工事現場の盗難対策|資材高騰で急増する被害を防ぐ防犯カメラ活用法

防犯カメラ

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工事現場や建設現場では、資材や機材、重機などの盗難対策が重要です。近年は金属価格の高騰を背景に、金属ケーブルや銅製品などを狙った盗難被害も増えています。

年々認知件数や被害総額が増加しているなかで、警備員配置や整理整頓だけでは、夜間や長期休工時の盗難リスクに対応しきれません。

本記事では、工事現場で盗難対策が必要な背景や一般的な対策の限界、クラウドカメラを活用した盗難対策・導入事例を紹介します。

なぜ工事現場の盗難対策が必要なのか

工事現場の盗難は、資材や工具の紛失だけでなく、工期遅延や信用低下につながる経営課題です。

工事現場の盗難対策が必要な主な理由は、以下の2つです。

  • 資材価格高騰で換金目的の盗難が急増している
  • 夜間・長期休工(GW・お盆)時に狙われやすい

資材価格高騰で換金目的の盗難が急増している

工事現場で扱う金属ケーブルや銅製品は、換金しやすい資材として狙われやすい傾向があります。金属価格の高騰を背景に、資材を保管する現場でも盗難リスクへの警戒が必要です。

警察庁の金属盗対策に関する検討会資料(※1)によると、全国の金属盗認知件数は令和2年の5,478件から令和5年には16,276件まで増加しました。令和5年の被害総額は約132億8,700万円にのぼり、被害額ベースでは金属ケーブルが約8割、銅が約7割を占めています。また、金属類被害にかかる窃盗事件のうち、太陽光発電施設に対する金属ケーブル窃盗の割合は、令和5年の32.9%から令和6年6月末には38.7%まで拡大しました。

工事現場に限った数値ではありませんが、金属資材を扱う現場では、保管場所や無人の時間帯の管理を見直す必要があります。

夜間・長期休工(GW・お盆・年末年始)時に狙われやすい

工事現場は夜間や大型連休に無人になりやすく、犯行グループにとって侵入しやすい時間帯が生まれます。特にゴールデンウィークやお盆、年末年始などの長期休工時は、近隣の人通りも少なく、現場管理が手薄になりがちです。

仮囲いの高さや防犯カメラの死角、ゲートの施錠状況、夜間の照度などを下見されたうえで、リスクが低い現場として狙われるおそれがあります。

休み明けに被害が発覚すると、資材の再手配により工期が遅れるだけでなく、現場の管理責任を問われる場合もあります。無人になる時間帯でも、侵入を検知し、現場の状況を確認できる盗難対策が重要です。

工事現場の盗難被害がもたらす経営・現場への影響

工事現場の盗難被害は、資材の損失だけでは終わりません。工期遅延や信用低下、現場担当者の負担増加にもつながるため、経営と現場の両面から対策を考える必要があります。

工事現場の盗難被害がもたらす経営・現場への主な影響は、以下の2点です。

  • 経営リスク|工期遅延・信用悪化・利益圧迫
  • 現場リスク|夜間対応・長期休工時の不安

経営リスク|工期遅延・信用悪化・利益圧迫

資材や重機が盗まれると、代替品を手配するまで工事が止まる場合があります。工事が止まれば、人件費や再購入費用が発生し、納期調整の負担も増えます。発注者や元請けから管理体制に不安をもたれれば、次回以降の受注にも影響しかねません。

また、保険に加入していても、すべての損害が補償されるとは限りません。施錠管理や重機キーの保管に不備があれば、保険対応や責任範囲の確認に時間がかかる可能性もあります。

工事現場の盗難対策は、現場の備品管理ではなく、利益や信用を守るための経営課題として捉えることが必要です。

現場リスク|夜間対応・長期休工時の不安

夜間や休日に無人になる現場では、監督者の心理的な負担も大きくなります。一度被害が起きると、また狙われるのではないかという不安が残り、現場管理にも影響します。特にゴールデンウィークやお盆、年末年始などの長期休工時は、巡回頻度が下がりやすく、異常の発見が遅れがちです。

被害は屋外の資材だけに限られません。事務所に侵入されれば、図面や顧客情報、重機キー、パソコンなどが持ち出されるおそれもあります。

無人時間が長い現場では、外周や資材置き場、事務所、重機の保管場所ごとに盗難対策をわけて考える視点が必要です。侵入を防ぐだけでなく、異常を早く検知し、遠隔から状況を確認できる仕組みも整えておくとよいでしょう。

工事現場の一般的な盗難対策

工事現場の盗難対策では、人的な対策に物理的な対策を組み合わせることが重要です。犯行グループは事前に現場の隙を確認するため、盗難が難しく感じるように、管理が行き届いているとわかる状態をつくることが重要です。

工事現場の一般的な盗難対策は、以下の4つです。

  • 警備員の配置
  • 工具の整理整頓
  • 資材へのマーキング
  • GPS発信機の設置

警備員の配置

警備員を配置すると、不審者への声かけや夜間の巡回ができ、心理的な抑止効果も期待できます。

一方で、24時間体制では人件費が大きくなり、地域によっては人員確保が難しい場合もあります。夜間や長期休工時など、盗難リスクが高い期間に絞って配置する方法が現実的です。

工具の整理整頓

工具や資材が整理された現場は、管理が行き届いている印象を与えます。乱雑な現場は、下見の段階で狙いやすいと判断される可能性が高まります。

終業時の片付けルールや確認担当者を決めておくと、盗難の抑止だけでなく、異常の早期発見にもつながるでしょう。

資材へのマーキング

資材に社名や識別番号を付けておくと、盗難後の転売を防ぎやすくなります。

とくに金属資材は換金目的で狙われやすいため、所有者がわかる状態にしておくことが大切です。盗まれた場合でも、発見時の照合や警察への説明がしやすくなります。

GPS発信機の設置

重機をはじめとした高額な機材には、GPS発信機の設置も有効です。

持ち出された場合に位置を確認できるため、盗難後の追跡に役立ちます。敷地外への移動を検知する機能を備えた機器を使えば、盗難に気づきやすくなります。

増加する工事現場の盗難には対策の強化が必要

警備員の配置や工具の整理整頓、資材へのマーキングなどは、工事現場の盗難対策として有効です。

一方で、組織化された窃盗グループによる計画的な犯行には、一般的な盗難対策だけでは対応しきれない場面があります。夜間や長期休工時のように現場が無人になる時間帯では、侵入に気づくまでに時間がかかり、被害の発見が遅れやすくなります。

工事現場の盗難対策では侵入を防ぐだけでなく、不審者を早く検知して管理者へ通知し、遠隔から現場状況を確認できる仕組みが必要です。

工事現場の盗難対策の強化にはクラウドカメラがおすすめ

工事現場の盗難対策を強化するなら、侵入の検知や通知、遠隔確認、証拠保全まで対応できるクラウドカメラがおすすめです。

警備員の配置や整理整頓だけでは、夜間や長期休工時の異常把握に限界があります。クラウドカメラを設置すれば、スマートフォンやパソコンから現場映像を確認でき、初動対応も早められます。

映像はクラウド上に保存されるため、カメラ本体が破損・盗難された場合でも、保存済みの映像確認が可能です。

人物検知に対応したカメラなら、設定エリアへの侵入を検知し、管理者へ通知できます。回転灯やサイレンと連動させれば、不審者に気づかせ、侵入や盗難を抑止しやすくなるでしょう。

建設現場の盗難対策にはクラウドカメラ「Safie GO」シリーズ

Safie GO キービジュアル

Safie GOシリーズ(セーフィー ゴーシリーズ)は、建設現場や土木工事現場ですぐに使えるLTE搭載のクラウドカメラです。

電源に差すだけで使えるため、ネットワーク工事が難しい現場でも導入しやすく、パソコンやスマートフォン、タブレットから現場映像を確認できます。

工事現場の盗難対策として、Safie GOシリーズを導入する際に押さえておきたいポイントは、以下の6点です。

  • 複数拠点を一元管理
  • スマートフォンやタブレットで映像をいつでも確認可能
  • 現場にあわせた適材適所のラインナップ
  • 設置工事不要・プラグ電源ですぐ稼働
  • エッジAI搭載で高精度の人物検知
  • 短期レンタル対応で長期休工時だけの利用もOK

複数拠点を一元管理

建設現場:カメラ映像の一元管理のイメージ

Safie GOシリーズは、離れた複数の現場映像をひとつの管理画面で確認できます。
本社や事務所から、資材置き場やゲート周辺、重機の保管状況を把握できるため、巡回の負担を抑えやすくなります。

スマートフォンやタブレットで映像をいつでも確認可能

建設現場:シェア機能のイメージイラスト

インターネット環境があれば、スマートフォンやタブレットから現場映像を確認できます。
夜間や休日に気になる動きがあった場合も、現場へ向かわずに状況を把握しやすい仕組みです。過去映像もクラウド上に保存されるため、異常発生時の確認や証拠保全にも役立ちます。

現場にあわせた適材適所のラインナップ

モデル画像特長防水防塵
Safie GO 180Safie GO 180180度の広角レンズIP66
Safie GO 360Safie GO 360360度全方位を撮影IP66
Safie GO PTZSafie GO PTZPTZ操作が可能IP66
Safie GO PTZ PlusSafie GO PTZ PlusGPS搭載で設置位置を確認IP66
Safie GO PTZ AISafie GO PTZ AIエッジAI搭載で人物検出可能IP66
※レンタル料金はお問い合わせください

Safie GOシリーズには、180度の広角撮影モデルや360度の全方位モデル、遠隔で向きやズームを操作できるPTZモデルなどがあります。

資材置き場を広く見たい場合や、ゲート周辺を重点的に確認したい場合など、現場の用途にあわせた機種選定が可能です。死角を減らす配置により、盗難対策の精度向上にもつながります。

設置工事不要・プラグ電源ですぐ撮影開始

Safie GOシリーズはLTE搭載のクラウドカメラのため、ネットワーク工事が難しい屋外現場でも導入しやすい点が特徴です。

電源さえ確保できれば設置でき、工事の進行にあわせてカメラ位置を見直せます。現場の状況が変わりやすい工事現場でも、防犯カメラを柔軟に運用しやすくなります。

エッジAI搭載で高精度の人物検知

建設現場:立ち入り検知機能のイメージイラスト

エッジAIを搭載したモデルでは、カメラ本体で映像を解析し、人のみを判別可能です。誤通知が減り、管理者は対応の必要なアラートに集中できます。

立ち入り禁止エリアや資材置き場に人が入った場合に通知を受け取れるため、夜間や無人時間帯の異常に気づきやすくなります。

短期レンタル対応で長期休工時だけの利用もOK

Safie GOシリーズは、現場の状況にあわせて短期間のレンタルも可能なため、工事期間や盗難リスクの高い時期にあわせて導入しやすい点も特徴です。

ゴールデンウィークやお盆、年末年始など、長期休工で現場が無人になりやすい時期だけ防犯体制を強化する使い方もできます。

工事現場の盗難対策事例

工事現場の盗難対策を検討する際は、同業他社の事例が参考になります。

ここでは、Safie GOシリーズを活用して現場の防犯や遠隔確認に取り組んだ2社の事例を紹介します。

  • 大鎮キムラ建設株式会社
  • 株式会社今西組

大鎮キムラ建設株式会社

大鎮キムラ建設の事例:複数現場のカメラ映像
複数現場のカメラ映像をひとつの画面で確認

大鎮キムラ建設株式会社は、北海道苫小牧市に本社を置く地域密着型のハウスメーカーです。同社では、施工エリアが広く、現場監督の移動時間が大きな負担になっていました。加えて、現場へのゴミ投棄などのインシデントも発生しており、遠隔管理と防犯対策の両立が課題でした。

そこで、戸建住宅の建築現場にSafie GO 180とSafie GO PTZを導入しました。狭い現場では広角撮影できるSafie GO 180を使い、比較的広い現場では遠隔で画角やズームを操作できるSafie GO PTZを活用しています。

導入後は、現場監督がスマートフォンや本社のパソコンから現場映像を確認できるようになり、現場訪問の回数削減や移動時間の軽減につながりました。

防犯面では、カメラ設置後にゴミ投棄や盗難などのインシデントがなく、一定の抑止効果を感じています。現場にカメラを設置している点は、施主に安心感を与える要素にもなっています。

大鎮キムラ建設株式会社におけるSafie GOシリーズの活用内容は、以下の記事で詳しく紹介しているので、あわせて参考にしてください。

株式会社今西組

今西組の事例:盗難事件の際に警察に提出した証拠映像のキャプチャ
実際に起きた盗難事件の際に警察に提出した証拠映像のキャプチャ

株式会社今西組は、大阪に本社を置く総合建築業の会社です。同社では、建築現場における盗難防止と、人手不足に伴う現場の生産性管理が課題でした。大きな現場では盗難被害が発生しやすく、過去には約150万円分の電線が盗まれたケースもありました。

そこで、工事現場用のクラウドカメラを導入し、現場の防犯や状況確認に活用しています。現場映像を遠隔から確認できるため、夜間や無人時間帯の状況を把握しやすい体制を整えられました。

実際に盗難事件が起きた際には、現場をうろつく3人組や車両の映像が記録され、警察へ証拠映像として提出できました。

株式会社今西組におけるクラウドカメラの活用内容は、以下の記事で詳しく紹介しています。

ショートコード

工事現場・建設現場の盗難対策を徹底しよう

工事現場の盗難対策では、警備員の配置や整理整頓に加え、侵入を検知し、遠隔から状況を確認できる仕組みが役立ちます。警察庁の資料(※1)では、全国の金属盗の認知件数が令和2年の5,478件から令和5年には16,276件に増加し、令和5年の被害総額は約132億8,700万円と示されています。

金属価格の高騰を踏まえると、資材を扱う現場でも盗難リスクへの備えが欠かせません。仮囲いの高さや夜間の照度、カメラの死角、事務所の鍵管理などを確認し、自社の現場で見なおすべき箇所を整理してみましょう。

Safieでは、Safie GOシリーズの導入相談や現場にあわせた機種選定、短期レンタルでの利用にも対応しています。工事現場の盗難対策を見直したい人は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

※1 出典:“第1回 金属盗対策に関する検討会 資料”.警察庁.2024-9-30.(参照 2026-5-27)

※顧客や従業員、その他の生活者など人が写り込む画角での防犯カメラの設置・運用開始には、個人情報保護法等の関係法令の遵守に加え、写り込む人々、写り込む可能性のある人々のプライバシーへの配慮が求められます。防犯カメラとプライバシーの関係については、こちらの記事で詳しく解説しています。
  ▶「防犯カメラとプライバシーの関係。事業者が注意すべき設置のポイント
※カメラの設置に際しては、利用目的の通知を適切に行うとともに、映像の目的外利用を決して行わないことが求められます。適切なデータの取り扱いについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
  ▶「カメラ画像の取り扱いについて
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