広角カメラとは?活用シーンやメリット、おすすめカメラを紹介

広角カメラとは? 活用シーンやおすすめのカメラ

広角カメラとは、広角レンズを使用した、撮影範囲が広いカメラのことです。広い範囲を撮影できるため、防犯カメラとしても活用されています。この記事では、広角カメラの基本・活用のメリット・利用時の注意点、さらに広角カメラを選ぶポイントやおすすめのカメラを紹介します。

広角カメラとは

広角カメラとは、撮影範囲が広いカメラのことです。広角レンズは焦点距離が短いものの、画角が広いために範囲を広く撮影できます。たった1台で広範囲をカバーできることもあり、防犯カメラとしての活用にも適しています。

他のカメラとの違い

カメラには、広角カメラ以外にも、標準カメラ・ズームカメラ・望遠カメラなどの種類があり、それぞれ広角カメラとは違った特徴を持ちます。

たとえば標準カメラは、その名の通り、カメラの中でもっとも一般的な種類のカメラです。撮影範囲は広角カメラに比べると狭いため、広い範囲の撮影が不要で限られたエリアを撮影したいときなどに適しています。

ズームカメラは、ズームレンズを使用しており、焦点距離を自由に変化させられる点が特徴です。広角カメラは撮影範囲が広いものの、特定の被写体に焦点を合わせることには向いていません。一方のズームカメラは、被写体との距離を保ちつつも焦点距離を変えられるため、さまざまな表現方法が可能です。

望遠カメラは、望遠レンズを使用しているため、遠くにある対象物でもはっきりと撮影できる点が特徴です。ただし、広角カメラとは違って画角は狭いです。

このように、同じカメラでも種類によって撮影できる範囲や距離に違いがあるため、ニーズにあったものを選ぶ必要があります。

広角カメラが役立つ場面

広角カメラは広い範囲を撮影できることもあり、以下のような場所への設置に適しています。

・工事現場

・コンビニエンスストア

・スーパーマーケット

・オフィスの出入り口 など

これらの場所は不特定多数の人が出入りするため、不審者・部外者が侵入する可能性があります。また、スーパーマーケットやコンビニエンスストアの場合、万引きなどの犯罪が起こる可能性もあります。このような場所に広角カメラを設置すれば、1台のカメラで多くの人を撮影できるので、不審者を発見して侵入防止に役立てたり、万引き対策などに役立てたりできます。

また防犯以外にも、店舗の出入り口に広角カメラを設置することで、どのような人が店舗を利用しているのか把握できるため、マーケティングに活用することもできます。

広角カメラを利用するメリット

広角カメラの利用によるメリットを紹介します。カメラの設置を検討している方、どのカメラを選べばいいのか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

全体を俯瞰できる

広角カメラは広い範囲をカバーするカメラなので、全体を俯瞰できます。たとえばコンビニエンスストアに設置する場合、店内の四隅に1台ずつ設置することで死角をほぼなくせるため、防犯効果が期待できるでしょう。死角がなくなれば、万引き等が発生しても犯行の様子を記録することが可能です。

なお、広角カメラ特有の事象として、画像の端になるほど「ゆがみ」「ひずみ」が出やすくなります。どこまで明確に視認できるか、事前確認をすることがおすすめです。

防犯カメラの設置台数を減らせる

広角カメラは1台で広い範囲を撮影できるため、防犯カメラの設置台数を最小限にでき、カメラの購入コストを減らせます。それに伴う電気代やメンテナンスコストも抑えられるでしょう。防犯目的でカメラを設置したいが予算が限られている、といった場合にもメリットです

広角カメラ利用時の注意点

広角カメラの利用にはメリットがある反面、注意点もあります。

遠くのものは不鮮明

広角カメラは、遠くのものを撮影するのには適しません。広範囲の撮影には適していますが、遠くのものは不鮮明に映りやすいです。たとえば「遠くのほうに不審な人がいる」と思って映像を拡大しても、誰なのかはっきりと判別できない可能性が高いです。また、先に述べたように、特定の被写体をピンポイントで撮影するのにも向いていないため、注意が必要です。

プライバシーへの配慮が必要

広角カメラは広い範囲をとらえるため、場合によっては必要以上の範囲が撮影されることにも注意が必要です。たとえば、店舗の出入り口に設置したものの、隣の家の様子までカメラに写りこんでいる、などです。このようなケースを回避するためには、設置の際にカメラが撮影する範囲を確認しておくことが必要です。

▼カメラの設置とプライバシーについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。

なお、カメラの設定のひとつにプライバシーマスク機能があれば、映像内で見せたくない箇所や隠したい場所に、マスクをかけて隠すことができます。こういった機能を使うことで、前もって映像の一部を撮影しないように設定することが可能です。

広角カメラを選ぶ際のポイント

広角カメラと一言でいっても、さまざまな種類が販売されていて、どれを選べばいいか迷っている人もいるでしょう。本章では広角カメラを選ぶ際のポイントを紹介します。

ネットワーク接続ができるか

広角カメラがネットワークに接続できれば利便性が向上します。たとえばカメラの映像をリアルタイムでスマートフォンなどから確認する、といったことが可能となります。現場にいなくても現場の様子を把握できるため、業務効率化につながるでしょう。

なお、Wi-Fiなどの無線ネットワークを使用する場合は、天候や周囲の建物の影響で通信が不安定になるケースもあります。不安がある方は、SIMが内蔵されているタイプのカメラがおすすめです

配線工事が必要かどうか

工事現場など、屋外への設置を想定している場合は、配線工事が必要かどうかを確認しましょう。カメラ本体と、録画装置やモニターをケーブルで繋ぐタイプのカメラだと、配線工事が必要になり設置までに時間がかかります。無線LANやLTE回線で繋げるカメラであれば工事が不要となるほか、映像の送受信も簡単に行えます。配線が不要であれば取り外しもしやすいです。

防塵防水機能がついているか

広角カメラを屋外に設置すると、雨や風に晒される環境となるため、防塵防水機能があるかは重要なポイントです。屋外設置にもかかわらず防塵防水機能がないと、すぐに故障する恐れがあるため注意しましょう

防塵防水機能は「IPコード」で示されています。このIPコードは、電気製品の防塵防水性能を表す規格で、「IP〇〇」という形で記載されます。「〇〇」の部分には数字が入り、1つ目の〇は防塵等級が、2つ目の〇は防水等級が示されています。この数字が高いほど性能が高いことを意味します。一般的には、IP66あれば強風による粉塵が内部に入らず、豪雨でも浸水しないとされています。

おすすめの広角カメラ

おすすめの広角カメラとして、クラウド録画サービス「Safie(セーフィー)」のクラウドカメラの中から、Safie GOシリーズの「Safie GO(セーフィーゴー)360」を紹介します。

Safie GO 360は、電源のみで設置できる、LTEを搭載したクラウドカメラです。「360」とあるように360度を撮影できるため、死角がなく、1台で周囲の様子を全て撮影できます。画面をスクロールすれば広範囲に映像を確認することも可能です。

また、カメラはスマートフォンと接続できるため、カメラの映像はいつでもどこでもリアルタイムで確認できるのも特徴です。IP66防水・防塵機能を備えているのもポイント。類似製品と比べてもコンパクトな設計なので、持ち運びにも適しています。

Safie GO 360

360度全方位を撮影可能です。映像の表示位置を見たい位置に変更して確認できます。

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屋内向けのカメラも、用途や設置環境に応じて提供できるので、ぜひお問い合わせください。

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まとめ

広角カメラは、広い範囲を撮影できる点が特徴で、スーパーマーケット・コンビニエンスストア・工事現場・オフィスの出入り口など、不特定多数の人が出入りする場所などに適しています

広い範囲を撮影できる一方、ピンポイントでの撮影には適していません。また、プライバシーを侵害しないように注意する必要があります。コンパクトな広角カメラを探しているなら、工事不要かつ防塵防水機能つきのSafie GO 360がおすすめです。ぜひ検討してみてください。

Safie Pocket2、Safie GOパンフレット
レンタルサービス「Safie Pocketシリーズ」「Safie GO」のご紹介
「Safie Pocketシリーズ」「Safie GO」の活用方法を事例を交えながらご紹介をしています。

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