防犯カメラの値段の相場は？費用が決まる要素やおすすめ製品もご紹介

防犯カメラの設置は、さまざまな現場の防犯対策として有効な手段です。しかし、防犯カメラはさまざまな要素から値段に幅があるため、費用との兼ね合いでどのような防犯カメラを導入するべきか迷ってしまう場合もあることでしょう。

本記事では、防犯カメラの値段の相場や費用が決まる要素を解説します。おすすめの防犯カメラも紹介しますので、防犯カメラを導入する際の参考にしてみてください。

防犯カメラの値段の相場

防犯カメラの値段は、機能や画質によってさまざまです。また、映像がクラウド上に保存されるクラウド録画サービスを利用できないカメラの場合、映像を保存する録画機や、保存した映像を確認するためのモニターが必要になります。

防犯カメラ本体や録画機・モニターの相場はどの程度なのか、詳しく見ていきましょう。

カメラ本体の値段

カメラ本体の値段は、後述する機能や画質などの要素によって変わり、相場としては1台2万〜10万円程度です。1万円以下で買える安価な防犯カメラもありますが、このようなカメラは録画ができなかったり画質が悪かったりするため、防犯カメラとしては物足りないと感じる可能性が高いでしょう。

特に工事現場や建設現場にカメラを設置する場合は、防水性や防塵性に優れた、できるだけ高価格帯のカメラを購入することがおすすめです。

録画機・モニターの値段

録画機の相場は2万～10万円ほどです。録画機の値段は性能に依存するため、防犯カメラに適したものを購入する必要があります。具体的には、防犯カメラがネットワークカメラであれば、インターネット接続に対応している「NVRレコーダー」を購入しましょう。

モニターの相場は2万～5万円ほどです。業務用のモニターはもちろんのこと、接続端子さえあればどのようなモニターでもカメラの映像を映せます。モニターの値段は基本的にサイズが大きいほど高くなるため、費用を抑えたい場合は小型のモニターを購入するとよいでしょう。

なお、クラウド録画サービスに対応している防犯カメラの場合、月額料金が必要になるものの録画機器は不要です。スマートフォン・パソコン・タブレットで映像を確認できるようになるため、モニターも必須ではありません。

防犯カメラ本体の値段を決める要素

防犯カメラ本体の値段は、「画質」「機能」「耐久性」の3要素で決定されます。それぞれの要素について、詳しく見ていきましょう。

画質

画質は、防犯カメラにおいて非常に重要な要素です。画質が高ければ高いほど、なめらかで鮮明な映像を記録できます。カメラの画質を確認する際は、以下の3つの要素に注目しましょう。

解像度

解像度とは、画面の縦と横に並んだ点の数を示す指標です。「1920×1080」や「1280×720」のように表記されており、数字が大きいほどきれいな映像になります。ただし、解像度が高いほど録画サイズが大きくなってしまうため、録画機の容量に不安がある場合は注意が必要です。

フレームレート

フレームレートとは、1秒あたりの画像数を示す指標です。「30fps」や「60fps」のように表記されており、30fpsなら1秒間の映像が30の静止画で構成されています。そのため、数字が大きいほど映像はなめらかです。

画角

画角は、カメラが一度に撮影できる範囲を指す指標です。「90°」や「60°」のように数字で表記されており、数字が大きいほどより広い範囲を撮影できます。カメラの設置場所次第では、画角の広いカメラが画角の狭いカメラ数台分のはたらきをすることもあるため、結果的にカメラの設置台数を減らすことも可能です。

機能

機能が多い防犯カメラはさまざまな用途に使用できますが、その分値段も高くなる傾向にあります。どのような機能があるのか、あらかじめ把握しておきましょう。

ナイトビジョン機能

ナイトビジョン機能は、暗闇でも鮮明な映像を撮影できる機能です。夜間や暗所での防犯目的でカメラを設置したい場合に向いています。自宅・オフィス・工場など、盗難の可能性が考えられる場所には、ナイトビジョン機能を搭載したカメラを設置するとよいでしょう。

人検知機能

人検知機能は、人の存在や動きを検知できる機能です。人を検知するとスマートフォンやパソコンにプッシュ通知が届くよう設定したり、スケジュールを設定して通知を受け取ったりできるため、不審者の発見や犯罪防止に役立ちます。マイクが内蔵されたカメラなら、音声を検知することも可能です。

双方向通話機能

双方向通話機能とは、カメラ本体に内蔵されたマイクとスピーカーによって、音声の入力と出力が可能になる機能です。この機能があれば防犯カメラを防犯目的としてだけでなく、遠隔地とのコミュニケーションにも活用できます。

遠隔地からの指示出しや見守りが可能になるため、業務の効率化や安全管理など、さまざまな場面で役立つでしょう。

PTZ機能

PTZ機能は、防犯カメラの首振りや拡大縮小を制御できる機能です。パン・チルト・ズームの頭文字からきた名称となっており、パンが水平方向の首振り、チルトが垂直方向の首振り、ズームが拡大縮小を指します。

PTZ機能が備わっているカメラは、これらの機能をスマートフォンやパソコンから遠隔で操作することが可能です。撮影範囲を変更できるため、1台のカメラで広範囲をカバーしたい場合に適しています。

耐久性

屋外向けに防犯カメラを設置する際は、カメラの耐久性も重要です。耐久性を知りたい場合は、防水性や防塵性を表す「IP」や、耐衝撃性を表す「IK」を確認しましょう。基本的に耐久性が高いほど値段も高くなります。

IPは2つの数字で構成されており、左側の数字が防塵性、右側の数字が防水性を表します。数字が大きいほど性能が高く、防塵性は6、防水性は8が最高値です。

IKは10段階で分類されており、最高ランクの「IK10」では、40cmの高さから落ちる5kgの衝撃に耐えられるようになっています。

Safieの費用はシンプルでわかりやすい

クラウド録画サービス「Safie（セーフィー）」は、カメラで撮影した映像をインターネットを通じてクラウドに保存し、スマートフォンやパソコンからいつでもどこでも確認できるサービスです。

Safieを利用開始するまでに必要な費用は、防犯カメラ本体の費用（4万～10万円程度）とクラウド録画の月額利用料金のみ。料金プランがシンプルでわかりやすいのも特徴です。

カメラで撮影した映像がクラウドサーバーに保存される期間に応じて月額料金が変わり、保存する期間が長いほど料金は高くなります。一番人気がある30日間のプランの場合、月額料金は2,200円（税込）です。

録画期間（7日間〜365日間）別の月額利用料金については、こちらのページをご確認ください。

おすすめの屋内向け防犯カメラ

ここからは、Safieのおすすめ屋内向け防犯カメラを紹介します。

無線LAN対応：Safie One

Safie One（セーフィーワン）は、無線LAN対応のフラッグシップモデルです。面倒な配線や設置工事が不要ですぐに使用開始でき、天井や壁へも簡単に取り付けられます。別売りのアダプターを使用すれば、ライティングレールや三脚に取り付けることも可能です。

防犯用途を想定したAIによる「人検知」機能が標準搭載されており、暗闇でも人物だけを検知します。人を検知するとスマートフォンなどにプッシュ通知が届くため、夜間のスタッフ不在時も安心です。また、WDR（ワイド・ダイナミック・レンジ）を搭載しているため、明るいところと暗いところが混在する場合でも鮮明な映像を撮影可能です。

別売りのLTEドックがあればネットワーク回線がなくてもすぐに利用できるため、防犯カメラの中でも特におすすめできるモデルといえるでしょう。値段は41,800円（税込）です。

ドーム型カメラ：VIVOTEK FD9166-HN（SF）

VIVOTEK FD9166-HN（SF）は、小型で目立ちにくいドーム型の防犯カメラです。天井への設置に適しており、オフィスや店舗、公共エリアなど幅広いシーンで活用できます。

このカメラの大きな特徴は、最大30mまで赤外線を照射できるIRライトを搭載している点です。低照度下でもカラー映像を撮影できる「SNV機能」も搭載されているため、夜間や暗闇でも映像をしっかりと録画できます。

こちらのカメラにもWDR（ワイド・ダイナミック・レンジ）を搭載しています。ホワイト・ブラックの2色展開となり、値段は54,780円（ホワイト／税込）、 58,080円（ブラック／税込）です。

手のひらサイズのカメラ：AXIS M5074 PTZ

AXIS M5074 PTZは、手のひらサイズのコンパクトなカメラです。PTZ（パン・チルト・ズーム）機能が搭載されており、水平・垂直方向の首振りや映像の拡大・縮小を遠隔操作で行える点が大きな特徴です。

5倍光学ズームや一定時間ごとに画角を変更する機能も備わっているため、1台のカメラで広範囲をカバーすることが可能です。また、上の2種類と同じくWDRを搭載しているため、明るいところが白くボケてしまったり、暗い部分がつぶれて見えなくなってしまったりすることがありません。

1台で広範囲をカバーできるため、工場や広いオフィス、大型店舗などの防犯対策にもおすすめです。値段は113,080円（税込）です。

おすすめの屋外向け防犯カメラ

ここからは、Safieのおすすめ屋外向け防犯カメラを紹介します。

ドーム型カメラ：VIVOTEK FD9389-EHV-v2（SF）

VIVOTEK FD9389-EHV-v2（SF）は、コンパクトながらあらゆる環境に対応できる屋外向けの防犯カメラです。高い防水防塵性と耐衝撃性を備えており、-40℃〜60℃という幅広い温度条件下で動作します。

また、IRライトやWDRが搭載されているため、暗闇や逆光などの状況にも強いです。屋外向けの防犯カメラですがマイク内蔵なのも特徴で、屋外での不審な物音などもチェックできます。

IP66の防水防塵性能とIK10の耐衝撃性能で、駐車場やビルのエントランスなど、防水防塵が必要な環境に適しています。値段は57,860円（税込）です。

ガン型カメラ：i-PRO WV-U1532LA（SF）取付金具セット

i-PRO WV-U1532LA（SF）取付金具セットは、取付金具が付属したガン型の防犯カメラです。ガン型カメラは目立ちやすい形状のため、犯罪抑止効果が高いとされています。存在感のあるカメラをあえて設置することで、犯罪行為やいたずらなどの未然防止に役立つでしょう。

耐久性にも優れており、IP66・IK10の高い防水防塵性と耐衝撃性を備えています。-30℃〜50℃という幅広い温度条件下で動作するため、厳しい環境でも安心して設置可能です。また、焦点距離を変更できる「電動バリフォーカルレンズ」を採用しているため、カメラ設置後でも簡単に撮影範囲を変更できます。

耐久性が高く犯罪抑止効果も期待できるため、公園やビルのエントランスなど治安維持目的の屋外での撮影に適しているでしょう。値段は70,840円（税込）です。

バリフォーカルレンズのメリットや、他のレンズとの違いは、こちらの記事で解説しています。

防犯カメラの値段の相場を知り目的に合ったタイプを選ぼう

防犯カメラの相場は2万～10万円と、値段に幅があります。防犯カメラの値段は画質・機能・耐久性の3つの要素で決まり、これらが高性能なほど値段は高くなりやすいです。今回解説したそれぞれの要素を理解した上で、設置場所に適したカメラを導入するとよいでしょう。

それでもどのようなカメラを導入するべきか迷う場合は、費用がシンプルなSafieのカメラがおすすめです。屋内向け、屋外向けどちらも取り揃えているため、ぜひ購入を検討してみてください。

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