現場監督がカメラを活用すべき理由|選び方と導入事例を紹介

防犯カメラ

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現場の進捗確認のために何度も足を運び、大量の報告書作成に追われる現場監督の方も多いのではないでしょうか。現場監督の負担を軽減し、業務を効率化する鍵がカメラの活用です。

現場の映像をリアルタイムで把握できれば、進捗確認や安全管理の精度が向上します。さらに遠隔から的確な指示を出すことも可能になり、事故防止や人材育成など、多岐にわたる業務課題の解決も期待できます。

この記事では、現場監督がカメラを活用すべき理由、現場環境に適したカメラの選び方、そして実際の導入事例を紹介します。

現場監督がカメラを活用すべき理由

現場監督イメージ画像

建設現場におけるカメラの役割は、記録を残すためだけではありません。人手不足が深刻化する中、カメラは効率化と安全性の両立を支える重要なツールとなっています。

ここでは、現場監督がカメラを活用すべき4つの理由を紹介します。

  • 現場の状況確認と進捗管理の効率化
  • 事故の予防と迅速な対応
  • 防犯の強化
  • 人材育成への活用

現場の見える化と効率化につながるカメラの使い方を見ていきましょう。

1.現場の状況確認と進捗管理の効率化

現場監督がカメラを活用すべき理由は、現場の状況確認と進捗管理を効率化できる点にあります。ネットワークに接続したカメラを設置すれば、本社・支店・自宅など、場所を問わずリアルタイムに映像を確認できるうえ、複数現場の状況も把握できます。

さらに、遠隔臨場を実現できれば、現地に行かずに確認・立ち合いが可能です。遠隔臨場は国土交通省が推進する仕組み(※1)で、現場の映像と音声をリアルタイムで共有しながら離れた場所から段階確認や材料確認が行えます。

遠隔臨場 イラスト

これまで現場に移動して対応していた業務がオンラインで完結するようになるため、移動時間を大幅に削減可能です。とくに複数現場を担当する場合は交通費や宿泊費などのコスト削減にもつながります。

ただし、遠隔臨場には高画質な映像や安定した通信環境が必要です。すべてのカメラが対応しているわけではないため、用途に合わせた機種選びが欠かせません。

遠隔臨場の詳細については以下のページも参考にしてみてください。

2.事故の予防と迅速な対応 

現場へのカメラの導入は、安全管理の質を高めるのに役立ちます。

重機が動くエリアや高所作業、立ち入り禁止区域などをすぐに確認できる状態にしておけば、危険な行動やヒヤリハットを早い段階で発見できます。異常を発見した際は、適切な指示や応援要請を迅速におこなえるため、対応の遅れによる二次災害のリスクも軽減可能です。

また、人の目が届きにくい死角もカバーできるため、事故の未然防止につながります。

3.防犯の強化 

工事現場の防犯には、カメラの導入が有効です。建設現場では資材や工具を一時的に置いたままにすることが多く、盗難被害のリスクがあります。現場事務所のパソコンや電話機などを狙った事務所荒らしが発生するケースもあります。

防犯カメラは犯罪の抑止力になります。警備員がいない夜間や休日でも、カメラが常に稼働していることで、犯罪を抑止する効果が期待できます。万が一、盗難や破壊行為が発生しても、録画映像が犯人の特定や被害状況の把握に役立ちます。

4.人材育成への活用 

カメラは人材教育の分野でも有用です。撮影した映像を教材として活用すれば、現場での作業内容や安全手順を具体的に示せるため、より実践的な技術指導が可能になります。

また、遠隔から映像を確認できる環境があれば、熟練者が現場に行かなくても適切な指導をおこなえます。リアルタイムで作業を見ながらアドバイスできるため、若手や新入社員の育成に効果的です。

現場監督向け|カメラを選ぶポイント

現場監督向け カメラを選ぶポイント

現場監督がカメラを選ぶ際は、現場特有の条件や目的に合った機能が備わっているかチェックしましょう。具体的なポイントは以下のとおりです。

  • 設置・移設の容易さとコスト
  • 現場環境に適した電源方式
  • 現場で使える操作性
  • 用途別のカメラタイプ選定
  • IP66以上の防水・防塵性能

現場の課題にあわせて、機能と運用のバランスの見極めが大切です。

設置・移設の容易さとコスト

建設現場では工期や作業エリアの変更が発生しやすいため、低コストで手軽に設置・移設できるカメラを選ぶことが重要です。設置・移設に手間やコストがかかると、その都度作業が滞り、費用対効果の判断にも時間を要します。

配線工事の負担を抑えるには、クラウド対応のカメラが効果的です。録画データをインターネット経由でクラウドに直接保存できるため、録画機との配線が不要になります。

なお、LTE通信機能が内蔵されているタイプであれば、現場にインターネット環境や無線LANがなくても、配線工事不要で利用可能です。

従来のオンプレミス型カメラとクラウド型カメラの詳細な違いは、以下の記事も参考にしてみてください。

現場環境に適した電源方式

建設現場でカメラを運用する際は、安定した電源確保が重要です。現場の状況に応じて、以下のような電源方式から選択できます。

仮設電源を利用する場合は、延長ケーブルでカメラまで配線します。ただし、配線の安全性の確保が欠かせません。電源設備がない場所では、ソーラーパネルで充電するタイプやバッテリー内蔵タイプが選択肢となります。

ソーラーパネルタイプは日中の太陽光で電力を確保できますが、日照条件や天候の影響を受けます。バッテリータイプは定期的な充電が必要ですが、天候に左右されません。現場の環境と運用方法に応じて、最適な方式を選ぶことが大切です。

▼バッテリー式とソーラー充電式の違いは、以下の記事で詳しく解説しています。

現場で使える操作性

ウェアラブル型カメラを導入する場合、現場での操作性が特に重要です。建設現場では足場が不安定な場所での作業が多いため、片手で扱えるシンプルな操作性や、軽量で負担になりにくい設計が求められます。

また、手袋をつけたままでもボタンが押しやすいこと、強い日差しの屋外でも画面が見やすいことなども、安全かつ確実に撮影するうえで欠かせません。

ウェアラブル型には作業者の視点をそのまま記録できるという利点があるため、現場環境に適した操作性を備えた機種を選ぶことが重要です。

用途別のカメラタイプ選定 

現場にカメラを導入する目的を明確にすると、適切なカメラタイプが見えてきます。用途に合ったカメラを選ぶことで、投資効果を最大化できるといえます。

防犯や盗難対策を重視する場合は、固定設置型のカメラが効果的です。常に一定の場所を録画できるため、資材置き場や出入口、事務所周辺など、トラブルの起こりやすい箇所をカバーできます。

広い現場全体を確認する場合は、360度カメラやPTZ(パン・チルト・ズーム)機能付きカメラも選択肢となります。360度カメラは死角のない常時確認に適し、PTZカメラは状況に応じて特定箇所を詳細に確認したい場合に有効です。

一方、遠隔臨場や作業確認を目的とする場合は、ウェアラブル型が適しています。ヘルメットや作業服に装着できるため、両手を自由に使いながら映像や音声を共有可能です。現場の規模や確認したい対象、運用体制などを考慮して選定することが重要です。

IP66以上の防水・防塵性能

屋外の建設現場で使用するカメラには、IP66以上の防水・防塵性能が推奨されます。

IP66は、あらゆる方向からの強い噴流水に耐え、粉じんの侵入を完全に防ぐ保護等級です。突然の雨や砂埃が予想される現場でも正常に作動し、長期間安定した運用が可能になります。なお、水没の可能性がある現場ではIP67以上を検討しましょう。

▼カメラのIP規格に関しては、以下の記事で解説しています。

現場監督向けのカメラなら「Safie」

セーフィーのクラウド録画サービスをあらわした図

ここまで紹介してきた選定ポイントを満たすのが、クラウド録画サービス「Safie(セーフィー)」です。

Safieは、カメラをインターネットに接続するだけで映像をクラウドに保存できるため、録画機やレコーダーの設置が不要です。現場にいなくても、スマートフォンやパソコンからいつでも映像を確認でき、現場監督の業務効率化に役立ちます。

特に建設現場での利用に適している点は、複数台のカメラを一括管理できる機能です。複数の現場を同時に確認でき、移動時間の削減に直結します。また、HD画質(約100万画素)で最大30fpsのなめらかな映像により、作業の細かい動きまで鮮明に記録できるのも特長です。

遠隔臨場への対応はもちろん、現場管理や安全教育など、建設現場が抱えるさまざまな課題解決に役立ちます。

現場監督におすすめのSafieカメラ

Safieのカメラシリーズの中でも、現場監督におすすめなのがSafie Pocket(セーフィー ポケット)シリーズと、Safie GO(セーフィーゴー)シリーズです。

Safie Pocket シリーズ

Safie Pocketシリーズのキービジュアル

Safie Pocket シリーズは、作業者が身につけて使うウェアラブル型のクラウドカメラです。胸元やヘルメットなどに装着でき、作業者が見ている景色をそのまま映像として記録できます。LTE内蔵のためインターネット回線が必要なく、電源を入れてカバーを開けるだけで撮影・録画できます。

IP67相当の防水・防塵性能により過酷な現場環境にも対応し、特に遠隔臨場のシーンで力を発揮します。現場の進捗確認や材料の検査、作業手順の確認など、細かな判断が必要な場面でも、リアルタイムで映像を共有できます。通話機能付きで、映像と音声による双方向のコミュニケーションも可能です。

モデル画像特長防水防塵
Safie Pocket2Safie Pocket2シンプルな機能構成のエントリーモデルIP67
Safie Pocket2 PlusSafie Pocket2 Plus遠隔業務に必要な機能をフルパッケージIP67
※レンタル料金はお問い合わせください

Safie GO シリーズ

Safie GO キービジュアル

Safie GO シリーズは、屋外の建設現場に適したクラウドカメラです。ポールや仮設柱、フェンスなどに固定でき、現場全体の様子を継続的に記録できます。IP66相当の防水・防塵性能により、雨や風、粉じんといった過酷な環境でも長期間安定して運用可能です。

LTE通信に対応しており、電源さえ確保できれば屋外の仮設現場でも簡単に設置・運用が可能です。いくつかのモデルがあり機能・性能は製品によって異なりますが、たとえば360°を確認できる「Safie GO 360(セーフィー ゴー サンビャクロクジュウ)」、PTZ操作が可能な「Safie GO PTZ」、GPS機能付きの「Safie GO PTZ Plus」などがあります。

モデル画像特長防水防塵
Safie GO 180Safie GO 180180度の広角レンズIP66
Safie GO 360Safie GO 360360度全方位を撮影IP66
Safie GO PTZSafie GO PTZPTZ操作が可能IP66
Safie GO PTZ PlusSafie GO PTZ PlusGPS搭載で設置位置を確認IP66
Safie GO PTZ AISafie GO PTZ AIエッジAI搭載で人物検出可能IP66
※レンタル料金はお問い合わせください

Safie導入で現場監督の業務効率化につながっている事例

Safieの導入により、現場監督の業務効率が向上している事例を紹介します。

  • フクダハウジング株式会社
  • 大鎮キムラ建設株式会社
  • 東海旅客鉄道株式会社(JR東海)
  • アエラホーム株式会社

※各事例内容は取材当時のものです。

フクダハウジング株式会社

フクダハウジング株式会社様:カメラ設置画像

新潟県で不動産、マンション管理など幅広く展開するフクダハウジング株式会社では、現場監督の移動時間が課題となっていました。

同社の建築部建設課では、1人の現場監督が3〜4棟の住宅を担当しており、各現場を行き来するために多くの時間を費やしていました。遠方の現場では往復に数時間かかり、確認作業や品質管理に割ける時間が減ってしまうのが悩みでした。

そこで注目したのがSafieのクラウドカメラです。導入を検討するにあたり、セーフィーが提供する「オペレーション表」を活用し、現場監督の業務の中でどの作業がリモート対応可能かを可視化しました。想像以上に多くの業務がカメラで代替できることがわかり、導入の効果と費用対効果を明確に把握できたことが決め手でした。

導入後、基礎工事中の現場監督の訪問回数が減り、移動時間は1/3~1/2まで短縮しています。遠隔で安全確認や進捗確認ができるため、現地へ行くのは検査時のみで済むようになりました。空いた時間を品質向上や協力会社との打ち合わせに充てられるようになり、現場全体の生産性が向上しています。

大鎮キムラ建設株式会社

大鎮キムラ建設株式会社様:画像

北海道苫小牧市に本社を置く大鎮キムラ建設株式会社は、地域密着型のハウスメーカーとして、苫小牧・室蘭・日高・千歳エリアで多くの戸建住宅を手がけています。常時複数の工事が並行して進む中、同社が抱えていた課題は、現場監督の移動時間の多さと、現場の防犯でした。

現場監督は広範囲に点在する現場を何度も巡回する必要があり、1現場あたりの往復が4時間に及ぶことも珍しくありません。複数現場を掛け持ちする監督にとっては、移動だけで1日の大半が終わってしまうケースもありました。加えて、ゴミの不法投棄などのトラブルが発生し、防犯の必要性も高まっていました。

以前は基礎工事の完了までにひとつの現場を6回ほど訪問していたものの、Safie導入後は1回程度で済むようになりました。1回の移動に約3時間を要していたため、1現場あたり最大15時間の移動時間削減を達成しています。その分の時間を品質確認や顧客対応などの業務に充てられるようになり、現場監督の負担軽減とサービス品質の向上が同時に実現しました。

東海旅客鉄道株式会社(JR東海)

JR東海の導入事例

東海旅客鉄道株式会社は、東京から大阪を結ぶ東海道新幹線や12線区の在来線を運営しています。JR東海の建設工事部土木工事課では、駅や鉄道橋の改良、立体交差化など、長期にわたる大規模工事を多数手がけています。現場の多くは本社から片道3〜4時間かかる遠隔地に位置しており、現場監督や管理者の移動時間が大きな負担になっていました。

そこで選んだのがSafieのクラウドカメラでした。鉄道工事は長期にわたり、工事の進捗にあわせて撮影箇所が変わるため、自社で柔軟にカメラを移設できる点を評価しています。また、Safieが業界シェアNo.1であること、AI活用など将来的な機能拡張への期待も大きな理由です。

導入後は現場訪問が週1回程度に減少しています。遠隔臨場を通じて安全確認・進捗確認を行えるようになり、現場の作業品質を落とさずに生産性を高められています。

映像を通じて施工会社と同じ情報を共有できるようになり、打ち合わせや確認作業のスピードも向上しました。加えて、受発注者間の共通認識も深まり、安全管理と進捗管理の精度が向上しています。

アエラホーム株式会社

アエラホーム株式会社様:画像

創業60年以上の歴史をもつアエラホーム株式会社は、高気密・高断熱住宅を手がける老舗ハウスメーカーです。全国に拠点を構えながらも、現場監督の人手不足や若手教育の難しさといった課題に直面していました。

同社の現場監督は、1人あたり複数の現場を担当しており、各地を行き来する負担が大きくなっていました。経験の浅い若手監督の育成にも課題があり、「限られた人数で、どうすればすべての現場をしっかりと管理できるか」が長年の悩みでした。

そうした中で注目したのが、Safie Pocket2でした。決め手となったのは汎用性の高さです。定点カメラのように設置して全体を撮影できるだけでなく、必要に応じて持ち運びながら細部を映せる点が現場に適しているためです。

導入後は、若手が現場で撮影した映像をベテランが本社や別拠点からリアルタイムで確認し、その場で指示を出す仕組みを構築しました。若手は判断に迷った際にすぐ相談できる環境が得られたため、心理的な不安の軽減につながっています。ベテラン側も現場を訪問せずに的確なアドバイスができるため、移動時間と確認工数の削減になっています。

現場にカメラを導入して業務を効率化させよう

ウェアラブルカメラを胸ポケットに設置している画像

現場監督がカメラを導入することにより、現場の状況確認や進捗管理の効率化、事故防止、防犯強化、人材育成など、多岐にわたる効果を期待できます。重要なのは、現場の課題や環境に応じて、適切な機能・仕様を持つカメラを選ぶことです。

設置の容易さ、電源方式、操作性、用途別の機能、防水・防塵性能など、本記事で紹介したポイントを参考に、自社の現場に最適なカメラを検討してみてください。

クラウドカメラであれば、初期投資をできるだけ抑えながら段階的な導入も可能です。まずは課題の大きい現場から試験的に導入し、効果を確認しながら展開していくのもひとつの方法です。現場でのクラウドカメラの活用方法は、以下の資料をぜひ参考にしてみてください。

建設業界向け活用ガイドと導入事例集
建設業界向けクラウドカメラ活用ガイド
建設業界におけるクラウドカメラの活用方法と導入事例をご紹介しています。

※1 出典:“建設現場における「遠隔臨場」を本格的に実施します~実施要領(案)の策定と事例集を発刊~”. 国土交通省. 2022-3-29(参照 2025-12-26)

※テクノ・システム・リサーチ社調べ「ネットワークカメラのクラウド録画サービス市場調査(2024)」より、エンジン別カメラ登録台数ベースのシェア(55.3%)。
※顧客や従業員、その他の生活者など人が写り込む画角での防犯カメラの設置・運用開始には、個人情報保護法等の関係法令の遵守に加え、写り込む人々、写り込む可能性のある人々のプライバシーへの配慮が求められます。防犯カメラとプライバシーの関係については、こちらの記事で詳しく解説しています。
  ▶「防犯カメラとプライバシーの関係。事業者が注意すべき設置のポイント
※カメラの設置に際しては、利用目的の通知を適切に行うとともに、映像の目的外利用を決して行わないことが求められます。適切なデータの取り扱いについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
  ▶「カメラ画像の取り扱いについて
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