街中や施設などに設置されているカメラは「防犯カメラ」や「監視カメラ」といわれますが、一般的にどのように使い分けられているのか気になる方も多いでしょう。実際のところ両者は同じものをさし、呼び方の違いに過ぎません。
しかし、それぞれの言葉には異なるイメージがあるため、注意が必要です。本記事では、一般的なイメージの違いも含めた「防犯カメラ」と「監視カメラ」の違いについて詳しく解説します。
目次
監視カメラと防犯カメラは同じもの
結論からいうと、監視カメラと防犯カメラは同じものです。どちらも映像を記録し、犯罪の抑止や状況の把握を目的として設置されるカメラのことを指します。
実際に販売されている「監視カメラ」と「防犯カメラ」は、機能や仕様の面で違いはありません。メーカーや販売業者が製品を紹介する際に、用途やターゲットに応じて異なる呼び方をしています。
監視カメラと防犯カメラのイメージの違い
言葉としては同じ意味を持つ両者ですが、一般的なイメージには差があります。詳しくみていきましょう。
監視カメラのイメージ
「監視カメラ」という言葉は、以下のようなイメージを持たれやすいです。
- 人の行動を常にチェックしている
- 立場が強い人が立場の弱い人を見張る
- 常時見張られている緊張感がある
- プライバシーへの配慮が少ない
防犯カメラのイメージ
一方、「防犯カメラ」という言葉は、以下のようなイメージを持たれやすいです。
- 犯罪抑止や安全確保を目的としている
- お年寄りや子どもなどの弱者を守る
- 犯罪が起きたときの証拠として活用できる
- 安心や安全のために必要なものである
「監視カメラ」という言葉には「人を監視する」というニュアンスが含まれがちで、ネガティブな印象を持たれやすいです。一方、「防犯カメラ」という言葉は「弱者を守る」「安心・安全」「犯罪を防ぐ」といった印象を持たれやすく、「監視カメラ」ほどネガティブな印象を持たれていないところに差があります。
「監視カメラ」より「防犯カメラ」と表現しよう
一般の人々にとって、「監視されている」という印象は強い不安につながることもあります。たとえば、アパート・マンション、施設、店舗、オフィスなどでカメラの設置について検討するとなったとき、「監視カメラの設置」ではなく「防犯カメラの設置」と表現したほうがスムーズに話が進みやすいでしょう。
とはいえ、「監視カメラ」と表現したほうが良いシチュエーションもあります。たとえば「製造ラインのトラブル監視・品質管理」「工場や倉庫などの作業工程の管理」といった業務用監視が目的の場合や、「災害時の河川・道路などの状況監視」といった安全管理を目的とする監視の場合などです。
防犯目的以外で利用する際は「監視カメラ」と表現するケースもあるものの、一般的にはネガティブな印象を与えかねず、「見張られている」「行動を常にチェックされる」といった不安につながりかねないため、特に住民・顧客・従業員などに配慮する場合には「監視カメラ」よりも「防犯カメラ」という表現を使うほうが適切でしょう。
防犯カメラの導入なら「クラウド型」がおすすめ

防犯カメラの導入を検討しているなら、クラウド型防犯カメラがおすすめです。クラウド型防犯カメラは、従来のSDカードやHDDに録画するタイプの防犯カメラと異なり、映像データをインターネット経由でクラウド上に保存する仕組みをもちます。
ここでは、クラウド型防犯カメラの特長について説明しますので、ぜひ参考にしてみてください。
カメラ本体が破損・盗難されても映像データが守られる
映像データをカメラ本体のSDカードや外付けHDDに保存するタイプの防犯カメラでは、以下のような点にリスクがあると考えられています。
- カメラや録画機器の破損:地震や火災、経年劣化などで物理的に壊れる可能性がある
- 盗難や破壊行為:犯罪者が証拠隠滅のためにカメラごと破壊・持ち去る可能性がある
- データの劣化や消失:SDカードやHDDは寿命があり、急に故障する場合がある
クラウド型防犯カメラなら、映像データはカメラとは別のクラウドサーバーに保存されるため、たとえカメラ本体が破損・盗難されても映像が失われることはありません。データの劣化や消失が発生しないのもメリットです。
遠隔からリアルタイムで状況を把握できる
クラウド型防犯カメラは、インターネットを通じて、スマートフォンやパソコンからいつでもどこでもリアルタイムで映像を確認できます。具体的には、以下のメリットがあります。
- 複数拠点を一括管理:本社・支店・倉庫・駐車場など、複数の場所をまとめて確認できる
- 出張中や外出先での状況把握:店舗やオフィスなどのカメラ映像をどこからでも確認できる
- トラブル発生時の対応:夜間の不審者の侵入といったトラブル発生時に、カメラの検知機能によりスマートフォンなどに通知を受けられるため、すぐに映像で状況を把握できる
従来のHDD録画型カメラでは、映像データを見るために現地へ行かなければならないことが多いですが、クラウド型ならどこにいても映像を確認できるため、チェックする手間を大幅に削減できるでしょう。
録画容量の管理が不要で、長期間の録画も可能
SDカードやHDDの場合、録画容量に限りがあり、容量がいっぱいになると古いデータから上書きされ消えていく仕様が一般的です。一方、クラウド型は録画期間を選べるため、7日間・30日・365日など用途に応じたプランを選択できます。そのうえ、HDDの交換やSDカードの管理も不要です。
また、映像データを簡単に検索したり、ダウンロードできたりするのも特長です。録画映像は、必要なシーンだけ保存するのはもちろん、長時間の録画の一括ダウンロードも可能です。
クラウド型防犯カメラなら「Safie」
クラウド型防犯カメラの導入を検討しているなら、おすすめは「Safie(セーフィー)」です。
Safieの大きな特長として、基本的な機能が充実している点が挙げられます。
- 検知機能
- タイムラプス機能
- シェア権限設定機能
- マルチビューアー機能(複数カメラ一括表示)
- プライバシーマスク機能(映像の一部をモザイク掛け)
などが標準機能として搭載されています。また、屋外向け・屋内向けのカメラだけでなく、ウェアラブルカメラやAIカメラなど、豊富なラインナップであるのも特長です。防犯対策のみならず、遠隔臨場やオペレーション改善、多店舗経営など、さまざまな場面で心強い味方となるでしょう。
幅広い状況や目的に対応できることから、Safieは小売業や金融業、建設現場など、さまざまな業界・業種で導入されています。本部と現場の連携や省人化・無人化、現場の見える化などを課題としていた企業も、Safieのカメラを導入したことで課題の解決につながっています。
▼導入事例を詳しく見たい方はこちら
▼Safieについてさらに詳しく知りたい方はこちら
監視カメラと防犯カメラのイメージの違いを理解して導入しよう
監視カメラと防犯カメラは同じもので、機能や仕様の面で違いはありません。ただし言葉のイメージから、一般的に「監視カメラ」はネガティブな印象を持たれやすく、「防犯カメラ」は比較的ポジティブな印象を持たれていることが多いです。
そのため、撮られる側に配慮するなら「防犯カメラ」と表現すると良いでしょう。設置を検討している方は、用途や環境に合ったカメラを選び、安全な環境づくりを目指しましょう。
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