導入すると、外部からの侵入防止に役立ちます。受付や待合室は人の出入りが多く、スタッフの目が届きにくい場面もあるでしょう。特に閉院後や夜間は無人になることが多いため、防犯カメラがあれば24時間体制で施設を見守ることができ、安全性が高まります。
犯罪防止につながる
クリニックには医薬品や医療機器、患者の貴重品やスタッフの私物などがあるため、これらを守るために防犯カメラの設置が有効です。
受付や待合室に防犯カメラを設置したり、薬品庫の近くに防犯カメラを設置したりすることで犯罪防止に役立つでしょう。万が一盗難が発生しても、録画された映像を証拠として活用できるため、迅速な問題解決につながる可能性も期待できます。
事実確認に役立つ記録が残せる
クリニックに防犯カメラがあることで、事実確認が可能になります。防犯カメラの映像を振り返ることで、具体的な内容を把握するのに役立ちます。
クリニック向け防犯カメラのおすすめの機能
クリニック向け防犯カメラのおすすめ機能として、ここでは3つ紹介します。
- 高画質・高感度
- デイナイト機能
- 人検知機能
導入を検討するときは、これらの機能を備えているかを確認するとよいでしょう。
高画質・高感度
防犯カメラを選ぶときは、高画質・高感度な製品を選びましょう。「HD画質(約100万画素)」かつ「30fps」であれば、細かい文字はくっきり・テレビ並みになめらかな映像を確認できます。映像を見返す際、高解像度でチェックするのに役立ちます。
▼高画質のカメラについてはこちら
デイナイト機能
デイナイト機能(ナイトビジョン機能)とは、昼夜を問わず鮮明な映像が撮れる機能です。昼間はカラーで撮影されますが、夜間は自動で白黒撮影に切り替わり、暗い場所でも撮影が可能です。デイナイト機能があれば24時間見守ることができ、特に夜間の防犯対策などに役立ちます。
▼デイナイト機能(ナイトビジョン機能)についてはこちら
人検知機能
人だけを検知する「人検知」機能があると、スタッフが不在となる時間帯に有用です。人物だけを検知してスマートフォンなどに通知するため、いち早くトラブルに気づけるでしょう。普段スタッフが手薄になるエリアの侵入においても、人検知機能があると便利です。
防犯カメラを設置する場所
クリニック内に防犯カメラを設置する場合、次の場所がおすすめです。
- 出入り口・スタッフ通用口
- 受付
クリニックの出入り口やスタッフ通用口は、多くの人が出入りするエリアです。また、受付には多くの人が行き交い、金銭のやり取りも行われるため、映像があれば事実確認に役立ちます。
防犯カメラを選ぶときのポイント
ここでは、防犯カメラを選ぶときのポイントを解説します。主なポイントは次の3つです。
- 設置場所
- データの保存方法
- 導入のコスト
それぞれのポイントについて解説します。
1.設置場所
防犯カメラを選ぶときは、最初に設置場所を決めましょう。受付や薬倉庫付近ならば屋内向けカメラが適しており、ドーム型や置き型タイプがおすすめです。駐車場などに設置するなら、防水・防じん機能付きの屋外向けカメラを検討すると良いでしょう。
▼防犯カメラの形状の違いについて詳しくはこちら
2.データの保存方法
データの保存方法は「ローカル保存」と「クラウド保存」の2種類に分かれ、それぞれ特徴があります。ローカル保存の記録媒体はHDD・SSD・SDカードの3種類で、細かい特徴はそれぞれ異なるものの、いずれもインターネット環境がなくても映像を確認できる点が共通しています。

一方、クラウド保存は、記録媒体ではなくインターネット上のクラウドサーバーに映像を保存します。インターネットに接続できる環境は必要ですが、ローカル保存に挙げた3種類のように物理的なデバイスは必要なく、遠隔からリアルタイムで映像を確認できる点が特徴です。
3.導入のコスト
防犯カメラは、導入コストを検討することもポイントです。先述のローカル保存タイプなのかクラウド保存タイプなのか、工事が必要なのか不要なのか、買い取りなのかレンタルなのか、必要な機能は何か、などによって初期費用やランニングコストが異なります。
参考までに、カメラ本体の費用相場は2万円~10万円、録画機やモニターなどの周辺機器の費用相場は5万円~15万円程度(クラウド保存タイプなら不要)、設置工事の費用相場は1台あたり10万円程度をみておきましょう。
防犯カメラを設置するときはプライバシーに配慮を
人が写り込む画角での防犯カメラの設置・運用開始には、個人情報保護法等の関係法令の遵守に加え、写り込む人々、写り込む可能性のある人々のプライバシーへの配慮が求められます。
▼防犯カメラとプライバシーの関係については、こちらの記事で詳しく解説しています。
おすすめの防犯カメラは「Safie One」
クリニックにおすすめのクラウド防犯カメラは「Safie One(セーフィーワン)」です。高画質・高感度であることはもちろん、夜間撮影に強いDay & Night機能、AI搭載による人検知機能が備わっています。
それに加え、WDR(ワイド・ダイナミック・レンジ)機能もあり、明るい部分と暗い部分の両方が鮮明に確認できます。逆光になる時間帯がある場合は、WDRがあると便利です。
Safie Oneは工事不要で設置できるうえ、多彩なアダプターにも対応しており、必要に応じて設置場所の変更も簡単に行えます。オプションのLTEドックを併用すれば、ネットワーク回線がなくても利用開始できます。
Safieは強固なセキュリティレベルを維持しているのも特徴で、Safieのクラウドに保存されるお客様の録画データは最新の暗号化技術によって守られています。

Safie
Safie One
エッジAIを搭載。画像解析による業務効率化も叶えるカメラ
¥50,600 (税込)
外形 | φ76.5×92.5mm |
重さ | 360g |
防水性能 | なし |
ネットワーク接続 | 有線LAN、無線LAN |
PoE給電 | 対応 |
画角 | 水平114° 垂直60° |
ズーム | デジタルズーム 最大8倍 |
マイク(音声入力) | あり |
スピーカー(音声出力) | あり |
暗所撮影 | 対応 |
▼クリニックにおいてのクラウド防犯カメラの使い方は、こちらのページをご確認ください。
クリニックに防犯カメラを導入した事例
湘南美容クリニックがSafieの防犯カメラを導入した理由は、顧客やスタッフの安全確保と防犯です。同社は、録画や再生の利便性やインターフェースの操作性などに満足し、計93台のSafie対応カメラの導入に至りました。
営業時間内は顧客の荷物の盗難防止、営業時間外は不審者の侵入防止に役立てており、機能面では、映像管理時に「タグ機能(※1)」、ピンポイントでの映像確認時に「モーション検知機能(※2)」が役立っている、とのことでした。
※事例内容は2020年8月公開当時のものです。
※1 タグ機能:複数のカメラを簡単にグループ分けできる機能
※2 モーション検知機能:映像内に動きがあった際に検知する機能。検知したタイミングだけをスキップして映像を確認できたり、メールやアプリのプッシュ通知を受け取れたりできる
クリニックに防犯カメラを設置して安心安全を目指そう
クリニックには多くの人が出入りするため、防犯対策を考慮する必要があります。外部からの侵入防止や貴重品の保護のため、防犯カメラの設置は効果的な選択肢の1つです。また、何らかのトラブル発生時には、記録された映像が状況確認の客観的な資料として役立つ場合もあります。
クリニックに防犯カメラを導入するときは、設置場所・映像データの保存方法・導入コストといったポイントを押さえて選択しましょう。クラウド型の防犯カメラは、遠隔からの映像確認や設置の容易さなどに特長があります。防犯対策を検討される際は、ぜひ検討してみてください。
- いつでもどこでも映像が見られるクラウドカメラ
- スマホやパソコンから店舗・現場を見える化
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